JP2872033B2 - メンテナンス時期表示装置 - Google Patents

メンテナンス時期表示装置

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JP2872033B2
JP2872033B2 JP35260693A JP35260693A JP2872033B2 JP 2872033 B2 JP2872033 B2 JP 2872033B2 JP 35260693 A JP35260693 A JP 35260693A JP 35260693 A JP35260693 A JP 35260693A JP 2872033 B2 JP2872033 B2 JP 2872033B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の走行距離数を複
数個の数字輪で積算表示する積算計と連動状態に並設さ
れ、所定距離数に達するとメンテナンス時期を表示する
積算計連動型のメンテナンス時期表示装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車等においては、法規で定め
られた法定点検の他に走行距離数に応じてエンジンオイ
ルやオイルフィルター等を交換したり、法定点検時期限
らず走行距離数によって点検整備を行ったり、あるいは
タイヤローテーションや部品交換等を行う必要がある。
【0003】このような走行距離によるオイル交換時
期,タイヤローテーション時期,部品交換時期等のメン
テナンス点は、自動車の仕様書に説明されているが、ユ
ーザーは往々にしてその時期がきたことを忘失し、その
ためこれが故障の原因にもなり安全上好ましくない。
【0004】そこで従来より、この種のメンテナンス時
期を走行距離数に応じて検出表示するメンテナンス時期
表示装置が知られている(例えば出願人自らの考案にか
かわる実開平5−71716号公報,同実開平4−71
112号公報参照)。
【0005】前述した従来構造からなるメンテナンス時
期表示装置1は、図4から図8に示すように合成樹脂か
らなる枠状のフレーム2に保持軸3を介して架設された
複数の数字輪4から構成され、ステップモータ等の駆動
源5により、これら数字輪4を下位桁から上位桁側の数
字輪4へと順次桁送り回動して車両の走行距離数を積算
表示する積算計6の適宜桁数の数字輪(この場合、最下
位桁から3桁目の数字輪)4の桁上ピニオン7とフレー
ム2に固定された歯車軸8に回動自在に保持される伝達
歯車9を介して噛合する入力歯10及び、この入力歯10と
一体に回動する出力歯11からなる駆動歯車12を設け、こ
の駆動歯車12を回動自在に支承するとともに積算計6と
並設状態にフレーム2に架設される支軸13を設け、この
支軸13に、駆動歯車12により駆動される第1,第2の伝
達輪14,15からなる複数の伝達輪及び、これら伝達輪1
4,15を介して駆動されて所定走行距離数に到達したと
きにメンテナンス時期を知らせるための表示部16がその
周面に例えば着色テープの貼着等の手段により形成され
た表示輪17を回動自在に支承している。
【0006】この表示輪17の第2の伝達輪15側側面及び
第1,第2の伝達輪14,15の駆動歯車12側側面には、連
続歯18をそれぞれ形成するとともに、第1,第2の伝達
輪14,15の表示輪17側側面には、これら連続歯18と対向
する2歯よりなる間欠歯19をそれぞれ形成し(図6,図
7参照)、表示輪17の連続歯18と第2の伝達輪15の間欠
歯19との間、並びに第2の伝達輪15の連続歯18と第1の
伝達輪14の間欠歯19との間に、常時連続歯18と噛合する
とともに間欠的に間欠歯19と噛合し、間欠歯19と噛合す
るときに連続歯18を順次駆動する長歯20と短歯21とを交
互に配したピニオンギヤ22を設け、駆動歯車12の出力歯
11と第1の伝達輪14の連続歯18との間に常時出力歯11,
連続歯18双方に噛合して第1の伝達輪14を連続駆動する
出力伝達ギヤ23を設け、積算計6の数字輪4の駆動が桁
上ピニオン7,伝達歯車9を介して駆動歯車12の入力歯
10に伝わり、この入力歯10の駆動が出力歯11,出力伝達
ギヤ23,連続歯18を介して第1の伝達輪14に伝わり、こ
の第1の伝達輪14の間欠歯19の駆動がピニオンギヤ22,
連続歯18を介して第2の伝達輪15に伝わり、この第2の
伝達輪15の間欠歯19の駆動がピニオンギヤ22,連続歯18
を介して表示輪17に伝わるよう構成し、表示輪17が各伝
達輪14,15により間欠的に減速回転されることにより、
表示輪17が所定距離数(例えばオイル交換時期の表示規
格等にて定められた距離数)に達すると、表示輪17の表
示部16が上側に現われ、この表示部16が積算計6の数字
輪4列(積算表示列)と同様に上方に配置された計器板
24の表示窓25より現われてメンテナンス時期を知らせる
ものである。
【0007】またピニオンギヤ22と出力伝達ギヤ23は、
表示輪17及び第1,第2の伝達輪14,15の軸心部分近傍
側面に一体形成されたハート型カム26を押圧して表示輪
17及び第1,第2の伝達輪14,15を元の位置に整列復帰
させる押圧アーム27がハート型カム26に対応して表示輪
17と第2の伝達輪15間並びに第2の伝達輪15と第1の伝
達輪14間の上方に位置するように軸状基部28から延長形
成されたリセット部材29の保持部30に、回動自在に保持
されており、この保持部30は押圧アーム27と略対向する
よう表示輪17及び各伝達輪14,15の下方に延長形成され
た一対のピニオンアーム31と、このピニオンアーム31間
に架設固定されたピニオン軸32からなり、このピニオン
軸32にピニオンギヤ22と出力伝達ギヤ23が回動自在に挿
通して設けられ、ピニオンギヤ22の軸心近傍部分は、リ
セット部材29から一体形成されたピニオンギヤ22整列用
のバネ片33に接触保持されている。
【0008】そしてリセット部材29の軸状基部28の両端
部は、フレームの側面に形成された略C字状の取付部34
に支軸13と並行状態に、かつこの軸状基部28を支点とし
て回動可能に取付配設されており、また軸状基部28の一
端には、フレーム2に形成された一対の保持片35間にコ
イルバネ等の弾発付勢部材36を介して押圧・復帰可能に
設けられた操作軸37の溝状連結部38に嵌合連結され、こ
の操作軸37の押圧・復帰動作に連動してリセット部材29
を回動させるクランク状アーム39が延長形成されてい
る。
【0009】従ってメンテナンスが終了した際には、ユ
ーザーが操作軸37を押圧すると、操作軸37がクランク状
アーム39を介してリセット部材29を回動させ、リセット
部材29の保持部30に保持されるピニオンギヤ22による表
示輪17の連続歯18と第2の伝達輪15の間欠歯19、及び第
2の伝達輪15の連続歯18と第1の伝達輪14の間欠歯19と
の連結、並びにピニオンギヤ22と同様に保持される出力
伝達ギヤ23による第1の伝達輪14の連続歯18と駆動歯車
12の出力歯11との連結が解除されると同時に、これによ
り自由回動状態となった表示輪17及び各伝達輪14,15の
ハート型カム26を押圧アーム27が押圧し、表示輪17及び
各伝達輪14,15を元の位置に復帰整列、すなわち新たな
メンテナンス時期を再カウントするための起算位置に表
示輪17及び各伝達輪14,15をリセットするよう構成し、
またリセット終了後、ユーザーが操作軸37を離すと、操
作軸37が弾発付勢部材36により反押圧方向に復帰し、こ
の復帰に伴ってクランク状アーム39を介してリセット部
材29がリセット時とは逆方向に回動し、ピニオンギヤ22
が起算位置に復帰整列した表示輪17の連続歯18と第2の
伝達輪15の間欠歯19、第2の伝達輪15の連続歯18と第1
の伝達輪14の間欠歯19を連結するとともに、出力伝達ギ
ヤ23が第1の伝達輪14の連続歯18と駆動歯車12の出力歯
11とを連結し、これと同時に表示輪17及び各伝達輪14,
15のハート型カム26から押圧アーム27が離れ、新たにメ
ンテナンス時期をカウントできるよう構成している。な
お、この場合、表示輪17に形成される連続歯18は、その
連続歯18の一部を欠落させて設けており(図示しな
い)、これによりメンテナンスが終了しないと(ユーザ
ーが操作軸37を介してリセット操作しないと)メンテナ
ンス時期を知らせる表示部16の表示状態を維持し、表示
輪17が所定以上回動しないように構成されている。
【0010】ところでこの場合、第1の伝達輪14に形成
した間欠歯19がピニオンギヤ22を介して第2の伝達輪15
の連続歯18を駆動する際、あるいは第2の伝達輪15に形
成した間欠歯19がピニオンギヤ22を介して表示輪17の連
続歯18を駆動する際、図6に示すように2歯からなる間
欠歯19の回動方向先頭側に位置する歯19Aの前方側面部
がピニオンギヤ22の短歯21に当接してピニオンギヤ22を
回動することにより、ピニオンギヤ22の長歯20が間欠歯
19の谷部19Bに嵌入し、ついで間欠歯19の回動方向後方
側に位置する歯19cの前方側面部がピニオンギヤ22の長
歯20に当接してピニオンギヤ22を回動することにより、
ピニオンギヤ22の次の短歯21が間欠歯19の回動方向後方
側に位置する歯19Cの後方側面部に位置するようにな
り、これ以降伝達輪14,15が再び一回転して間欠歯19が
ピニオンギヤ22の短歯21に当接するまでピニオンギヤ22
は駆動されす、この結果、間欠歯19は一回転する過程で
ピニオンギヤ22の短歯21と長歯20とを1歯づつ駆動し、
ピニオンギヤ22は第2の伝達輪15の連続歯18あるいは表
示輪17の連続歯18を所定歯数分駆動することにより、第
2の伝達輪15あるいは表示輪17を間欠的に回動させるも
ので、ピニオンギヤ22の長歯20は、間欠歯19歯合しな
いとき、各伝達輪14,15の周面14A,15Aに当接し、ピ
ニオンギヤ22に常時歯合する連続歯18を介して駆動され
る表示輪17や第2の伝達輪15が妄動しないように設けら
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述従
来例では、ユーザーが操作軸37を介して表示輪17と各伝
達輪14,15のリセット終了後、ユーザーが操作軸37を離
した際、ピニオンギヤ22を間欠歯19に近い位置、すなわ
ち間欠歯19の回動方向後方側に位置する歯19Cの後方側
面部にピニオンギヤ22の短歯21が位置するようにピニオ
ンギヤ22を戻し、この位置を起算位置として間欠歯19と
連続歯18との連結を図っているが(図7参照)、押圧ア
ーム27がハート型カム26を確実に押圧しきれなかった
り、あるいは操作軸37の押圧で自由回動状態となった表
示輪17及び各伝達輪14,15がピニオンギヤ22と連結する
前に振動等に伴い回動してしまうこと等に起因するリセ
ット不良により、間欠歯19とピニオンギヤ22との間に位
置ずれが生じ、図8に示すように間欠歯19の谷部19Bに
ピニオンギヤ22の短歯21が噛合する状態で連結されるこ
とがあり、このようになると、伝達輪(間欠歯19)14,
15が回動しようとしても、ピニオンギヤ22の長歯20が伝
達輪14,15の周面14A,15Aに当接してピニオンギヤ22
と伝達輪14,15がロックしてしまい、表示輪17の減速駆
動はおろか、積算計6をもロック状態にさせてしまうと
いう問題がある。
【0012】本発明は、前述の問題点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、伝達輪のロックを
防止することで積算計のロックも防止し、良好に表示輪
を間欠駆動でき得るメンテナンス時期表示装置の提供に
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の目的を達
成するために、車両の走行距離を複数個の数字輪で積算
表示する積算計の適宜桁の数字輪と伝達歯車を介して連
動する駆動歯車を設け、この駆動歯車を回動自在に支承
する支軸を前記積算計と並設状態に架設し、この支軸に
前記駆動歯車により駆動される伝達輪及びこの伝達輪を
介して駆動されて所定走行距離に達するとメンテナンス
時期を表示する表示輪を設け、この表示輪及び前記伝達
輪の前記駆動歯車側側面に連続歯を形成するとともに、
前記伝達輪の前記表示輪側側面に前記連続歯と対向する
間欠歯を形成し、この間欠歯と前記連続歯とを連結して
前記間欠歯と噛合するときに前記連続歯を順次間欠駆動
する長歯と短歯とを交互に配したピニオンギヤを設け、
このピニオンギヤを回動自在に保持するとともに前記表
示輪及び前記伝達輪に形成されたハート型カムを押圧し
て前記表示輪及び前記伝達輪を元の位置に復帰整列させ
る押圧アームを備えたリセット部材を設け、このリセッ
ト部材を回動した際に前記ピニオンギヤと前記連続歯及
び前記間欠歯との連結を解除して前記表示輪及び前記伝
達輪を復帰整列させるとともに、前記リセット部材の復
帰時に前記押圧アームが前記ハート型カムから離間し、
かつ前記ピニオンギヤと前記連続歯及び前記間欠歯とを
連結する際に前記ピニオンギヤを前記間欠歯の少なくと
も1歯以上離れた位置に復帰させるものである。
【0014】
【作用】本発明によれば、表示輪及び伝達輪のリセット
終了後、ピニオンギヤと連続歯及び前記間欠歯とを連結
するときに、ピニオンギヤを間欠歯よりも少なくとも間
欠歯の1歯以上離れた位置に復帰させるため、伝達輪並
びに積算計のロックが防止される。
【実施例】
【0015】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例
を説明するが、前述従来例と同一もしくは均等部分には
同一符号を付して、詳しい説明は省略する。
【0016】図1は本発明の第1実施例を示しており、
本実施例では第1,第2の伝達輪14,15の表示輪17側側
面に2歯からなる間欠歯19を1個づつ設け、操作軸37を
介したリセット部材29による表示輪17及び伝達輪14,15
の復帰整列(リセット)操作終了後、リセット部材29の
復帰によってピニオンギヤ22と連続歯18及び間欠歯19と
を連結するときに、ピニオンギヤ22の短歯21を間欠歯19
の回動方向後方側に位置する歯19Cから、間欠歯19の1
歯の略2歯分の距離を有する位置に復帰させるよう間欠
歯19の形成位置を設定している。
【0017】このように本実施例では、リセット操作終
了後、ピニオンギヤ22と連続歯18及び間欠歯19とを連結
する際に、間欠歯19から間欠歯19の1歯の略2歯分の距
離を有する位置にピニオンギヤ22の短歯21を復帰させる
ことにより、リセット不良が生じても、間欠歯19の谷部
19Bにピニオンギヤ22の短歯21が噛合することがほとん
どなく、これにより伝達輪14,15や積算計6のロックが
防止され、良好に17表示輪を間欠駆動できる。
【0018】図2,図3は、本発明の第2実施例を示
し、本実施例でも前述第1実施例と同様に前述従来例と
同一もしくは均等部分には同一符号を付して、詳しい説
明は省略する。
【0019】この第2実施例では、2歯よりなる間欠歯
19を第1の伝達輪14に2個、第2の伝達輪15に3個形成
し、操作軸37を介したリセット部材29による表示輪17及
び伝達輪14,15のリセット操作終了後、リセット部材29
の復帰によってピニオンギヤ22と、第1の伝達輪14の間
欠歯19及び第2の伝達輪15の連続歯18、並びに第2の伝
達輪15の間欠歯19及び表示輪17の連続歯18とを連結する
ときに、第1の伝達輪14の間欠歯19の場合、ピニオンギ
ヤ22の短歯21を図2中、左斜め下方に位置する間欠歯19
の回動方向後方側に位置する歯19Cから、間欠歯19の1
歯の略3歯分の距離、また右斜め上方に位置する間欠歯
19の回動方向前方側に位置する歯19Aから、間欠歯19の
1歯の略6歯分の距離を有する位置に復帰させるよう間
欠歯19の形成位置を設定しているとともに、第2の伝達
輪15の間欠歯19の場合、ピニオンギヤ22の短歯21を図3
中、左斜め下方に位置する間欠歯19の回動方向後方側に
位置する歯19Cから、間欠歯19の1歯の略3歯分の距
離、また左斜め下方に位置する間欠歯19の回動方向前方
側に位置する歯19Aから、間欠歯19の1歯の略2歯分の
距離を有する位置に復帰させるよう、間欠歯19の形成位
置を設定している。
【0020】このように本実施例では、第1の伝達輪14
と第2の伝達輪15に違った個数でかつ複数の間欠歯19を
それぞれ設けた場合であっても、それぞれの間欠歯19か
ら、間欠歯19の1歯の略2〜6歯分離れた位置にピニオ
ンギヤ22の短歯21を復帰させることにより、前記第1実
施例と略同様の効果を得ることができる。
【0021】なお、前記第1,第2実施例では、ピニオ
ンギヤ22の短歯21を間欠歯19から略2〜6歯分離れた位
置に復帰させるよう間欠歯19の形成位置を設定したが、
ピニオンギヤ22の短歯21が間欠歯19から略2〜6歯分離
れた位置に復帰するようリセット部材29、あるいはピニ
オンギヤ22の保持部30を設定しても良い。
【0022】また上述第1,第2実施例では、ピニオン
ギヤ22の短歯21が間欠歯19から略2〜6歯分離れた位置
に復帰するよう設定しているが、ロック状態を避けるこ
とが可能であれば、この距離は間欠歯19の略1歯分の距
離でも良い。
【0023】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明は、車両の
走行距離を複数個の数字輪で積算表示する積算計の適宜
桁の数字輪と伝達歯車を介して連動する駆動歯車を設
け、この駆動歯車を回動自在に支承する支軸を前記積算
計と並設状態に架設し、この支軸に前記駆動歯車により
駆動される伝達輪及びこの伝達輪を介して駆動されて所
定走行距離に達するとメンテナンス時期を表示する表示
輪を設け、この表示輪及び前記伝達輪の前記駆動歯車側
側面に連続歯を形成するとともに、前記伝達輪の前記表
示輪側側面に前記連続歯と対向する間欠歯を形成し、こ
の間欠歯と前記連続歯とを連結して前記間欠歯と噛合す
るときに前記連続歯を順次間欠駆動する長歯と短歯とを
交互に配したピニオンギヤを設け、このピニオンギヤを
回動自在に保持するとともに前記表示輪及び前記伝達輪
に形成されたハート型カムを押圧して前記表示輪及び前
記伝達輪を元の位置に復帰整列させる押圧アームを備え
たリセット部材を設け、このリセット部材を回動した際
に前記ピニオンギヤと前記連続歯及び前記間欠歯との連
結を解除して前記表示輪及び前記伝達輪を復帰整列させ
るとともに、前記リセット部材の復帰時に前記押圧アー
ムが前記ハート型カムから離間し、かつ前記ピニオンギ
ヤと前記連続歯及び前記間欠歯とを連結する際に前記ピ
ニオンギヤを前記間欠歯の少なくとも1歯以上離れた位
置に復帰させることにより、表示輪及び伝達輪のリセッ
ト終了後、ピニオンギヤと連続歯及び前記間欠歯とを連
結するときに、ピニオンギヤを間欠歯よりも少なくとも
間欠歯の1歯以上離れた位置に復帰させるため、伝達輪
並びに積算計のロックが防止され、良好に表示輪を減速
駆動でき得るメンテナンス時期表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例の要部である第1の伝達輪
を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施例の要部である第2の伝達輪
を示す断面図である。
【図4】従来例並びにメンテナンス時期表示装置の全体
概要を示す平面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】図4の要部斜視図である。
【図7】図4の要部断面図である。
【図8】図4のリセット不良を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 メンテナンス時期表示装置 4 数字輪 6 積算計 9 伝達歯車 12 駆動歯車 14 第1の伝達輪 15 第2の伝達輪 17 表示輪 18 連続歯 19 間欠歯 20 長歯 21 短歯 22 ピニオンギヤ 27 押圧アーム 29 リセット部材 30 保持部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行距離を複数個の数字輪で積算
    表示する積算計の適宜桁の数字輪と伝達歯車を介して連
    動する駆動歯車を設け、この駆動歯車を回動自在に支承
    する支軸を前記積算計と並設状態に架設し、この支軸に
    前記駆動歯車により駆動される伝達輪及びこの伝達輪を
    介して駆動されて所定走行距離に達するとメンテナンス
    時期を表示する表示輪を設け、この表示輪及び前記伝達
    輪の前記駆動歯車側側面に連続歯を形成するとともに、
    前記伝達輪の前記表示輪側側面に前記連続歯と対向する
    間欠歯を形成し、この間欠歯と前記連続歯とを連結して
    前記間欠歯と噛合するときに前記連続歯を順次間欠駆動
    する長歯と短歯とを交互に配したピニオンギヤを設け、
    このピニオンギヤを回動自在に保持するとともに前記表
    示輪及び前記伝達輪に形成されたハート型カムを押圧し
    て前記表示輪及び前記伝達輪を元の位置に復帰整列させ
    る押圧アームを備えたリセット部材を設け、このリセッ
    ト部材を回動した際に前記ピニオンギヤと前記連続歯及
    び前記間欠歯との連結を解除して前記表示輪及び前記伝
    達輪を復帰整列させるとともに、前記リセット部材の復
    帰時に前記押圧アームが前記ハート型カムから離間し、
    かつ前記ピニオンギヤと前記連続歯及び前記間欠歯とを
    連結する際に前記ピニオンギヤを前記間欠歯の少なくと
    も1歯以上離れた位置に復帰させることを特徴とするメ
    ンテナンス時期表示装置。
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