JPH0531309Y2 - - Google Patents

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JPH0531309Y2
JPH0531309Y2 JP7865888U JP7865888U JPH0531309Y2 JP H0531309 Y2 JPH0531309 Y2 JP H0531309Y2 JP 7865888 U JP7865888 U JP 7865888U JP 7865888 U JP7865888 U JP 7865888U JP H0531309 Y2 JPH0531309 Y2 JP H0531309Y2
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JP
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turbine
torque converter
thrust
turbine shell
pressure contact
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トルクコンバータのタービンとステ
ータとの間に配置するスラストベアリングの支持
構造を改良したトルクコンバータに関するもので
ある。
(従来技術及びその問題点) 従来から第5図に示すように、トルクコンバー
タ10はエンジンのクランク軸(図示せず)に連
結するフロントカバー12と、フロントカバー1
2から動力が導入されるポンプ14と、ポンプ1
4からの動力がトルクコンバータ10内部の作動
油を介して伝達されるタービン16と、ポンプ1
4とタービン16の間に設けられたステータ18
等から形成されている。タービン16は後段の遊
星ギヤ変速機(図示せず)に繋がるタービン軸1
9(中心線だけで図示)に連結している。このタ
ービン16のタービンハブ17とフロントカバー
12の間には、トルクコンバータ10内の作動油
流通で発生するスラスト力を受け止めるスラスト
ワツシヤ20が介装されている。更に、タービン
ハブ17とステータ18内周部のワンウエイクラ
ツチ21との間にはリテイーナ24を介してスラ
ストニードルベアリング22(スラストベアリン
グ)が設けてある。
従来のスラストニードルベアリング22の支持
構造は、鍛造製のタービンハブ17にガイド部2
3を一体に形成し、このガイド部23でスラスト
ニードルベアリング22の外周面を案内してい
る。
しかしながら、鍛造製のタービンハブ17にガ
イド部23を形成するためにタービンハブ17の
構造が複雑になり、製造、加工に要するコストが
高い。
本件に関連する先行技術としては、実公昭62−
38043号にある。
(考案の目的) 本考案は、スラストベアリングの支持構造を改
良してタービンハブの製造、加工コストを低減で
きるトルクコンバータを提供することを目的とし
ている。
(考案の構成) (1) 技術的手段 本考案は、タービンにタービンシエルを保持す
るタービンハブを備えたトルクコンバータにおい
て、タービンハブの反フロントカバー側端面内周
部にスラストベアリングが圧接する圧接面を形成
し、圧接面より外周にタービンシエルの内周部が
嵌合する環状の嵌合部を形成し、タービンシエル
の内周部から反フロントカバー方向に伸びて、そ
の内周面でスラストベアリング外周面を案内する
略円弧状のガイド部を円周方向複数部位に形成し
たことを特徴とするトルクコンバータである。
(2) 作用 タービンシエルの内周部から伸びたガイド部内
周面でスラストベアリング外周面を案内してスラ
ストベアリングを支持する。
(実施例) 本考案を採用したトルクコンバータの要部を示
す第1図(第5図のI部拡大図)において、第5
図と同一の符号で示した部分は同一または相当部
分を示す。
第1図中で、鍛造製のタービンハブ17内周面
にはスプライン内歯30が形成してあり、スプラ
イン内歯30がタービン軸19(第5図)にスプ
ライン嵌合するようになつている。タービンハブ
17の図中左端面(反フロントカバー側端面)に
はタービン16のタービンシエル31がリベツト
32で固定してある。タービンシエル31の内周
部33は段付状の嵌合部34にいんろう嵌合して
いる。内周部33の円周方向の複数箇所にはプレ
ス加工で図中左方へ折り曲げられたガイド部35
がタービンシエル31と一体に伸びている(第2
図)。
このガイド部35は第3図に示すように、ター
ビンシエル31の円周方向の例えば4箇所に等間
隔を隔てて形成してある。更に、ガイド部35の
形状は、第4図に示すように、タービン軸19の
中心線Oを中心とする仮想円筒面の一部を通過す
る略円弧状をなしている。
第1図中で、嵌合部34より内周側の端面は全
周にわたつて平滑な圧接面40になつている。こ
の圧接面40にはスラストニードルベアリング2
2のスラストレース41が圧接している。スラス
トレース41の外周面42はガイド部35の円弧
状36に嵌入されている。
スラストニードルベアリング22の右側レース
44の内周面45を前記リテーナ24のガイド部
46に嵌入し、外周面47と円弧面36との間に
は僅かな隙間を隔てている。
以上の構成では、ガイド部35の円弧面36に
スラストニードルベアリング22の外周面42を
嵌入してスラストニードルベアリング22を支持
する。したがつて、鍛造製で材料費、加工コスト
が高いタービンハブ17にガイド部23(第5
図)を形成する必要がなくなり、タービンハブ1
7の製造コストが安くなる。
(別の実施例) (1) 本考案は以上のような3要素のトルクコンバ
ータに限らず、4要素のトルクコンバータにも
適用できる。
(2) タービンシエル31はリベツト32でタービ
ンハブ17に固定されるものであつて、内周部
33、嵌合部34を形成しないようにすること
もできる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によるトルクコンバ
ータでは、タービンハブ17に23(第5図)を
設けずに、タービンシエル31の内周部から、反
フロントカバー方向(第1図の左方)に伸びて、
その内周面でスラストニードルベアリング22の
周面を案内するガイド部35を形成したので、ガ
イド部35の円弧面36でスラストニードルベア
リング22の外周面すなわちスラストレース41
の外周面42を案内して、スラストニードルベア
リング22を支持することができる。
したがつて、タービンハブ17の形状を簡単に
でき、タービンハブ17の製造コストを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部縦断面図、第2図はター
ビンシエルの縦断面図、第3図は第1図の矢視
部分図、第4図は第2図の矢視部分図、第5図
は従来例の縦断面図である。 10……トルクコンバータ、16……タービ
ン、17……タービンハブ、22……スラストニ
ードルベアリング、31……タービンシエル、3
5……ガイド部、36……円弧面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タービンにタービンシエルを保持するタービン
    ハブを備えたトルクコンバータにおいて、タービ
    ンハブの反フロントカバー側端面内周部にスラス
    トベアリングが圧接する圧接面を形成し、圧接面
    より外周にタービンシエルの内周部が嵌合する環
    状の嵌合部を形成し、タービンシエルの内周部か
    ら反フロントカバー方向に伸びて、その内周面で
    スラストベアリング外周面を案内する略円弧状の
    ガイド部を円周方向複数部位に形成したことを特
    徴とするトルクコンバータ。
JP7865888U 1988-06-14 1988-06-14 Expired - Lifetime JPH0531309Y2 (ja)

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JP7865888U JPH0531309Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14

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JP7865888U JPH0531309Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14

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JPH02451U JPH02451U (ja) 1990-01-05
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JP7865888U Expired - Lifetime JPH0531309Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14

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JPS6223877U (ja) * 1985-07-27 1987-02-13
JP6415522B2 (ja) * 2016-12-06 2018-10-31 本田技研工業株式会社 トルクコンバータのステータ構造

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JPH02451U (ja) 1990-01-05

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