JPH0749561Y2 - 積算計 - Google Patents

積算計

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JPH0749561Y2
JPH0749561Y2 JP12521389U JP12521389U JPH0749561Y2 JP H0749561 Y2 JPH0749561 Y2 JP H0749561Y2 JP 12521389 U JP12521389 U JP 12521389U JP 12521389 U JP12521389 U JP 12521389U JP H0749561 Y2 JPH0749561 Y2 JP H0749561Y2
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JP
Japan
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support shaft
support
collar
frame
positioning collar
Prior art date
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JP12521389U
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JPH0363268U (ja
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秀行 中根
光正 稲垣
正樹 小島
靖広 境
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日本電装株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車用走行距離計や帰零式積算計などに適
用される積算計に関する。
[従来の技術] 従来より、例えば第5図に示すような自動車用走行距離
計に使用される機械式の積算計100は、複数の数字輪101
を回転自在に支持する支持軸102と、該支持軸102を回転
自在に支持するフレーム103とを備えている。また、支
持軸102の外周には、複数の数字輪101の軸方向の移動を
規制する規制部104を有する複数のカラー105が圧入によ
り嵌め合わされている。
そして、従来の積算計100は、支持軸102の外周に形成さ
れた周溝106を、フレーム103に設けられた軸受部107に
嵌め込んで、複数の数字輪101の軸方向の位置決めを行
っていた。
[考案が解決しようとする課題] しかるに、前述の従来の積算計100においては、支持軸1
02の外周にカラー105が圧入により嵌め合わされてい
る。よって、カラー105の圧入位置が製品個々によって
不揃いとなる。このため、カラー105の規制部104と支持
軸102の周溝106との軸方向寸法bが製品個々において不
揃いとなる可能性があった。また、カラー105の製品の
ばらつきにより部品寸法cが不揃いとなる可能性があっ
た。
したがって、複数の数字輪101とフレーム103との位置決
め精度(軸方向寸法a)を高めるためには、支持軸102
にカラー105を圧入する際、カラー105の規制部104と支
軸102の周溝106との軸方向寸法b、および部品寸法cの
寸法管理に非常に注意を払う必要があった。このため、
積算計100の組付け作業の作業能率が低下するという課
題があった。
本考案は、組付け作業の作業能率を向上できる積算計の
提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の積算計は、複数の数字輪を回転自在に支持する
支持軸と、該支持軸の外周に嵌め合わされているととも
に、前記複数の数字輪の軸方向の移動を規制する規制
部、および回転支持される支持部を有する位置決めカラ
ーと、前記支持部を回転自在に支持し、且つ前記支持部
の軸方向の移動を規制する軸受部を有するフレームとを
備えている。
[作用および発明の効果] 本発明は、支持軸の外周に嵌め合わされる位置決めカラ
ーに、複数の数字輪の軸方向の移動を規制する規制部、
およびフレームの軸受部に回転支持される支持部を設け
ている。このため、支持部と規制部との軸方向寸法が支
持軸と位置決めカラーとの嵌め合わせ位置に拘らずほぼ
一定となる。このため、規制部と支持部との軸方向寸法
の寸法管理に注意を払う必要がなくなる。よって、位置
決めカラーの部品寸法に注意するだけで、複数の数字輪
とフレームとの軸方向寸法がほぼ一定となるので、積算
計の組付け作業の作業能率を向上することができる。
[実施例] 本考案の積算計を第1図ないし第4図に示す実施例に基
づき説明する。
第1図は本考案の第1実施例を採用したスピードメータ
に組付けられている自動車用走行距離計(積算計)を示
す。
積算計1は、支持軸2、位置決めカラー3、係止カラー
4およびフレーム5を備える。
支持軸2は、金属製の丸棒状で、フレーム5に回転自在
に支持される。また、支持軸2の外周には、複数(本実
施例では7個)のサポート板21が軸方向に摺動自在に配
設されている。これらのサポート板21の円筒部分の外周
には、複数(本実施例では6個)の数字輪22が回転自在
に支持されている。そして、これらのサポート板21の円
筒部分は、スプリング23の付勢力によって、支持軸2の
一方側端部に配設された位置決めカラー3に向かって付
勢されている。
また、一方側端のサポート板21の円筒部分の外周には、
最下位桁の数字輪22を駆動する駆動ギア24が配設されて
いる。この駆動ギア24は、例えば自動車の変速機の出力
軸(図示せず)にギア(図示せず)を介して連結される
スピードメータシャフト(図示せず)によって駆動され
る。
さらに、各サポート板21の外周部分には、ピニオン(図
示せず)が回転自在に支持されている。このピニオン
は、隣接する数字輪22に噛み合っている。このため、下
位桁側の数字輪22が1回転すると、その図示左隣の上位
桁側の数字輪22が1/10ずつ回転する。
位置決めカラー3は、本発明のカラーであって、樹脂製
の円筒状で、支持軸2の一方側端部の外周に圧入により
嵌め合わされている。この位置決めカラー3は、規制部
31および支持部32を有する。
規制部31は、一方側端のサポート板21の円筒部分に向か
って突設された筒状部分の先端に設けられている。この
規制部31は、一方側端のサポート板21に常に接触して、
複数のサポート板21の図示右方向の移動を規制する。
支持部32は、位置決めカラー3の外周に溝状に形成さ
れ、フレーム5に回転自在に支持される。また、この支
持部32は、両側に第1段部33および第2段部34を有す
る。第1段部33は、支持部32の一方側に設けられ、フレ
ーム5によって支持部32の図示左方向への移動が規制さ
れる。第2段部34は、支持部32の他方側に設けられ、フ
レーム5によって支持部32の図示右方向への移動が規制
される。
係止カラー4は、筒状の金属製で、支持軸2の他方側端
部の外周に圧入により嵌め合わされている。この係止カ
ラー4の規制部41は、他方側端のサポート板21に常に接
触して、複数のサポート板21の図示左方向の移動を規制
する。
フレーム5は、例えば樹脂製で、自動車用走行距離計を
設けた表示パネル(図示せず)付近に配設された固定部
材に固定されている。このフレーム5は、第1軸受部51
および第2軸受部52を有する。
第1軸受部51は、一部開口した穴状を呈し、位置決めカ
ラー3の支持部32を回転自在に支持する。また、第1軸
受部51は、第1規制壁53および第2規制壁54を有する。
第1規制壁53は、第1軸受部51の他方側壁に設けられ、
位置決めカラー3の第1段部33の図示左方向への移動を
規制する。第2規制壁54は、第1軸受部51の一方側壁に
設けられ、位置決めカラー3の第2段部34の図示右方向
への移動を規制する。
第2軸受部52は、丸穴または一部開口した穴状を呈し、
支持軸2の他方側端部を回転自在に支持するとともに、
支持軸2の他方側端部を軸方向に摺動自在に支持する。
本実施例に複数の数字輪22とフレーム5との位置決めを
第1図に基づき説明する。
複数のサポート板21を介して複数の数字輪22および駆動
ギア24を支持軸2の外周に組み付ける。そして、スプリ
ング23を他方側端のサポート板21の内周部分の端面に装
着する。
また、支持軸2の一方側端部から、一方側端のサポート
板21に接触するように支持軸2の外周に位置決めカラー
3を圧入する。さらに、支持軸2の他方側端部から、他
方側端のサポート板21に接触するように支持軸2の外周
に係止カラー4を圧入する。
そして、スプリング23の付勢力により、複数のサポート
板21が位置決めカラー3方向に付勢され、一方側端のサ
ポート板21が常に位置決めカラー3の規制部31に接触す
る。このため、複数のサポート板21の軸方向の移動が規
制される。
すなわち、隣設するサポート板21間に配設されている複
数の数字輪22の中心位置と位置決めカラー3の規制部31
の軸方向寸法A1は、位置決めカラー3および係止カラー
4の圧入位置に拘らず常に一定となる。
そして、支持軸2の一方側端部に配設されている位置決
めカラー3の支持部32をフレーム5の第1軸受部51に挿
入する。さらに、支持軸2の他方側端部をフレーム5の
第2軸受部52に挿入する。
このため、フレーム5の第1軸受部51に設けられた第1
規制壁53によって、支持部32の第1段部33の図示左方向
への移動が規制される。さらに、第2規制壁54によっ
て、支持部32の第2段部34の図示右方向への移動が規制
される。このように、支持部32の軸方向の移動が規制さ
れることによって、支持軸2の軸方向の移動が規制され
る。
一方、規制部31と支持部32との軸方向寸法A2は、位置決
めカラー3の製品個々の部品寸法の寸法管理に注意を払
えば、位置決めカラー3の圧入位置に拘らずほぼ一定と
なる。よって、複数の数字輪22の中心位置と位置決めカ
ラー3の支持部32との軸方向寸法A(A1+A2)もほぼ一
定となる。
すなわち、製品個々において、たとえ位置決めカラー3
の圧入位置が不揃いであったとしても、複数の数字輪22
の中心位置とフレーム5の第1軸受部51との軸方向寸法
のばらつきを抑えることができる。
したがって、位置決めカラー3および係止カラー4の圧
入位置に拘らず、複数の数字輪22の中心位置と支持部32
との軸方向寸法Aがほぼ一定となるので、従来装置と比
較して複数の数字輪22の軸方向の位置決めが容易とな
る。また、規制部31と支持部32との間の軸方向の寸法管
理に注意を払う必要がなく、位置決めカラーの軸方向寸
法A2に注意するだけで、製品個々のばらつきを抑えるこ
とができるので、積算計1の組付け作業が迅速に行える
ので作業能率が向上する。
なお、本実施例では、支持軸2の外周の溝加工が不要と
なるため、加工工数が削減でき低コストとなる。
第2図は本考案の第2実施例を採用した積算計を示す。
本実施例は、位置決めカラー3を支持軸2の他方側端部
に圧入により嵌め合わせ、係止カラー4を支持軸2の一
方側端部に圧入により嵌め合わせたものである。
第3図は本考案の第3実施例を採用した帰零式積算計
(トリップカウンター)を示す。本実施例は、帰零式積
算計6の採用したものである。この帰零式積算計6の数
字輪61は、外周にピニオン(図示せず)に噛み合う外歯
62が形成されている。
第4図は本考案の第4実施例を採用した積算計を示す。
本実施例の積算計7は、位置決めカラー3とフレーム5
の第1軸受部51との間に筒状のサポート71を追加したも
のである。すなわち、位置決めカラー3が2分割されて
いる。本実施例では、サポート71の図示左端が位置決め
カラー3の規制部31となる。
(変形例) 本実施例では、位置決めカラーとして単体または2分割
の位置決めカラーを採用したが、各分割部分が接触して
いるものならば3分割以上の位置決めカラーを採用して
も良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を採用した積算計を示す部
分断面図である。 第2図は本考案の第2実施例を採用した積算計を示す部
分断面図である。 第3図は本考案の第3実施例を採用した積算計を示す部
分断面図である。 第4図は本考案の第4実施例を採用した積算計を示す部
分断面図である。 第5図は従来の積算計を示す部分断面図である。 図中、1……積算計、2……支持軸、3……位置決めカ
ラー、5……フレーム、22……数字輪、31……規制部、
32……支持部、51……第1軸受部(軸受部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 境 靖広 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−63164(JP,U) 実公 昭58−9318(JP,Y2) 実公 昭57−9882(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)複数の数字輪を回転自在に支持する
    支持軸と、 (b)該支持軸の外周に嵌め合わされているとともに、
    前記複数の数字輪の軸方向の移動を規制する規制部、お
    よび回転支持される支持部を有する位置決めカラーと、 (c)前記支持部を回転自在に支持し、且つ前記支持部
    の軸方向の移動を規制する軸受部を有するフレームと を備えた積算計。
JP12521389U 1989-10-26 1989-10-26 積算計 Expired - Lifetime JPH0749561Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12521389U JPH0749561Y2 (ja) 1989-10-26 1989-10-26 積算計

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JP12521389U JPH0749561Y2 (ja) 1989-10-26 1989-10-26 積算計

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Publication Number Publication Date
JPH0363268U JPH0363268U (ja) 1991-06-20
JPH0749561Y2 true JPH0749561Y2 (ja) 1995-11-13

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ID=31673096

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JP12521389U Expired - Lifetime JPH0749561Y2 (ja) 1989-10-26 1989-10-26 積算計

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