JPS6349786Y2 - - Google Patents

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JPS6349786Y2
JPS6349786Y2 JP4207580U JP4207580U JPS6349786Y2 JP S6349786 Y2 JPS6349786 Y2 JP S6349786Y2 JP 4207580 U JP4207580 U JP 4207580U JP 4207580 U JP4207580 U JP 4207580U JP S6349786 Y2 JPS6349786 Y2 JP S6349786Y2
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JP
Japan
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zero
pinion gear
digit
gear
holder plate
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JP4207580U
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JPS56142413U (ja
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  • Measurement Of Distances Traversed On The Ground (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、各数字輪を表示窓に的確に帰零整列
し得る帰零式路程計における帰零装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
帰零式路程計は、一日の走行距離や目的地まで
の距離を正確に知ることが出来る極めて便利なも
のであるが、その都度スタートに際して帰零整列
せしめなければならない。
その為には摘子を回すことにより数字輪を先ず
同数字が一列に並ぶように整列させ、この整列さ
せる数字輪を更に回して表示窓に零数字が位置す
るところで正しく止める必要がある。
即ちうつかりすると零を通り過す位置まで回し
てしまい数字輪は逆回転出来ないため再び一回転
させてから零表示しなければならず、この操作が
極めて厄介であつた。
このため従来は、回動軸に切欠溝を形成したカ
ム板を固着し、この切欠溝の位置を表示窓に数字
輪の零が表示される位置に形成し、支持フレーム
に板バネを突設し、この板バネの先端でカム板の
外周面を弾発付勢し、板バネをカム板に形成した
切欠溝に嵌入させて数字輪の零が表示窓に表示さ
れたことを板バネの弾性による手応えで判別でき
るようにしたものを採用していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然し、この従来構造では板バネ、カム板の追加
部品を必要とするためそれだけコスト高となり、
而かもその組付などの工数が加わり、安価に量産
することが出来ないという不都合があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこれらの不都合を解決することを目的
とするもので、添付図面を参照するとその要旨
は、回動軸1に数字輪2を回動自在に貫挿し、こ
の隣り合う数字輪2の間に夫々下位桁から上位桁
へと順次桁送りするピニオンギヤ3を回動自在に
支承させたホルダー板4を介在させ、各数字輪2
の側面に係合部5を形成し、この係合部5と係合
する爪板6を回動軸1に貫挿固定し、回動軸1を
一方向に回動したときに爪板6が係合部5と係合
して数字輪2を帰零整列するようにした帰零式路
程計において、前記ホルダー板4をフレーム7に
係止して固定的に配設し、このホルダー板4の側
面にはピニオンギヤ3を弾発付勢してピニオンギ
ヤ3の盲動を防止するバネ材8を添設し、上位桁
側のいずれかのバネ材8の指定荷重を最下位桁バ
ネ材8の指定荷重よりも大きく設定したことを特
徴とする帰零式路程計における帰零装置にある。
〔作用〕
上位桁側のいずれかのバネ材の指定荷重を最下
位桁のバネ材の指定荷重よりも大きく設定してい
るから、使用頻度の最も高い最下位桁のピニオン
ギヤの桁送回動時の損失トルクの増加を防ぎつつ
帰零時における上位桁側のいずれかのピニオンギ
ヤの回動に必要らトルクを高めることができる。
〔実施例〕
第1図乃至第8図は本考案の実施例を示してい
る。
本図は、全走行距離計Aと帰零式路程計Bと速
さ計Cとを備えたものを図示している。
フレーム7にフレキシブルワイヤ9により回転
される主軸10を設け、この主軸10に形成した
ギヤ部と横軸11に形成したギヤ部とを噛合さ
せ、この横軸11にギヤ12を嵌着し、このギヤ
12に縦軸13に固着したギヤ14を噛合させ、
縦軸13にギヤ15を固着し、このギヤ15を回
動軸1に回動自在に貫挿した駆動歯車16に噛合
させて駆動歯車16を回動させるようにしてい
る。
速さ計Cは、主軸10の回転速度を磁界とヒゲ
バネ17との作用により車速に対応させて角度変
換して指針18を回動指示させるようにしたもの
である。
全走行距離計Aは、トータル走行距離を計数す
るもので、即ち帰零作用は必要なく前記ギヤ15
により駆動される。
帰零式路程計Bの桁送り機構について詳しく説
明する。
数字輪2はその半径方向の断面がI字状に形成
され、各数字輪2の下位桁側内周面には連続歯1
9(図面のものは20枚)を形成し、この連続歯1
9を最下位桁の数字輪2を除いてホルダー板4よ
り上位桁側に露出したピニオンギヤ3の歯部と常
時噛合し、上位桁側内周面にはホルダー板4より
下位桁側に位置するピニオンギヤ3の歯部と間欠
噛合する間欠歯20(図面のものは2枚)を形成
している。
ピニオンギヤ3はホルダー板4に回動軸1の軸
線と平行突設した固定ピン21に回動自在に支承
されている。
数字輪2の下位桁側面には突部22とキー溝状
の溝部23とにより回動軸1に固定的に貫挿した
渦巻状にして両端部を異平面にした爪板6を添設
し、この爪板6の先端が係止する前記係合部5
(本図のものは一方を斜面に形成した突起)を形
成している。
最下位桁の数字輪2の連続歯19に駆動歯車1
6に一体的に突設した2個の可撓性を有するクラ
ツチ杆24を係合している。
ホルダー板4は、フレーム7に桟板25を架設
し、この桟板25にホルダー板4に突出形成した
切欠耳26を嵌合してホルダー板4を固定的に配
設している。
ピニオンギヤ3は、下位桁側の歯幅を1つ置き
に切欠したものを図示し、即ち歯幅の厚い長歯2
73枚と歯幅の薄い短歯283枚とを交互に配し
たものである。
バネ材8は、ねじりコイルバネを図示し、屈曲
中央部を支軸29に嵌入し、一端を受壁30に、
他端をピニオンギヤ3の歯を半径方向に弾発付勢
し、続いて支承壁31に嵌合している。
即ち、短歯28が中央に位置し、左右に長歯2
7が位置し、左右の長歯27の歯を半径方向に弾
歯付勢している状態がピニオンギヤ3の安定状態
となる。
ピニオンギヤ3が回動するときには長歯27が
バネ材8を押し上げることになる。
そして再びピニオンギヤ3は安定状態となる。
このピニオンギヤ3が安定状態となつた位置で
数字輪2の各数字が表示窓32に正確に表示され
るように各数字を対応付設する。
従つてバネ材8はピニオンギヤ3の盲動を防止
することになる。
帰零機構を詳しく説明する。
フレーム7の一側に支持フレーム33を突設
し、この支持フレーム33とフレーム7とに回動
杆34を回動自在に架設し、この回動杆34に摘
子35を固着し、更に回動杆34の先端部にスパ
ーギヤ36を固着し、このスパーギヤ36にフレ
ーム7に軸装したアイドルギヤ37を噛合させ、
このアイドルギヤ37に回動軸1に固着したスパ
ーギヤ38を噛合する。
即ち摘子35を回せば回動軸1は回動すること
になる。
次に桁送り機構の作動を説明する。
車輛の走行によりフレキシブルワイヤ9を介し
て主軸10は回転する。
そしてギヤ列を介して駆動歯車16が回動軸1
上を回動させられる。
駆動歯車16の回動によりクラツチ杆24と最
下位桁の数字輪2の連続歯19とが係合し、クラ
ツチ杆24により最下位桁の数字輪2が回動され
ることになる。
そして最下位桁の数字輪2が1回転すると最下
位桁の数字輪2の間欠歯20がピニオンギヤ3を
1/3回転させ、と同時に最下位桁より2番目の数
字輪2がピニオンギヤ3の1/3回転により1数字
だけ回動させられることになる。
そしてまた、最下位桁の数字輪2が1回転する
と2番目の数字輪2が1数字だけ回動させられ
る。
順次この作動を繰り返して桁送りし、車輛の走
行距離が表示窓32に表示されることになる。
次に帰零機構の作動を説明する。
摘子35を桁送り順方向に回動させると、駆動
歯車16は回動軸1に対して回動自在であり且つ
ギヤ15に噛合し、このギヤ15はウオーム機構
を含むギヤ列に噛合しているため回転不能とな
り、回動軸1だけが回動する。
このとき回動軸1に固定的に貫挿した爪板6は
回動軸1と一緒に回動し、そして爪板6の端部が
係合部5に係止し、数字輪2を回動させることに
なる。
このときクラツチ杆24と最下位桁の数字輪2
とは滑動する。
この挙動が各数字輪2において行なわれ、各数
字輪2の係合部5に爪板6の端部が係止されたと
き係合部5は数字輪2の数字に対応位置している
から、各数字輪2の数字は整列させられることに
なる。
数字輪2が整列したのちは各数字輪2は一緒に
回動し、従つて使用者は摘子35を回して各数字
輪2が表示窓32に零を表示したときに回動を止
め、帰零整列することになる。
このときピニオンギヤ3は回動することにな
る。
尚、バネ材8の指定荷重を大きくするには線径
を大きくしたり、材質を変えたり、巻数、コイル
径、それに腕長さ等を変えることにより行う。
〔考案の効果〕
本考案は上述の如く、ホルダー板4の側面に添
設した、ピニオンギヤ3の盲動を防止するバネ材
8の指定荷重を、最下位桁のバネ材8よりもいず
れかの上位桁側のバネ材8を大きく設定したか
ら、回動軸1を回動させて爪板6を係合部5に係
合させ、数字輪2を帰零整列させるときに、ピニ
オンギヤ3を支承するホルダー板4は固定的にフ
レーム7に配してあるので、ピニオンギヤ3は数
字輪2の回動に応じてバネ材8のバネ圧に抗し乍
ら回動することになるが、このときバネ材8の指
定荷重を最下位桁のバネ材8の指定荷重より大き
く設定したいずれかの上位桁側のバネ材8により
弾発付勢されたピニオンギヤ3はそのバネ材8に
より強く弾発付勢される為そのピニオンギヤ3の
回動に必要なトルクは高められ、即ち、回動軸1
を回動している途中から強い回動力が必要とな
り、その分だけ重く感じられることになり、それ
だけ帰零完了後にうつかり零数字を表示窓32に
より通り過ごさせてしまうことを起こしにくく、
特に回動軸1の回動が重く感じられることにより
使用者に注意を喚起させることにもなるもので、
極めて有効的である。
更に、バネ材8は元々ピニオンギヤ3を弾発付
勢することにより数字輪2の走行振動などによる
盲動を防止する目的のために元々付設されている
ものであり、本考案はこのバネ材8を利用し、単
にバネ材8の指定荷重(ピニオンギヤを弾発付勢
しているバネ圧)を大きく設定するだけであるか
ら、従来のように零表示を強制させる特別な装置
を付設しなくて良いからそれだけコスト安とな
り、操作も容易となる。
この際いずれかの上位桁側のバネ材8の指定荷
重を最下位桁のバネ材8の指定荷重よりも大きく
設定することはそれだけ積算の為の回動を不円滑
にすることにはなるが、上位桁側のバネ材8は最
下位桁のバネ材8のように使用頻度が高くなく、
例えば4桁を採用している場合最下位桁の数字輪
8の1000回転で最上位桁の数字輪2が1回転する
のである故そのバネ材8の指定荷重の増大による
桁送回動時におけるピニオンギヤ3の損失トルク
の増加を防ぐことができる等幾多の秀れた特長を
発揮することになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は全体平面図、第2図は全体正面図、第3図、第
4図は数字輪の斜視図、第5図は要部の分解斜視
図、第6図は要部の側断面図、第7図は第6図の
裏方向より見た側断面図、第8図はピニオンギヤ
の斜視図である。 1……回動軸、2……数字輪、3……ピニオン
ギヤ、4……ホルダー板、5……係合部、6……
爪板、7……フレーム、8……バネ材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回動軸に複数個の数字輪を回動自在に貫挿し、
    この隣り合う数字輪の間に夫々下位桁から上位桁
    へと順次桁送りするピニオンギヤを回動自在に支
    承させたホルダー板を介在させ、各数字輪の側面
    に係合部を形成し、この係合部と係合する爪板を
    回動軸に貫挿固定し、回動軸を一方向に回動した
    ときに爪板が係合部と係合して数字輪を帰零整列
    するようにした帰零式路程計において、前記ホル
    ダー板をフレームに係止して固定的に配設し、こ
    のホルダー板の側面にはピニオンギヤを弾発付勢
    してピニオンギヤの盲動を防止するバネ材を添設
    し、上位桁側のいずれかのバネ材の指定荷重を最
    下位桁のバネ材の指定荷重よりも大きく設定した
    ことを特徴とする帰零式路程計における帰零装
    置。
JP4207580U 1980-03-29 1980-03-29 Expired JPS6349786Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4207580U JPS6349786Y2 (ja) 1980-03-29 1980-03-29

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JP4207580U JPS6349786Y2 (ja) 1980-03-29 1980-03-29

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JPS56142413U JPS56142413U (ja) 1981-10-27
JPS6349786Y2 true JPS6349786Y2 (ja) 1988-12-21

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ID=29637454

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JP4207580U Expired JPS6349786Y2 (ja) 1980-03-29 1980-03-29

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JPS56142413U (ja) 1981-10-27

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