JPH063481Y2 - リセットカウンタ - Google Patents

リセットカウンタ

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JPH063481Y2
JPH063481Y2 JP1988170822U JP17082288U JPH063481Y2 JP H063481 Y2 JPH063481 Y2 JP H063481Y2 JP 1988170822 U JP1988170822 U JP 1988170822U JP 17082288 U JP17082288 U JP 17082288U JP H063481 Y2 JPH063481 Y2 JP H063481Y2
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JP
Japan
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shaft
link
pinion
zeroing
zero
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JP1988170822U
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JPH0292568U (ja
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浩一 佐藤
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はリセットカウンタに係わり、特に車輌の走行路
程計、テープレコーダのカウンタ等のリセットカウンタ
における帰零部材の回動構造の改良に関する。
[従来の技術] 従来のこの種の装置は実開昭59−155660号公報
等で知られているように、第6図乃至第9図に示すよう
にして、フレーム1に複数の表示輪2が軸3を介して夫
々回転可能に軸支され、各表示輪2の下位側の側面に連
続歯4が、上位側の側面に間欠歯5と帰零カム6とが夫
々一体に形成されている。前記フレーム1には前記軸3
と平行に第1の軸である支軸7を回動可能に設け、この
支軸7に全長にわたりキー溝8を設けるとともに支軸7
にキー9Aを介して帰零部材9を一体的に設け、この帰
零部材9の一側には前記帰零カム6を押接する複数の押
圧レバー10が形成され、他側には前記連続歯4と間欠歯
5とに噛合して各表示輪2を下位桁から上位桁へと桁送
り回動する複数のピニオン11が第2の軸であるピニオン
軸12を介して回転可能に軸支されている。このピニオン
軸12は帰零部材9に貫通され、その両端がフレーム1に
係止できるようになっている。前記支軸7の一端側はフ
レーム1から突出し、この突出した軸端にはキー13を介
してリンク14が一体的に設けられており、このリンク14
のボス部14Aにはバネ15が巻装され、バネ15の一端がフ
レーム1に他端がリンク14に係止してリンク14にピニオ
ン11が表示輪2の連続歯4と噛合する方向の回転力を付
勢している。前記フレーム1には前記リンク14側に位置
してコ字状の枠体16が固定されており、この枠体16には
前記支軸7,ピニオン軸12と直交してガイド軸17が挿通
固定され、その枠体16内においてガイド軸17には操作軸
17Aに一体化された押圧片18が摺動可能に設けられ、か
つ押圧片18を非帰零位置に付勢するスプリング19が巻装
されている。
そして、適宜駆動手段を介して最下位桁の表示輪2に回
転駆動力が付与されると、最下位桁表示輪2の一回転で
この間欠歯5がピニオン11と噛合してこれを1ピッチ回
転し、これに伴い前記ピニオン11と連続歯4で常時噛合
している隣接した上位桁側の表示輪2を桁上げ回動し、
この繰り返しにより順々に上位桁側の表示輪2へと桁送
りされる。また、各表示輪2を帰零整列する場合には、
操作軸17Aをスプリング19の付勢に抗して押圧操作する
と押圧片18がリンク14を押圧してリンク14がバネ15の付
勢に抗して回動し、このリンク14を取り付けた支軸7を
基点にして帰零部材9がキー溝8、キー9A、キー13を
介して回動する。これによって第9図のように各ピニオ
ン11が表示輪2の各歯部4,5から離脱し、同時に各押
圧レバー10が帰零カム6に圧接して各表示輪2が一斉に
帰零整列される。その後操作軸17Aの押圧力を解除する
とスプリング19の復元力により操作軸17Aが復帰し、バ
ネ15の復元力により帰零部材9が復帰しピニオン軸12が
フレーム1に係止して第8図の状態になる。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来技術においては、支軸7にキー溝8を設け、こ
のキー溝8とキー9Aとの係合によって帰零部材9を支
軸7と一体的に設け、キー溝8とキー13との係合によっ
てリンク14を支軸7と一体的に設けており、これによっ
て操作軸17Aの押圧操作時に押圧片18を介してリンク14
に回転力が与えられると、リンク14と支軸7と帰零部材
9とが同体的に回動して表示輪2を一斉に帰零整列する
ように構成している。
しかし、製作上の精度面からキー溝8とキー9A,13と
の間にはクリアランスが生じてしまい、この結果操作軸
17Aの押圧操作時におけるリンク14と支軸7と帰零部材
9の各回動角度にバラツキが発生し、操作軸17Aの押圧
時にリンク14が回動してもこのリンク14の回動が支軸7
と帰零部材9に伝達されるまでに前記クリアランスによ
る遊びがあり、押圧レバー10の帰零カム6への押圧が不
完全になって表示輪2の帰零整列状態に不具合が生じる
場合があり、また前記遊びによって操作軸17Aの押圧操
作時に手指に伝わる感覚が悪いという問題があった。
そこで本考案は帰零操作時におけるリンクと帰零部材の
回動角度のバラツキを予防できるリセットカウンタを提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、フレームに第1の軸を設け、この軸に帰零部
材およびリンクを設け、前記帰零部材の一側に各表示輪
に設けられた帰零カムを押圧する押圧レバーを設けると
ともに他側に第2の軸を第1の軸と平行に設け、第2の
軸に各表示輪を桁送りするピニオンを回転可能に設け、
前記帰零部材をピニオンが表示輪の歯部と噛合する方向
に付勢するバネを設け、操作軸の押圧操作により前記リ
ンクを押圧して第1の軸を中心に該リンクを回動し、そ
のリンクの回動により前記バネの付勢に抗して第1の軸
を中心に帰零部材を回動させて帰零するリセットカウン
タにおいて、前記第2の軸を前記リンク位置まで延出
し、この軸端を連結する連結部を前記リンクに設け、前
記軸端を前記連結部に連結して前記リンクの回動により
該リンクと帰零部材とを同体的に回動するものである。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
第6図乃至第9図と同一部分に同一符号を付し同一箇所
の説明を省略する。
第1図乃至第3は本考案の第1実施例を示し、フレーム
1に設けられた第1の軸である支軸7Aにはキー溝8が
無く、この軸7Aにはキー9A,13を介せずに帰零部材
9およびリンク14が回動可能に軸支されている。リンク
14のボス14Aには第6図乃至第9図と同様にバネ15が巻
装されている。また帰零部材9に設けられた第2の軸で
あるピニオン軸12にはピニオン11が回転可能に軸支さ
れ、そのピニオン軸12のリンク14側端部がリンク14位置
まで延出され、この延出された軸端部12Aがリンク14の
先端にその長さ方向に沿って凹設された連結部である受
溝20に嵌合接触して連結されている。このようにしてリ
ンク14と帰零部材9は第1の軸である支軸7Aと第2の
軸であるピニオン軸12とによって連接され、かつ第1の
軸である支軸7Aを支点として該支軸7Aを中心に回動
するように構成されている。
なお、リンク14の受溝20の開口側には第1図(B)のよ
うにテーパー部20Aが形成され、ピニオン軸12の軸端部1
2Aを受け入れやすくするように構成されている。
上記構成において、第2図に示すように通常のカウンタ
ーの作動状態ではバネ15の付勢力によって帰零部材9お
よびリンク14がピニオン11と表示輪2の歯部4,5とが
噛合され、下位桁の表示輪2から順次ピニオン11を介し
て上位桁の表示輪2へと桁上げ動作される。この状態に
おいて、操作軸17Aを押圧操作すると、操作軸17Aと一体
化された押圧片18はスプリング19の付勢に抗して摺動
し、押圧片18はリンク14を押圧してリンク14は支軸7A
を支点としてバネ15の付勢に抗して回動する。リンク14
の受溝20にはピニオン11が軸支されたピニオン軸12の軸
端部12Aが嵌合しているため帰零部材9はピニオン軸12
を介してリンク14と同体的に支軸7Aを支点として回動
し、これによって第3図のように各ピニオン11が表示輪
2の各歯部4,5から離脱し、同時に各押圧レバー10が
帰零カム6に圧接して各表示輪2が一斉に帰零整列され
る。その後操作軸17Aの押圧力を解除するとスプリング1
9の復元力により操作軸17Aが復帰し、バネ15の復元力に
より帰零部材9とリンク14が支軸7とピニオン軸12とで
連接された状態で同体的に第2図の状態に復帰する。
このように上記実施例においては、帰零部材9の他側に
設けられたピニオン11を軸支する第2の軸であるピニオ
ン軸12をリンク14位置まで延出し、この延出された軸端
部12Aをリンク14の受溝20に嵌合接触して連結したた
め、リンク14と帰零部材9は第1と第2の軸である支軸
7Aとピニオン軸12とによって一体的に支持される。そ
してリンク14に加えられた力によって第1の軸である支
軸7Aを中心として回動させるように構成される。この
ため、リンク14の回動が帰零部材9に直結的に伝達され
るため従来のようなクリアランスによる遊びを解消する
ことができ、表示輪2の帰零整列が正確に行われ、操作
軸17Aの押圧操作時に手指に加わる感覚も良好である。
またリンク14および帰零部材9は支軸7Aに回動可能に
軸支するだけでよいためキー溝8、キー9A,13を取り
除くことも可能となり、構造も簡素化することもでき
る。
第4図(A)(B)は本考案の第2実施例を示し、この
例ではピニオン11を軸支する第2の軸であるピニオン軸
12をリンク14位置まで延出し、この延出された軸端部12
Aをリンク14位置まで延出し、この延出された軸端部12A
をリンク14に設けられた連結部である受孔20Bに挿入接
触して連結したものであり、リンク14と帰零部材9は第
1と第2の軸である支軸7Aとピニオン軸12とによって
一体的に支持され、リンク14の第2の軸であるピニオン
軸12側に加えられた力によって第1の軸である支軸7A
を中心として回動させるように構成されているため、上
記実施例と同様な作用効果を得ることができる。
なお、受穴20Bの開口側にはテーパー部20Cが形成され、
このテーパー部20Cによってピニオン軸12を挿入する際
のガイド部を形成している。
第5図(A)(B)は本考案の第3実施例を示し、この
例では第2の軸であるピニオン軸12をリンク14位置まで
延出し、この延出された軸端部12Aをリンク14に設けら
れた連結部である受凹部20Dに嵌挿接触して連結したも
のであり、リンク14と帰零部材9は支軸7Aとピニオン
軸12とによって一体的に支持され、上記実施例と同様な
作用効果を得ることができる。
なお、この実施例ではピニオン軸12の軸端部12Aにテー
パー部12Bを形成し、この軸端部12Aのテーパー部12Bに
よって受凹部20D内に入りやすくなるようにしている。
なお本考案は上記実施例に限定されるものではなく本考
案の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
る。例えば操作軸と押圧片とリンクとの関連構成は各種
タイプのものに適用可能であるとともに軸端部とリンク
との連結構造は適宜選定すればよいものであり、また前
述した各実施例では支軸にキー溝を、リンクにキーを設
けることなく形成したが、場合によっては支軸にその軸
線方向に沿ってキー溝を設けるとともに、リンクにキー
を設けて支軸に対してリンクの取り付け向きを設定する
ガイド部として構成してもよい。
[考案の効果] 本考案はフレームに第1の軸を設け、この軸に帰零部材
およびリンクを設け、前記帰零部材の一側に各表示輪に
設けられた帰零カムを押圧する押圧レバーを設けるとと
もに他側に第2の軸を第1の軸と平行に設け、第2の軸
に各表示輪を桁送りするピニオンを回転可能に設け、前
記帰零部材をピニオンが表示輪の歯部と噛合する方向に
付勢するバネを設け、操作軸の押圧操作により前記リン
クを押圧して第1の軸を中心に該リンクを回動し、その
リンクの回動により前記バネの付勢に抗して第1の軸を
中心に帰零部材を回動させて帰零するリセットカウンタ
において、前記第2の軸を前記リンク位置まで延出し、
この軸端を連結する連結部を前記リンクに設け、前記軸
端を前記連結部に連結して前記リンクの回動により該リ
ンクと帰零部材とを同体的に回動することにより、帰零
操作時におけるリンクと帰零部材の回動角度のバラツキ
を予防できるリセットカウンタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示し、第1図
(A)は斜視図、第1図(B)は要部の拡大断面図、第
2図,第3図は作用状態を示す側面図、第4図(A)
(B)は本考案の第2実施例を示し、第4図(A)は斜
視図、第4図(B)は要部の拡大断面図、第5図(A)
(B)は本考案の第3実施例を示し、第5図(A)は斜
視図、第5図(B)は要部の拡大断面図、第6図乃至第
9図は従来例を示し、第6図は全体正面図、第7図は分
解斜視図、第8図,第9図は作用状態を示す側面図であ
る。 1…フレーム 2…表示輪 4…連続歯(歯部) 5…間欠歯(歯部) 6…帰零カム 7,7A…支軸(第1の軸) 9…帰零部材 10…押圧レバー 11…ピニオン 12…ピニオン軸(第2の軸) 12A…軸端部 14…リンク 15…バネ 17A…操作軸 20…受溝(連結部) 20B…受孔(連結部) 20D…受凹部(連結部) 20E…受面(連結部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームに第1の軸を設け、この軸に帰零
    部材およびリンクを設け、前記帰零部材の一側に各表示
    輪に設けられた帰零カムを押圧する押圧レバーを設ける
    とともに他側に第2の軸を第1の軸と平行に設け、第2
    の軸に各表示輪を桁送りするピニオンを回転可能に設
    け、前記帰零部材をピニオンが表示輪の歯部と噛合する
    方向に付勢するバネを設け、操作軸の押圧操作により前
    記リンクを押圧して第1の軸を中心に該リンクを回動
    し、そのリンクの回動により前記バネの付勢に抗して第
    1の軸を中心に帰零部材を回動させて帰零するリセット
    カウンタにおいて、前記第2の軸を前記リンク位置まで
    延出し、この軸端を連結する連結部を前記リンクに設
    け、前記軸端を前記連結部に連結して前記リンクの回動
    により該リンクと帰零部材とを同体的に回動することを
    特徴とするリセットカウンタ。
JP1988170822U 1988-12-28 1988-12-28 リセットカウンタ Expired - Lifetime JPH063481Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988170822U JPH063481Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 リセットカウンタ

Applications Claiming Priority (1)

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JP1988170822U JPH063481Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 リセットカウンタ

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Publication Number Publication Date
JPH0292568U JPH0292568U (ja) 1990-07-23
JPH063481Y2 true JPH063481Y2 (ja) 1994-01-26

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ID=31462097

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JP1988170822U Expired - Lifetime JPH063481Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 リセットカウンタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5317387B2 (ja) * 1973-01-17 1978-06-08

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JPH0292568U (ja) 1990-07-23

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