JPH0337082Y2 - - Google Patents

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JPH0337082Y2
JPH0337082Y2 JP1985201869U JP20186985U JPH0337082Y2 JP H0337082 Y2 JPH0337082 Y2 JP H0337082Y2 JP 1985201869 U JP1985201869 U JP 1985201869U JP 20186985 U JP20186985 U JP 20186985U JP H0337082 Y2 JPH0337082 Y2 JP H0337082Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車の走行路程計、テープレコーダ
のカウンタ等のリセツトカウンタにおけるピニオ
ン整列装置に関する。
〔関連技術と問題点〕
一般的なリセツトカウンタの一例を第7図によ
り説明すると、フレーム1に複数個の数字輪2が
夫々回転可能に軸支され、各数字輪2の下位側の
側面に図示しない連続歯が、上位側の側面に間欠
歯3とハートカム4とが夫々一体に形成されてい
る。前記数字輪2と平行して前記フレーム1には
側面L字形の帰零部材5が軸支され、この帰零部
材5の一端側には前記ハートカム4を押接する複
数の零復帰レバー6が形成され、他端側には前記
連続歯と間欠歯3と噛合して各数字輪2を下位桁
から上位桁へと桁送り回動する複数個のピニオン
7が回転可能に軸支されている。しかして、適宜
駆動手段を介して最下位桁の数字輪2に回転駆動
力が付与されると、最下位桁数字輪2の一回転で
この間欠歯3がピニオン7と噛合してこれを1ピ
ツチ回転し、これに伴い前記ピニオン7と連続歯
で常時噛合している隣接した上位桁側の数字輪2
を桁上げ角回動し、この繰り返しにより順次上位
桁側の数字輪2へと周知のように桁送りがなされ
る。また、各数字輪2が帰零整列する場合は、図
示しない帰零操作シヤフトを押圧操作することに
より、帰零部材5が回動し、これによつて各ピニ
オン7が数字輪2の歯部から離脱し、同時に各復
帰レバー6がハートカム4に圧接して各数字輪2
が一斉に帰零整列される。その後、帰零操作シヤ
フトの押圧力を解除すると図示しないばねの作用
により帰零部材5が復帰作動する。しかしなが
ら、零復帰操作時において、たとえば帰零部材5
の回動により一時的にピニオン7が各数字輪2の
歯部から離脱し、かつハートカム4から復帰レバ
ー6が懸け離れた状態となり、このとき各数字輪
2自体の噛み合いが解き離された状態であるた
め、振動などの外乱によつてピニオン7が盲動す
る場合があり、この状態で両者を再噛合させた場
合は正規の帰零整列位置からズレが生じたまま、
数字輪2とピニオン7とが噛み合つてしまい各数
字輪2の整列状態に乱れが生じ零数値位置が不揃
いになつてしまうことがある。このような問題を
解決するために、各ピニオン7の側部にはピニオ
ン7の盲動を抑制するための角ボス部8を設ける
とともに、帰零部材5には前記角ボス部8に当接
する押接端部9Aを有する板ばね9が固設され、
この板ばね9のばね圧が常時角ボス部8に付勢さ
れることにより、零復帰時にピニオン7が各数字
輪2の歯部から離脱しても角ボス部8に加わるば
ね圧によつてピニオン7は一定状態に整合され、
この状態のまま再噛合するように構成されたリセ
ツトカウンタが知られている。しかし、このよう
な構成の場合、板ばね9のばね圧が常時角ボス部
8に付勢されているため、ピニオン7の回転に要
する負荷が大となる面があり、特にパルスモータ
式のカウンタにおいては比較的その駆動トルクが
弱いため、無理な負荷が加わりやすいという面が
あり、これを解決するためにパルスモータの能
力、すなわち駆動力を増加する必要がありコスト
的に不具合を有していた。また、板ばね9の組付
作業が面倒であり部品点数も増すという面を有し
ていた。
このような問題を解決するため、帰零部材とフ
レームの底面間に介在されるとともに、一端が帰
零部材に固設され、他端の自由端を夫々ピニオン
に近接して延長したピニオン整列用の板ばねを備
え、通常の作動時においては板ばねがピニオンの
角ボス部と無接触に保持されて板ばねのばね圧が
ピニオンの角ボス部に付勢されず、零復帰時にの
み板ばねが角ボス部に当接してピニオンを一定状
態に整列するようになしたものが実公昭49−
41790号公報で知られている。これは板ばねのば
ね圧が零復帰時にのみピニオンの角ボス部に付勢
されるように形成しているため、パルスモータに
加わる負荷は既述したばね圧が常時角ボス部に付
勢されるものに比して小となりパルスモータは安
価になるものの板ばねの組付作業が面倒であり部
品点数も増すという不具合は未だ解消されなかつ
た。また、1つのピニオン歯を受入れる中央のV
字形溝を間に挟んで左右のピニオン歯を受止する
前後上面に形成するピニオン受面を備えたピニオ
ン固定板をフレームと一体的に成型し、帰零部材
には上部より切欠いて設けた長溝を設けて、この
長溝にピニオン軸を摺動自在に軸架し、かつ、基
端が帰零部材の軸に支持されたスプリングの先端
でピニオン軸を下方に向けて押圧するように構成
されたものが実公昭52−36530号公報で知られて
いる。しかし、これはピニオン歯の突当受面をフ
レームと一体的に形成して零復帰時にピニオン歯
を突当固定しているため、零復帰時にピニオンを
整合するための板ばねを配設する必要がないもの
の帰零部材が必要以上に押されてピニオン歯に必
要以上の突当力が加わることを防ぐために長溝と
スプリングによる突当力緩衝構造を必要とするた
め、結局スプリングを配設しなければならず、部
品点数も多くその組付作業が厄介であつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記事情を考慮して成されたものであ
り、ピニオン整列用のばね部材を配設することな
く零復帰時のピニオンの整列を可能にして、パル
スモータなど駆動源側の負荷を軽減し、かつ、ば
ね部材の組付作業を不要としたリセツトカウンタ
におけるピニオン整列装置を提供することを目的
とする。
〔考案の構成〕
上記目的を達成するために本考案は、各ピニオ
ンの側部に複数の角部を有する角ボス部を設け、
帰零部材の軸支部を中心とする前記角ボス部の隣
り合う2個の前記角部の円弧状移動軌跡に沿つ
て、前記ピニオンの盲動を抑制するように前記隣
り合う2個の角部が摺動する角ボス規制部をフレ
ームと一体に形成したものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例をパルスモータ式リセツ
トカウンタの場合を示した添付図面により説明す
る。
第1図〜第6図に示すように、フレーム11に
シヤフト12を架設し、そのシヤフト12に複数
個の数字輪13を貫通支持し、その数字輪13の
下位桁側の周縁に連続歯14を形成し、上位桁側
に間欠歯15とハートカム16を形成している。
また、前記フレーム11に前記シヤフト12と平
行してシヤフト17を架設し、このシヤフト17
に帰零部材18を固定的に配設し、その帰零部材
18の一端側には前記ハートカム16を押接でき
る複数個の零復帰レバー19が形成され、他端側
には前記数字輪13の歯部14,15と噛合して
各数字輪13を下位桁から上位桁へと順次桁送り
回動する複数個のピニオン20がシヤフト21を
介して架設されている。また、前記帰零部材18
を配設したシヤフト17の一端にアーム22を固
架するとともに、他端に前記帰零部材18をピニ
オン20と数字輪13の歯部14,15とが噛合
するように弾発付勢するスプリング23を掛止
し、前記フレーム11に止着された枠体24に帰
零操作シヤフト25を前記シヤフト12,17と
直交する方向に押動自在に配設し、前記帰零操作
シヤフト25に前記アーム22と係合する操作腕
片26を固架し、この操作腕片26と枠体24と
の間に帰零操作シヤフト25の押動を復帰させる
スプリング27を介在している。また、各ピニオ
ン20の下位桁側の側面にはピニオン20の盲動
を抑制するための四角形の角ボス部28が一体に
成形され、この角ボス部28は4つの角部28A
を有し、前記フレーム11における零復帰時のピ
ニオン20移動側壁面29には、帰零部材18の
シヤフト17を中心とする角ボス部28のそのシ
ヤフト17に対する外面部30の隣り合う2個の
前記角部28Aの円弧状最短移動軌跡Aに沿つて
前記隣り合う2個の角部28Aが摺動する受面3
1が形成されるようにして角ボス規制部32を複
数個一体に成形している。この場合、角ボス規制
部32の端部にはテーパ状の誘込部32Aが形成
されている。また、フレーム11には図示しない
コントロール部によつて車速信号に基づいて駆動
されるパルスモータ33が配設され、このパルス
モータ33の駆動軸34がギヤ群35を介して前
記最下位桁数字輪13およびピニオン20のシヤ
フト21に架設したギヤ36に夫々連結されてい
る。37はフレーム11に配設されたカウンタの
複数個の数字輪であり、その最下位桁の数字輪3
7が前記ギヤ群35に連結されているとともに、
数字輪13と数字輪37間には可動コイル式速度
計38が配設されている。
したがつて、パルスモータ33の回転駆動力が
最下位桁の数字輪13に付与されると、最下位桁
の数字輪13の一回転で間欠歯15がピニオン2
0と噛合してこれを一ピツチ回転し、これに伴い
ピニオン20と連続歯14で常時噛合している隣
接した上位桁側の数字輪13と桁上げ角回動し、
この繰り返しにより順次上位桁側の数字輪13へ
と桁送りされる。また、各数字輪13を帰零整列
する場合は、帰零操作シヤフト25をスプリング
27の力に抗して押圧操作することにより、操作
腕片26とアーム22が係合してアーム22と一
体的に設けられた帰零部材18が回動し、それに
よつて各ピニオン20が数字輪13の歯部14,
15から離脱し、同時に各零復帰レバー19がハ
ートカム16を押接して各数字輪13が一斉に帰
零整列される。この帰零整列作動時、すなわち帰
零部材18の回動によりピニオン20が各数字輪
13の歯部14,15から離脱した時の状態はあ
る程度不揃いであつても、ピニオン20が数字輪
13の歯部14,15から離脱すると複数個の角
ボス部28の外面部30の隣り合う2個の角部2
8Aが円弧状最短移動軌跡Aに沿つて形成された
角ボス規制部32の円弧状の受面31を摺動し
て、外面部30がほぼ平行状態になるようにして
夫々位置規制され、この規制によつてピニオン2
0が整列状態のまま受面31に沿つて案内されな
がら再噛合されるからカウンタの誤動作は防止さ
れる。また、角ボス規制部32の端部に形成され
た誘込部32Aによつて角ボス部28は次第に受
面31と平行になるように案内されながら良好に
角ボス規制部32に係合する。
このようにして、上記実施例においては、零復
帰時に帰零部材18が回動すると、各ピニオン2
0と一体的に設けられた角ボス部28の角部28
Aが角ボス規制部32の円弧状の受面31を摺動
して外面部30が一定状態に整列されながらその
受面31に沿つて移動し、ピニオン20を整列規
制するようになしたから、ピニオン20の整列用
ばね部材を設ける必要がなく、これにより駆動源
であるパルスモータ33に加わる負荷が小となり
安価なパルスモータ33を使用でき、さらに、ピ
ニオン20の歯を突当固定するものではなく角ボ
ス部28の外面部30を円弧状受面31に沿つて
規制できるようになしたため、位置規整用のばね
部材を組付ける作業が除去でき製作容易で部品点
数も削減することもできる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。例えば、角ボス規制部はフレームの
左右側壁を連結する壁に複数個突出形成したもの
を図示したが、複数個の角ボス規制部を一体的な
突出壁として形成してもよく、また、速度計の指
針軸を支承する壁と一体的に延設したアーム部に
形成してもよく、そのフレームと角ボス規制部と
の一体状態は適宜選定すればよい。また、角ボス
部は四角形のものを示したが三角形でもよい。ま
た、パルスモータ式の場合を示したがメータケー
ブルを用いた機械式のリセツトカウンタにおいて
もケーブルに加わる負荷を軽減することができ、
上述した実施例と同様の作用効果を得ることがで
きる。
〔考案の効果〕
本考案は各ピニオンの側部に複数の角部を有す
る角ボス部を設け、帰零部材の軸支部を中心とす
る前記角ボス部の隣り合う2個の前記角部の円弧
状移動軌跡に沿つて、前記ピニオンの盲動を抑制
するように前記隣り合う2個の角部が摺動する角
ボス規制部をフレームと一体に形成したものであ
るから、ピニオン整列用のばね部材を配設するこ
となく零復帰時のピニオンの整列が可能となり、
パルスモータ式リセツトカウンタにおいてはパル
スモータの負荷を軽減でき、またばね部材の組付
作業を不要とした部品点数の少ないリセツトカウ
ンタにおけるピニオン整列装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す積算状態の縦
断面図、第2図は零復帰状態の縦断面図、第3図
は全体の平面図、第4図は第3図のフレームを切
り欠いた横断平面図、第5図はパルスモータとギ
ヤ群と数字輪の連結状態を示す断面図、第6図は
帰零操作シヤフトと帰零部材との連結状態を示す
側面図、第7図は従来の縦断面図である。 11……フレーム、13……数字輪、16……
ハートカム、18……帰零部材、19……零復帰
レバー、20……ピニオン、25……帰零操作シ
ヤフト、27……角ボス部、28A……角部、3
0……外面部、32……角ボス規制部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 帰零操作シヤフトの操作によりフレームに軸支
    する帰零部材を回動し、この帰零部材の回動によ
    りフレームに軸支する複数個の数字輪と前記帰零
    部材に配設した複数個のピニオンとの噛合を解除
    し、かつ、前記帰零部材に形成した複数の零復帰
    レバーが前記各数字輪の一側面に設けたハートカ
    ムを押して全ての数字輪を零位置に復帰するよう
    になしたリセツトカウンタにおいて、前記各ピニ
    オンの側部に複数の角部を有する角ボス部を設
    け、前記帰零部材の軸支部を中心とする前記角ボ
    ス部の隣り合う2個の前記角部の円弧状移動軌跡
    に沿つて、前記ピニオンの盲動を抑制するように
    前記隣り合う2個の角部が摺動する角ボス規制部
    を前記フレームと一体に形成したことを特徴とす
    るリセツトカウンタにおけるピニオン整列装置。
JP1985201869U 1985-12-26 1985-12-26 Expired JPH0337082Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985201869U JPH0337082Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

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JP1985201869U JPH0337082Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

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JPS62109270U JPS62109270U (ja) 1987-07-11
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JP1985201869U Expired JPH0337082Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5317387A (en) * 1976-07-30 1978-02-17 Hitachi Ltd Calibrating method for hydrogen-in-sodium detector

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5317387A (en) * 1976-07-30 1978-02-17 Hitachi Ltd Calibrating method for hydrogen-in-sodium detector

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JPS62109270U (ja) 1987-07-11

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