JPH0716049U - トルクコンバータのステータ支持構造 - Google Patents

トルクコンバータのステータ支持構造

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JPH0716049U
JPH0716049U JP4623993U JP4623993U JPH0716049U JP H0716049 U JPH0716049 U JP H0716049U JP 4623993 U JP4623993 U JP 4623993U JP 4623993 U JP4623993 U JP 4623993U JP H0716049 U JPH0716049 U JP H0716049U
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torque converter
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turbine
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茂 竹下
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株式会社大金製作所
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
    • F16H2041/246Details relating to one way clutch of the stator

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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トルクコンバータのステータの支持構造の軸
方向寸法を短縮する。 【構成】 トルクコンバータのステータ支持構造10
は、ワンウエイクラッチ機構11と、リテーナ21とを
備えている。ワンウエイクラッチ11は、ステータキャ
リア7aに固定されたアウターレース13と、アウター
レース13の内周側に配置されたインナーレース15と
を含み、アウターレース13の回転を一方向にのみ許容
する。リテーナ21は、インペラーハブ5c側のワンウ
エイクラッチ11側方に配置されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トルクコンバータのステータ支持構造、特に、ステータがワンウエ イクラッチに支持されたトルクコンバータのステータ支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
トルクコンバータは、3種の羽根車(インペラー,タービン,ステータ)を内 部に有し、流体により動力を伝達する装置である。このようなトルクコンバータ においては、インペラーとタービンとの間にステータが配置されている。ステー タは、ワンウエイクラッチを介してステータシャフトに固定されている。ワンウ エイクラッチは、ステータキャリアに固定されたアウターレースと、ステータシ ャフトに固定されたインナーレースと、両レース間に配置された複数のスプラグ とから構成されている。ワンウエイクラッチのインペラーハブ側は、ステータキ ャリアから内周側に延びるフランジに支持されている。内周フランジとインペラ ーハブとの間には、たとえばスラストベアリングが配置されている。また、ワン ウエイクラッチの反対側側方には、環状のリテーナが配置されており、このリテ ーナが両レースの軸方向の移動を規制している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
近年においては、トルクコンバータの軸方向寸法の短縮化、すなわち偏平化が 望まれている。トルクコンバータ全体の軸方向寸法を短くするためには、ステー タ支持構造の各部品においても軸方向寸法を短縮する必要がある。しかし、ステ ータキャリアの内周フランジは、ステータキャリアと一体に形成する必要がある ために、厚肉形状にならざるを得ない。そのために、トルクコンバータの軸方向 寸法の短縮化が進まない。
【0004】 本考案の目的は、トルクコンバータのステータ支持構造の軸方向寸法を短縮す ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るトルクコンバータのステータ支持構造は、内周端にインペラーハ ブが固定されたインペラーと、前記インペラーに対向するタービンと、前記イン ペラーと前記タービンとの内周部間に配置されたステータを含むトルクコンバー タに用いられるものであり、ワンウエイクラッチと、支持部材とを備えている。
【0006】 前記ワンウエイクラッチは、ステータのステータキャリアに固定されたアウタ ーレースと、アウターレースの内周側に配置されたインナーレースとを含み、ア ウターレースの回転を一方向にのみ許容する。前記支持部材は、前記ワンウェイ クラッチの前記インペラーハブ側の側方に配置されている。
【0007】
【作用】
本考案に係るトルクコンバータのステータ支持構造では、支持部材がワンウエ イクラッチのインペラーハブ側の側方に配置されている。この支持部材は、従来 のステータキャリアの内周フランジの代わりにワンウエイクラッチの各部材を軸 方向に支持可能であるので、従来のステータキャリアの内周フランジを省略でき る。しかも、支持部材は、例えば板金等により製造が可能であるので、ステータ 支持構造の軸方向寸法が大幅に短縮される。
【0008】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例が採用された薄型(偏平化)トルクコンバータ1を 示しており、O−Oはその回転中心線である。 図において、このトルクコンバータは、入力側の部材に固定されるフロントカ バー2と、フロントカバー2の外周壁2aに固定されたインペラーシェル5aと で作動油室を形成している。作動油室内には、主として、3種の羽根車からなる トーラス3と、ロックアップ装置4とが配置されている。トーラス3は、主とし て、インペラー5と、タービン6と、ステータ7とからなる。インペラー5のイ ンペラーブレート5bは、インペラーシェル5aの内側に固定されている。また 、インペラーシェル5aの内周端は、インペラーハブ5cに固定されている。タ ービン6は、作動油室内でインペラー5と対向するように配置されており、主に 、タービンシェル6aとタービンシェル6aに固定された複数のタービンブレー ド6bとから構成されている。タービンシェル6aの内周端は、タービンハブ8 のフランジ8aに複数のリベット9により固定されている。タービンハブ8の内 周には、トランスミッション側から延びる図示しないメインドライブシャフトに 連結されるスプライン孔8bが形成されている。
【0009】 ステータ7は、インペラー5とタービン6との内周部間に配置されており、円 環状のステータキャリア7aと、ステータキャリア7a上に固定されてタービン 6からインペラー5へと戻される作動油の方向を調整するための複数のステータ ブレード7bとを備えている。なお、ステータキャリア7aは、従来の厚肉の内 周フランジを有していない。ステータキャリア7aのインペラーハブ5c側内周 部には半径方向内側に突出する環状の受け部22(図2)が形成されている。
【0010】 ステータ支持構造10は、図2に詳細に示すように、ワンウエイクラッチ機構 11と、環状の保持部材12と、板金からなる環状のリテーナ21とから主に構 成されている。 ワンウエイクラッチ機構11は、ステータ7を一方向にのみ回転させるための 機構であり、アウターレース13と、インナーレース15と、両レース間に配置 されたクラッチ部材14とから構成されている。アウターレース13は、インペ ラーハブ5c側のスムーズな外周面13aと、外周面13aから続くローレット 面13bとを有している。このローレット面13bがステータキャリア7aの内 周面に圧入されている。また、ローレット面13bには、円周方向に等間隔に複 数の平坦な溝13cが形成されている。
【0011】 リテーナ21は、ワンウエイクラッチ機構11の各部材の側部を軸方向に支持 している。リテーナ21の外周には軸方向に延びる円筒壁21aが形成されてお り、円筒壁21aはアウターレース13の円筒面13aに嵌合している。また、 円筒壁21aに形成された複数の爪21bはアウターレース13の溝13c内に 挿入されており、これによりアウターレース13とリテーナ21とは相対回転不 能に係合している。なお、ステータキャリア7aの受け部22はリテーナ21の 外周端にインペラーハブ5c側から当接しており、これによりリテーナ21のイ ンペラーハブ5c側への移動を禁止している。リテーナ21の内周部には、イン ナーレース15のインペラーハブ5c側から当接する押え部21cが形成されて いる。リテーナ21とインペラーハブ5cとの間には、スラストベアリング16 が配置されている。
【0012】 一方、アウターレース13及びインナーレース15のタービンハブ8側の側部 は、それぞれ保持部材12に当接している。保持部材12とタービンハブ8との 間には、スラストベアリング17(図1)が配置されている。 なお、インナーレース15の内周部にはステータシャフト(図示せず)に係合 するスプライン孔15aが形成されている。
【0013】 図1において、ロックアップ装置4は、フロントカバー2とタービンシェル6 aとの間の空間に配置されている。ロックアップ装置4の入力側ピストンは、フ ロントカバー2の摩擦面に連結及び連結解除が可能であり、出力側部材はタービ ンシェル6aの背面に固定されている。 次に動作について説明する。
【0014】 エンジンの回転によりフロントカバー2が回転すると、インペラー5が回転し 、この回転力は作動油を介してタービン6に伝達される。タービン6側からイン ペラー5へと流れる作動油の流れは、ステータ7によって調整される。そして、 タービン6の回転力はタービンハブ8を介してトランスミッションのメインドラ イブシャフト(図示せず)に伝達される。
【0015】 このような作動中において、ワンウエイクラッチ機構11のアウターレース1 3及びリテーナ21は、インペラーハブ5cに対して相対回転するが、スラスト ベアリング16によって両者間の摩擦は低減させられている。クラッチ部材14 及びインナーレース15は、保持部材12によりタービンハブ8側への移動を規 制されている。また、クラッチ部材14及びインナーレース15は、リテーナ2 1によりインペラーハブ5c側への移動を規制されている。
【0016】 この実施例ではステータキャリアの従来の内周フランジが省略されており、代 わりに板金からなる薄いリテーナ21が用いられている。そのため、ワンウエイ クラッチ機構11とスラストベアリング16との軸方向間が大幅に短縮されてい る。このことは、偏平化されたトルクコンバータ1全体において軸方向寸法のさ らなる短縮に貢献している。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係るトルクコンバータのステータ支持構造では、支持部材がワンウエ イクラッチのインペラーハブ側の側方に配置されている。この部材は、例えば板 金等により製造が可能であるので、ステータ支持構造の軸方向寸法が大幅に短縮 される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例が採用されたトルクコンバー
タの縦断面概略部分図。
【図2】図1の部分拡大図。
【図3】アウターレースとリテーナとの係合を示す概略
部分斜視図。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ 5 インペラー 5c インペラーハブ 6 タービン 7 ステータ 10 ステータ支持構造 11 ワンウエイクラッチ機構 13 アウターレース 15 インナーレース 16 スラストベアリング 21 リテーナ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周端にインペラーハブが固定されたイン
    ペラーと、前記インペラーに対向するタービンと、前記
    インペラーと前記タービンとの内周部間に配置されたス
    テータとを含むトルクコンバータのステータ支持構造で
    あって、 前記ステータのステータキャリアに固定されたアウター
    レースと、前記アウターレースの内周側に配置されたイ
    ンナーレースとを含み、前記アウターレースの回転を一
    方向にのみ許容するワンウエイクラッチと、 前記ワンウエイクラッチの前記インペラーハブ側の側方
    に配置された支持部材と、 を備えたトルクコンバータのステータ支持構造。
JP4623993U 1993-08-25 1993-08-25 トルクコンバータのステータ支持構造 Expired - Fee Related JP2607205Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003510540A (ja) * 1999-09-29 2003-03-18 ヴァレオ 改良されたリアクタフリーホイールを備える流体動力学的結合装置
JP2013538999A (ja) * 2010-09-27 2013-10-17 シェフラー テクノロジーズ アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト ステータセンタリングプレート
JP2018091439A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 本田技研工業株式会社 トルクコンバータのステータ構造

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JP2003510540A (ja) * 1999-09-29 2003-03-18 ヴァレオ 改良されたリアクタフリーホイールを備える流体動力学的結合装置
JP2013538999A (ja) * 2010-09-27 2013-10-17 シェフラー テクノロジーズ アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト ステータセンタリングプレート
JP2018091439A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 本田技研工業株式会社 トルクコンバータのステータ構造

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