JPH0536160U - トルクコンバータ用ステータ支持装置 - Google Patents

トルクコンバータ用ステータ支持装置

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JPH0536160U
JPH0536160U JP8562591U JP8562591U JPH0536160U JP H0536160 U JPH0536160 U JP H0536160U JP 8562591 U JP8562591 U JP 8562591U JP 8562591 U JP8562591 U JP 8562591U JP H0536160 U JPH0536160 U JP H0536160U
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JP
Japan
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hub
stator
turbine
torque converter
support device
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Pending
Application number
JP8562591U
Other languages
English (en)
Inventor
真次 藤本
Original Assignee
株式会社大金製作所
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Publication date
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Publication of JPH0536160U publication Critical patent/JPH0536160U/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
    • F16H2041/246Details relating to one way clutch of the stator

Landscapes

  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受部材の逆組み等の誤組みを防止する。 【構成】 トルクコンバータ用ステータ支持装置は、ス
テータ内周部に設けられたステータキャリア40及びリ
テーナ10を含むハブ部材と、ハブ部材の両側方におい
てハブ部材とタービンハブ8及びインペラハブ16との
間に配置されたスライド軸受部材50及び60と、ハブ
部材及びスライド軸受部材50,60のいずれかに設け
られた誤組み防止手段とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ステータ支持装置、特に、互いに対向するポンプ及びタービンと、 これらの間に配置されたステータとを有するトルクコンバータのステータを軸方 向に支持するためのトルクコンバータ用ステータ支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トルクコンバータは、内部の流体により動力を伝達する装置であり、一般に、 対向配置されたポンプ及びタービンと、これらの間に配置されたステータとを備 えている。 前記ポンプを構成するインペラシェルはインペラハブに固定され、前記タービ ンを構成するタービンシェルはタービンハブに固定されている。前記ステータの 内周部側にはステータを半径方向に支持するためのハブ部材が配置されており、 このハブ部材内には、ステータを一方向に回転させるためのワンウェイクラッチ が設けられている。また、ハブ部材とインペラハブとの間、及びハブ部材とター ビンハブとの間には、ステータとポンプ及びタービンとの各相対回転を吸収する ともに、ステータを軸方向に支持するためのスラスト軸受としてのニードルベア リングが配置されている。一方、前記ハブ部材の軸方向両端部には油溝が形成さ れており、これら両端部と各ニードルベアリングとの間にはリング状のスペーサ 部材が挿入されている。このスペーサ部材により、各ニードルベアリングが軸方 向に位置決めされるとともに、各ニードルベアリングがハブ部材端部の油溝と干 渉するのが防止される。このようにして、ステータが軸方向に支持される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の構成では、トルクコンバータの組立の際に、スペーサ部材とニード ルベアリングとを逆に組み込むことが可能であるため、ニードルベアリングとハ ブ部材端部の油溝とが干渉して、ニードルベリングが変形する等の問題が生じ得 る。また、ニードルベアリング自体を逆に組むことも可能であり、この場合には 、面粗度のあまり良くないインペラハブ及びタービンハブにニードルベアリング が当接することになり、ニードルベアリングの磨耗による寿命低下が問題となる 。
【0004】 そこで、スペーサ部材とニードルベアリングを一体化することも考えられるが 、両者を単に一体化しただけでは一体のまま逆に組み込むことが可能であり、こ の場合には、ニードルベアリング側の薄肉プレートがハブ部材端部の油溝に干渉 することになり、薄肉プレートの変形等により同様にニードルベアリングの寿命 低下の問題が生じ得る。 本考案の目的は、軸受の逆組み等の誤組みを防止できるトルクコンバータ用ス テータ支持装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るステータ支持装置は、互いに対向するインペラ及びタービンと、 これらの間に配置されたステータとを有するトルクコンバータの前記ステータを 軸方向に支持するためのトルクコンバータ用ステータ支持装置である。本装置は 、ハブ部材と、軸受部材と、誤組み防止手段と備えている。
【0006】 前記ハブ部材は、前記ステータの内周部に設けられている。 前記軸受部材は、前記ハブ部材の両側方においてハブ部材とタービンハブ及び インペラハブとの間に配置されている。 前記誤組防止手段は、前記ハブ部材及び軸受部材のいずれかに設けられ、前記 軸受部材の誤組みを防止するための手段である。
【0007】
【作用】
本考案に係るステータ支持装置では、ステータ内周部のハブ部材と、タービン ハブ及びインペラハブとの間に軸受部材が配置されている。そして、ハブ部材及 び軸受部材のいずれかには、誤組み部材が設けられている。これにより、軸受部 材の誤組みを防止できる。
【0008】
【実施例】
図1は、本考案の実施例が採用されたトルクコンバータを示している。なお、 図中、O−Oは中心線である。 このトルクコンバータは、エンジン側のフロントカバー1と、フロントカバー 1のトランスミッション側に配置された流体クラッチ30と、フロントカバー1 及び流体クラッチ30の間に配置されたロックアップ装置6とから主として構成 されている。
【0009】 フロントカバー1は、エンジン側入力軸31の半径方向に延びる環状の部材で あり、外周部から流体クラッチ30側に延びる筒状の壁部1aを有している。ま た、フロントカバー1の内周部は入力軸31に溶接により固着されている。 流体クラッチ30は、ステータ5と、ステータ5を挟んで対向するポンプ3及 びタービン4とから主に構成されている。ポンプ3の外周には、インペラシェル 2が取り付けられている。インペラシェル2の一端は、フロントカバー1側に延 びており、フロントカバー1の壁部1aに固着されている。インペラシェル2の 他端は、トランスミッション側に延びるハブ16に固定されている。タービン4 は、フロントカバー1側外周面にタービンシェル4aを有している。タービンシ ェル4aは、タービンハブ8にリベット9により固定されている。タービンハブ 8は、トランスミッション側出力軸(図示せず)にスプライン17により係合し ている。
【0010】 ロックアップ装置6は、フロントカバー1とタービン4とを直結するための装 置であって、半径方向に延びかつ中心線O−O方向に移動可能なピストン7と、 その外周部に設けられフロントカバー1側の回転力をタービン4に伝達するため のトーションスプリング33とから主として構成されている。トーションスプリ ング33は、ピストン7外周部に設けられたリテーニングプレート34と、ター ビンシェル4a側から延びるドリブンプレート35との間に係合している。また 、ピストン7の外周部には、フロントカバー1側壁と当接し得る摩擦材36が装 着されている。
【0011】 ステータ5は、タービン4からポンプ3側へ戻される作動油の方向を調整する ための複数の羽根部材を有している。ステータ5は、その内周部に配置されたス テータキャリア40に取り付けられている。ステータキャリア40はその内部に 凹部41を有している。凹部41内には、アウターレース42を介してワンウェ イクラッチ43が設けられている。ワンウェイクラッチ43の内周側にはインナ ーレース15が配置されている。凹部41の開口側には、リテーナ10が配置さ れている。リテーナ10の端部には、半径方向に延びる油溝10aが形成されて いる。また、ステータキャリア40は軸方向の突出部40aをトランスミッショ ン側(図1右側)に有している。この突出部40a端部には、半径方向に延びる 油溝45が形成されている。
【0012】 リテーナ10端部には凹部38が形成されており、この凹部38内にはスラス ト軸受部材50が配置されている。スラスト軸受部材50は、リテーナ10側に 配置されたニードルベアリング53と、タービンハブ8側に配置されたサイドプ レート54とを有している。ニードルベアリング53は、円周上に配置された複 数個(図1では一部のみ図示)のニードル51と、その保持具52とから構成さ れている。保持具52は、サイドプレート54よりも厚肉となっている。サイド プレート54は、概ね円環状の部材であり、図2に示すように、半径方向に延び るプレート本体55と、プレート本体55の内周部から軸方向に延びる突起部5 6とを有している。プレート本体55の外周部55aは、リテーナ10の凹部3 8内周部よりも外方に延びている。突起部56は、ニードル51の内周側端部を 支持している。
【0013】 また、突出部40aとインペラハブ16との間には、スラスト軸受部材50と 同様の構成を有するスラスト軸受部材60が配置されている。このスラスト軸受 部材50は、インペラハブ16側に配置されるニードルベアリング24と、突出 部40a側に配置されたサイドプート25とを有している。スラスト軸受部材6 0は、スラスト軸受部材50と同じ向きに配置されている。
【0014】 次に、上述の実施例の作用効果について説明する。 このトルクコンバータの組立ての際には、各スラスト軸受部材50及び60は 図1に示すように組み付けられる。このスラスト軸受の組み付け時において、ス ラスト軸受を逆に組み付けようとした場合、上述のようにサイドプレート54の プレート本体55がリテーナ10の凹部38よりも大径なため、プレート本体外 周部55aが凹部38と干渉して、サイドプレート54を凹部38内に組み込む ことができない。これより、各軸受部材50及び60の逆組みを防止できる。ま た、この場合には、サイドプレートがスラスト軸受と一体に取り付けられている ので、ニードルベアリング自体の逆組みをも防止できる。
【0015】 次に、上述のトルクコンバータの作動について簡単に説明する。 ロックアップ装置6の非作動時には、入力軸31の回転によりフロントカバー 1が回転し、これに伴って流体クラッチ30のポンプ3が回転する。ポンプ3が 回転すると、ポンプ3内の作動油がタービン4内に流入してタービン4が回転す る。このとき、ステータ5は、タービン4からポンプ3側への油の流れを調整し 、ポンプ3の高速回転時またはタービン4の低速回転時に高トルクが発生するよ うに作用する。タービン4の回転により、タービンハブ8が回転し、出力軸が回 転する。
【0016】 また、ロックアップ装置6の作動時には、ピストン7が油圧の作用により図1 左方に移動し、摩擦材36がフロントカバー1側壁に圧接する。これにより、フ ロントカバー1の回転力が摩擦材36からピストン7に伝達され、さらにリテー ニングプレート34を介してトーションスプリング33に伝達される。そして、 トーションスプリング33からドリブンプレート35、タービン4及びタービン ハブ8を介して出力軸に伝達される。これにより、入力軸31と出力軸とがロッ クアップ装置6を介して機械的に連結される。 〔他の実施例〕 (a)本考案の他の実施例を図3に示す。
【0017】 図3に示すものでは、リテーナ10の内周部に突起部65が形成されている点 が、図2に示すものと大きく異なっている。この場合には、スラスト軸受部材5 0を逆に組み付けようとすると、サイドプレート54がこの突起部65と干渉す ることにより、スラスト軸受部材50の逆組みが防止される。 (b)図4に示すように、フロントカバー1とタービンハブ8との間に、スラス ト軸受部材50,60と同様のスラスト軸受部材を設けてもよい。
【0018】 図4において、タービンハブ8には凹部70が形成されている。この凹部70 内に入力軸31端部が挿入されている。入力軸31端部には凹部71が形成され ており、この凹部71内にスラスト軸受部材72が配置されている。スラスト軸 受部材72は、入力軸31側に配置されたニードルベアリング73と、タービン ハブ8側に配置されたサイドプレート74とを有している。ニードルベアリング 73は、ニードル75と、その保持具76とから構成されている。サイドプレー ト74は、タービンハブ8側に屈曲する屈曲部74aを有している。この屈曲部 74aにより、スラスト軸受部材74の逆組みを防止できる。
【0019】
【考案の効果】
本考案に係るトルクコンバータ用ステータ支持装置では、ハブ部材及び軸受部 材のいずれかに誤組み防止手段が設けられるので、軸受部材の誤組みを防止でき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるステータ支持装置が採
用されたトルクコンバータの縦断面部分図。
【図2】前記ステータ支持装置の拡大部分図。
【図3】本考案の他の実施例によるステータ支持装置の
拡大部分図。
【図4】本考案の他の実施例の拡大部分図。
【符号の説明】
3 ポンプ 4 タービン 5 ステータ 8 タービンハブ 10 リテーナ 16 インペラハブ 40 ステータキャリア 50,60 スライド軸受部材 55a プレート本体外周部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに対向するポンプ及びタービンと、こ
    れらの間に配置されたステータとを有するトルクコンバ
    ータの前記ステータを軸方向に支持するためのトルクコ
    ンバータ用ステータ支持装置であって、 前記ステータの内周部に設けられたハブ部材と、 前記ハブ部材の両側方においてハブ部材とタービンハブ
    及びインペラハブとの間に配置された軸受部材と、 前記ハブ部材、タービンハブ、インペラハブ及び軸受部
    材のいずれかに設けられ、前記軸受部材の誤組みを防止
    するための誤組み防止手段と、 を備えたトルクコンバータ用ステータ支持装置。
JP8562591U 1991-10-21 1991-10-21 トルクコンバータ用ステータ支持装置 Pending JPH0536160U (ja)

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JP8562591U JPH0536160U (ja) 1991-10-21 1991-10-21 トルクコンバータ用ステータ支持装置

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JP8562591U JPH0536160U (ja) 1991-10-21 1991-10-21 トルクコンバータ用ステータ支持装置

Publications (1)

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JPH0536160U true JPH0536160U (ja) 1993-05-18

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ID=13864021

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JP8562591U Pending JPH0536160U (ja) 1991-10-21 1991-10-21 トルクコンバータ用ステータ支持装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018151044A (ja) * 2017-03-15 2018-09-27 本田技研工業株式会社 スラスト軸受付構造体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0285554A (ja) * 1988-09-21 1990-03-27 Aisin Aw Co Ltd トルクコンバータ用スラスト軸受構造

Patent Citations (1)

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