JP2002341954A - 押しボタンユニット - Google Patents

押しボタンユニット

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JP2002341954A
JP2002341954A JP2002012886A JP2002012886A JP2002341954A JP 2002341954 A JP2002341954 A JP 2002341954A JP 2002012886 A JP2002012886 A JP 2002012886A JP 2002012886 A JP2002012886 A JP 2002012886A JP 2002341954 A JP2002341954 A JP 2002341954A
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重夫 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被取付けパネルの表側から差し込むだけで取
付けることができ、信頼性の高い押しボタンユニットを
提供する。 【解決手段】 ボタン部30にはシャフト32が連接さ
れている。スプリング40を介装して、このシャフト3
2をグロメット50の挿通孔51に挿入し、抜け止め手
段(52、33)によってボタン部30をグロメット5
0に組付ける。グロメット50は、被取付けパネルの取
付け孔の裏面側の開口縁に係合する係合爪54と、同取
付け孔の表面側の開口縁に当接するフランジ53とを有
し、取付け孔に挿入するだけでワンタッチで被取付けパ
ネルに装着される。ボタン部30を押すと、シャフト3
2がグロメットの脚部先端側から突出し、リセットスイ
ッチなどの作動シャフトを押すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のメ
ータパネルに取付けられるリセットノブなどに好適な押
しボタンユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などのインストゥールメントパネ
ルには、スピードメータやタコメータなどの各種計器類
が取付けられたメータパネルが装着されており、スピー
ドメータには、走行距離の累計を表示する距離計の他
に、運転者が任意にリセットすることができるトリップ
メータと称される距離計が併設されている。
【0003】従来、このリセットシャフトへのリセット
ノブの取付けは、メータパネルを装着する際にリセット
シャフトをメータパネルの裏側から該パネルの孔に手探
りで挿入し、パネルから突出した上記リセットシャフト
にリセットノブを装着することにより行っていた。しか
し、この方法では、メータパネルの装着時の作業が難し
く、組付け作業性が悪いという問題があった。
【0004】このため、特開平10−236185号に
は、リセットノブを予めメータパネルに取付けておき、
メータパネルを取付けた状態でリセットノブを押すと、
リセットノブに連接したシャフトが、上記リセットシャ
フトに当接してリセットシャフトを押すようにしたもの
が開示されている。
【0005】このリセットノブ取付け構造では、リセッ
トノブに連接したシャフトをメータパネルの孔に挿入す
る際に、リセットノブとメータパネルとの間にスプリン
グを介装してリセットノブを突出方向に付勢すると共
に、メータパネルの裏側で上記シャフトに抜け止め部材
を取付けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平10−236185号のリセットノブ取付け構造に
おいては、リセットノブを取付ける際のパーツ数が多
く、部品管理が難しいという問題があった。
【0007】また、メータパネル自体に、リセットノブ
の軸部をスライド可能に挿通するための軸受や、スプリ
ングの受け部などを形成する必要があり、パネル加工が
複雑となるという問題があった。
【0008】更に、リセットノブをメータパネルの装着
前にメータパネルに取付けておく必要があると共に、リ
セットノブのシャフトをメータパネルの孔に表側から差
し込んで、裏側で抜け止め部材を装着しなければならな
いので、リセットノブのメータパネルへの取付け作業自
体が煩雑であった。
【0009】したがって、本発明の目的は、被取付けパ
ネルへの取付け時のパーツ数が少なくてすみ、被取付け
パネルの加工が容易であり、しかも被取付けパネルの表
側から差し込むだけで取付けることができるボタンユニ
ットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1は、シャフトが連接されたボタン部
と、このボタン部の前記シャフトがスライド可能に挿通
されると共に、被取付けパネルの取付け孔に嵌合する脚
部を有するグロメットと、前記シャフトを前記グロメッ
トに挿通した状態で、前記ボタン部を突出方向に付勢す
るスプリングと、前記ボタン部の前記グロメットに対す
る抜け止め手段とを備えていることを特徴とする押しボ
タンユニットを提供するものである。
【0011】上記発明によれば、例えば自動車のメータ
パネルなどの取付け孔に、押しボタンユニットのグロメ
ットの脚部を挿入するだけで、グロメットの脚部がメー
タパネルの取付け孔に嵌合するので、押しボタンユニッ
トをワンタッチで取付けることができる。
【0012】また、押しボタンを取付けるのに必要な個
々の部品を予めユニット化しておくことにより、取付け
時のパーツ数を少なくして部品管理を容易にすることが
できると共に、被取付けパネルには取付け孔を設けるだ
けですむので、パネル加工を容易にすることができる。
【0013】そして、常時は、スプリングによってボタ
ン部が突出方向に付勢されており、このボタン部をスプ
リングに抗して押すことにより、ボタン部に連接された
シャフトがグロメットの脚部側から突出して、被取付け
パネルの裏側に配置されたリセットシャフトなどの作動
部材を連動させることができる。
【0014】本発明の第2は、前記第1の発明におい
て、前記シャフトの途中に凹部が形成されており、前記
ボタン部を押し込んだ状態で、前記凹部が前記グロメッ
トの脚部内周に位置するように構成されている押しボタ
ンユニットを提供するものである。
【0015】上記発明によれば、押しボタンユニットを
被取付けパネルの取付け孔に挿入するとき、ボタン部を
押し込むことにより、シャフトの凹部がグロメットの脚
部内周に位置するので、グロメットの脚部がシャフトの
凹部に入り込んで縮径し、取付け孔に脚部を挿通させて
係合させることができる。また、押しボタンユニットを
被取付けパネルの取付け孔に取付けると、スプリングに
よってボタン部が元の位置に復帰し、シャフトの凹部で
ない部分が脚部内周に位置するので、脚部が縮径できな
くなり、取付け孔から外れることが防止される。
【0016】本発明の第3は、前記第1又は第2の発明
において、前記シャフト先端が複数に分割された係合爪
をなし、これらの係合爪が前記グロメットの開口縁に係
合して抜け止めがなされると共に、これらの係合爪の間
に、前記シャフトに連動すべき作動シャフトが挿入され
るように構成されている押しボタンユニットを提供する
ものである。
【0017】上記発明によれば、シャフト先端の係合爪
がグロメットの開口縁に係合して抜け止めがなされる。
また、被取付けパネルに装着した状態では、作動シャフ
トが係合爪の間に挿入されることによって、ボタン部の
シャフトと作動シャフトとが確実に連動すると共に、係
合爪が縮径できなくなるのでグロメットから外れるのを
防止できる。
【0018】本発明の第4は、前記シャフト先端に係止
部が設けられ、この係止部に抜け止めプレートが係合し
ており、この抜け止めプレートの外径は、前記グロメッ
トの挿通孔の内径よりも大きく、前記被取付けパネルの
取付け孔の内径よりも小さい押しボタンユニットを提供
するものである。
【0019】上記発明によれば、シャフト先端に抜け止
めプレートを設けたことにより、被取付けパネルの内側
に配置されるリセットシャフト等の位置に多少のバラツ
キがあっても、抜け止めプレートが該リセットシャフト
等に当るため、リセットシャフト等の位置決め精度に関
する許容度を高めることができる。
【0020】また、抜け止めプレートによってシャフト
の抜け止めがなされるので、ボタン部に抜け止め用の係
合孔等を設ける必要がなく、ボタン部の外観を良好にす
ることができる。
【0021】更に、抜け止めプレートの外径は、グロメ
ットの挿通孔の内径よりも大きいので、グロメットの挿
通孔の開口部に係合してシャフトの抜け止め作用をなす
と共に、被取付けパネルの取付け孔の内径よりも小さい
ので、被取付けパネルの表側から取付け孔に差し込むだ
けで取付けることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1〜6には本発明による押しボ
タンユニットの一実施形態が示されている。図1は同押
しボタンユニットの分解斜視図、図2は同押しボタンユ
ニットの斜視図、図3は同押しボタンユニットを示し、
(a)は正面図、(b)は平面図、(c)左側面図、
(d)は(a)におけるA−A矢示線に沿った断面図、
(e)は正面断面図、図4は同押しボタンユニットを被
取付けパネルの孔に取付ける工程の前半を示す断面図、
図5は同押しボタンユニットを被取付けパネルの孔に取
付ける工程の後半を示す断面図、図6は同押しボタンユ
ニットが適用されるメーターパネルを示す斜視図であ
る。
【0023】図6に示すように、自動車のインストゥー
ルメントパネル10には、メータパネル11が取付けら
れており、このメータパネル11に、スピードメータ1
2、タコメータ13、燃料計14などが装着されてい
る。そして、スピードメータ12には、図示しない走行
距離の累計を表示する距離計や、運転者が任意にリセッ
トすることができるトリップメータと称される距離計が
取付けられている。このトリップメータのリセットノブ
として、本発明による押しボタンユニット20が取付け
られている。
【0024】図1〜3に示すように、この押しボタンユ
ニット20は、ボタン部30と、スプリング40と、グ
ロメット50とで構成されている。ボタン部30及びグ
ロメット50は、それぞれ合成樹脂の一体成形品からな
り、スプリング40は、金属バネ材料からなっている。
【0025】ボタン部30は、円筒キャップ状の本体3
1と、この本体31の閉塞端面から軸心方向に伸びて、
本体31の開口部から突出するシャフト32とで構成さ
れている。本体31の周壁の対向する2箇所には、軸方
向に伸びる透孔33が形成されている。また、本体31
の内周の1箇所には、軸方向に伸びるリブ34が形成さ
れている。更に、シャフト32の途中には、外周の対向
する箇所を切り欠いてなる凹部35が形成されている。
更にまた、本体31の奥方にはシャフト32から放射状
に伸びるリブからなるバネ座36(図3参照)が形成さ
れている。
【0026】スプリング40は、通常の圧縮コイルバネ
からなり、シャフト32の外周に装着されて、その一端
はグロメット50の基端に係合し、他端はボタン部30
の上記バネ座36に係合支持されている。
【0027】グロメット50は、その中心にシャフト3
2の挿通孔51を有し、基端部外周の対向する2箇所に
係合爪52が形成されている。係合爪52は、ボタン部
30の本体31の前記透孔33に嵌入し、透孔33に沿
ってスライド可能とされると共に、透孔33の端部に係
合してグロメット50とボタン部30との抜け止め手段
を構成している。
【0028】グロメット50の中間部には、前記ボタン
部30の本体31の開口縁に係合するフランジ部53が
形成されている。フランジ部53より先端側は、全体と
して角筒状をなし、この対向する周壁に片持ち梁状に形
成された係止爪54が設けられている。係止爪54の外
周は、コ字状に形成されたスリット55をなし、外方か
ら押圧力が作用すると、スリット55内に弾性的に撓む
ようになっている。なお、上記フランジ部53より先端
側が本発明における脚部を構成している。
【0029】ボタン部30は、そのシャフト32外周に
スプリング40を装着し、シャフト32をグロメット5
0の挿通孔51の基端側から挿入し、グロメット50の
係合爪52をボタン部本体31のスリット33に係合さ
せることにより、グロメット50に組み付けられてい
る。
【0030】この状態で、ボタン部30は、スプリング
40により、その本体31がグロメット50に対して突
出する方向に常時付勢され、グロメット50の係合爪5
2が本体31のスリット33に係合して抜け止めされて
いる。また、スプリング40に抗して本体31をグロメ
ット50に対して押し込むと、シャフト32がグロメッ
ト50の先端(脚部側)から突出するようになってい
る。
【0031】一方、図2に示すように、自動車のメータ
パネル11には、パネル裏面に向けて突出する円筒状の
収容部15が形成され、この収容部15の内側に押しボ
タンユニット20を収容する凹部16が形成されてい
る。更に、円筒状の収容部15の端面には、前記グロメ
ット50の脚部が嵌着される取付け孔17が形成されて
いる。
【0032】次に、この押しボタンユニット20の使用
方法について説明する。この押しボタンユニット20
は、自動車のメータパネル11を装着した後、その表側
から凹部16に挿入するだけでワンタッチで取付けるこ
とができる。
【0033】すなわち、図4(a)に示すように、押し
ボタンユニット20をメータパネル11の凹部16に挿
入すると、グロメット50の係合爪54が取付け孔17
に当接する。このとき、ボタン部30のシャフト32の
凹部35でない部分が係合爪54の内側に位置している
ので、係合爪54は内側に撓むことできず、取付け孔1
7内に挿入できない。
【0034】その結果、図4(b)に示すように、ボタ
ン部30がスプリング40に抗してグロメット50に押
し込まれ、シャフト32がグロメット50の挿通孔51
から突出する。そして、シャフト32の凹部35が係合
爪54の内側に位置すると、図4(c)に示すように、
係合爪54が凹部35内に入り込んで内側に撓み、グロ
メット50の脚部が取付け孔17内に挿入される。
【0035】図5(a)に示すように、係合爪54が取
付け孔17を通過すると、弾性復帰して拡開し、取付け
孔17の裏側の開口縁に係合する。また、取付け孔17
の表側の開口縁には、フランジ53が当接するので、取
付け孔17の周縁を係合爪54とフランジ53とで挟持
して、押しボタンユニット20がメータパネル11に固
定される。このように押しボタンユニット20を取付け
孔17に押し込むだけでワンタッチでメータパネル11
に取付けることができる。
【0036】その後、図5(b)に示すように、スプリ
ング40の付勢力でシャフト32がスライドしてボタン
部30が押出され、ボタン部30の頭部がメータパネル
11からやや突出した状態で配置される。この状態で
は、シャフト32の凹部35でない部分が係合爪54の
内側に配置されるので、係合爪54が内側に撓むことは
なく、押しボタンユニット20が取付け孔17から外れ
ることはない。
【0037】なお、メータパネル11の裏側には、スピ
ードメータ12の距離計をリセットするリセットスイッ
チの作動シャフトが配置されている。そして、ボタン部
30を押すと、シャフト32がグロメット50の脚部先
端から押出され、上記作動シャフトを押して距離計をリ
セットするようになっている。
【0038】図7には、本発明の押しボタンユニットの
他の実施形態が示されている。この実施形態では、ボタ
ン部30のシャフト32先端面に、リセットスイッチ1
8の作動シャフト19を受け入れる凹部38が形成され
ている。これによって、押しボタンユニットのシャフト
32と、リセットスイッチ18の作動シャフト19との
係合を確実にすることができる。
【0039】図8には、本発明の押しボタンユニットの
更に他の実施形態が示されている。この実施形態では、
ボタン部30のシャフト32先端に、2つに分かれた係
合爪37、37が形成されている。これらの係合爪3
7、37は、シャフト32をグロメット50の貫通孔5
1に挿入するときには内側に撓んで挿入が可能となり、
グロメット50の貫通孔51から突出すると、弾性復帰
して拡径することにより貫通孔51の先端部開口縁に係
合し、グロメット50に対するシャフト32の抜け止め
手段として機能する。
【0040】また、これらの係合爪37、37の間に、
リセットスイッチ18の作動シャフト19を挿入するこ
とにより、押しボタンユニットのシャフト32と、リセ
ットスイッチ18の作動シャフト19との係合を確実に
することができると共に、係合爪37、37が内側に撓
むことを阻止して、シャフト32がグロメット50から
抜けてしまうことを確実に防止することができる。
【0041】図9には、本発明の押しボタンユニットの
更に他の実施形態が示されている。この実施形態では、
グロメット50の挿通孔51の脚部側先端内周51a
が、開口部側に向けて広がるテーパ状をなしており、リ
セットスイッチ18の作動シャフト19先端が、上記グ
ロメット50の内周51aに挿入されて、その内部に配
設されたシャフト32先端に当接している。この態様に
おいても、押しボタンユニットのシャフト32と、リセ
ットスイッチ18の作動シャフト19との係合を確実に
することができる。
【0042】図10〜15には、本発明の押しボタンユ
ニットの更に他の実施形態が示されている。なお、前記
実施形態と実質的に同じ部分には同符合を付してその説
明を省略することにする。
【0043】この実施形態では、シャフト32の先端面
32aに、軸方向に板状をなして突出する係止部60が
設けられ、この係止部60は、その中間部両側に切欠き
61が形成されている。
【0044】この係止部60に対応して、抜け止めプレ
ート65が設けられている。抜け止めプレート65は、
図13に示すように、正方形のフランジ部66と、この
フランジ部66の裏面側に突設されたボス部67と、こ
のボス部67の中心に形成された孔68を有している。
孔68の中間部内周には、孔68の内壁の対向する部分
から突出するリブ69、69が形成され、これらのリブ
69、69の間にスリット70が設けられている。ま
た、リブ69、69の前面には、スリット70の中心に
対して回転対象な位置に突起71が形成されている。
【0045】フランジ部66の外径(この実施形態の場
合は正方形の一辺の長さ)aは、グロメット50の挿通
孔の内径bよりも大きく、かつ、メータパネル11の取
付け孔17の内径cよりも小さくなるように形成されて
いる(図10、11参照)。
【0046】また、ボタン部30のシャフト32の係止
部60を、シャフト抜け止めプレート65の孔68に挿
入すると、シャフト32の端面32aがボス部67の端
面に当接するようになっており、その状態で、係止部6
0の切欠き61が、孔68内周に形成したリブ69に整
合するようになっている。
【0047】したがって、この押しボタンユニット20
aは、図10に示すように、スプリング40をシャフト
32外周に配置した状態で、シャフト32をグロメット
50の挿通孔51に挿入し、挿通孔51の前方からシャ
フト32を突出させる。そして、シャフト32先端の係
止部60を抜け止めプレート65の孔68に挿入し、更
に係止部60の先端を孔68のスリット70に挿通する
と、シャフト32の端面32aがボス部67の端面に当
接する。
【0048】その状態で、抜け止めプレート65を、シ
ャフト32に対して相対的に回動させると、係止部60
の切欠き61に孔68のリブ69が嵌入するので、抜け
止めプレート65をシャフト32に係合することができ
る。なお、係止部60がリブ69の突起71に係合した
位置で回転が停止するので、作業者は係合が確実になさ
れたことを知ることができる。
【0049】したがって、この押しボタンユニット20
aでは、シャフト32が、スプリング40の付勢力でグ
ロメット50の挿通孔51から押出されるとき、抜け止
めプレート65がグロメット50の先端に係合するの
で、シャフト32の抜け止めすることができる。
【0050】また、図10、12に示すように、ボタン
部30の本体31の内周には、軸方向に沿ってリブ72
が形成され、グロメット50の基部外周には、軸方向に
沿って溝59が形成されており、グロメット50の基部
をボタン部30の内周に挿入したとき、リブ72が溝5
9に嵌入して、ボタン部30とグロメット50との間で
回り止めがなされる。
【0051】また、図14、15に示されるように、こ
の押しボタンユニット20aをメータパネル11の凹部
16に挿入し、凹部16内底に形成された取付け孔17
に、抜け止めプレート65が装着された方の端部を挿入
すると、抜け止めプレート65の外径が取付け孔17の
内径よりも小さくされているので、メータパネル11の
前面から取付け孔17に差し込むことができる。
【0052】そして、図14、15の工程(a)〜
(e)に従って、グロメット50の係合爪54が取付け
孔17の内方の開口縁部に係合し、押しボタンユニット
20等をワンタッチで取付けることができる。この取付
け時の係合爪54等の作用は、基本的に前記実施形態と
同様であるため、その説明を省略する。
【0053】こうして、押しボタンユニット20をメー
タパネル11に装着すると、メータパネル11の内側に
配置された図示しないメータ等のリセットスイッチが配
置されていて、リセットスイッチは、上記押しボタンユ
ニット20のシャフト32先端で押すことができる。こ
のとき、シャフト32の先端に取付けられた抜け止めプ
レート65が、比較的広い面積を有しているので、リセ
ットスイッチ等の位置が多少ずれていても押しボタンユ
ニット20で押すことができる。したがって、リセット
スイッチ等の位置決め精度に許容度をもたさせることが
できる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被取付けパネルの表側から該パネルの取付け孔に、押し
ボタンユニットのグロメットの脚部を挿入するだけで、
グロメットの脚部がメータパネルの取付け孔に嵌合する
ので、押しボタンユニットをワンタッチで取付けること
ができる。また、押しボタンを取付けるのに必要な個々
の部品を予めユニット化しておくことにより、取付け時
のパーツ数を少なくして部品管理を容易にすることがで
きると共に、被取付けパネルには取付け孔を設けるだけ
ですむので、パネル加工を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による押しボタンユニットの一実施形態
を示す分解斜視図である。
【図2】同押しボタンユニットの斜視図である。
【図3】同押しボタンユニットを示す図であり、(a)
は正面図、(b)は平面図、(c)左側面図、(d)は
(a)におけるA−A矢示線に沿った断面図、(e)は
正面断面図である。
【図4】同押しボタンユニットを被取付けパネルの孔に
取付ける工程の前半を示す断面図である。
【図5】同押しボタンユニットを被取付けパネルの孔に
取付ける工程の後半を示す断面図である。
【図6】同押しボタンユニットが適用されるメーターパ
ネルを示す斜視図である。
【図7】本発明による押しボタンユニットの他の実施形
態を示す断面図である。
【図8】本発明による押しボタンユニットの更に他の実
施形態を示す断面図である。
【図9】本発明による押しボタンユニットの更に他の実
施形態を示す断面図である。
【図10】本発明による押しボタンユニットの更に他の
実施形態を示す分解斜視図である。
【図11】同押しボタンユニットの斜視図である。
【図12】同押しボタンユニットを示す図であり、
(a)は正面図、(b)は平面図、(c)左側面図、
(d)は(a)におけるA−A矢示線に沿った断面図、
(e)は正面断面図である。
【図13】同押しボタンユニットに用いられる抜け止め
プレートを示す図であり、(a)は背面図、(b)は平
面図、(c)は正面図、(d)は(c)におけるB−B
矢示線に沿った断面図である。
【図14】同押しボタンユニットを被取付けパネルの孔
に取付ける工程の前半を示す断面図である。
【図15】同押しボタンユニットを被取付けパネルの孔
に取付ける工程の後半を示す断面図である。
【符号の説明】
11 メータパネル 16 凹部 17 取付け孔 18 リセットスイッチ 19 作動シャフト 20 押しボタンユニット 30 ボタン部 31 本体 32 シャフト 33 透孔 35 凹部 36 凹部 37 係合爪 40 スプリング 50 グロメット 51 挿通孔 52 係合爪 53 フランジ 54 係合爪 60 係止部 61 切欠き 65 抜け止めプレート 67 ボス部 68 孔 69 リブ 70 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D044 BA04 BA12 BA14 BB01 BC01 BC13 BD05 3J070 AA02 AA07 BA81 CA06 CB37 CD12 CE01 DA02 EA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトが連接されたボタン部と、この
    ボタン部の前記シャフトがスライド可能に挿通されると
    共に、被取付けパネルの取付け孔に嵌合する脚部を有す
    るグロメットと、前記シャフトを前記グロメットに挿通
    した状態で、前記ボタン部を突出方向に付勢するスプリ
    ングと、前記ボタン部の前記グロメットに対する抜け止
    め手段とを備えていることを特徴とする押しボタンユニ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記シャフトの途中に凹部が形成されて
    おり、前記ボタン部を押し込んだ状態で、前記凹部が前
    記グロメットの脚部内周に位置するように構成されてい
    る請求項1記載の押しボタンユニット。
  3. 【請求項3】 前記シャフト先端が複数に分割された係
    合爪をなし、これらの係合爪が前記グロメットの開口縁
    に係合して抜け止めがなされると共に、これらの係合爪
    の間に、前記シャフトに連動すべき作動シャフトが挿入
    されるように構成されている請求項1又は2記載の押し
    ボタンユニット。
  4. 【請求項4】 前記シャフト先端に係止部が設けられ、
    この係止部に抜け止めプレートが係合しており、この抜
    け止めプレートの外径は、前記グロメットの挿通孔の内
    径よりも大きく、前記被取付けパネルの取付け孔の内径
    よりも小さい請求項1又は2に記載の押しボタンユニッ
    ト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012030723A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Daihatsu Motor Co Ltd ヒータコントロールユニットとクラスタをインストルメントパネルに組付ける組付構造
JP2012223657A (ja) * 2012-08-24 2012-11-15 Okamura Corp 椅子

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JP2012030723A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Daihatsu Motor Co Ltd ヒータコントロールユニットとクラスタをインストルメントパネルに組付ける組付構造
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