JPH087482Y2 - 積算計 - Google Patents

積算計

Info

Publication number
JPH087482Y2
JPH087482Y2 JP7555289U JP7555289U JPH087482Y2 JP H087482 Y2 JPH087482 Y2 JP H087482Y2 JP 7555289 U JP7555289 U JP 7555289U JP 7555289 U JP7555289 U JP 7555289U JP H087482 Y2 JPH087482 Y2 JP H087482Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinion
pinion seat
notch
totalizer
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7555289U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0317859U (ja
Inventor
直哉 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP7555289U priority Critical patent/JPH087482Y2/ja
Publication of JPH0317859U publication Critical patent/JPH0317859U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH087482Y2 publication Critical patent/JPH087482Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Distances Traversed On The Ground (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は自動車の走行距離計等に用いられる積算計
に係り、特に数字車間に配設され桁送り用のピニオンを
軸支するピニオン座の組付性を向上するに好適な積算計
に関する。
(従来の技術) 例えば、自動車のスピードメータに設けられた走行距
離計等の積算計は、従来は第3図及び第4図に示すよう
に構成されていた。図において、積算計の図示しないフ
レームに支持されたトータル軸1には複数個の数字車2
が回転自在に順次配列されており、数字車2のそれぞれ
の間には板状のピニオン座3が配設されている。ピニオ
ン座3は中心にトータル軸1を貫挿する貫通孔3aを有
し、外周部の一部に突出して形成されたU字状の切欠部
3bがフレームに支持された位置決め軸4に係合すること
により回転が係止されて位置決めされている。ピニオン
座3にはトータル軸1に平行にピニオン軸5が設けられ
ており、ピニオン軸5にはピニオン6が回転自在に支持
されている。またピニオン6は隣接する数字車2の対向
する内周壁に形成された内歯2aに噛合して、順次桁送り
する。
(考案が解決しようとする課題) しかし上記のように構成された従来の積算計による
と、数字車及びピニオン座をトータル軸に組み付けると
きに、複数枚のピニオン座に設けられた切欠部を同じ位
置に合わせて位置決め軸4を挿通しなければならず、組
付け作業性が悪いという問題があった。
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、組付作
業性を向上することのできる積算計を提供することを目
的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの考案は、トータル軸に
回転自在に並設された複数個の数字車と、これらの数字
車間に配設され前記トータル軸に軸支された板状のピニ
オン座と、このピニオン座に回転自在に軸支され前記数
字車の内周壁に形成した内歯と噛合して隣接する数字車
を順次桁送りするピニオンとを具備した積算計におい
て、前記ピニオン座の外周の所定の位置に切欠部を形成
し、この切欠部を外周の内側に沿って所定の長さだけほ
ぼ同心状に沿設して、この部分の外径を他の部分よりも
大きくすることによりばね部を形成するとともに、前記
切欠部の開口端に、積算計のフレームの一部が係合する
突出部およびテーパ面を形成したことを特徴としてい
る。
(作用) 上記の構成によると、数字車及びピニオン座を積算計
に組み付けるとき、数字車とピニオン座をそれぞれ回転
方向の位相に関係なく交互にトータル軸に挿通して軸方
向の所定の位置に位置決めし、トータル軸をフレームに
嵌合した後、ピニオン座を個々に回動する。このときピ
ニオン座の切欠部が延設された部分の外径が他の部分よ
りも大きく、ばね部となっているため、この部分がフレ
ームに当接して弾性的に縮径し、切欠部がフレームに位
置したときに切欠部の開口端に形成された突出部がフレ
ームに係合する。そして縮径された部分のピニオン座の
外径が再び拡径して、ピニオン座のフレームに対する回
転方向の位置決めが行なわれる。従ってピニオン座の組
付け時に前もって回転方向の位相を合わせる必要がな
く、組付性が向上する。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図及び第2図にこの考案の一実施例を示す。この
実施例の特徴はピニオン座の形状と位置決め手段にあ
り、他の部分の構造は従来例と同様であるので説明を省
略する。第1図において、ピニオン座10の外周の所定の
位置には中心に向って切欠部11が形成されており、切欠
部11の中心側の端部は外周に沿ってほぼ同心状に延設さ
れて延設部12が形成されている。ピニオン座10の延設部
12によって隔離された外周の部分はばね部13となってお
り、基端にはばね部13の弾性変形を容易にするために薄
肉部14が設けられている。さらにばね部13の外径はピニ
オン座10本体の外径に対し、先端に向って順次大きく形
成されている。また切欠部11の対向する2辺のうち一方
には外側に向って突出した突出部15が設けられており、
他方にはテーパ面16が形成されている。
次にこの実施例の作用を説明する。第3図に示す数字
車2と第1図に示すピニオン座10とを積算計に組み込む
とき、まずトータル軸1に数字車2とピニオン座10を交
互に挿入し、軸方向の位置決めを行なった後トータル軸
1を図示しないフレームに取り付ける。このとき数字車
2とピニオン座10との回転方向の位置は自由であり、ピ
ニオン座10に支持されたピニオン5は数字車2の内周壁
に形成された内歯2aに任意の位置で噛合する。またピニ
オン座10本体の外周は積算計のフレームの端部17に当接
するか、または極めて近接している。
次にピニオン座10の突出部15を押して矢印A方向に回
動させると、順次拡径されたばね部13はフレームの端部
17に押圧され、縮径する方向に弾性的に変形する。そし
て第2図に示すようにフレームの端部17がピニオン座10
の突出部15に当接すると、ばね部13の先端のテーパ面16
が端部17に係合し、ばね部13はその弾性によって原位置
に復帰し、端部17は突出部15とテーパ面16との間に挾持
されてピニオン座10は所定の位置に位置決めされる。
この実施例によれば、ピニオン座10を組み付けるとき
に予め回転方向の位置をそろえてフレームの端部17に嵌
合させながら組み付ける必要がなく、組付け作業性を向
上することができる。またピニオン座10を位置決めする
手段としてフレームの端部17を利用しているので、第3
図の従来例に示すような位置決め軸4が不要となり、部
品点数が削減され構造が簡単となる。
なお、ピニオン座10を位置決め軸4によって位置決め
する場合に用いても同様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、ピニオン座の
外周の一部に切欠部を形成し、切欠部を外周の内側に沿
って延設してばね部を形成するとともに、前記切欠部の
開口端に、積算計のフレームの一部が係合する突出部お
よびテーパ面を形成したので、ピニオン座の組付け時に
前もって回転方向の位相を合わせる必要がなく、組付け
作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の一実施例によるピニオン
座のそれぞれ位置決め前及び位置決め後を示す側面図、
第3図及び第4図は従来の積算計を示すそれぞれ正面要
部断面図及び側面断面図である。 1……トータル軸 2……数字車 2a……内歯 3,10……ピニオン座 6……ピニオン 11……切欠部 12……延設部 15……係合部(突出部) 16……係合部(テーパ面)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トータル軸に回転自在に並設された複数個
    の数字車と、これらの数字車間に配設され前記トータル
    軸に軸支された板状のピニオン座と、このピニオン座に
    回転自在に軸支され前記数字車の内周壁に形成した内歯
    と噛合して隣接する数字車を順次桁送りするピニオンと
    を具備した積算計において、 前記ピニオン座の外周の所定の位置に切欠部を形成し、
    この切欠部を外周の内側に沿って所定の長さだけほぼ同
    心状に沿設して、この部分の外径を他の部分よりも大き
    くすることによりばね部を形成するとともに、前記切欠
    部の開口端に、積算計のフレームの一部が係合する突出
    部およびテーパ面を形成したことを特徴とする積算計。
JP7555289U 1989-06-29 1989-06-29 積算計 Expired - Lifetime JPH087482Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7555289U JPH087482Y2 (ja) 1989-06-29 1989-06-29 積算計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7555289U JPH087482Y2 (ja) 1989-06-29 1989-06-29 積算計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0317859U JPH0317859U (ja) 1991-02-21
JPH087482Y2 true JPH087482Y2 (ja) 1996-03-04

Family

ID=31616225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7555289U Expired - Lifetime JPH087482Y2 (ja) 1989-06-29 1989-06-29 積算計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH087482Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0317859U (ja) 1991-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH087482Y2 (ja) 積算計
JPS593048U (ja) 減速機装置
JPS6348802Y2 (ja)
JPS589318Y2 (ja) 積算計
JPH0159741U (ja)
JPS6219983Y2 (ja)
JPH0449729Y2 (ja)
JPH0749561Y2 (ja) 積算計
JPH0749562Y2 (ja) 積算計
JPS6319816Y2 (ja)
JPH063482Y2 (ja) 積算計
JPH0222749Y2 (ja)
JPS5922486Y2 (ja) 積算計等における駆動伝達装置
US3933121A (en) TV channel number indicator
JPS638515B2 (ja)
JP3605170B2 (ja) 時差修正機能付き時計
JPH07334642A (ja) カウンタ
JPS5820945Y2 (ja) タイマ−における伝動機構要素
JPH0421163Y2 (ja)
JPS6210961Y2 (ja)
JPS6313567Y2 (ja)
JPH08128516A (ja) 低騒音歯車機構
JPS5844383Y2 (ja) ラチエツト機構
CN2313767Y (zh) 一种脚踏车轮轴
JPH0342959Y2 (ja)