JPH0749562Y2 - 積算計 - Google Patents

積算計

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JPH0749562Y2
JPH0749562Y2 JP2819390U JP2819390U JPH0749562Y2 JP H0749562 Y2 JPH0749562 Y2 JP H0749562Y2 JP 2819390 U JP2819390 U JP 2819390U JP 2819390 U JP2819390 U JP 2819390U JP H0749562 Y2 JPH0749562 Y2 JP H0749562Y2
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numeral
numeral wheel
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support shaft
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幸男 大池
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は積算計に係り、特に自動車の走行距離計等に好
適な積算計に関する。
〔従来の技術〕
従来から、フレームの支持軸に回動可能に支持した少な
くとも複数の数字輪を含む回動部材を有し、数字輪の下
位桁側から上位桁側へ順次桁送りして計数するようにし
た積算計が知られている。
第3図乃至第6図は自動車に用いられる従来のこの種の
積算計を示したもので、文字板1の裏面側には、フレー
ム2が取り付けられており、このフレーム2には、支持
軸3の端部を圧入した金属製のブッシュ4を介してその
支持軸3が上下に2本取り付けられている。上記各支持
軸3には、それぞれ複数の数字輪5が回転可能に設けら
れており、この上段の数字輪5群がオドメータ6として
機能すると共に、下段の数字輪5段がトリップメータ7
として機能するようになされている。
上記各支持軸3には、第4図に示したように、支持軸3
の端部を保持するブッシュ4と、このブッシュ4側に位
置する最上位桁の数字輪5との間に、コイルスプリング
8が同軸状に縮装されており、このコイルスプリング8
のスラスト方向の付勢力により、上記オドメータ6及び
トリップメータ7を構成する数字輪5群がスラスト方向
への若干の動きを確保されつつ、文字板1の図示しない
表示窓内に整列するようになされている。
また、上記トリップメータ7の側には、第5図及び第6
図に示したように、支持軸9を介して戻し爪部材10が回
動可能に設けられており、この戻し爪部材10には、トリ
ップメータ7の数字輪5間に位置し、この数字輪5の側
面に形成されたハートカム11と係合する戻し爪12が形成
されている。また、上記戻し爪部材10の両腕部10a間に
は、上記トリップメータ7の数字輪5間に位置し、上位
桁側及び下位桁側の各数字輪5と歯合するピニオン13が
回転可能に配設されている。
そして、上記戻し爪部材10の支持軸9にも、その一方の
腕部10aと上記フレーム2との間に、同軸状にコイルス
プリング14が縮装されており、このコイルスプリング14
のスラスト方向の付勢力により、戻し爪部材10がスラス
ト方向への若干の動きを確保されつつ、その戻し爪12及
びピニオン13が上記数字輪5間に適正に位置するように
なされている。
上記積算計においては、所定の回転駆動力が上記数字輪
5に伝達され、各々の数字輪5間に位置するピニオン13
を介して数字輪5の下位桁側から上位桁側に順次桁送り
されて走行距離が計数されるようになされている。ま
た、リセットレバーを押圧操作して上記戻し爪部材10を
回動させることで、上記ピニオン13と数字輪5との歯合
状態が解除されて戻し爪12が数字輪5のハートカム11と
係合し、これにより、トリップメータ7の数字輪5が回
転して零リセットが行われるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の積算計においては、上記数字輪5群
及び戻し爪部材10に、それぞれ、所定のスラスト方向の
付勢力を付与するべく、それらの支持軸3,9にコイルス
プリング8,14を縮装する必要があり、この各コイルスプ
リング8,14が別部品となっているので、部品数の増加を
招き、また、上記コイルスプリング8,14を各支持軸3,9
に装着する工程が増え、製造コストが増大してしまうと
いう問題を有している。
本考案は上記した点に鑑みてなされたもので、部品数を
減少させ、容易に、かつ、安価に製造することのできる
積算計を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案に係る積算計は、フレ
ームの支持軸に回動可能に支持した少なくとも複数の数
字輪を含む回動部材を有し、数字輪の下位桁側から上位
桁側へ順次桁送りして計数する積算計において、上記支
持軸に支持された数字輪の最上位桁数字輪に、この数字
輪と上記フレーム側との間に位置する弾性部材を一体に
形成したことを特徴とするものである。
また、上記構成に代えて、回動部材として上記数字輪に
隣接して配置され、数字輪をリセットする戻し爪を有す
る戻し爪部材に、この戻し爪部材と上記フレーム側との
間に位置する弾性部材を一体に形成したことを特徴とす
るものである。
〔作用〕
本考案によれば、支持軸に支持された複数の数字輪の最
上位桁数字輪に、この数字輪と上記フレーム側との間に
位置する弾性部材を一体に形成したので、従来のように
数字輪群にスラスト方向の付勢力を付与するためのコイ
ルスプリングが不要となり、部品数の低減を図ることが
でき、容易に、かつ、安価に製造することができるもの
である。
また、回動部材として上記数字輪に隣接して配置され、
数字輪をリセットする戻し爪を有する戻し爪部材に、こ
の戻し爪部材と上記フレーム側との間に位置する弾性部
材を一体に形成した場合も、上記戻し爪部材にスラスト
方向の付勢力を付与するためのコイルスプリングが不要
となるものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図及び第2図を参照して説
明し、従来と同一部分には同一符号を付す。
第1図は本考案の一実施例を示したもので、図示しない
文字板の裏面側に取り付けられるフレーム2には、支持
軸3の端部を圧入したブッシュ4を介してその支持軸3
が取り付けられており、上記支持軸3には、回動部材と
しての複数の数字輪5が回転可能に支持されている。そ
して、上記支持軸3に並設された数字輪5群がオドメー
タ又はトリップメータとして機能するようになされてい
る。
上記支持軸3に軸支された数字輪5のうち、上記ブッシ
ュ4側、即ちフレーム2側に位置する最上位桁の数字輪
5のブッシュ4側端面には、その周面部5aからブッシュ
4側に延び、その先端部が二股状に形成されて支持軸3
と係合すると共に、その先端部が上記ブッシュ4の数字
輪5側端面と当接する弾性片15が一体に形成されてい
る。上記数字輪5は、通常、ポリアセタール、ABS樹脂
等の合成樹脂で形成されており、上記弾性片15を有する
数字輪5も、上記した合成樹脂を通常のプラスチック成
型手段により加工することで形成されるものである。
本実施例においては、数字輪5間に回転可能に配設され
た図示しないピニオンにより、数字輪5の下位桁側から
上位桁側に順次桁送りが行われて計数がされるようにな
っている。この時、上記支持軸3に支持された数字輪5
群のうち最上位桁の数字輪5の弾性片15が、上記支持軸
3をフレーム2に保持するブッシュ4の端面と当接し、
この弾性片15によるスラスト方向の付勢力が上記数字輪
5群に作用するので、数字輪5群がスラスト方向へ若干
の動きを確保されつつ、図示しない文字板の表示窓内に
整列するようになっている。
従って、本実施例においては、上記最上位桁の数字輪5
が数字輪5群をスラスト方向に付勢する弾性片15を有
し、従来の支持軸3に装着されたコイルスプリングを省
略するようにしたので、上記弾性片15を有する数字輪5
を最上位桁に位置するようにして支持軸3に回転可能に
支持するだけで、支持軸3に設けた数字輪5群にスラス
ト方向の若干の動きを確保しつつスラスト方向の付勢力
を付与することができ、部品数の低減を図り、容易に、
かつ、安価に製造することができる。また、上記支持軸
3へのコイルスプリングの装着作業が省略されるので、
組み付け作業性が向上するものである。
また、第2図は本考案の他の実施例を示したもので、ト
リップメータ7として機能する上記数字輪5群の側に設
けられ、フレーム2に支持軸9を介して回動可能に設け
られた回動部材としての戻し爪部材10には、数字輪5間
に位置し数字輪5の側面に形成されたハートカム11と係
合する戻し爪が形成されており、また、上記戻し爪部材
10の両腕部10a間には、上記数字輪5間に位置し、上位
桁側及び下位桁側の各数字輪5と歯合するピニオン13が
回転可能に配設されている。また、上記戻し爪部材10の
両腕部10aのうち、上記トリップメータ7の最上位桁側
に位置する一方の腕部10aの上記フレーム2側端面に
は、上記ピニオン13が配設された腕部10aの回動先端部
からフレーム2側に延び、その先端部が二股状に形成さ
れて上記支持軸9と係合すると共に、その先端部が上記
フレーム2と当接する弾性片16が一体に形成されてい
る。上記戻し爪部材10は、通常、ポリフェニレンオキシ
ド(ノリル樹脂)等の合成樹脂で形成されており、上記
弾性片16を有する戻し爪部材10も、上記した合成樹脂を
通常のプラスチック成型手段により加工することで形成
されるものである。
本実施例においては、リセットレバーを押圧操作して上
記戻し爪部材10を回動させることで、上記ピニオン13と
数字輪5との歯合状態が解除されて戻し爪が数字輪5の
ハートカム11と係合し、これにより、トリップメータ7
の数字輪5が回転して零リセットが行われるようになっ
ている。この時、上記フレーム2に支持軸9を介して支
持された戻し爪部材10の一方の腕部10aの弾性片16がフ
レーム2と当接し、この弾性片16によるスラスト方向の
付勢力が上記戻し爪部材10に作用するので、戻し爪部材
10は、スラスト方向への若干の動きを確保されつつ、そ
の戻し爪及びピニオン13が上記数字輪5間に適正に位置
するようになされている。
従って、本実施例においても、従来支持軸9に装着され
たコイルスプリングを省略でき、部品数の低減を図り、
容易に、かつ、安価に製造することができ、また、組み
付け作業性が向上するものである。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
種々変更することができるものであり、例えば、上記各
弾性片15,16の形状、数等は、所定のスラスト荷重を付
与できるものであれば、如何なるものでもよく、また、
上記各支持軸3,9をフレーム2に保持させるのに、所定
のブッシュ4を使用するものも、使用しないものもあ
る。また、上記数字輪5又は戻し爪部材10の一方にのみ
上記弾性片15又は16を形成するようにしても、上記した
十分な効果が得られるものである。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案に係る積算計は、支持軸に支持
された複数の数字輪の最上位桁数字輪に、この数字輪と
上記フレーム側との間に位置する弾性部材を一体に形成
したので、従来のように数字輪群にスラスト方向の付勢
力を付与するためのコイルスプリングが不要となり、部
品数の低減を図ることができ、容易に、かつ、安価に製
造することができるものであり、また、回動部材として
上記数字輪に隣接して配置され、数字輪をリセットする
戻し爪を有する戻し爪部材に、この戻し爪部材と上記フ
レーム側との間に位置する弾性部材を一体に形成したの
で、上記戻し爪部材にスラスト方向の付勢力を付与する
ためのコイルスプリングが不要となる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す数字輪群の一部断面
図、 第2図は本考案の他の実施例を示す戻し爪部材を有する
積算計の正面図、 第3図は積算計の平面図、 第4図は従来の積算計の数字輪群の一部断面図、 第5図は従来の戻し爪部材を有する積算計の正面図、 第6図は第5図の一部断面図である。 2……フレーム、3,9……支持軸、4……ブッシュ、5
……数字輪、7……トリップメータ、8,14……コイルス
プリング、10……戻し爪部材、13……ピニオン、15,16
……弾性片。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームの支持軸に回動可能に支持した少
    なくとも複数の数字輪を含む回動部材を有し、数字輪の
    下位桁側から上位桁側へ順次桁送りして計数する積算計
    において、 上記支持軸に支持された数字輪の最上位桁数字輪に、こ
    の数字輪と上記フレーム側との間に位置する弾性部材を
    一体に形成したことを特徴とする積算計。
  2. 【請求項2】フレームの支持軸に回動可能に支持した少
    なくとも複数の数字輪を含む回動部材を有し、数字輪の
    下位桁側から上位桁側へ順次桁送りして計数する積算計
    において、 上記回動部材として上記数字輪に隣接して配置され、数
    字輪をリセットする戻し爪を有する戻し爪部材に、この
    戻し爪部材と上記フレーム側との間に位置する弾性部材
    を一体に形成した ことを特徴とする積算計。
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