JPH0729653U - 積算計の帰零装置 - Google Patents

積算計の帰零装置

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JPH0729653U
JPH0729653U JP6307293U JP6307293U JPH0729653U JP H0729653 U JPH0729653 U JP H0729653U JP 6307293 U JP6307293 U JP 6307293U JP 6307293 U JP6307293 U JP 6307293U JP H0729653 U JPH0729653 U JP H0729653U
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功 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リセット軸の組み付け作業性を容易にするこ
とを目的とする。 【構成】 リセット軸10の押圧により帰零部材3を作動
させて、数字輪2の帰零を行う積算計の帰零装置におい
て、リセット軸10を保持する保持フレーム4に上部保持
片5と下部保持片6を一体に形成し、この各保持片には
リセット軸10を摺動自在に保持する保持孔7を設けると
ともに、上部保持片5には切欠部8が設けてある。また
帰零レバー11を一体に形成したリセット軸10には前記切
欠部8を挿通可能な巾狭部15を形成するとともに、リセ
ット軸10を押圧した際、保持フレーム4と当接するよう
になした弾性片12がリセット軸10と一体に形成してあ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車輌等に備えられる積算計の帰零装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種の帰零装置としては、上部保持片および下部保持片とからなる 断面コ字状のフレームの各保持片に保持孔を設け、この保持孔にリセット軸を摺 動可能に装着し、このリセット軸に設けた溝にEリングを用いて帰零レバーを固 定するとともに、Eリングによってリセット軸がフレームから抜けないようにな っている。そしてリセット軸の下方部分にリセット軸を常時反押圧方向に弾発付 勢するコイルバネを介在させてリセット軸を押圧操作可能に設け、リセット軸の 押圧により帰零レバーが数字輪側に設けられた帰零部材を作動させ、積算計の帰 零を可能とするものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記帰零装置はコ字状フレームの各保持孔にリセット軸を挿通 するとともに、各保持片間に位置するリセット軸部分に帰零レバーをEリングに て固定しているため、リセット軸をフレームに組み付ける際、予めリセット軸に 帰零レバーを固定しておくことができず、組み付け作業性の低下を招いていた。 またリセット軸と帰零レバーとを合成樹脂等により一体に形成すると、保持孔に リセット軸を取り付けることができないという問題を有していた。
【0004】 本考案は、この様な点に鑑みなされたもので、帰零レバーがリセット軸と一体 で形成されていても取り付け可能で、かつEリング等の別部材を使わなくともリ セット軸の抜け止めを図れる組み付け作業性の容易な帰零装置を提供することを 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、前記目的を達成するため、リセット軸を保持する保持フレームに一 対の保持片を設け、この保持片にはリセット軸を摺動自在に保持する保持孔をそ れぞれ形成するとともに、この保持孔の少なくとも一方には切欠部を設け、リセ ット軸の一部にこの切欠部を挿通可能な巾狭部を形成するとともに、リセット軸 と一体に形成され、前記切欠部にリセット軸の巾狭部を挿入する際、その先端側 が保持フレームの外周端に沿って撓み、リセット軸の押圧下降による前記撓みが 復帰して保持フレームと当接する弾性片を設けたものである。
【0006】
【作用】
本考案によれば、リセット軸に形成した巾狭部を上部保持片に設けた切欠部に 挿入する際、リセット軸に一体に設けた弾性片の先端側が保持フレームの外周端 に沿って押し広げられ、その後リセット軸を押圧することによりリセット軸の下 端が下部保持片の保持孔に挿入されて保持されるとともに、弾性片の先端側が保 持フレームの外周端より離れて元の状態に戻り、保持フレームと当接することに よってリセット軸の抜けが防止される。
【0007】
【実施例】
図1〜5は本考案の第1実施例を示すもので、図1〜3において、本体フレー ム1に複数の数字輪2を積算表示可能にして取り付けるとともに、この数字輪2 の帰零を行う帰零部材3が取り付けられている。4は合成樹脂等よりなる保持フ レームであり、保持フレーム4の上下には上部保持片5と下部保持片6が対向す る形で一体に形成されており、各保持片には保持孔7が同軸上に形成され、さら に上部保持孔7には切欠部8が設けられている。また保持フレーム4の中央部に はスリット9が設けられている。なお、この保持フレーム4は金属部材で形成し てもよい。
【0008】 10はリセット軸であって帰零レバー11およびL字形に延びた弾性片12が一体に 形成されている。この帰零レバー11はコ字形状となっており、溝部13に前記帰零 部材3の作動アーム14が嵌入され、リセット軸10を下方向へ押圧することにより 、数字輪2の帰零が行われる様に構成してある。そしてリセット軸10の一部には 前記保持フレーム4の切欠部8を挿通可能な巾狭部15とともに、中程には突起16 が設けられている。 17はコイルバネで帰零レバー11と下部保持片6間に組み込まれ、リセット軸10 を常時反押圧方向に弾発付勢する付勢部材である。
【0009】 図4は本実施例に適応される帰零部材3を示すもので、この帰零部材3の支軸 部18には複数の帰零アーム19と、数字輪2桁上げ用の複数のピニオンギヤ20を各 々軸支したピニオンアーム21と、前述した帰零レバー11の溝部13に嵌入される作 動アーム14を有したクランク状の作動片22とが一体に形成されており、作動アー ム14を下方向に押動操作することにより、ピニオンギヤ20が数字輪2駆動用の図 示しないギヤから外れるとともに、帰零アーム19がハートカム23を押圧して数字 輪2を使用者から見て0を示す所定位置に回転させるもので、この帰零部材3は 図1に示すように本体フレーム1に取付固定され、リセット軸10の下方向への押 圧により帰零レバー11を介して作動アーム14を押動操作可能に設けている。
【0010】 次に本実施例の組み付けについて説明する。 まず、図5に示すようにリセット軸10の下端部方向からコイルバネ17を挿入す る。次に、リセット軸10に設けてある巾狭部15を保持フレーム4に形成された上 部保持片5に設けた保持孔7の切欠部8に挿入する。この場合、巾狭部15より下 方部分のリセット軸10の長さは上部保持片5と下部保持片6間の距離より短く設 定しておく。巾狭部15を切欠部8に挿入すると同時に、リセット軸10に一体に設 けたL字形の弾性片12の先端側が上部保持片5の外周端24に沿って押し開かれる 。
【0011】 次に、リセット軸10を下方向に押圧することにより、リセット軸10の下端が下 部保持片6の保持孔7に挿入されてリセット軸10が保持フレーム4に保持される とともに、弾性片12の先端側が上部保持片5の外周端24より離れて元の状態に戻 り、コイルバネ17の弾発付勢によりリセット軸10は上方へ押し上げられ、弾性片 12の先端が上部保持片5の下面側と当接することによってリセット軸10の上方へ の抜けが防止される。また、リセット軸10に設けられている突起16は保持フレー ム4に設けられたスリット9内に入り込み、リセット軸10の回り止めとなるもの である。
【0012】 そして、リセット軸10が保持された保持フレーム4を本体フレーム1に図示し ないがビス止め、またはフックによる固定、あるいは圧入等により固定している 。
【0013】 なお、リセット軸の回り止め方法は本実施例の如く突起を設けることなく、保 持フレームと対向する帰零レバーおよび弾性片の片方または両方の側面と保持フ レームとを当接させてもよく、また保持フレームの下部保持片に設けた保持孔の 形状を角形とし、リセット軸の下方部分を角状とすることにより回り止めとして もよく、他に方法は種々考えられる。
【0014】 以上、詳述したように本実施例によれば、リセット軸10を保持する上部保持片 5の保持孔7に切欠部8を設け、リセット軸10の一部にこの切欠部8を挿通可能 な巾狭部15を設けてあるため、リセット軸10と帰零レバー11が一体に形成されて いても上部保持片5の切欠部8を通してリセット軸10が取り付け可能で、またリ セット軸10から一体に弾性片12を設けてあるため、この弾性片12が上部保持片5 と当接することによってリセット軸10の抜けが防止されるため、別部材を使う必 要もなく、構造が簡単で組み付け性の向上を図ることができる。
【0015】 図6は本考案の第2実施例を示す。同実施例はリセット軸の抜け止めをリセッ ト軸に一体に設けた弾性片の先端側の側面と保持フレームの上部保持片と下部保 持片をつなぐ側壁の外周端とで行ったものであり、他の構造については第1実施 例と同一につき、その説明は省略するものとする。
【0016】 リセット軸10には帰零レバー11とともに、L字形の弾性片12が保持フレーム4 の上部保持片5と下部保持片6をつなぐ側壁方向に向かって一体に延びている。 このリセット軸10の下端部方向からコイルバネ17を挿入し、次にリセット軸10に 設けてある巾狭部15を上部保持片5に設けた切欠部8に挿入する。この挿入と同 時に前記弾性片12の先端側が保持フレーム4の上部保持片5と下部保持片6をつ なぐ側壁の外周端24に沿って押し開かれる。なお、弾性片12の先端は開かれ易く するために面取りを行ってある。
【0017】 次に、リセット軸10を下方向に押圧することにより、リセット軸10の下端が下 部保持片6の保持孔7に挿入されてリセット軸10が保持フレーム4に保持される とともに、弾性片12の先端側が前記外周端24より離れて元の状態に戻り、コイル バネ17の弾発付勢によりリセット軸10は上方へ押し上げられ、弾性片12の先端側 の上方側面が保持フレーム4に設けてある段差部25と当接することによって、リ セット軸10の上方への抜けが防止される。このように前記第1実施例と同様な効 果を得ることができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、リセット軸を保持する保持フレームに一対の保持片を設け、この保 持片にはリセット軸を摺動自在に保持する保持孔をそれぞれ形成するとともに、 この保持孔の少なくとも一方には切欠部を設け、リセット軸の一部にこの切欠部 を挿通可能な巾狭部を形成するとともに、リセット軸と一体に形成され、前記切 欠部にリセット軸の巾狭部を挿入する際、その先端側が保持フレームの外周端に 沿って撓み、リセット軸の押圧下降による前記撓みが復帰して保持フレームと当 接する弾性片を設けたことにより、リセット軸と帰零レバーが一体に形成されて いても取り付け可能で、かつリセット軸抜け止め用の別部材を使う必要もなく、 部品点数削減とともに、構造が簡単で組み付け作業性の良好な積算計の帰零装置 を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す側面図。
【図2】同実施例の保持フレームの斜視図。
【図3】同実施例のリセット軸の斜視図。
【図4】同実施例の帰零部材を示す側面図。
【図5】同実施例の組み付けを示す正面図。
【図6】本考案の第2実施例の組み付けを示す斜視図。
【符号の説明】
1 本体フレーム 2 数字輪 3 帰零部材 4 保持フレーム 5 上部保持片 6 下部保持片 7 保持孔 8 切欠部 10 リセット軸 11 帰零レバー 12 弾性片 14 作動アーム 15 巾狭部 17 コイルバネ 24 外周端

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体フレームに複数の数字輪を取付け、
    積算表示可能にするとともに、この数字輪をリセット軸
    の押圧により帰零レバーが帰零部材の作動アームを作動
    させて、帰零可能に構成した積算計の帰零装置におい
    て、前記リセット軸を保持する保持フレームに一対の保
    持片を設け、この保持片にはリセット軸を摺動自在に保
    持する保持孔をそれぞれ形成するとともに、この保持孔
    の少なくとも一方には切欠部を設け、リセット軸の一部
    にこの切欠部を挿通可能な巾狭部を形成するとともに、
    リセット軸と一体に形成され、前記切欠部にリセット軸
    の巾狭部を挿入する際、その先端側が保持フレームの外
    周端に沿って撓み、リセット軸の押圧下降による前記撓
    みが復帰して保持フレームと当接する弾性片を設けたこ
    とを特徴とする積算計の帰零装置。
JP1993063072U 1993-10-29 1993-10-29 積算計の帰零装置 Expired - Fee Related JP2603859Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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