JP2603859Y2 - 積算計の帰零装置 - Google Patents

積算計の帰零装置

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JP2603859Y2
JP2603859Y2 JP1993063072U JP6307293U JP2603859Y2 JP 2603859 Y2 JP2603859 Y2 JP 2603859Y2 JP 1993063072 U JP1993063072 U JP 1993063072U JP 6307293 U JP6307293 U JP 6307293U JP 2603859 Y2 JP2603859 Y2 JP 2603859Y2
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功 岩崎
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Nippon Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車輌等に備えられる積
算計の帰零装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種の帰零装置としては、上
部保持片および下部保持片とからなる断面コ字状のフレ
ームの各保持片に保持孔を設け、この保持孔にリセット
軸を摺動可能に装着し、このリセット軸に設けた溝にE
リングを用いて帰零レバーを固定するとともに、Eリン
グによってリセット軸がフレームから抜けないようにな
っている。そしてリセット軸の下方部分にリセット軸を
常時反押圧方向に弾発付勢するコイルバネを介在させて
リセット軸を押圧操作可能に設け、リセット軸の押圧に
より帰零レバーが数字輪側に設けられた帰零部材を作動
させ、積算計の帰零を可能とするものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記帰
零装置はコ字状フレームの各保持孔にリセット軸を挿通
するとともに、各保持片間に位置するリセット軸部分に
帰零レバーをEリングにて固定しているため、リセット
軸をフレームに組み付ける際、予めリセット軸に帰零レ
バーを固定しておくことができず、組み付け作業性の低
下を招いていた。またリセット軸と帰零レバーとを合成
樹脂等により一体に形成すると、保持孔にリセット軸を
取り付けることができないという問題を有していた。
【0004】本考案は、この様な点に鑑みなされたもの
で、帰零レバーがリセット軸と一体で形成されていても
取り付け可能で、かつEリング等の別部材を使わなくと
もリセット軸の抜け止めを図れる組み付け作業性の容易
な帰零装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するため、リセット軸を保持する保持フレームに一対
の保持片を設け、この保持片にはリセット軸を摺動自在
に保持する保持孔をそれぞれ形成するとともに、この保
持孔の少なくとも一方には切欠部を設け、リセット軸の
一部にこの切欠部を挿通可能な巾狭部を形成するととも
に、リセット軸と一体に形成され、前記切欠部にリセッ
ト軸の巾狭部を挿入する際、その先端側が保持フレーム
の外周端に沿って撓み、リセット軸の押圧下降による前
記撓みが復帰して保持フレームと当接する弾性片を設け
たものである。
【0006】
【作用】本考案によれば、リセット軸に形成した巾狭部
を上部保持片に設けた切欠部に挿入する際、リセット軸
に一体に設けた弾性片の先端側が保持フレームの外周端
に沿って押し広げられ、その後リセット軸を押圧するこ
とによりリセット軸の下端が下部保持片の保持孔に挿入
されて保持されるとともに、弾性片の先端側が保持フレ
ームの外周端より離れて元の状態に戻り、保持フレーム
と当接することによってリセット軸の抜けが防止され
る。
【0007】
【実施例】図1〜5は本考案の第1実施例を示すもの
で、図1〜3において、本体フレーム1に複数の数字輪
2を積算表示可能にして取り付けるとともに、この数字
輪2の帰零を行う帰零部材3が取り付けられている。4
は合成樹脂等よりなる保持フレームであり、保持フレー
ム4の上下には上部保持片5と下部保持片6が対向する
形で一体に形成されており、各保持片には保持孔7が同
軸上に形成され、さらに上部保持孔7には切欠部8が設
けられている。また保持フレーム4の中央部にはスリッ
ト9が設けられている。なお、この保持フレーム4は金
属部材で形成してもよい。
【0008】10はリセット軸であって帰零レバー11およ
びL字形に延びた弾性片12が一体に形成されている。こ
の帰零レバー11はコ字形状となっており、溝部13に前記
帰零部材3の作動アーム14が嵌入され、リセット軸10を
下方向へ押圧することにより、数字輪2の帰零が行われ
る様に構成してある。そしてリセット軸10の一部には前
記保持フレーム4の切欠部8を挿通可能な巾狭部15とと
もに、中程には突起16が設けられている。17はコイルバ
ネで帰零レバー11と下部保持片6間に組み込まれ、リセ
ット軸10を常時反押圧方向に弾発付勢する付勢部材であ
る。
【0009】図4は本実施例に適応される帰零部材3を
示すもので、この帰零部材3の支軸部18には複数の帰零
アーム19と、数字輪2桁上げ用の複数のピニオンギヤ20
を各々軸支したピニオンアーム21と、前述した帰零レバ
ー11の溝部13に嵌入される作動アーム14を有したクラン
ク状の作動片22とが一体に形成されており、作動アーム
14を下方向に押動操作することにより、ピニオンギヤ20
が数字輪2駆動用の図示しないギヤから外れるととも
に、帰零アーム19がハートカム23を押圧して数字輪2を
使用者から見て0を示す所定位置に回転させるもので、
この帰零部材3は図1に示すように本体フレーム1に取
付固定され、リセット軸10の下方向への押圧により帰零
レバー11を介して作動アーム14を押動操作可能に設けて
いる。
【0010】次に本実施例の組み付けについて説明す
る。まず、図5に示すようにリセット軸10の下端部方向
からコイルバネ17を挿入する。次に、リセット軸10に設
けてある巾狭部15を保持フレーム4に形成された上部保
持片5に設けた保持孔7の切欠部8に挿入する。この場
合、巾狭部15より下方部分のリセット軸10の長さは上部
保持片5と下部保持片6間の距離より短く設定してお
く。巾狭部15を切欠部8に挿入すると同時に、リセット
軸10に一体に設けたL字形の弾性片12の先端側が上部保
持片5の外周端24に沿って押し開かれる。
【0011】次に、リセット軸10を下方向に押圧するこ
とにより、リセット軸10の下端が下部保持片6の保持孔
7に挿入されてリセット軸10が保持フレーム4に保持さ
れるとともに、弾性片12の先端側が上部保持片5の外周
端24より離れて元の状態に戻り、コイルバネ17の弾発付
勢によりリセット軸10は上方へ押し上げられ、弾性片12
の先端が上部保持片5の下面側と当接することによって
リセット軸10の上方への抜けが防止される。また、リセ
ット軸10に設けられている突起16は保持フレーム4に設
けられたスリット9内に入り込み、リセット軸10の回り
止めとなるものである。
【0012】そして、リセット軸10が保持された保持フ
レーム4を本体フレーム1に図示しないがビス止め、ま
たはフックによる固定、あるいは圧入等により固定して
いる。
【0013】なお、リセット軸の回り止め方法は本実施
例の如く突起を設けることなく、保持フレームと対向す
る帰零レバーおよび弾性片の片方または両方の側面と保
持フレームとを当接させてもよく、また保持フレームの
下部保持片に設けた保持孔の形状を角形とし、リセット
軸の下方部分を角状とすることにより回り止めとしても
よく、他に方法は種々考えられる。
【0014】以上、詳述したように本実施例によれば、
リセット軸10を保持する上部保持片5の保持孔7に切欠
部8を設け、リセット軸10の一部にこの切欠部8を挿通
可能な巾狭部15を設けてあるため、リセット軸10と帰零
レバー11が一体に形成されていても上部保持片5の切欠
部8を通してリセット軸10が取り付け可能で、またリセ
ット軸10から一体に弾性片12を設けてあるため、この弾
性片12が上部保持片5と当接することによってリセット
軸10の抜けが防止されるため、別部材を使う必要もな
く、構造が簡単で組み付け性の向上を図ることができ
る。
【0015】図6は本考案の第2実施例を示す。同実施
例はリセット軸の抜け止めをリセット軸に一体に設けた
弾性片の先端側の側面と保持フレームの上部保持片と下
部保持片をつなぐ側壁の外周端とで行ったものであり、
他の構造については第1実施例と同一につき、その説明
は省略するものとする。
【0016】リセット軸10には帰零レバー11とともに、
L字形の弾性片12が保持フレーム4の上部保持片5と下
部保持片6をつなぐ側壁方向に向かって一体に延びてい
る。このリセット軸10の下端部方向からコイルバネ17を
挿入し、次にリセット軸10に設けてある巾狭部15を上部
保持片5に設けた切欠部8に挿入する。この挿入と同時
に前記弾性片12の先端側が保持フレーム4の上部保持片
5と下部保持片6をつなぐ側壁の外周端24に沿って押し
開かれる。なお、弾性片12の先端は開かれ易くするため
に面取りを行ってある。
【0017】次に、リセット軸10を下方向に押圧するこ
とにより、リセット軸10の下端が下部保持片6の保持孔
7に挿入されてリセット軸10が保持フレーム4に保持さ
れるとともに、弾性片12の先端側が前記外周端24より離
れて元の状態に戻り、コイルバネ17の弾発付勢によりリ
セット軸10は上方へ押し上げられ、弾性片12の先端側の
上方側面が保持フレーム4に設けてある段差部25と当接
することによって、リセット軸10の上方への抜けが防止
される。このように前記第1実施例と同様な効果を得る
ことができる。
【0018】
【考案の効果】本考案は、リセット軸を保持する保持フ
レームに一対の保持片を設け、この保持片にはリセット
軸を摺動自在に保持する保持孔をそれぞれ形成するとと
もに、この保持孔の少なくとも一方には切欠部を設け、
リセット軸の一部にこの切欠部を挿通可能な巾狭部を形
成するとともに、リセット軸と一体に形成され、前記切
欠部にリセット軸の巾狭部を挿入する際、その先端側が
保持フレームの外周端に沿って撓み、リセット軸の押圧
下降による前記撓みが復帰して保持フレームと当接する
弾性片を設けたことにより、リセット軸と帰零レバーが
一体に形成されていても取り付け可能で、かつリセット
軸抜け止め用の別部材を使う必要もなく、部品点数削減
とともに、構造が簡単で組み付け作業性の良好な積算計
の帰零装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す側面図。
【図2】同実施例の保持フレームの斜視図。
【図3】同実施例のリセット軸の斜視図。
【図4】同実施例の帰零部材を示す側面図。
【図5】同実施例の組み付けを示す正面図。
【図6】本考案の第2実施例の組み付けを示す斜視図。
【符号の説明】
1 本体フレーム 2 数字輪 3 帰零部材 4 保持フレーム 5 上部保持片 6 下部保持片 7 保持孔 8 切欠部 10 リセット軸 11 帰零レバー 12 弾性片 14 作動アーム 15 巾狭部 17 コイルバネ 24 外周端

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体フレームに複数の数字輪を取付け、
    積算表示可能にするとともに、この数字輪をリセット軸
    の押圧により帰零レバーが帰零部材の作動アームを作動
    させて、帰零可能に構成した積算計の帰零装置におい
    て、前記リセット軸を保持する保持フレームに一対の保
    持片を設け、この保持片にはリセット軸を摺動自在に保
    持する保持孔をそれぞれ形成するとともに、この保持孔
    の少なくとも一方には切欠部を設け、リセット軸の一部
    にこの切欠部を挿通可能な巾狭部を形成するとともに、
    リセット軸と一体に形成され、前記切欠部にリセット軸
    の巾狭部を挿入する際、その先端側が保持フレームの外
    周端に沿って撓み、リセット軸の押圧下降による前記撓
    みが復帰して保持フレームと当接する弾性片を設けたこ
    とを特徴とする積算計の帰零装置。
JP1993063072U 1993-10-29 1993-10-29 積算計の帰零装置 Expired - Fee Related JP2603859Y2 (ja)

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