JPH063482Y2 - 積算計 - Google Patents

積算計

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JPH063482Y2
JPH063482Y2 JP7519688U JP7519688U JPH063482Y2 JP H063482 Y2 JPH063482 Y2 JP H063482Y2 JP 7519688 U JP7519688 U JP 7519688U JP 7519688 U JP7519688 U JP 7519688U JP H063482 Y2 JPH063482 Y2 JP H063482Y2
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JP
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cylindrical
hook
piece
transparent capsule
pinion
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JP7519688U
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JPH01178666U (ja
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洋二 中崎
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、車両の積算走行計などに用いられる積算計
に関し、特に数字輪に形成された表示用の数字の表示面
に対する不整配列を防止し、がたつきを防止する構造の
改良に関する。
(従来の技術) 例えば実公昭63−8987号公報に示すように、積算
計の解体不正を防止することを目的として第6図,第7
図に示すように、積算計の本体部分を構成する数字輪1
の列を一端開口の円筒形の透明カプセル2の内部に収装
し、蓋2aによってカプセル2の開口を閉止した構造の
積算計がある。
この積算計は、軸1aに遊嵌された各数字輪1の側部に
これと同軸にホルダ、すなわちピニオン座3を介在し、
このピニオン座3に隣接する数字輪1に回転を伝達する
ためのピニオンギア4を枢支している。
そして、このピニオン座3の外周に凸部3aを突設し、
この凸部3aを前記カプセル2に形成された凹部2bに
係合することで、衝撃、振動によるピニオン座3の回転
方向のずれを防止し、数字輪1の列による正確、かつ円
滑な積算表示を可能とした構造となっている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記透明カプセル2は射出成形体であっ
て、型抜きのための抜き勾配が付いているため、第8図
に示すように前記凹部2bは先細り状態で漸次狭い幅に
形成され、したがって、前記各凸部3aは凹部2bとの
間に順次異なる所定のがたつきをもって嵌合している。
それゆえ、前記各ピニオン座3の回転停止位置は、その
がたつきの範囲内でばらつき、その結果数字輪1もばら
つきが生じ、第9図に示すように積算計の表示窓Hに表
示される数字群は、表示窓Hの表示中心線Lから若干上
下にずれた状態で配列され、整列性が低下し、読取りに
くさや、見栄え低下の原因となっていた。
この考案は、以上の欠点を解決するものであって、表示
面に対する数字の整列性を向上できるようにし、またカ
プセルの制作を容易にした積算計を提供することを目的
とするものである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、この考案は、筒形をした透明
カプセルの中に多数の数字輪を配列し、各数字輪の側部
に設けたピニオン座の外周から突出した遊転防止用の凸
部に、前記透明カプセルに形成した凹部が嵌合すること
で、前記ピニオン座を周方向に固定した積算計におい
て、 前記透明カプセルは、前記凹部形成位置の180°反対
位置にて円筒を半分割するとともに、半分割された一対
の円筒半体の長手方向に沿って薄肉ヒンジを介して結合
してなり、かつ前記凹部は前記一方の円筒半体の他端外
周に沿ってその長手方向に突出する断面略コ字状をした
鉤形の片と、他方の円筒半体の他端側に沿って突出形成
され、前記鉤形片に係合する突片とからなり、前記薄肉
ヒンジを介して前記円筒半体同士を重ね合わせて円筒に
形成した状態で突片に鉤形片を弾撥的に係合することで
円筒形状に固定した点を要旨とするものである。
(作用) 以上の構成によれば、凹部は型抜きの為の抜き勾配を付
ける必要がないため、凸部をがたつくことなく狭持で
き、表示窓に積算表示される数字群の整列性を向上でき
る。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図ないし第5図において、この考案の積算計は、軸
10に複数の数字輪12を遊嵌するとともに、この各数
字輪12の間に介在されたピニオン座14およびピニオ
ン座14に軸支されたピニオンギア16を備えた本体
と、本体を収納する透明カプセル18からなる。
本体部分の一般的な構成および作用は従来とほぼ同様で
あり、以下のようになっている。
すなわち、前記数字輪12の下位桁側の側面にはインタ
ーナルギアからなる連続歯20が、上位桁側には2歯の
間欠歯22,22aがそれぞれ形成され、各間欠歯2
2,22aの間の谷部24を残して全周に段部26が形
成されている。
前記ピニオンギア16は偶数枚の歯が設けてあり、長歯
16aと、前記段部24の厚み分だけピニオンギア16
の枢支軸の軸線方向に切欠いて短く形成した短歯16b
が交互に配設されている。
そして、ピニオンギア16の短歯16bの一つが下位桁
側の数字輪12の段部面に配設された時に両隣の長歯1
6aが段部26の内周面に当接する状態に位置し、同時
に上位桁側の数字輪12の連続歯20と常時噛合する。
最下位桁の数字輪12の側方には、駆動ギア28が軸支
され、この駆動ギア28にはS字形をした一方向性クラ
ッチ30が一体形成されている。
一方向性クラッチ30のS字形弾性線状爪片30aは最
下位桁数字輪12の連続歯20内に収容され、その爪片
30aの先端が駆動ギア28の正方向回転時には連続歯
20と噛合して数字輪12を転動させ、逆方向回転時に
は爪片30aの先端が連続歯5に噛合しようとする圧力
によって最下位桁数字輪12を少し回動するが、逆転ロ
ック機構ロックにより爪片30aが滑動して数字輪12
を逆転停止させる。
しかして、図示しない車両の駆動源からフレキシブルワ
イヤで回転駆動を分岐伝動し、主軸を回転させて磁性体
との磁気回路で回転体に作用させ、これと連動して前記
軸を図示しないひげバネの弾性と釣合わせて角度運動に
変換し、車速を計測するが、その場合の主軸の回転を数
箇所の減速ギア郡を介して前記駆動ギア28に伝達して
いる。
駆動ギア28が正方向回転すると、爪30aが連続歯2
0と噛合して最下位桁数字輪12を回転させる。
すると、ピニオンギア16の短歯16bは段部26の面
に配置され、両隣の長歯16aが段部26の内周面に当
接した抑止状態のまま摺動して数字輪12が転動する。
次に数字輪12の転動が進むと、ピニオンギア16の位
置に2ケの間欠歯22,22aが達する。
同時に段部面に位置した短歯16bが最初の間欠歯22
に突き当たり、ピニオンギア16が数字輪12とともに
転動してピニオンギア16長歯16aが谷部24に嵌合
する。
さらにピニオンギア16は数字輪12とともに転動する
ため、短歯16bが段部面に案内されるとともに、長歯
16aも谷部24から外れて再び抑止状態に復帰する。
このピニオンギア16は上位桁側の数字輪に設けた連続
歯20と噛合しているため、このピニオンギア16の回
転分上位桁側の数字輪12が転動する。
このように下位桁側の数字輪12から上位桁側の数字輪
へとピニオンギア16を介して順次加算表示されること
になるのである。
以上の構成において、前記ピニオンギア16を軸支する
ピニオン座14の外周一ケ所には凸部32が形成され、
該凸部32を第3図に示すように前記透明カプセル18
の一部に形成された凹部34に嵌合した状態で前記本体
部分をカプセル18内に収装するようにしている。
前記カプセル18は第4図に示すように、両側に蓋部3
6を一体に形成した円筒半体38同士をその長手方向に
沿って薄肉ヒンジ40を介して一体に接合した構造であ
り、一方の円筒半体38の他側部にはこれの長手方向に
沿って断面略コ字状をなす鉤形片42が突出形成してい
る。
また、他方の円筒半体38の他側部には前記鉤形片42
に係合する突片44がその長手方向に沿って一体に突出
形成されている。
さらに一方の円筒半体38の一方の蓋部36の外側部に
は取り外しを防止するための腕部46が一体に突出形成
されている。この腕部46は例えば実公昭58−122
70号公報に示す構造と類似するものであって、カプセ
ルをフレーム(図示省略)に配置した状態での人為的な
取り外しを防止するようにしている。
以上の構成において、カプセル18の展開状態で本体部
分を構成する最上位桁および最下位桁の数字輪12の両
側に突出している軸10を、一方の円筒半体38の長手
方向両端の各蓋部36に形成された半円形の軸受部36
aに設置し、この状態で他方の円筒半体38を回動して
鉤形片42に突片44を係合することで、カプセル18
は円筒形に閉じられ、本体部分を内部に収装した状態で
両側の軸10を軸受する。
また、この状態で係合状態での鉤形片42と突片44は
凹部34を形成し、その内部に前記ピニオン座の外周に
形成された凸部32の両側を狭持する。
従来では、この係合部分では金型の抜き勾配に応じて所
定のがたが設けられていたが、この凹部34と凸部32
の係合部分の隙間は最少限に押さえることができ、隙間
によるがたつきがない。
したがって、第5図に示すように表示窓38の表示中心
線Lに対する数字群の配列は一直線上となり、視認性を
向上できるとともに、見栄えも良好となる。
なお、図中符号50はカプセル18の外周に形成された
カプセル固定用のU字形溝であって、この溝50には固
定用のロッド52が嵌合され、カプセル18を前記表示
窓38に対して正規の位置に配置すべく図示しないフレ
ームに固定している。
[考案の効果] 以上実施例によって詳細に説明したように、この考案に
よる積算計にあっては、以下の効果がある。
凹部は型抜きの為の抜き勾配を付ける必要がないため、
凸部をがたつくことなく狭持でき、表示窓に積算表示さ
れる数字群の整列性を向上できる。
したがって、この考案では、表示面に対して数字を横一
列に整列配置でき、視認性が良好になるとともに、見栄
え上も良好となる。
また、この考案では型抜きのための勾配を考慮した設計
が不要であり、蓋を別体に作り、接合する必要もないの
で構造が簡素化する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの考案による積算計の実施例を
示し、第1図は積算計の本体部分の分解斜視図、第2図
は上位桁側のピニオンと下位桁側の数字輪との結合状態
を示す端面図、第3図はピニオン座と透明カプセルとの
結合関係を示す断面図、第4図は本体とこれを収装する
透明カプセルの展開状態を示す分解斜視図、第5図は表
示部の表示形態を示す正面説明図、第6図ないし第9図
は従来の積算計を示すもので、第6図は本体とこれを収
装する透明カプセルとの関係を示す分解斜視図、第7図
は収装状態を示す断面図、第8図は第6図のA矢視図、
第9図は表示部の不具合を示す正面説明図である。 12…数字輪 14…ピニオン座 16…ピニオンギア 18…筒形透明カプセル 32…凸部 34…凹部 38…円筒半体 40…薄肉ヒンジ 42…鉤形片 44…突片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒形をした透明カプセルの中に多数の数字
    輪を配列し、各数字輪の側部に設けたピニオン座の外周
    から突出した遊転防止用の凸部に、前記透明カプセルに
    形成した凹部が嵌合することで、前記ピニオン座を周方
    向に固定した積算計において、 前記透明カプセルは、前記凹部形成位置の180°反対
    位置にて円筒を半分割するとともに、半分割された一対
    の円筒半体の長手方向に沿って薄肉ヒンジを介して結合
    してなり、かつ前記凹部は前記一方の円筒半体の他端外
    周に沿ってその長手方向に突出する断面略コ字状をした
    鉤形の片と、他方の円筒半体の他端側に沿って突出形成
    され、前記鉤形片に係合する突片とからなり、前記薄肉
    ヒンジを介して前記円筒半体同士を重ね合わせて円筒に
    形成した状態で突片に鉤形片を弾撥的に係合することで
    円筒形状に固定したことを特徴とする積算計。
JP7519688U 1988-06-08 1988-06-08 積算計 Expired - Lifetime JPH063482Y2 (ja)

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