JPH0313812Y2 - - Google Patents

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JPH0313812Y2
JPH0313812Y2 JP20369885U JP20369885U JPH0313812Y2 JP H0313812 Y2 JPH0313812 Y2 JP H0313812Y2 JP 20369885 U JP20369885 U JP 20369885U JP 20369885 U JP20369885 U JP 20369885U JP H0313812 Y2 JPH0313812 Y2 JP H0313812Y2
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pinion
reset
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、たとえば自動車やオートバイの走
行距離計、テープレコーダのカウンタ等のリセツ
ト積算計において、複数個の数字輪のリセツト時
にピニオンの回動を規制するリセツト積算計のピ
ニオン整列装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、この種のリセツト積算計のピニオン整
列装置に関しては、様々な技術が提案されてお
り、たとえば実公昭54−8664号、同51−18688号、
同51−207号の各公報に開示され、第4図に示す
ものがある。
すなわち、リセツト積算計1は、フレーム2に
複数個の数字輪3(第4図では1個の数字輪のみ
図示されている)をそれぞれ回転可能に軸支する
主軸4が架設されるとともに、この主軸4と平行
してリセツト部材5の回動軸6の回動可能に軸支
されており、前記数字輪3には上位桁側の数字輪
3に対面する一方の側面にハートカム3aと桁送
り用の間欠歯3bとが、下位桁側の数字輪3に対
面する他方の側面に連続歯(図示しない)がそれ
ぞれ形成され、また、前記リセツト部材5には前
記ハートカム3aを圧接する複数の帰零用レバー
5aと、この帰零用レバー5aに略直交する方向
に伸びる一対の腕部5bとが形成され、前記腕部
5bには前記間欠歯3b及び連続歯に噛合して各
数字輪3を下位桁から上位桁へ桁送り回動する複
数個のピニオン7を回動可能に軸支するピニオン
軸8が架設され、最下位桁の数字輪3が適宜駆動
手段により図示しない中間歯車を介して回転駆動
されることにより、この数字輪3の間欠歯3bが
ピニオン7に噛合して数字輪3の1回転毎にピニ
オン7を1ピツチ回転させ、このピニオン7の回
転により常時連続歯を噛合している上位桁の数字
輪3が回転して桁送りされ、この繰返しによつて
順次上位桁側の数字輪3が桁送りされる構成にな
つている。
そして、各数字輪3を帰零整列させる場合に
は、フレーム2にコ字状枠2aが固定されてお
り、このコ字状枠2aに数字輪3の主軸4と略直
交する方向へ移動可能に軸支されているリセツト
用シヤフト9を押圧することにより、リセツト部
材5を図示しないカム機構を介して回動し、各ピ
ニオン7を各数字輪3の間欠歯3b及び連続歯
(図示しない)の両歯部から離脱するとともに各
帰零用レバー5aをハートカム4に圧接し、各数
字輪3が一斉に帰零整列する。
また、リセツト用シヤフト9に加える押圧力を
解除することにより、リセツト部材5が捩りバネ
(図示しない)の弾発力を受けて各ピニオン7を
各数字輪3の歯部に噛合するべく復帰する。
ところで、ピニオン7の側面にはピニオン軸8
に沿つて突出する角ボス部10がそれぞれ形成さ
れ、この角ボス部10に一端部側を圧接する板バ
ネ部材11が他端部側を略L字状に屈曲され、こ
の屈曲した端部をリセツト部材5にたとえば熱溶
着等の固定手段によつて片持ち状態に固定され、
各ピニオン7が各数字輪3の歯部から一斉に離脱
したときに、板バネ部材11の弾性力によつて角
ボス部10が付勢され、各ピニオン7が一定状態
に整合されるため、振動などの外乱によつて前記
ピニオン7が盲動することを防ぐことができ、従
つて、再び各ピニオン7が数字輪3の歯部に噛合
するとき、数字輪3が乱れて不揃い状態に帰零整
列することなく、正規の帰零整列位置にできる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記従来例の構造では、ピニオ
ン7が数字輪3に噛合して回転する場合であつて
も、角ボス部10には常時板バネ部材11が弾発
作用しているため、ピニオン7の回転に要する負
荷が大きくなることに起因してピニオン7及び数
字輪3の良好な回転が行いにくくなるという問題
があつた。特に、数字輪3の回転駆動源として比
較的その駆動トルクが弱いパルスモータを使用す
る場合では、無理な負荷による回転駆動源の故障
や誤動作を誘発する虞もあり、更には回転負荷を
考慮して駆動力の大きなパルスモータを採用する
と、スペース的、コスト的に不利であるという問
題を有していた。
また、ピニオン7の回転における負荷を軽減す
る構成としては、リセツト部材5の回動時におけ
るピニオン7の位置に対応してフレーム2に板バ
ネ部材11を配設する構造も提案されているが、
フレーム2をたとえば他の計器本体に取り付けて
使用する場合やフレーム2に警報用のリードスイ
ツチ等の外部部材を取り付ける場合にあつては、
板バネ部材11の配設領域が限定されるため、板
バネ部材11の取付位置及び取付後の調整等がむ
ずかしく、更にはスペース的にも不利である。ま
た、取付作業のときに板バネ部材11の自由端部
分が人の手や他の部材に干渉して折り曲がるとい
う問題も有していた。
〔考案の目的〕
この考案は、前記従来例の問題点に着目して考
えられたものであり、数字輪のリセツト時にピニ
オンと整列状態にできるとともに、数字輪とピニ
オンとの噛み合い状態ではピニオンの回転負荷を
軽減でき、かつ、スペース的にも有利なリセツト
積算計のピニオン整列装置の提供を目的とする。
〔考案の概要〕
この考案は、前記目的を達成するため、主軸に
回転可能に軸支される数字輪と、この数字輪に噛
合する桁送り用のピニオンを回転可能に軸支する
ピニオン軸と、このピニオン軸を架設する腕部が
形成されるとともに前記ピニオンを前記数字輪に
接離可能に回動するリセツト部材と、このリセツ
ト部材に片持ち固定して自由端部を前記ピニオン
に圧接するピニオン整列用の板バネ部材と、前記
リセツト部材の回動軸を軸支するとともに前記主
軸を架設するフレームとから成るリセツト積算計
において、前記リセツト部材の腕部に前記板バネ
部材と交差して穿設する溝部と、この溝部に挿入
されて移動可能に配設する可動シヤフトと、前記
数字輪と前記ピニオンとの噛み合い時に、前記可
動シヤフトが当接して前記板バネ部材を前記ピニ
オンから離れる方向へ移動させるべく前記フレー
ムに形成する当接箇所とを設けるものである。
〔考案の作用〕
この考案によるリセツト積算計のピニオン整列
装置では、複数個の数字輪とピニオンとの噛み合
い時に、リセツト部材の腕部に穿設した溝部の一
端側に、可動シヤフトがフレームの当接箇所にそ
の領端部を当接して移動され、このとき前記可動
シヤフトは、ピニオンから板バネ部材を押し上げ
た状態に維持する。
そして、前記リセツト部材を回動させることに
より数字輪とピニオンとの噛み合いが解除され、
このとき前記溝部に可動シヤフトが移動自在とな
るとともに板バネ部材がピニオンに圧接して整列
する。
〔実施例〕
第1図、第2図a,bは、この考案の一実施例
を適用したリセツト積算計のピニオン整列装置を
示すもであり、前記第4図に示す従来例と同一も
しくは相当箇所には同じ符号をつけ、その詳細な
説明は省略する。
リセツト部材5は、櫛形形状の板バネ部材11
がピニオン7の角ボス部10に複数に分割された
一端部側をそれぞれ圧接するとともに、櫛形形状
の基部である他端部側を腕部5bにたとえば熱溶
着等の固定手段により片持ち状態に固定されてお
り、一対の腕部5bには、それぞれ前記板バネ部
材11に対して略直交方向に沿つて伸びる長穴形
状の溝部12が、少なくとも一部を前記板バネ部
材11と交差する箇所に穿設され、この溝部12
に円筒形状の可動シヤフト13が挿入されて両端
部に抜け止め手段であるたとえばEリング14を
設けて配設される。
すなわち、リセツト積算計1は、フレーム2に
架設する主軸4に複数個の数字輪3が回転可能に
軸支され、また、リセツト部材5の回動軸6が回
動可能に軸支され、桁送り用の各ピニオン7が数
字輪3の連続歯(図示しない)及び間欠歯3bの
両歯部に噛合され、このとき可動シヤフト13が
その両端部をフレーム2に形成する当接箇所15
に当接するとともに溝部12の一端側に板バネ部
材11の弾発力に対抗して押し上げられ、板バネ
部材11の自由端部がピニオン7の角ボス部10
から離れ、この状態で最下位桁の数字輪3が適宜
駆動手段により回転駆動され、各数字輪3が各ピ
ニオン7と噛合して順次上位桁の数字輪3を桁送
りする。(第2図a参照) また、各数字輪3を帰零整列させる場合には、
リセツト用シヤフト9を押圧することにより、図
示しないカム機構を介してリセツト部材5がピニ
オン7を各数字輪3の歯部から離脱するよう回動
され、このとき前記可動シヤフト13が板バネ部
材11の押し上げ上態を解除して前記溝部12の
中で移動可能な状態となることにより、板バネ部
材11がピニオン7の角ボス部10に圧接して各
ピニオン7が整列し、各帰零用レバー5がハート
カム4に圧接して各数字輪3が一斉に帰零整列す
る(第2図b参照)。
そして、前記リセツト用シヤフト9の押圧力を
解除することにより、再び第2図aに図示するよ
うにたとえば捩りバネ等弾性部材(図示しない)
の弾発作用でリセツト部材5が回動して可動シヤ
フト13とフレーム2の当接箇所15とが当接
し、角ボス部10から板バネ部材11が離れた状
態でピニオン7が数字輪3の歯部に噛合して桁送
り回動される。
従つて、ピニオン7の噛み合い時と噛み合い解
除時とで可動シヤフト13が溝部12を上下動
し、板バネ部材11を角ボス部10に圧接又は離
脱させるため、従来に比べて各ピニオン7の噛み
合い時に加わつていた板バネ部材11による回転
負荷をなくすことができ、特に、比較的その回転
トルクの弱いパルスモータを回転駆動源とする場
合には有効となり、また、リセツト時には各ピニ
オン7の整列することができ、しかも、可動シヤ
フト13の配設領域が一対の腕部5b間であるた
め、従来に比べて何ら余分なスペースを必要とし
ないものである。
また、板バネ部材11は、自由端部を少なくと
も角ボス部10に圧接可能とする長さ寸法であれ
ばよいため、取付作業時に外部部材と干渉するこ
とに起因する塑性変形が生じにくく、スペース的
にも有利であるという付随的な効果も得ることが
できる。
ところで、前記実施例では、リセツト部材5の
腕部5bに長穴形状の溝部12を穿設し、可動シ
ヤフト13が抜止め手段を設けて挿入配設されて
いるが、それぞれの腕部5bに一端へ開放するU
字形状の溝部12aを形成し、可動シヤフト13
の両端部側に抜止め手段である突起14aを一体
形成し、この可動シヤフト13を前記溝部12a
の開放部から挿入した後、板バネ部材11をリセ
ツト部材5に固定する構造としても、前記各実施
例と略同様の作用を得ることができ、しかも取付
作業が簡素化できるものである。(第3図参照)。
なお、前記実施例ではフレーム2の当接箇所1
5を段差形状に形成しているが、この形状に限定
されるものではなく、ピニオン7と数字輪3との
噛み合い時に前記可動シヤフト13が当接して板
バネ部材11がピニオン7の角ボス部10から離
れる位置であれば前記実施例と同様の作用を得る
ことができる。
また、前記溝部12は、必ずしも板バネ部材1
1に略直交方向へ伸びて交差するものに限定され
ず、可動シヤフト13がピニオン7の噛み合い時
と噛み合い解除時とで移動可能であれば、互いの
交差方向を適宜変更してもよい。
〔考案の効果〕
この考案は、主軸に回転可能に軸支される数字
輪と、この数字輪に噛合する桁送り用のピニオン
を回転可能に軸支するピニオン軸と、このピニオ
ン軸を架設する腕部が形成されるとともに前記ピ
ニオンを前記数字輪に接離可能に回動するリセツ
ト部材と、このリセツト部材に片持ち固定して自
由端部を前記ピニオンに圧接するピニオン整列用
の板バネ部材と、前記リセツト部材の回動軸を軸
支するとともに前記主軸を架設するフレームとか
ら成るリセツト積算計において、前記リセツト部
材の腕部に前記板バネ部材と交差して穿設する溝
部と、この溝部に挿入されて移動可能に配設する
可動シヤフトと、前記数字輪と前記ピニオンとの
噛み合い時に、前記可動シヤフトが当接して前記
板バネ部材を前記ピニオンから離れる方向へ移動
させるべく前記フレームに形成する当接箇所とを
設けるものであり、従来に比べて略同じスペース
で、ピニオンと数字輪との噛み合い時にピニオン
の回転負荷を軽減でき、かつ、噛み合い解除時に
ピニオンの整列を良好に行うことができ、しか
も、板バネ部材が外部部材と干渉しにくい等、極
めて実用価値の高いリセツト積算計のピニオン整
列装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はいずれもこの考案の一実施例
を適用したリセツト積算計のピニオン整列装置を
示すもであり、第1図はリセツト部材と可動シヤ
フトとの配設状態の要部分解斜視図、第2図a,
bはそれぞれ数字輪とピニオンとの噛み合い状
態、噛み合い解除状態の要部側断面図、第3図は
この考案の他の実施例のリセツト部材と可動シヤ
フトとの配設状態を示す要部分解斜視図、第4図
は従来のリセツト積算計のピニオン整列装置の要
部側断面図である。 1……リセツト積算計、2……フレーム、3…
…数字輪、4……主軸、5……リセツト部材、5
a……帰零用レバー、5b……腕部、6……回動
軸、7……ピニオン、8……ピニオン軸、10…
…角ボス部、11……板バネ部材、12,12a
……溝部、13……可動シヤフト、15……当接
箇所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主軸に回転可能に軸支される数字輪と、この数
    字輪に噛合する桁送り用のピニオンを回転可能に
    軸支するピニオン軸と、このピニオン軸を架設す
    る腕部が形成されるとともに前記ピニオンを前記
    数字輪に接離可能に回動するリセツト部材と、こ
    のリセツト部材に片持ち固定して自由端部を前記
    ピニオンに圧接するピニオン整列用の板バネ部材
    と、前記リセツト部材の回動軸を軸支するととも
    に前記主軸を架設するフレームとから成るリセツ
    ト積算計において、前記リセツト部材の腕部に前
    記板バネ部材と交差して穿設する溝部と、この溝
    部に挿入されて移動可能に配設する可動シヤフト
    と、前記数字輪と前記ピニオンとの噛み合い時
    に、前記可動シヤフトが当接して前記板バネ部材
    を前記ピニオンから離れる方向へ移動させるべく
    前記フレームに形成する当接箇所とを設けること
    を特徴とするリセツト積算計のピニオン整列装
    置。
JP20369885U 1985-12-28 1985-12-28 Expired JPH0313812Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP20369885U JPH0313812Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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Publication Number Publication Date
JPS62112772U JPS62112772U (ja) 1987-07-17
JPH0313812Y2 true JPH0313812Y2 (ja) 1991-03-28

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ID=31169273

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