JPH067416Y2 - トリップカウンタ - Google Patents

トリップカウンタ

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JPH067416Y2
JPH067416Y2 JP10391089U JP10391089U JPH067416Y2 JP H067416 Y2 JPH067416 Y2 JP H067416Y2 JP 10391089 U JP10391089 U JP 10391089U JP 10391089 U JP10391089 U JP 10391089U JP H067416 Y2 JPH067416 Y2 JP H067416Y2
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JP
Japan
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trip
shaft
pinion
elastic piece
numeral
Prior art date
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JP10391089U
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JPH0344761U (ja
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直哉 高橋
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は自動車などの計器盤内に設けられ、数字車の
帰零を行なうトリップノブを有する走行距離計などのト
リップカウンタに係り、特にトリップノブの帰零荷重を
均一とすることのできるトリップカウンタに関する。
(従来の技術) 第6図、第7図、第8図に一般的なこの種のトリップカ
ウンタを示す。図において、複数個の数字車1はフレー
ム2に支持された軸3にそれぞれ回転可能に軸装されて
いる。これらの数字車1のうち最下位桁の数字車1の外
側の側面には歯車1aが一体に形成されている。また最
下位桁以外の数字車1のそれぞれ下位桁数字車に対向す
る側面には、桁送り用歯車1cが一体に形成され、すべ
ての数字車のそれぞれ下位桁数字車に対向する側面には
ハート状カム1bが一体に形成されている。さらにすべ
ての数字車1のそれぞれ上位桁数字車に対向する側面に
は、後述するピニオンと噛合する1個の歯を有する図示
しない桁送り用歯車が一体に形成されている。ピニオン
支持部材4は前記フレーム2に支架された軸5に回転可
能に取り付けられており、このピニオン支持部材4の腕
部4aにはピニオン軸6が支架されている。そしてこの
ピニオン軸6には1個の原動側ピニオン7aと複数個の
桁送り用ピニオン7bが回転自在に支持されており、原
動側ピニオン7aは軸3に回転自在に支持された歯車1
dと最下桁数字車1の歯車1aに噛合している。また桁
送りピニオン7bは前記複数個の数字車1間に介挿さ
れ、かつこれらの数字車1の両側面にそれぞれ一体に形
成された歯車1c及び図示しない桁送り用歯車と噛合し
ていて、下位桁数字車1が1回転するこどにその次の上
位桁数字車1が1/10回転するようになっている。
バネ部材8の基端はピニオン支持部材4に固定されてお
り、先端は分岐された自由端8aとなっていて、それぞ
れ前記複数個の桁送りピニオン7のボス部に弾性的に当
接して、これらのピニオン7を回転方向に位置決めする
ようになっている。またピニオン支持部材4にはバネ部
材8に対してほぼ直角の方向に複数個のレバー10が一
体に設けられていて、これらのレバー10は数字車1の
間に嵌装され、後述するトリップノブを押圧してピニオ
ン支持部材4を軸5を中心として回動させたとき、前記
数字車1の側面に形成されたカム1bと当接して数字車
1を帰零するようになっている。
一方、フレーム2の片側の側面にはトリップノブ11を
支持するブラケット12が固定されており、このブラケ
ット12の上下端はそれぞれ直角に折り曲げられて、支
持片12a,12bとなっている。これらの支持片12
a,12bにはそれぞれ軸5に対して直角の方向に孔1
2c,12dが形成されており、これらの孔12c,1
2dにはそれぞれ前記トリップノブ11の中間部及び下
端が軸方向に摺動自在に係合している。またトリップノ
ブ11の中間部に形成された段差部11aと下部の支持
片12bとの間にはスプリング13が装着されていて、
トリップノブ11を上方に付勢している。さらに前記フ
レーム2のブラケット12が取り付けられた側の側面か
ら前記ピニオン支持部材4の軸5が突出しており、この
軸5の突出端には板状のカム部材14が回動可能に取り
付けられている。このカム部材14には角孔14aが形
成されており、この角孔14aにはフレーム2の側壁に
形成された図示しない扇形の開口部を介して突出したピ
ニオン軸6の一端が係合している。さらにトリップノブ
11に一体に設けられた係合部15にはU字状の切欠部
15aが形成されており、この切欠部15aにはカム部
材14に突出して一体に設けられたピン14bが係合し
ている。そしてトリップノブ11をスプリング13の付
勢力に抗して押圧することにより、カム部材14が軸5
を中心として矢印A方向に回動し、カム部材14に形成
された角孔14aに係合しているピニオン軸6を介して
ピニオン支持部材4も同方向に回動する。この結果ピニ
オン7と歯車1との噛合が解除され、レバー10がカム
1bを押して数字車1を帰零する。
一方、トリップノブ11の段差部11aの上部には弾性
片16の基端が一体に取り付けられており、この弾性片
16はトリップノブ11に沿って下方に延設され、下端
近傍には段差部16aを介して薄肉部16bが形成され
ている。そしてこの薄肉部16bがブラケット12の下
方の支持片12bの側端面に弾性的に当接していて、ト
リップノブ11を押圧したときにこの段差部16aがブ
ラケット12に乗り上げるときの荷重を帰零荷重とし
て、節度感が得られるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記の従来のトリップカウンタによると、
トリップノブ11を押圧してカウンタを帰零するとき
に、節度感を得るためにトリップノブ11に設けた弾性
片16の段差部16aの曲率形状が一定とならず、また
弾性片16が鉄板などでプレス加工で形成されたブラケ
ット12の端面と摺接するため摩耗し、帰零荷重が変動
して安定した節度感が得られないおそれがあった。
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、トリップ
ノブを押圧してカウンタの帰零を行なうときの帰零荷重
の変化が少なく、安定した節度感を得ることのできるト
リップカウンタを提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、複数個の数字車の
軸を支持するフレームに、前記数字車間に配された桁送
り用ピニオンとこれらの数字車との係合を解除し、これ
らの数字車を帰零するトリップノブを摺動自在に装着し
たトリップカウンタにおいて、前記桁送り用ピニオンの
軸が係合し前記フレームに回動可能に支持されて、前記
トリップノブの押圧によって回動するカム部材、または
前記桁送り用ピニオンを支持する支持部材に、前記数字
車の軸に当接離脱可能に弾性片を設けたものである。
(作用) 上記の構成によると、トリップノブを押圧してメータの
帰零を行なうとき、トリップノブによってカム部材が回
動し、カム部材またはカム部材の回動に連動する桁送り
用ピニオン支持部材に設けられ数字車の軸に当接してい
た弾性片がこの軸をのりこえてから離脱する。このとき
の帰零荷重は弾性片の付勢力によって決まるため、変化
は少ない。しかも弾性片が係合している数字車の軸は形
状及び面粗度が安定して加工されているので、弾性片の
摩耗が少なく、弾性片による帰零荷重が常にほぼ一定と
なり、トリップノブの位置が変っても節度感が安定す
る。
(実施例) 以下、この考案に係るトリップカウンタの一実施例を図
面を参照して説明する。
第1図乃至第4図にこの考案の一実施例を示す。図にお
いて、第5図乃至第7図に示す従来例と同一または同等
部分には同一符号を付して示し、説明を省略する。本実
施例の特徴はトリップノブ及びカム部材の形状にあり、
他の部分は従来例と同様である。
ピニオン支持部材4の軸5のフレーム2から突出した一
端に取り付けられたカム部材20の下部には、上方に向
って円弧状に形成された弾性片21が一体に設けられて
いる。この弾性片21の先端21aは外側に向って円弧
状に弯曲しており、通常の積算時には数字車1の軸3が
フレーム2から突出した一端に係合している。また、カ
ム部材20には従来例と同様に、ピニオン軸6がフレー
ム2の扇形の開口部を介して突出した一端が係合する角
孔20aが形成されている。さらにカム部材20の外側
には軸3に平行に2本のピン22,23が突出して一体
に形成されており、一方のピン22は軸5と同心上に設
けられている。
一方、トリップノブ11には従来例において設けられて
いた弾性片16が省略されており、一体に設けられた係
合部24にはカム部材20のピン22,23がそれぞれ
摺動自在に係合する溝部24a,24bが形成されてい
る。そして溝部24a,24bはそれぞれトリップノブ
11に平行及び直角の方向になっている。
次に本実施例の作用を説明する。トリップノブ11をス
プリング13の付勢力に抗して押圧すると、溝部24b
に係合しているピン23を介してカム部材20が第4図
に示すように軸5を中心として矢印A方向に回動する。
この結果角孔20aに係合しているピニオン軸6の一端
が同方向に回動して、ピニオン7と数字車1の歯車1
a,1c,1d及び桁送り用歯車1eとの噛合が解除す
る。同時にピニオン支持部材4も同方向に回動し、ピニ
オン支持部材4に一体に設けられたレバー10の先端が
カム1bを押圧し、数字車1を帰零する。このときカム
部材20に設けられた弾性片21の先端21aが数字車
1の軸3から離脱するため、帰零荷重がかかり節度感を
得ることができる。
この実施例によれば、トリップレバー24を押してカウ
ンタを帰零するとき、カム部材20に設けられた弾性片
21が数字車1の軸3から離脱するため帰零荷重を得る
ことができる。このとき軸3は形状及び面粗さが精度よ
く加工されており、この軸3に摺接する弾性片21が摩
耗することがないため、トリップノブ11の位置が変っ
ても帰零荷重の変化は極めて小さい。従って帰零時の節
度感が安定し操作性が向上する。しかもトリップノブ1
1には弾性片が設けられていないためカウンタを小形化
することができる。
上記実施例では数字車1の軸3に当接離脱する弾性片2
1をカム部材20に設けた場合について説明したが、第
7図に示すピニオン支持部材4に弾性片を設けてもよ
い。この場合は第5図に示すようにピニオン支持部材4
に一体に、ほぼ円弧状の弾性片25を設け、通常の積算
時には先端25aが数字車1の軸3に係合し、帰零時に
は離脱する。この実施例によっても前述した実施例と同
様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、トリップカウン
タの帰零操作を行なうカム部材に帰零荷重を与える弾性
片を設けたので、帰零荷重の変動を少くし節度感を安定
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第2図は同
じく正面図、第3図及び第4図は同じくカム部材を示す
側面図、第5図はこの考案の他の実施例の要部を示す側
面図、第6図は従来のトリップカウンタを示す正面図、
第7図及び第8図はそれぞれ第6図の数字車の動作を説
明する側面図である。 1……数字車 2……フレーム 3,6……軸 4……支持部材 7……桁送り用ピニオン 11……トリップノブ 20……カム部材 21,25……弾性片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の数字車の軸を支持するフレーム
    に、前記数字車間に配された桁送り用ピニオンとこれら
    の数字車との係合を解除し、これらの数字車を帰零する
    トリップノブを摺動自在に装着したトリップカウンタに
    おいて、 前記桁送り用ピニオンの軸が係合し、前記フレームに回
    動可能に支持されて、前記トリップノブの押圧によって
    回動するカム部材、または前記桁送り用ピニオンを支持
    する支持部材に、前記数字車の軸に当接離脱可能に弾性
    片を設けたことを特徴とするトリップカウンタ。
JP10391089U 1989-09-06 1989-09-06 トリップカウンタ Expired - Lifetime JPH067416Y2 (ja)

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JPH0344761U JPH0344761U (ja) 1991-04-25
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