JPH10334767A - 回転操作型電気部品の組立構造 - Google Patents
回転操作型電気部品の組立構造Info
- Publication number
- JPH10334767A JPH10334767A JP9144062A JP14406297A JPH10334767A JP H10334767 A JPH10334767 A JP H10334767A JP 9144062 A JP9144062 A JP 9144062A JP 14406297 A JP14406297 A JP 14406297A JP H10334767 A JPH10334767 A JP H10334767A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating body
- housing
- contact plate
- coil spring
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Manufacture Of Switches (AREA)
- Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハウジングに対して他の構成部品を簡単に組
み込むことのできる回転操作型電気部品を提供するこ
と。 【解決手段】 内底面に固定接点7が配設された基体8
に筒部8cを立設し、この筒部8cの開口端内面に仮止
め爪8eを形成する。操作軸2aを有する回転体2に支
持軸2dを垂設し、この支持軸2dにコイルスプリング
5を介して可動接点板6を係止して、回転体2とコイル
スプリング5および可動接点板6を一体化する。次に、
回転体2を基体8の筒部8c内に押し込み、コイルスプ
リング5の弾発力によって鍔部2cを仮止め爪8eに係
止することにより、回転体2と基体8との間にコイルス
プリング5と可動接点板6を収納した状態でこれら部品
をユニット化する。最後に、ハウジング1の保持壁1b
内に基体8の筒部8cを挿入し、その挿入途中で鍔部2
cと仮止め爪8eの係止を解除してから、基体8をハウ
ジング1にスナップ結合により固定する。
み込むことのできる回転操作型電気部品を提供するこ
と。 【解決手段】 内底面に固定接点7が配設された基体8
に筒部8cを立設し、この筒部8cの開口端内面に仮止
め爪8eを形成する。操作軸2aを有する回転体2に支
持軸2dを垂設し、この支持軸2dにコイルスプリング
5を介して可動接点板6を係止して、回転体2とコイル
スプリング5および可動接点板6を一体化する。次に、
回転体2を基体8の筒部8c内に押し込み、コイルスプ
リング5の弾発力によって鍔部2cを仮止め爪8eに係
止することにより、回転体2と基体8との間にコイルス
プリング5と可動接点板6を収納した状態でこれら部品
をユニット化する。最後に、ハウジング1の保持壁1b
内に基体8の筒部8cを挿入し、その挿入途中で鍔部2
cと仮止め爪8eの係止を解除してから、基体8をハウ
ジング1にスナップ結合により固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリスイッチ
等の回転操作型電気部品の組立構造に関する。
等の回転操作型電気部品の組立構造に関する。
【0002】
【従来の技術】回転操作型電気部品は各種分野で使用さ
れており、例えば車載用空調装置においては、ロータリ
スイッチを回転操作することにより風量調整を行うもの
が知られている。この場合、ロータリスイッチの単品を
パネルと称せられるハウジングの背面側にねじ止め等で
取付けたものと、ハウジングをロータリスイッチの構成
部品の一部に兼用したものが提案されているが、部品点
数や取付スペースを削減できるという利点があるため、
後者の方が広く採用されている。
れており、例えば車載用空調装置においては、ロータリ
スイッチを回転操作することにより風量調整を行うもの
が知られている。この場合、ロータリスイッチの単品を
パネルと称せられるハウジングの背面側にねじ止め等で
取付けたものと、ハウジングをロータリスイッチの構成
部品の一部に兼用したものが提案されているが、部品点
数や取付スペースを削減できるという利点があるため、
後者の方が広く採用されている。
【0003】従来、このようなロータリスイッチの組立
に際しては、ハウジングの背面側から回転体の操作軸を
軸孔に挿通した後、この回転体にコイルスプリングと可
動接点板を組み込み、最後に、固定接点が配設された基
体をハウジングにスナップ結合して一体化するようにな
っている。そして、組立完了後のロータリスイッチにお
いては、ハウジングの前面側に突出する操作軸を回転操
作すると、コイルスプリングからの弾発力を受けながら
可動接点板が回転体と一体的に回転し、可動接点板が基
体の内底面に配設された固定接点と接離することによ
り、オン/オフの切換え動作が行われる。
に際しては、ハウジングの背面側から回転体の操作軸を
軸孔に挿通した後、この回転体にコイルスプリングと可
動接点板を組み込み、最後に、固定接点が配設された基
体をハウジングにスナップ結合して一体化するようにな
っている。そして、組立完了後のロータリスイッチにお
いては、ハウジングの前面側に突出する操作軸を回転操
作すると、コイルスプリングからの弾発力を受けながら
可動接点板が回転体と一体的に回転し、可動接点板が基
体の内底面に配設された固定接点と接離することによ
り、オン/オフの切換え動作が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の回
転操作型電気部品では摺動部分にグリースを塗布するの
が一般的であり、例えば前述したロータリスイッチの場
合、可動接点板と固定接点との摺動部分や、回転体とコ
イルスプリングとの摺動部分等にグリースを塗布する必
要があり、また、クリック機構を付設した場合は、上記
した摺動部分の他にクリック機構の摺動部分にもグリー
スを塗布する必要がある。
転操作型電気部品では摺動部分にグリースを塗布するの
が一般的であり、例えば前述したロータリスイッチの場
合、可動接点板と固定接点との摺動部分や、回転体とコ
イルスプリングとの摺動部分等にグリースを塗布する必
要があり、また、クリック機構を付設した場合は、上記
した摺動部分の他にクリック機構の摺動部分にもグリー
スを塗布する必要がある。
【0005】しかしながら、前述した従来技術では、ロ
ータリスイッチとして組立完了前の状態で各構成部品が
バラバラであるため、これら部品の必要個所に予めグリ
ースを塗布しておくと、部品管理の段階でグリースに塵
埃等が付着してしまい、組立後のロータリスイッチに動
作不良が発生しやすくなる。このため、組立ラインの段
階で各部品の必要個所にその都度グリースを塗布しなが
ら、これらの部品をハウジングに対して順番に組み込ま
なければならず、組立作業が非常に煩雑であるという問
題があった。
ータリスイッチとして組立完了前の状態で各構成部品が
バラバラであるため、これら部品の必要個所に予めグリ
ースを塗布しておくと、部品管理の段階でグリースに塵
埃等が付着してしまい、組立後のロータリスイッチに動
作不良が発生しやすくなる。このため、組立ラインの段
階で各部品の必要個所にその都度グリースを塗布しなが
ら、これらの部品をハウジングに対して順番に組み込ま
なければならず、組立作業が非常に煩雑であるという問
題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転操作型電
気部品として組立完了前の仕掛り品の状態で、回転体と
基体とを両者の間にコイルスプリングと可動接点板を収
納し、コイルスプリングと可動接点板および基体の固定
接点が周囲から覆われるような状態で仮止めできるよう
にし、基体をハウジングに一体化した組立完了状態で、
上記仮止めを解除することとする。このように構成する
と、仮止めした各構成部品の必要個所に予めグリースを
塗布しておいてもも、そのグリースに塵埃等が付着する
のを防止できるため、組立ラインの段階で、基体をハウ
ジングにスナップ結合するという簡単な作業で回転操作
型電気部品を完成することができる。
気部品として組立完了前の仕掛り品の状態で、回転体と
基体とを両者の間にコイルスプリングと可動接点板を収
納し、コイルスプリングと可動接点板および基体の固定
接点が周囲から覆われるような状態で仮止めできるよう
にし、基体をハウジングに一体化した組立完了状態で、
上記仮止めを解除することとする。このように構成する
と、仮止めした各構成部品の必要個所に予めグリースを
塗布しておいてもも、そのグリースに塵埃等が付着する
のを防止できるため、組立ラインの段階で、基体をハウ
ジングにスナップ結合するという簡単な作業で回転操作
型電気部品を完成することができる。
【0007】また、クリック機構を付設した場合は、ハ
ウジングの内面にクリック用凹凸部を設け、この凹凸部
と係脱する駆動体を回転体に設けた収納孔に挿入し、こ
の収納孔の開口端に駆動体の脱落を防止する突部を形成
し、駆動体を回転体に対して仮止め可能にしたため、組
立ラインの段階で、クリック機構の摺動部にグリースを
塗布すれば、基体をハウジングにスナップ結合するとい
う簡単な作業で回転操作型電気部品を完成することがで
きる。
ウジングの内面にクリック用凹凸部を設け、この凹凸部
と係脱する駆動体を回転体に設けた収納孔に挿入し、こ
の収納孔の開口端に駆動体の脱落を防止する突部を形成
し、駆動体を回転体に対して仮止め可能にしたため、組
立ラインの段階で、クリック機構の摺動部にグリースを
塗布すれば、基体をハウジングにスナップ結合するとい
う簡単な作業で回転操作型電気部品を完成することがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明による回転操作型電気部品
の組立構造では、軸孔を有するハウジングと、前記軸孔
に挿通される操作軸を有する回転体と、この回転体に保
持される可動接点板と、これら回転体と可動接点板との
間に介設されるコイルスプリングと、内底面に複数の固
定接点を有し、前記ハウジングにスナップ結合によって
一体化される基体とを備え、前記基体に仮止め係合部を
有する筒部を立設し、この筒部に収納される前記回転体
を前記コイルスプリングの弾発力によって前記仮止め係
合部に係止し、前記基体と前記ハウジングのスナップ結
合時に、前記回転体と前記仮止め係合部との係止が解除
されるようにした。
の組立構造では、軸孔を有するハウジングと、前記軸孔
に挿通される操作軸を有する回転体と、この回転体に保
持される可動接点板と、これら回転体と可動接点板との
間に介設されるコイルスプリングと、内底面に複数の固
定接点を有し、前記ハウジングにスナップ結合によって
一体化される基体とを備え、前記基体に仮止め係合部を
有する筒部を立設し、この筒部に収納される前記回転体
を前記コイルスプリングの弾発力によって前記仮止め係
合部に係止し、前記基体と前記ハウジングのスナップ結
合時に、前記回転体と前記仮止め係合部との係止が解除
されるようにした。
【0009】また、回転操作型電気部品にクリック機構
を付設する場合は、上記の構成に加えて、ハウジングの
内面にクリック用凹凸部を設け、この凹凸部と係脱する
駆動体を回転体の収納孔にクリックバネを介して挿入す
ると共に、この収納孔の開口端に駆動体の脱落を防止す
る突部を形成すると、組立作業性の点で好適である。
を付設する場合は、上記の構成に加えて、ハウジングの
内面にクリック用凹凸部を設け、この凹凸部と係脱する
駆動体を回転体の収納孔にクリックバネを介して挿入す
ると共に、この収納孔の開口端に駆動体の脱落を防止す
る突部を形成すると、組立作業性の点で好適である。
【0010】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は実施例に係るロータリスイッチの組立完了状態を
示す断面図、図2は図1のロータリスイッチを別方向か
ら見た断面図、図3は該ロータリスイッチに備えられる
可動接点板を回転体に装着する状態を示す斜視図、図4
は該ロータリスイッチに備えられるクリック機構の要部
を示す斜視図、図5は該ロータリスイッチに備えられる
ユニット体をハウジングに組み込む前の仮止め状態を示
す断面図、図6は図5のユニット体を別方向から見た断
面図である。
図1は実施例に係るロータリスイッチの組立完了状態を
示す断面図、図2は図1のロータリスイッチを別方向か
ら見た断面図、図3は該ロータリスイッチに備えられる
可動接点板を回転体に装着する状態を示す斜視図、図4
は該ロータリスイッチに備えられるクリック機構の要部
を示す斜視図、図5は該ロータリスイッチに備えられる
ユニット体をハウジングに組み込む前の仮止め状態を示
す断面図、図6は図5のユニット体を別方向から見た断
面図である。
【0011】図1と図2に示すように、実施例に係るロ
ータリスイッチは、軸孔1aを有するハウジング1と、
ハウジング1の前面側に突出する操作軸2aによって回
転操作される回転体2と、回転体2の上面側にクリック
バネ3を介して保持された駆動体4と、回転体2の下面
側にコイルスプリング5を介して保持された可動接点板
6と、内底面に複数の固定接点7が配設された基体8と
で構成されている。
ータリスイッチは、軸孔1aを有するハウジング1と、
ハウジング1の前面側に突出する操作軸2aによって回
転操作される回転体2と、回転体2の上面側にクリック
バネ3を介して保持された駆動体4と、回転体2の下面
側にコイルスプリング5を介して保持された可動接点板
6と、内底面に複数の固定接点7が配設された基体8と
で構成されている。
【0012】ハウジング1は例えば車載用空調装置の外
殻をなしインストルメントパネル等に取付けられるよう
になっており、実施例に係るロータリスイッチの構成部
品の他に図示せぬプッシュスイッチやキートップ等の部
品が装着されるようになっている。ハウジング1の背面
側に円筒状の保持壁1bが突設されており、この保持壁
1bの開口端に複数の突起1cが形成されている。図4
に示すように、ハウジング1の内面にかまぼこ形のカム
山1dが複数個形成されており、これらカム山1dは軸
孔1aを中心とする同一軌跡上に位置している。
殻をなしインストルメントパネル等に取付けられるよう
になっており、実施例に係るロータリスイッチの構成部
品の他に図示せぬプッシュスイッチやキートップ等の部
品が装着されるようになっている。ハウジング1の背面
側に円筒状の保持壁1bが突設されており、この保持壁
1bの開口端に複数の突起1cが形成されている。図4
に示すように、ハウジング1の内面にかまぼこ形のカム
山1dが複数個形成されており、これらカム山1dは軸
孔1aを中心とする同一軌跡上に位置している。
【0013】回転体2の上面周縁に同一高さの複数の受
部2bが突設されており、これら受部2bはハウジング
1の平坦な内面に当接している。また、回転体2の上面
にその開口端に突部9aを有する収納孔9が穿設されて
おり、前述したクリックバネ3と駆動体4は収納孔9の
内部に挿入されている。図4に示すように、駆動体4の
上面に扇形の当接部4aが形成されており、この当接部
4aはクリックバネ3の弾性力を受けてハウジング1の
カム山1dと線接触するようになっている。一方、回転
体2の周壁に所定角度範囲にわたって鍔部2cが設けら
れ、さらに、回転体2の中央にリング状の凹溝10を介
して支持軸2dが垂設されており、コイルスプリング5
は凹溝10内に挿入されている。この支持軸2dの下面
中央にガイド孔11が穿設されると共に、下端の180
度対向位置にL字状の係止突起2eが形成されており、
後述するように、これら係止突起2eは可動接点板6を
支持軸2dに保持する抜け止め部として機能する。そし
て、可動接点板6の周縁部に複数の接点部6aが形成さ
れており、図3に示すように、可動接点板6の中央に挿
入孔12が穿設されると共に、この挿入孔12の周縁に
大径部12aと小径部12bとが90度おきに交互に形
成されている。
部2bが突設されており、これら受部2bはハウジング
1の平坦な内面に当接している。また、回転体2の上面
にその開口端に突部9aを有する収納孔9が穿設されて
おり、前述したクリックバネ3と駆動体4は収納孔9の
内部に挿入されている。図4に示すように、駆動体4の
上面に扇形の当接部4aが形成されており、この当接部
4aはクリックバネ3の弾性力を受けてハウジング1の
カム山1dと線接触するようになっている。一方、回転
体2の周壁に所定角度範囲にわたって鍔部2cが設けら
れ、さらに、回転体2の中央にリング状の凹溝10を介
して支持軸2dが垂設されており、コイルスプリング5
は凹溝10内に挿入されている。この支持軸2dの下面
中央にガイド孔11が穿設されると共に、下端の180
度対向位置にL字状の係止突起2eが形成されており、
後述するように、これら係止突起2eは可動接点板6を
支持軸2dに保持する抜け止め部として機能する。そし
て、可動接点板6の周縁部に複数の接点部6aが形成さ
れており、図3に示すように、可動接点板6の中央に挿
入孔12が穿設されると共に、この挿入孔12の周縁に
大径部12aと小径部12bとが90度おきに交互に形
成されている。
【0014】基体8は各固定接点7が配設された平板部
8aを有し、この平板部8aの中央にガイド軸8bが立
設されており、回転体2のガイド孔11はこのガイド軸
8bに回転自在に挿入されている。また、平板部8aの
周縁に筒部8cが立設されると共に、平板部8aの背面
にコネクタ部8dが突設されており、各固定接点7から
それぞれ導出する端子13はこのコネクタ部8dの内部
に配設されている。筒部8cは回転体2を内包してお
り、その開口端内面に仮止め係合部である一対の仮止め
爪8eが形成され、後述するように、これら仮止め爪8
eは回転体2と基体8をユニット化する仮止め部として
機能する。また、筒部8cの外面に複数のスナップ爪8
fが形成されており、筒部8cをハウジング1の保持壁
1b内に挿入し、各スナップ爪8fを対応する突起1c
にスナップインすることにより、基体8はハウジング1
に固定される。
8aを有し、この平板部8aの中央にガイド軸8bが立
設されており、回転体2のガイド孔11はこのガイド軸
8bに回転自在に挿入されている。また、平板部8aの
周縁に筒部8cが立設されると共に、平板部8aの背面
にコネクタ部8dが突設されており、各固定接点7から
それぞれ導出する端子13はこのコネクタ部8dの内部
に配設されている。筒部8cは回転体2を内包してお
り、その開口端内面に仮止め係合部である一対の仮止め
爪8eが形成され、後述するように、これら仮止め爪8
eは回転体2と基体8をユニット化する仮止め部として
機能する。また、筒部8cの外面に複数のスナップ爪8
fが形成されており、筒部8cをハウジング1の保持壁
1b内に挿入し、各スナップ爪8fを対応する突起1c
にスナップインすることにより、基体8はハウジング1
に固定される。
【0015】次に、上記の如く構成されたロータリスイ
ッチの組立工程について説明すると、本実施例では、予
めハウジング1以外の各構成部品を仮止め状態にユニッ
ト化した後、最終工程でこのユニット体をハウジング1
に組み込むようになっている。すなわち、まずコイルス
プリング5にグリースを塗布してから凹溝10内に挿入
した後、図3に示すように、大径部12aを係止突起2
eに一致させながら可動接点板6を支持軸2dに挿入
し、この可動接点板6を90度回転して小径部12bを
係止突起2eに係止することにより、回転体2に対して
コイルスプリング5と可動接点板6を組み込んで一体化
する。また、この作業に前後して、回転体2の収納孔9
内にグリースを塗布したクリックバネ3と駆動体4を順
次挿入し、突部9aによって駆動体4の脱落を防止す
る。
ッチの組立工程について説明すると、本実施例では、予
めハウジング1以外の各構成部品を仮止め状態にユニッ
ト化した後、最終工程でこのユニット体をハウジング1
に組み込むようになっている。すなわち、まずコイルス
プリング5にグリースを塗布してから凹溝10内に挿入
した後、図3に示すように、大径部12aを係止突起2
eに一致させながら可動接点板6を支持軸2dに挿入
し、この可動接点板6を90度回転して小径部12bを
係止突起2eに係止することにより、回転体2に対して
コイルスプリング5と可動接点板6を組み込んで一体化
する。また、この作業に前後して、回転体2の収納孔9
内にグリースを塗布したクリックバネ3と駆動体4を順
次挿入し、突部9aによって駆動体4の脱落を防止す
る。
【0016】このように回転体2とコイルスプリング5
および可動接点板6を一体化した後、基体8の内底面に
露出する各固定接点7の表面にグリースを塗布してか
ら、回転体2を基体8の筒部8c内に押し込んで収納
し、回転体2のガイド孔11を基体8のガイド軸8bに
挿入する。その結果、図5と図6に示すように、コイル
スプリング5の弾発力によって可動接点板6は平板部8
aの内底面に押し付けられるが、回転体2は平板部8a
の内底面から離れる方向へ付勢されるため、鍔部2cが
仮止め爪8eに係止されることにより、回転体2と基体
8との間にコイルスプリング5と可動接点板6を収納し
た状態でこれら部品がユニット化される。その際、基体
8の筒部8cによって内部の回転体2とコイルスプリン
グ5および可動接点板6が覆われているため、凹溝10
とコイルスプリング5の摺動部分や可動接点板6と固定
接点7の摺動部分に塗布されたグリースに塵埃等は付着
しにくく、また、駆動体4は突部9aによって収納孔9
からの脱落が防止されているため、クリックバネ3と収
納孔9の摺動部分に塗布されたグリースにも塵埃等は付
着しにくくなっている。したがって、上記ユニット体の
必要個所に予めグリースを塗布した状態で、このユニッ
ト体を管理することができる。
および可動接点板6を一体化した後、基体8の内底面に
露出する各固定接点7の表面にグリースを塗布してか
ら、回転体2を基体8の筒部8c内に押し込んで収納
し、回転体2のガイド孔11を基体8のガイド軸8bに
挿入する。その結果、図5と図6に示すように、コイル
スプリング5の弾発力によって可動接点板6は平板部8
aの内底面に押し付けられるが、回転体2は平板部8a
の内底面から離れる方向へ付勢されるため、鍔部2cが
仮止め爪8eに係止されることにより、回転体2と基体
8との間にコイルスプリング5と可動接点板6を収納し
た状態でこれら部品がユニット化される。その際、基体
8の筒部8cによって内部の回転体2とコイルスプリン
グ5および可動接点板6が覆われているため、凹溝10
とコイルスプリング5の摺動部分や可動接点板6と固定
接点7の摺動部分に塗布されたグリースに塵埃等は付着
しにくく、また、駆動体4は突部9aによって収納孔9
からの脱落が防止されているため、クリックバネ3と収
納孔9の摺動部分に塗布されたグリースにも塵埃等は付
着しにくくなっている。したがって、上記ユニット体の
必要個所に予めグリースを塗布した状態で、このユニッ
ト体を管理することができる。
【0017】このように仮止めされたユニット体は最終
工程でハウジング1に組み込まれてロータリスイッチの
完成品となるが、この場合、ハウジング1の内面に露出
するカム山1dの表面にグリースを塗布してから、ハウ
ジング1の保持壁1b内に基体8の筒部8cを挿入す
る。すると、その挿入途中で回転体2の各受部2bがハ
ウジング1の内面に突き当たり、さらに基体8をコイル
スプリング5に抗して保持壁1b内に押し込むと、図1
と図2に示すように、基体8の仮止め爪8eが回転体2
の鍔部2cから離れ、各スナップ爪8fが対応する突起
1cにスナップインされる。したがって、ハウジング1
をコンベア等でライン搬送する段階で、単にカム山1d
にグリースを塗布すれば、それ以外は基体8をハウジン
グ1にスナップ結合するという簡単な作業でロータリス
イッチを完成することができる。
工程でハウジング1に組み込まれてロータリスイッチの
完成品となるが、この場合、ハウジング1の内面に露出
するカム山1dの表面にグリースを塗布してから、ハウ
ジング1の保持壁1b内に基体8の筒部8cを挿入す
る。すると、その挿入途中で回転体2の各受部2bがハ
ウジング1の内面に突き当たり、さらに基体8をコイル
スプリング5に抗して保持壁1b内に押し込むと、図1
と図2に示すように、基体8の仮止め爪8eが回転体2
の鍔部2cから離れ、各スナップ爪8fが対応する突起
1cにスナップインされる。したがって、ハウジング1
をコンベア等でライン搬送する段階で、単にカム山1d
にグリースを塗布すれば、それ以外は基体8をハウジン
グ1にスナップ結合するという簡単な作業でロータリス
イッチを完成することができる。
【0018】そして、組立完了後のロータリスイッチに
おいて、ハウジング1の前面側に突出する操作軸2aを
摘んで回転体2を正逆いずれかの方向へ回転操作する
と、回転体2に保持された可動接点板6がコイルスプリ
ング5からの弾発力を受けながら一体的に回転し、可動
接点板6の接点部6aが各固定接点7と接離を繰り返す
ことにより、オン/オフの切換え動作が行われる。ま
た、回転体2の回転操作時に、駆動体4の当接部4aが
クリックバネ3の弾性力を受けながらハウジング1のカ
ム山1dと係脱を繰り返すことにより、オン/オフの切
換え動作に連動してクリック(節度)感が生起される。
おいて、ハウジング1の前面側に突出する操作軸2aを
摘んで回転体2を正逆いずれかの方向へ回転操作する
と、回転体2に保持された可動接点板6がコイルスプリ
ング5からの弾発力を受けながら一体的に回転し、可動
接点板6の接点部6aが各固定接点7と接離を繰り返す
ことにより、オン/オフの切換え動作が行われる。ま
た、回転体2の回転操作時に、駆動体4の当接部4aが
クリックバネ3の弾性力を受けながらハウジング1のカ
ム山1dと係脱を繰り返すことにより、オン/オフの切
換え動作に連動してクリック(節度)感が生起される。
【0019】なお、上記実施例では、回転体2と基体8
をユニット化する前に、係止突起2eを用いて回転体2
とコイルスプリング5および可動接点板6を一体化した
場合について説明したが、組立作業は多少煩雑になるも
のの、これらの3部品を一体化しないで回転体2と基体
8をユニット化することも可能である。
をユニット化する前に、係止突起2eを用いて回転体2
とコイルスプリング5および可動接点板6を一体化した
場合について説明したが、組立作業は多少煩雑になるも
のの、これらの3部品を一体化しないで回転体2と基体
8をユニット化することも可能である。
【0020】また、上記実施例では、本発明をクリック
機構付きのロータリスイッチに適用した場合について説
明したが、クリック機構の付設されていないロータリス
イッチやロータリボリューム等の他の回転操作型電気部
品にも適用することが可能である。
機構付きのロータリスイッチに適用した場合について説
明したが、クリック機構の付設されていないロータリス
イッチやロータリボリューム等の他の回転操作型電気部
品にも適用することが可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0022】軸孔を有するハウジングと、前記軸孔に挿
通される操作軸を有する回転体と、この回転体に保持さ
れる可動接点板と、これら回転体と可動接点板との間に
介設されるコイルスプリングと、内底面に複数の固定接
点を有し、前記ハウジングにスナップ結合によって一体
化される基体とを備え、前記基体に仮止め係合部を有す
る筒部を立設し、この筒部に収納される前記回転体を前
記コイルスプリングの弾発力によって前記仮止め係合部
に係止し、前記基体と前記ハウジングのスナップ結合時
に前記回転体と前記仮止め係合部との係止を解除するよ
うに構成すると、仮止めした各構成部品の必要個所に予
めグリースを塗布しておいても、そのグリースに塵埃等
が付着するのを防止できるため、組立ラインの段階で、
基体をハウジングにスナップ結合するという簡単な作業
で回転操作型電気部品を完成することができる。
通される操作軸を有する回転体と、この回転体に保持さ
れる可動接点板と、これら回転体と可動接点板との間に
介設されるコイルスプリングと、内底面に複数の固定接
点を有し、前記ハウジングにスナップ結合によって一体
化される基体とを備え、前記基体に仮止め係合部を有す
る筒部を立設し、この筒部に収納される前記回転体を前
記コイルスプリングの弾発力によって前記仮止め係合部
に係止し、前記基体と前記ハウジングのスナップ結合時
に前記回転体と前記仮止め係合部との係止を解除するよ
うに構成すると、仮止めした各構成部品の必要個所に予
めグリースを塗布しておいても、そのグリースに塵埃等
が付着するのを防止できるため、組立ラインの段階で、
基体をハウジングにスナップ結合するという簡単な作業
で回転操作型電気部品を完成することができる。
【0023】また、回転操作型電気部品にクリック機構
を付設した場合は、上記の構成に加えて、ハウジングの
内面にクリック用凹凸部を設け、この凹凸部と係脱する
駆動体を回転体の収納孔にクリックバネを介して挿入す
ると共に、この収納孔の開口端に駆動体の脱落を防止す
る突部を形成すると、駆動体も回転体に仮止めできるた
め、組立作業性の点で好適である。
を付設した場合は、上記の構成に加えて、ハウジングの
内面にクリック用凹凸部を設け、この凹凸部と係脱する
駆動体を回転体の収納孔にクリックバネを介して挿入す
ると共に、この収納孔の開口端に駆動体の脱落を防止す
る突部を形成すると、駆動体も回転体に仮止めできるた
め、組立作業性の点で好適である。
【図1】実施例に係るロータリスイッチの組立完了状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】図1のロータリスイッチを別方向から見た断面
図である。
図である。
【図3】該ロータリスイッチに備えられる可動接点板を
回転体に装着する状態を示す斜視図である。
回転体に装着する状態を示す斜視図である。
【図4】該ロータリスイッチに備えられるクリック機構
の要部を示す斜視図である。
の要部を示す斜視図である。
【図5】該ロータリスイッチに備えられるユニット体を
ハウジングに組み込む前の仮止め状態を示す断面図であ
る。
ハウジングに組み込む前の仮止め状態を示す断面図であ
る。
【図6】図5のユニット体を別方向から見た断面図であ
る。
る。
1 ハウジング 1a 軸孔 1b 保持壁 1c 突起 1d カム山 2 回転体 2a 操作軸 2b 受部 2c 鍔部 2d 支持軸 2e 係止突起 3 クリックバネ 4 駆動体 4a 当接部 5 コイルスプリング 6 可動接点板 6a 接点部 7 固定接点 8 基体 8a 平板部 8b ガイド軸 8c 筒部 8d コネクタ部 8e 仮止め爪 8f スナップ爪 9 収納孔 9a 突部 10 凹溝 11 ガイド孔 12 挿入孔 12a 大径部 12b 小径部 13 端子
Claims (2)
- 【請求項1】 軸孔を有するハウジングと、前記軸孔に
挿通される操作軸を有する回転体と、この回転体に保持
される可動接点板と、これら回転体と可動接点板との間
に介設されるコイルスプリングと、内底面に複数の固定
接点を有し、前記ハウジングにスナップ結合によって一
体化される基体とを備え、 前記基体に仮止め係合部を有する筒部を立設し、この筒
部に収納される前記回転体を前記コイルスプリングの弾
発力によって前記仮止め係合部に係止し、前記基体と前
記ハウジングのスナップ結合時に、前記回転体と前記仮
止め係合部との係止が解除されることを特徴とする回転
操作型電気部品の組立構造。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、前記ハウジン
グの内面にクリック用凹凸部を設け、この凹凸部と係脱
する駆動体を前記回転体に設けた収納孔にクリックバネ
を介して挿入すると共に、この収納孔の開口端に前記駆
動体の脱落を防止する突部を形成したことを特徴とする
回転操作型電気部品の組立構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9144062A JPH10334767A (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 回転操作型電気部品の組立構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9144062A JPH10334767A (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 回転操作型電気部品の組立構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10334767A true JPH10334767A (ja) | 1998-12-18 |
Family
ID=15353429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9144062A Withdrawn JPH10334767A (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 回転操作型電気部品の組立構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10334767A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100388400C (zh) * | 2005-11-25 | 2008-05-14 | 上海广为电器工具厂 | 机械式大电流转换开关 |
JP2009041992A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Mikuni Corp | ロータリー型センサ及びロータリー型スイッチ |
JP2012243631A (ja) * | 2011-05-20 | 2012-12-10 | Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd | 回転式電子部品 |
CN106734655A (zh) * | 2016-12-23 | 2017-05-31 | 信宜华宇电子科技有限公司 | 一种热敏电阻限温器的装配装置 |
CN107404812A (zh) * | 2016-05-20 | 2017-11-28 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 电路收纳用容器 |
-
1997
- 1997-06-02 JP JP9144062A patent/JPH10334767A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100388400C (zh) * | 2005-11-25 | 2008-05-14 | 上海广为电器工具厂 | 机械式大电流转换开关 |
JP2009041992A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Mikuni Corp | ロータリー型センサ及びロータリー型スイッチ |
JP2012243631A (ja) * | 2011-05-20 | 2012-12-10 | Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd | 回転式電子部品 |
CN107404812A (zh) * | 2016-05-20 | 2017-11-28 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 电路收纳用容器 |
CN106734655A (zh) * | 2016-12-23 | 2017-05-31 | 信宜华宇电子科技有限公司 | 一种热敏电阻限温器的装配装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11339598A (ja) | 複合操作型電気部品 | |
JPH0398275A (ja) | モータ用ブラシ保持装置 | |
JPH09237657A (ja) | 可動接続構造 | |
US5919057A (en) | Removable main connector | |
JPH10334767A (ja) | 回転操作型電気部品の組立構造 | |
JPH11339596A (ja) | 複合操作型電気部品 | |
EP1450447A2 (en) | Connector structure | |
JP3231206B2 (ja) | 回転コネクタ | |
JP3346706B2 (ja) | ステアリングロック装置 | |
JP2001030827A (ja) | ルームランプの固定構造 | |
JP2003028222A (ja) | コイルスプリング圧縮保持具 | |
US4755822A (en) | Antenna mounting | |
JPH11339599A (ja) | 複合操作型電気部品 | |
JP2000195375A (ja) | 回転操作型電気部品 | |
JP3054817U (ja) | ジョグルスイッチ | |
JPH10214536A (ja) | スイッチ用押釦装置 | |
KR200146345Y1 (ko) | 카 오디오용 컨트롤 패널의 분할구조 | |
JPH0530388Y2 (ja) | ||
JPH11345530A (ja) | スイッチ取付構造 | |
JP2562963Y2 (ja) | 押釦装置 | |
JP3521050B2 (ja) | 操作装置 | |
JPH0129937Y2 (ja) | ||
JP2569153Y2 (ja) | ランプユニットの接続構造 | |
JP2001044667A (ja) | 電気情報機器 | |
JPH11187557A (ja) | 回転接続装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050607 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050721 |