JPH0412584Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0412584Y2
JPH0412584Y2 JP1984104249U JP10424984U JPH0412584Y2 JP H0412584 Y2 JPH0412584 Y2 JP H0412584Y2 JP 1984104249 U JP1984104249 U JP 1984104249U JP 10424984 U JP10424984 U JP 10424984U JP H0412584 Y2 JPH0412584 Y2 JP H0412584Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character wheel
case
operating member
push button
character
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984104249U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6118535U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10424984U priority Critical patent/JPS6118535U/ja
Publication of JPS6118535U publication Critical patent/JPS6118535U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0412584Y2 publication Critical patent/JPH0412584Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〈考案の技術分野〉 この考案は電子機器、シーケンサー、計測機な
どにおいて、時間や計数量を設定するのに用いら
れる押釦式のデイジタルスイツチに関する。
〈考案の背景〉 従来のデイジタルスイツチとして、例えば第3
図および第4図に示す如く、ケース5に対し、一
対のプツシユ式操作軸6,6aと、外周面に文字
71を配設し中央のボス部の外周にラチエツトギ
ヤー72を設けた文字車7とを組み込んだものが
存在する。前記文字車7の側面の導電パターンに
は接触子ユニツト8が連繋されており、前記操作
軸6,6aをプツシユ操作して文字車7を正、逆
回動させると、接触子ユニツト8の接点子が切り
換つて前記文字に対応したデイジタル信号が出力
される。
ところがかかるスイツチの操作機構は、正転用
と逆転用の2本の操作じく6,6aが特別な板バ
ネ61にて連設されており、これらの製造および
組立には多大な手数を要すばかりでなく、複数の
部品からなるため、スイツチの小型化をはかるに
は限界がある。また特に上記の機構では、両操作
軸6,6a間に連設した板バネ61が文字車7の
後方に位置してケース5に支持され、加えて板バ
ネ61の変形空間を考慮する必要があるため、ケ
ース5の奥行幅が著しく増大し、これがスイツチ
の小型化を一層困難となしている。
そこで出願人は、先般、両端に押釦を有する合
成樹脂成形体を略U字形状に一体形成して、その
胴部を若干撓めた状態で合成樹脂成形体をケース
内の軸上に配備することにより復帰力を付与した
方式のものを提案した(特開昭54−3988号)。
ところがこの種構造のものでは、部品点数の減
少は実現できるが、十分な復帰力が得られず、し
かも無理な撓み姿勢で一点で支持されるため、胴
部や底辺部の変形や破損を招き易い。
また合成樹脂成形体の底辺部が文字車の後方に
位置してケース内の軸上に支持され、加えて合成
樹脂成形体の底辺部の変形空間も考慮する必要が
あるため、ケースの奥行幅が増大し、スイツチの
小型化はやはり困難である。
〈考案の目的〉 この考案は、上記問題に着目してなされたもの
で、部品点数の減少と小型化とを実現し、しかも
十分な復帰力が得られかつ変形や破損を防止し得
るデイジタルスイツチを提供することを目的とす
る。
〈考案の構成および効果〉 この考案にかかるデイジタルスイツチは、ケー
ス内へ、外周面に文字が配設された文字車を軸承
配備すると共に、前記文字車に操作部材を連繋し
て、操作部材により文字車を正逆方向に1ピツチ
宛回動させることにより前記文字に対応したデイ
ジタル信号を出力するものである。
前記操作部材は、略平行した一対のスライド軸
の一端に押釦部を一体に備え、各スライド軸の対
向位置には前記文字車を正逆回動させる送り爪お
よび文字車を定位置に止める制動片が対称的に一
体形成されると共に、両スライド軸の押釦部に近
い端部間をW形状をなす弾性連結帯にて連設して
おり、前記押釦部をケース外へ突出させ、前記弾
性連結帯の中央部をケースに支持させて、前記操
作部材をケース内に収容している。
この考案の構成によれば、別部品としてのバネ
を用いず、操作部材を単一部材により構成して文
字車に連繋したから、従来例に比較して部品点数
が減少して組立作業が容易となり、スイツチの小
型化を実現し得る。
特にW形状をなす弾性連結帯の可撓性復元力を
スライド軸の復帰力として作用させると共に、こ
の弾性連結帯を押釦部に近い側に位置させている
から、文字車の後方にバネなどの構成部材が位置
せず、ケースの奥行き幅を最小限度に設定でき、
スイツチの一層の小型化を実現し得る。
また前記弾性連結帯により十分な復元力が得ら
れ、しかも操作部材は自然状態で支持されるか
ら、操作部材の変形や破損を招く虞もない。
しかも押釦部の押操作に対して、弾性連結帯の
半分のみが撓み変形するので、両押釦部を互いに
独立して作動でき、送り爪および制動片の円滑な
動作が実現されるなど、実用上の効果を顕著であ
る。
〈実施例の説明〉 第1図および第2図は、この考案の一実施例に
かかるデイジタルスイツチを示す。
このスイツチは、側面開口のケース1中へ、側
面に導電パターンを有する文字車2と、この文字
車2を正、逆方向に外周の文字間隔宛回動させる
操作部材3とを組み込むと共に、ケース1の開口
面を固定接点子を有する接触子ユニツト4により
閉塞して構成したもので、前記文字車2により前
記固定接点子をオン、オフ制御してデイジタル信
号を出力する。
前記ケース1は、底面をなす側壁10の周辺に
前壁11、後壁14、上壁、下壁が一体形成され
た合成樹脂成形体であつて、前壁11には、中央
に透明板12が嵌めた表示窓13、その両側に押
釦ガイド孔14,14が形成され、また側壁10
には中央に文字車2を支承する枢軸15を、表示
窓13に近接して操作部材3の支持杆16を、そ
れぞれ突設している。
前記文字車2は、円形基板20の外周に鍔状に
突出した筒部21と、板面中央に開設された枢止
孔22とを有する合成樹脂成形体であつて、基板
20の外側面に導電パターン23を施こし、前記
筒部21の外周面に、導電パターン23に応じて
0〜9等の文字24が配設してある。前記枢止孔
22を囲むボス部の外周には前記文字数に応じた
歯数のラチエツトギヤー25が一体に形成されて
おり、前記枢止孔22にケース1の枢軸15を挿
入することにより、この文字車2は正、逆回動可
能に枢止される。
前記操作部材3は、可撓性および弾性を有する
合成樹脂成形体であつて、ケース1のガイド孔1
4,14の間隔を存して略平行した一対のスライ
ド軸3a,3bを備え、各スライド軸3a,3b
の一端にはそれぞれガイド孔14,14からケー
ス1外へ平行して突出する押釦部32a,32b
を一体に設けると共に、両スライド軸3a,3b
の押釦部32a,32bに近い端部間をW形状を
なす弾性連結帯31にて連設している。各スライ
ド軸3a,3bの対向面には、前記文字車2のラ
チエツトギヤー25を正、逆方向へ1歯宛回動さ
せる送り爪33a,33bと、ラチエツトギヤー
25の後部のギヤー溝26へ噛合して文字車2を
定位置に止める突起35を先端に備えた制動片3
4a,34bとが、それぞれ対称的に一体突設さ
れている。
この操作部材3は両押釦部32a,32bをガ
イド孔14、14からケース1外へ突出させ、弾
性連結帯31の中央の支持部36をケース1の支
持杆16に係合してケース1内の文字車2の内側
へ組み込み配設されるもので、両送り爪33a,
33bはラチエツトギヤー25aを正転および逆
転するのに適した対称位置に定位させ、両制動片
34a,34bの突起35,35はラチエツトギ
ヤー25の後部の対称なギヤー溝26,26にそ
れぞれ噛合させて文字車2を定位置に止めてい
る。
つぎに上記構成のデイジタルスイツチの動作を
説明する。いま文字車2の歩進(ピツチ送り)に
際し、一方の押釦部32aをプツシユ操作すると
き、スライド軸3aは支持杆16との間の弾性連
結帯31の撓み変形によつて移行し、制動片34
aの突起35はラチエツトギヤー25から離れ、
一方送り爪33aはラチエツトギヤー25に回転
力を作用させる。このとき他方のスライド軸3b
の制動片34bは、ラチエツトギヤー25の回動
に伴い、噛合した突起35がギヤー溝26から押
し出されることによつて撓み変形し、前記送り爪
33aがラチエツトギヤー25を押しきつたと
き、ちようどラチエツトギヤー25の歯先が突起
35の頂点を越え、突起35は制動片34bの弾
性復元力を受けてひとつ後方のギヤー溝26に係
合する。
このようにしてラチエツトギヤー25と一体の
文字車2は、送り爪33aと制動片34bの撓み
反力により1ピツチ回動し、表示窓13には文字
車2の外周の文字24が順次表示され、これに応
じて接触子ユニツト4の接点が切り換わり、表示
数字に対応したデイジタル信号を出力する。
押釦部32aに対する押圧操作を解除した場
合、スライド軸3aは前記弾性連結帯31の撓み
反力を受けて原状に復帰移行する。このとき送り
爪33aはラチエツトギヤー25から離れ、制動
片34aの突起35はひとつ後方のギヤー溝26
へ噛合して文字車2を制止する。
他方の押釦部32bを押圧した場合、弾性連結
帯31b、送り爪33b、制動片34bは先と同
様な動作を行なつて文字車2を逆方向へ歩進させ
る。
なお、押釦部32a,32bをプツシユ操作し
た際、撓み変形は弾性連結帯31のプツシユした
側の半分であり、支持部36と支持杆16の係合
により他の半分には影響せず、従つて、送り爪3
3a,33b及び制動片34a,34bの円滑な
動作が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるデイジタルスイツチ
の内部構成を示す断面図、第2図は分解斜視図、
第3図は従来のスイツチの内部構成を示す断面
図、第4図は従来例の分解斜視図である。 1……ケース、16……支持杆、2……文字
車、24……文字、25……ラチエツトギヤー、
3……操作部材、3a,3b……スライド軸、3
1……弾性連結帯、32a,32b……押釦部、
33a,33b……送り爪、34a,34b……
制動片、36……支持部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケース内へ、外周面に文字が配設された文字
    車を軸承配備すると共に、前記文字車に操作部
    材を連繋して、文字車を操作部材により正逆方
    向に1ピツチ宛回動させることにより前記文字
    に対応したデイジタル信号を出力するデイジタ
    ルスイツチにおいて、 前記操作部材は、略平行した一対のスライド
    軸の一端に押釦部を一体に備え、各スライド軸
    の対向位置には前記文字車を正逆回動させる送
    り爪および文字車を定位置に止める制動片が対
    称的に一体形成されると共に、両スライド軸の
    押釦部に近い端部間をW形状をなす弾性連結帯
    にて連設しており、 前記押釦部をケース外へ突出させ、前記弾性
    連結帯の中央部をケースに支持させて、前記操
    作部材をケース内に収容して成るデイジタルス
    イツチ。 (2) 前記操作部材は、合成樹脂成形体である実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のデイジタルス
    イツチ。
JP10424984U 1984-07-09 1984-07-09 デイジタルスイツチ Granted JPS6118535U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10424984U JPS6118535U (ja) 1984-07-09 1984-07-09 デイジタルスイツチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10424984U JPS6118535U (ja) 1984-07-09 1984-07-09 デイジタルスイツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6118535U JPS6118535U (ja) 1986-02-03
JPH0412584Y2 true JPH0412584Y2 (ja) 1992-03-26

Family

ID=30663604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10424984U Granted JPS6118535U (ja) 1984-07-09 1984-07-09 デイジタルスイツチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6118535U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5439879A (en) * 1977-09-02 1979-03-27 Omron Tateisi Electronics Co Pushbutton digital switch

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5439879A (en) * 1977-09-02 1979-03-27 Omron Tateisi Electronics Co Pushbutton digital switch

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6118535U (ja) 1986-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2554834Y2 (ja) 押釦スイッチ付き回転式電子部品
JPH0412584Y2 (ja)
JPH0430746Y2 (ja)
US4383453A (en) Stepping mechanism
JPS5927002Y2 (ja) プツシユ式ロ−タリデジタルスイツチ
JPH0272524A (ja) 押しボタン式多段スイッチ
JPS5952499B2 (ja) デジタルスイツチ
JPH04507Y2 (ja)
JPH0132104Y2 (ja)
JP3362321B2 (ja) ロータリスイッチ
JPS5952500B2 (ja) デジタルスイツチ
JPH0449729Y2 (ja)
JPH0817293A (ja) プッシュスイッチ付き回転操作型電子部品
JPS5930989Y2 (ja) デジタルスイツチ
JPH04506Y2 (ja)
JP2575533Y2 (ja) 節度装置
JPH0125366Y2 (ja)
JPS6128357Y2 (ja)
JPS603733B2 (ja) 押釦式デジタルスイツチ
JPH0374450B2 (ja)
JPS5953651B2 (ja) 押釦式デジタルスイツチ
JPS5952497B2 (ja) デジタルスイツチ
JPS603732B2 (ja) 押釦式デジタルスイツチ
JPH0351873Y2 (ja)
JPS607442Y2 (ja) クリック付可変抵抗器