JP2006083997A - トルクコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 トルクコンバータにおいて、ステータ支持機構の構造を工夫することで、トルクコンバータの内周部周辺の軸方向寸法を短縮する。
【解決手段】 このトルクコンバータ1は、フロントカバー2と、インペラ3と、タービン4と、タービン4からインペラ3に流れる流体の流れを調整するためのステータ5と、ステータ5を固定シャフトに対して一方向にのみ回転可能に支持するためのステータ支持機構6とを備えている。ステータ支持機構6は、ステータハブ52のエンジン側に配置された環状のリテーナ61と、ステータハブ52の内周側に配置された環状のアウターレース64と、ステータハブ52のトランスミッション側に配置された環状の第1スラスト軸受66と、ステータハブ52のエンジン側に配置されアウターレース64の外周側に配置された環状の第2スラスト軸受67とを有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、トルクコンバータ、特にステータを備えたトルクコンバータに関する。
エンジンからのトルクを流体によりトランスミッション側へ伝達するための手段として、トルクコンバータがある。トルクコンバータは、主にエンジンからのトルクが入力されるフロントカバーと、フロントカバー内に設けられたインペラと、インペラに対向して配置されたタービンと、タービンからインペラへの流体の流れを調整するためステータと、ステータを支持するためのステータ支持機構とから構成されている。
ステータは、インペラとタービンとの内周部間に配置されており、内周部に配置された環状のステータハブと、ステータハブの外周側に複数配置されたステータブレードとから構成されている。ステータは、ステータハブを介してステータ支持機構に支持されている。
ステータ支持機構は、ステータをトランスミッション側から延びる固定シャフトに対して支持するためのもので、ステータの内周側に配置されている。ステータ支持機構は、ワンウェイクラッチと、リテーナと、第1スラスト軸受と、第2スラスト軸受とから構成されている。ワンウェイクラッチは、ステータを固定シャフトに対して一方向にのみ回転可能に支持する機能を有しており、固定シャフトの外周側に配置されている。ワンウェイクラッチは、ステータハブの内周側に配置された環状のアウターレースと、固定シャフトの外周側にスプライン係合する環状のインナーレースと、アウターレースとインナーレースとの間に配置され、アウターレースとインナーレースとを一方向にのみ相対回転可能にするためのクラッチ部材とから構成されている。リテーナは、ステータハブのエンジン側に配置された環状の部材で、アウターレース及びインナーレースと第1スラスト軸受との間に配置されている。第1スラスト軸受は、リテーナのトランスミッション側に配置されている。第2スラスト軸受は、ステータハブのエンジン側に配置されている(例えば、特許文献1参照)。
以上に述べたトルクコンバータは、次のような動作によりトルクを伝達する。まず、フロントカバー及びインペラがエンジンから入力されるトルクにより回転する。インペラが回転すると、流体はインペラの羽根及び遠心力によりインペラ外周側からタービン外周側へ流れる。タービン外周側へ流れた流体は、羽根により形成されるタービン内部の流路を通ってタービン内周側からインペラ内周側へ戻る。このとき、流体がタービンの羽根に衝突するため、タービンはインペラと同方向に回転する。この流体の流れにより、フロントカバーに入力されたトルクがタービンを回転させる。そして、トルクはタービンを介して出力軸へ出力される。
インペラとタービンとの回転数の差が大きいときは、タービン内周側からインペラ内周側へ流れる流体は、インペラの回転を妨げる方向に流れる。そのため、流体がインペラの回転を妨げない方向に流れるよう、ワンウェイクラッチによりステータをインペラ回転方向と反対方向へは回転不能としている。そして、ステータブレード前面(インペラ回転方向と同じ側の面)に流体が衝突し、流体の流れ方向をインペラ回転方向に変えている。その結果、トルクコンバータのトルク比が大きくなる。
一方、インペラとタービンとの回転数の差が小さくなると、タービン内周側からインペラ内周側へ流れる流体は、ステータブレード背面(インペラ回転方向と反対側の面)に当たるようになる。この状態では、ステータを回転可能とした方が流体がインペラの回転を妨げず、トルクコンバータのトルク伝達効率が向上する。そのため、ワンウェイクラッチによりステータをインペラ回転方向へ回転可能とすることで、ステータブレード背面に当たった流体はインペラの回転を妨げることがない。その結果、トルク伝達効率が向上する。
このように、ステータは、流体室内の流体の流れを調整しているため、流体からステータブレードを介して円周方向及び軸方向の荷重を受けることになる。したがって、ステータ支持機構は、ステータに作用する様々な荷重を受けつつステータを支持している。
特開平10−299858号公報
しかし、従来のステータ支持機構は、軸受のコストやステータ支持機構周辺の軸方向寸法等を考慮して、エンジン側の第2スラスト軸受の径が第1スラスト軸受の径よりも小さくなっている。すなわち、従来のステータは径の異なる2つのスラスト軸受により軸方向に支持される構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
第2スラスト軸受の径が第1スラスト軸受の径よりも小さくなっているのは、第2スラスト軸受がタービンシェルとタービンハブとを連結する複数のリベットの内周側に配置されているためである。そして、第1スラスト軸受が、軸方向寸法を短縮するために、インナーレースと半径方向位置をずらした状態でアウターレースの外周側に配置されているためである。
2つのスラスト軸受の径が異なると、ステータに軸方向の荷重が作用した際に以下の問題が生じる。例えば、タービンにトランスミッション側への軸方向荷重が作用すると、軸方向荷重は第2スラスト軸受、リテーナ、アウターレース、及びステータハブを順番に伝わり、第1スラスト軸受に伝達される。このとき、第2スラスト軸受からはリテーナの内周部に軸方向荷重が伝達され、その軸方向荷重はリテーナの外周部からアウターレースに伝達される。その結果、リテーナの強度が低く剛性が不足している場合は、リテーナが軸方向にたわむ。リテーナが軸方向にたわむとリテーナに当接している第2スラスト軸受の軌道面が傾くため、第2スラスト軸受に過度の負荷が作用し寿命が短くなる要因となる。また、リテーナの強度を確保するためにリテーナの軸方向の板厚を厚くすると、ステータ支持機構周辺の軸方向寸法も大きくなる。ステータ支持機構周辺の軸方向寸法が大きくなると、トルクコンバータの内周部周辺の軸方向寸法も大きくなり重量及び配置上好ましくない。
本発明の課題は、ステータ支持機構の構造を工夫することで、トルクコンバータの内周部周辺の軸方向寸法を短縮することにある。
請求項1に記載のトルクコンバータは、固定シャフト回りに配置され、エンジンからのトルクを流体によってトランスミッション側へ延びる出力軸に伝達するためのものである。このトルクコンバータは、エンジン側に配置され、エンジンからのトルクが入力されるフロントカバーと、フロントカバーのトランスミッション側に配置され、フロントカバーとともに流体室を構成し、内側に複数の羽根が設けられたインペラと、流体室内においてインペラのエンジン側に配置され、出力軸にトルクを出力可能なタービンと、インペラとタービンとの内周部間に配置され、タービンからインペラに流れる流体の流れを調整するためのステータと、ステータを固定シャフトに対して一方向にのみ回転可能に支持するためのステータ支持機構とを備えている。ステータは、内周部に配置された環状のステータハブを有している。ステータ支持機構は、ステータハブのエンジン側に配置された環状のリテーナと、ステータハブの内周側に配置された環状のアウターレースと、ステータハブのトランスミッション側に配置された環状の第1スラスト軸受と、ステータハブのエンジン側に配置されアウターレースの外周側に配置された環状の第2スラスト軸受とを有している。
従来のトルクコンバータでは、ステータ支持機構の第2スラスト軸受の径は第1スラスト軸受、すなわちアウターレースの径よりも小さい。そのため、ステータに軸方向の荷重が作用すると、リテーナが軸方向にたわむことがある。したがって、リテーナには強度を確保するためにある程度の厚みが必要とされる。しかし、このトルクコンバータでは、第2スラスト軸受がアウターレースの外周側に配置されているため、従来よりも外周側を支持することができる。すなわち、従来の第2スラスト軸受はインナーレース周辺を支持しているが、この第2スラスト軸受はより外周側のステータハブ周辺を支持することができる。
これにより、第2スラスト軸受とステータハブとの間に配置されたリテーナは軸方向へのたわみを考慮する必要がないため、リテーナの厚みを薄くすることができ、トルクコンバータの内周部周辺の軸方向寸法を短縮することができる。また、リテーナの軸方向へのたわみがないため、第2スラスト軸受の軌道面が傾くことがなく、第2スラスト軸受の寿命が短くなるのを防止することができる。
請求項2に記載のトルクコンバータは、請求項1において、第2スラスト軸受の外内周端中央位置がアウターレースの外周端の外周側に配置されている。
このトルクコンバータでは、第2スラスト軸受の外内周端中央位置がアウターレースの外周端の外周側に配置されているため、軸方向荷重が作用する中心点が従来よりステータハブ周辺に位置することになり、従来よりステータハブ周辺を支持することができる。これにより、第2スラスト軸受とステータハブとの間に配置されたリテーナは軸方向へのたわみを考慮する必要がないため、リテーナの厚みを薄くすることができ、トルクコンバータの内周部周辺の軸方向寸法を短縮することができる。また、リテーナの軸方向へのたわみがないため、第2スラスト軸受の軌道面が傾くことがなく、第2スラスト軸受の寿命が短くなるのを防止することができる。
請求項4に記載のトルクコンバータは、請求項1において、第2スラスト軸受の内周端がアウターレースの外周端よりも外周側に配置されている。
このトルクコンバータでは、第2スラスト軸受の内周端がアウターレースの外周端よりも外周側に配置されているため、従来より外周側のステータハブ周辺を支持することができる。これにより、第2スラスト軸受とステータハブとの間に配置されたリテーナは軸方向へのたわみを考慮する必要がないため、リテーナの厚みを薄くすることができ、トルクコンバータの内周部周辺の軸方向寸法を短縮することができる。また、リテーナの軸方向へのたわみがないため、第2スラスト軸受の軌道面が傾くことがなく、第2スラスト軸受の寿命が短くなるのを防止することができる。
請求項4に記載のトルクコンバータは、固定シャフト回りに配置され、エンジンからのトルクを流体によってトランスミッション側へ延びる出力軸に伝達するためのものである。このトルクコンバータは、エンジン側に配置され、エンジンからのトルクが入力されるフロントカバーと、フロントカバーのトランスミッション側に配置され、フロントカバーとともに流体室を構成し、内側に複数の羽根が設けられたインペラと、流体室内においてインペラのエンジン側に配置され、出力軸にトルクを出力可能なタービンと、インペラとタービンとの内周部間に配置され、タービンからインペラに流れる流体の流れを調整するためのステータと、ステータを固定シャフトに対して一方向にのみ回転可能に支持するためのステータ支持機構とを備えている。タービンは、インペラに対向する側に複数の羽根が設けられたタービンシェルと、タービンシェルの内周側に配置され出力軸とタービンシェルとを連結するためのタービンハブと、円周方向に複数配置されタービンシェルとタービンハブとを相対回転不能に連結するための固定部材とを有している。ステータは、内周部に配置された環状のステータハブを有している。ステータ支持機構は、ステータハブのエンジン側に配置された環状のリテーナと、ステータハブのトランスミッション側に配置された環状の第1スラスト軸受と、ステータハブのエンジン側に配置され複数の固定部材の外周側に配置された環状の第2スラスト軸受とを有している。
このトルクコンバータでは、第2スラスト軸受がタービンの固定部材の外周側に配置されているため、ステータ支持機構周辺の軸方向寸法を短縮した状態で、第2スラスト軸受がより外周側のステータハブ周辺を支持することができる。これにより、リテーナは軸方向へのたわみを考慮する必要がないため、リテーナの厚みを薄くすることができ、トルクコンバータの内周部周辺の軸方向寸法を短縮することができる。また、リテーナの軸方向へのたわみがないため、第2スラスト軸受の軌道面が傾くことがなく、第2スラスト軸受の寿命が短くなるのを防止することができる。
請求項5に記載のトルクコンバータは、請求項4において、第2スラスト軸受の軸方向位置が固定部材と重なり合っている。
このトルクコンバータでは、第2スラスト軸受の軸方向位置が固定部材と重なり合っているため、トルクコンバータの内周部周辺の軸方向寸法をより短縮することができる。
請求項6に記載のトルクコンバータは、固定シャフト回りに配置され、エンジンからのトルクを流体によってトランスミッション側へ延びる出力軸に伝達するためのものである。エンジン側に配置され、エンジンからのトルクが入力されるフロントカバーと、フロントカバーのトランスミッション側に配置され、フロントカバーとともに流体室を構成し、内側に複数の羽根が設けられたインペラと、流体室内においてインペラのエンジン側に配置され、出力軸にトルクを出力可能なタービンと、インペラとタービンとの内周部間に配置され、タービンからインペラに流れる流体の流れを調整するためのステータと、ステータを固定シャフトに対して一方向にのみ回転可能に支持するためのステータ支持機構とを備えている。ステータは、内周部に配置された環状のステータハブを有している。ステータ支持機構は、ステータハブのエンジン側に配置された環状のリテーナと、ステータハブのトランスミッション側に配置された環状の第1スラスト軸受と、ステータハブのエンジン側に配置され第1スラスト軸受と半径方向位置が実質的に同一である環状の第2スラスト軸受とを有している。
このトルクコンバータでは、第2スラスト軸受が第1スラスト軸受と半径方向位置が実質的に同一であるため、ステータハブに作用する軸方向荷重を支持する位置も実質的に同一となり、ステータハブの支持状態が安定する。これにより、このトルクコンバータでは、第2スラスト軸受とステータハブとの間に配置されたリテーナは軸方向へのたわみは考慮する必要がないため、リテーナの厚みを薄くすることができ、トルクコンバータの内周部周辺の軸方向寸法を短縮することができる。また、リテーナの軸方向へのたわみがないため、第2スラスト軸受の軌道面が傾くことがなく、第2スラスト軸受の寿命が短くなるのを防止することができる。
請求項7に記載のトルクコンバータは、請求項1から6のいずれかにおいて、リテーナがステータハブと第2スラスト軸受との軸方向間に配置されている。
このトルクコンバータでは、リテーナがステータハブと第2スラスト軸受との軸方向間に配置されているため、リテーナには軸方向への圧縮荷重しか作用しない。これにより、このトルクコンバータでは、リテーナの厚みを薄くすることができ、トルクコンバータの内周部周辺の軸方向寸法を短縮することができる。また、リテーナの軸方向へのたわみがないため、第2スラスト軸受の軌道面が傾くことがなく、第2スラスト軸受の寿命が短くなるのを防止することができる。
請求項8に記載のトルクコンバータは、請求項1から7のいずれかにおいて、リテーナがエンジン側へ環状に突出し第2スラスト軸受と半径方向に係合する環状突出部を有している。
このトルクコンバータでは、リテーナが第2スラスト軸受と半径方向に係合する環状突出部を有しているため、第2スラスト軸受のリテーナに対する半径方向位置が安定する。
請求項9に記載のトルクコンバータは、請求項8において、第2スラスト軸受が環状突出部の内周側に嵌め込まれている。
このトルクコンバータでは、第2スラスト軸受が環状突出部の内周側に嵌め込まれているため、第2スラスト軸受のリテーナに対する半径方向位置がさらに安定する。
請求項10に記載のトルクコンバータは、固定シャフト回りに配置され、エンジンからのトルクを流体によってトランスミッション側へ延びる出力軸に伝達するためのものである。エンジン側に配置され、エンジンからのトルクが入力されるフロントカバーと、フロントカバーのトランスミッション側に配置され、フロントカバーとともに流体室を構成し、内側に複数の羽根が設けられたインペラと、流体室内においてインペラのエンジン側に配置され、出力軸にトルクを出力可能なタービンと、インペラとタービンとの内周部間に配置され、タービンからインペラに流れる流体の流れを調整するためのステータと、ステータを固定シャフトに対して一方向にのみ回転可能に支持するためのステータ支持機構とを備えている。ステータは、内周部に配置された環状のステータハブを有している。ステータ支持機構は、ステータハブのエンジン側に配置された環状のリテーナと、ステータハブの内周側に配置された環状のアウターレースとを有している。そして、リテーナの外周部がステータハブと軸方向に当接している。
このトルクコンバータでは、リテーナの外周部がステータハブと軸方向に当接しているため、第2スラスト軸受をステータハブ周辺に配置することができる。これにより、このトルクコンバータでは、リテーナの軸方向へのたわみを考慮する必要がないため、リテーナの厚みを薄くすることができ、トルクコンバータの内周部周辺の軸方向寸法を短縮することができる。また、リテーナの軸方向へのたわみがないため、第2スラスト軸受の軌道面が傾くことがなく、第2スラスト軸受の寿命が短くなるのを防止することができる。さらに、このトルクコンバータでは、リテーナのステータハブに対する軸方向位置を安定させることができる。
請求項11に記載のトルクコンバータは、請求項1から10のいずれかにおいて、ステータハブがエンジン側へ環状に突出しリテーナと半径方向に係合する環状部を有している。
このトルクコンバータでは、ステータハブがリテーナと半径方向に係合する環状部を有しているため、リテーナのステータハブに対する半径方向位置を安定させることができる。
請求項12に記載のトルクコンバータは、請求項11において、リテーナがステータハブと相対回転不能となるよう環状部の内周側に嵌め込まれている。
このトルクコンバータでは、リテーナがステータハブと相対回転不能となるよう環状部の内周側に嵌め込まれているため、リテーナのステータハブに対する半径方向位置をさらに安定させることができる。また、このトルクコンバータでは、リテーナのステータハブに対する軸方向位置をさらに安定させることができる。
請求項13に記載のトルクコンバータは、固定シャフト回りに配置され、エンジンからのトルクを流体によってトランスミッション側へ延びる出力軸に伝達するためのものである。エンジン側に配置され、エンジンからのトルクが入力されるフロントカバーと、フロントカバーのトランスミッション側に配置され、フロントカバーとともに流体室を構成し、内側に複数の羽根が設けられたインペラと、流体室内においてインペラのエンジン側に配置され、出力軸にトルクを出力可能なタービンと、インペラとタービンとの内周部間に配置され、タービンからインペラに流れる流体の流れを調整するためのステータと、ステータを固定シャフトに対して支持するためのステータ支持機構とを備えている。ステータは、内周部に配置された環状のステータハブを有している。ステータハブは、ステータが固定され軸方向に筒状に延びる筒状部と、筒状部から内周側へ延びる円板部とをさらに有している。そして、ステータハブに作用する軸方向荷重は、筒状部の軸方向両端で支持されている。
このトルクコンバータでは、ステータハブに作用する軸方向荷重が筒状部の軸方向両端で支持されているため、ステータハブの支持状態を安定させることができる。そして、このトルクコンバータでは、筒状部周辺で軸方向荷重を支持できるため、リテーナの軸方向へのたわみを考慮する必要がない。そのため、リテーナの厚みを薄くすることができ、トルクコンバータの内周部周辺の軸方向寸法を短縮することができる。また、リテーナの軸方向へのたわみがないため、第2スラスト軸受の軌道面が傾くことがなく、第2スラスト軸受の寿命が短くなるのを防止することができる。
請求項14に記載のトルクコンバータは、請求項13において、ステータ支持機構がステータハブのエンジン側に配置された環状の第2スラスト軸受と、ステータハブと第2スラスト軸受との軸方向間に配置されたリテーナとをさらに有している。
このトルクコンバータでは、リテーナがステータハブと第2スラスト軸受との軸方向間に配置されているため、リテーナには軸方向への圧縮荷重しか作用しない。これにより、このトルクコンバータでは、リテーナの厚みを薄くすることができ、トルクコンバータの内周部周辺の軸方向寸法を短縮することができる。また、リテーナの軸方向へのたわみがないため、第2スラスト軸受の軌道面が傾くことがなく、第2スラスト軸受の寿命が短くなるのを防止することができる。
請求項15に記載のトルクコンバータは、請求項14において、リテーナは、エンジン側へ環状に突出し第2スラスト軸受と半径方向に係合する環状突出部を有している。
このトルクコンバータでは、リテーナが第2スラスト軸受と半径方向に係合する環状突出部を有しているため、第2スラスト軸受のリテーナに対する半径方向位置が安定する。
請求項16に記載のトルクコンバータは、請求項15において、第2スラスト軸受が環状突出部の内周側に嵌め込まれている。
このトルクコンバータでは、第2スラスト軸受が環状突出部の内周側に嵌め込まれているため、第2スラスト軸受のリテーナに対する半径方向位置がさらに安定する。
請求項17に記載のトルクコンバータは、請求項14から16において、ステータハブがエンジン側へ環状に突出しリテーナと半径方向に係合する環状部を有している。
このトルクコンバータでは、ステータハブがリテーナと半径方向に係合する環状部を有しているため、リテーナのステータハブに対する半径方向位置を安定させることができる。
請求項18に記載のトルクコンバータは、請求項17において、リテーナは、ステータハブと相対回転不能となるよう環状部の内周側に嵌め込まれている。
このトルクコンバータでは、リテーナがステータハブと相対回転不能となるよう環状部の内周側に嵌め込まれているため、リテーナのステータハブに対する半径方向位置をさらに安定させることができる。また、このトルクコンバータでは、リテーナのステータハブに対する軸方向位置をさらに安定させることができる。
本発明に係るトルクコンバータでは、トルクコンバータの内周部周辺の軸方向寸法を短縮することができる。
本発明の一実施形態を図面を参照しながら説明する。
1.トルクコンバータの構造
図1は本発明の一実施形態としてのトルクコンバータ1の縦断面概略図を示す。図1のO−Oは、トルクコンバータ1の回転軸線を示す。
図1において、トルクコンバータ1は、フロントカバー2と、フロントカバー2の外周側突出部8に固定されたインペラシェル9とで流体室を形成している。フロントカバー2は、エンジンのクランクシャフト(図示せず)に対して各構成部品によって装着可能となっており、エンジンからのトルクが入力されるようになっている。インペラシェル9の内部には複数のインペラブレード10が固定されている(後述)。インペラシェル9とインペラブレード10とによりインペラ3が構成されている。流体室内でインペラ3と対向する位置には、タービン4が配置されている。タービン4は、タービンシェル11とタービンシェル11上に固定された複数のタービンブレード12とから構成されている。タービンシェル11の内周端部は、タービンハブ13のフランジ15にリベット14を介して固定されている。タービンハブ13は、内周部に図示しないトランスミッションのメインドライブシャフト(出力軸)に係合するスプライン溝20を有している。インペラ3の内周部とタービン4の内周部との間にはステータ5が配置されている。ステータ5はタービン4からインペラ3へと戻される流体の方向を調整するものであり、ステータ支持機構6(後述)を介して図示しない固定シャフトに支持されている。固定シャフトは、トランスミッション側から延びる筒状の部材であり、メインドライブシャフトが内部を貫通している。ステータ5は、ステータ支持機構6に支持されるステータハブ52と、ステータハブ52の外周側に複数配置されたステータブレード51とから構成されている。
2.ロックアップクラッチの構造
ロックアップクラッチ7は、フロントカバー2とタービン4との間の空間に配置されており、フロントカバー2とタービン4とを機械的に連結するための装置である。ロックアップクラッチ7は、主に、ピストン22と、ピストン22をタービン4に弾性的に連結するための弾性連結機構40とから構成されている。
ピストン22は、円板状の部材であり、フロントカバー2とタービンシェル11との間の空間を、フロントカバー2側の第1油圧室36とタービン4側の第2油圧室37とに分割するように配置されている。ピストン22は厚みの薄い板金製である。ピストン22はトランスミッション側に延びる内周側筒状部23を内周側に有している。内周側筒状部23は、タービンハブ13のフランジ15の筒状部16の外周面19に軸方向及び円周方向に相対移動可能に支持されている。すなわち、内周側筒状部23の内周面25は筒状部16の外周面19に当接している。筒状部16の外周面19には半径方向中間位置に環状溝が形成されている。環状溝内にはシールリング18が配置され、シールリング18は内周側筒状部23の内周面25に当接している。このようにして、シールリング18は第1油圧室36と第2油圧室37の内周部分をシールしている。
ピストン22の外周部には、トランスミッション側に延びる外周側筒状部24が形成されている。また、ピストン22の外周部でエンジン側には、環状の摩擦フェーシング35が張られている。摩擦フェーシング35は、フロントカバー2の内側外周部に形成された環状で平坦な摩擦面2aに対向している。摩擦フェーシング35とフロントカバー2の摩擦面2aとの係合により、第1油圧室36と第2油圧室37との外周部がシールされる。
弾性連結機構40は、ピストン22とタービン4との間、さらに詳細にはピストン22の外周部とタービンシェル11の外周部との間に配置されている。弾性連結機構40は、ドライブ側部材としてのリティーニングプレート27と、ドリブン側の部材としてのドリブンプレート33と、両プレート27,33間に配置された複数のコイルスプリング32とから構成されている。リティーニングプレート27は、ピストン22の外周部トランスミッション側、すなわち外周側筒状部24の内周側に配置された環状のプレート部材である。リティーニングプレート27の内周部は複数のリベット(図示せず)によりピストン22に固定されている。リティーニングプレート27は、コイルスプリング32を保持するとともに、コイルスプリング32の円周方向両側に係合してトルクを伝達するための部材である。リティーニングプレート27は、円周方向に並べられた複数のコイルスプリング32の外周側と内周側とをそれぞれ支持する保持部28,29を有している。内周側の保持部29はリティーニングプレート27の円板状部分から切り起こされて形成されている。さらに、リティーニングプレート27は各コイルスプリング32の円周方向両側を支持するための係合部30を有している。ドリブンプレート33はタービンシェル11の外周部背面に固定された環状のプレート部材である。ドリブンプレート33には、円周方向複数箇所にエンジン側に延びる複数の爪部34が形成されている。爪部34は各コイルスプリング32の円周方向両端に係合している。これにより、リティーニングプレート27からのトルクはコイルスプリング32を介してドリブンプレート33に伝達される。
3.ステータ支持機構周辺の構造
図2にステータ支持機構6周辺の詳細図を示す。ステータ支持機構6は、主にリテーナ61と、ワンウェイクラッチ62と、第1スラスト軸受66と、第2スラスト軸受67とから構成されている。
リテーナ61は、ステータハブ52のエンジン側に配置された環状の部材である。ステータハブ52は、外周側に複数のステータブレード51が固定される概ね筒状のステータハブ本体53と、ステータハブ本体53から内周側へ延びる円板部54とから構成されている。ステータハブ本体53のエンジン側外周部には、エンジン側へ環状に突出した第2環状部56が形成されている。リテーナ61は、外周部が第2スラスト面72と当接した状態で第2環状部56の内周側に相対回転不能に嵌め込まれている。これにより、リテーナ61のステータハブ52に対する半径方向及び軸方向の位置が安定する。
ワンウェイクラッチ62は、さらにステータハブ52の内周側に配置された環状のアウターレース64と、固定シャフト(図示せず)の外周側にスプライン係合する環状のインナーレース65と、アウターレース64とインナーレース65との間に配置され、アウターレース64とインナーレース65とを一方向にのみ相対回転可能にするためのクラッチ部材63とから構成されている。
第1スラスト軸受66は、ステータハブ52とインペラシェル9との間に配置されている。ステータハブ本体53のトランスミッション側外周部には、トランスミッション側へ環状に突出した第1環状部55が形成されている。第1スラスト軸受66は、第1スラスト面71と当接した状態で第1環状部55の内周側に嵌め込まれている。これにより、第1スラスト軸受66のステータハブ52に対する半径方向及び軸方向の位置が安定する。また、第1スラスト軸受66は、インペラシェル9の第4スラスト面74に当接している。これにより、ステータハブ52に作用するトランスミッション側への軸方向荷重は、第1スラスト軸受66を介してインペラシェル9により支持される。
第2スラスト軸受67は、リテーナ61とタービンハブ13のフランジ15との間に配置されている。また、リテーナ61のエンジン側外周部には、エンジン側へ環状に突出した環状突出部68が形成されている。第2スラスト軸受67は、第3スラスト面73と当接した状態で環状突出部68の内周側に嵌め込まれている。これにより、第2スラスト軸受67のリテーナ61及びステータハブ52に対する半径方向及び軸方向位置が安定する。また、第2スラスト軸受67のエンジン側は、タービンハブ13のフランジ15の第5スラスト面75と当接している。そして、タービンハブ13のエンジン側端部とフロントカバー2との間には、タービンハブ13を軸方向に支持する環状のスラストワッシャ80が設けられている。これにより、ステータハブ52に作用するエンジン側への軸方向荷重は、リテーナ61、第2スラスト軸受67、タービンハブ13、及びスラストワッシャ80を介して、フロントカバー2により支持される。
アウターレース64は、ステータハブ本体53の第2環状部56にリテーナ61が嵌め込まれているため、リテーナ61と円板部54との軸方向間に挟み込まれている。リテーナ61は、内周側に第1段付部69が形成されている。第1段付部69により、リテーナ61とインナーレース65の外周側端部とは相対回転可能に、かつ軸方向トランスミッション側へ相対移動不能に係合している。また、インナーレース65は、円板部54との係合部に第2段付部70が形成されている。第2段付部70により、インナーレース65と円板部54の内周側端部とは相対回転可能に、かつ軸方向エンジン側へ相対移動不能に係合している。
以上に述べた構造をまとめると、ステータ5、リテーナ61、及びアウターレース64は、リテーナ61がステータハブ52に嵌め込まれているため一体の部材として機能する。そして、それらの部材は、ステータ支持機構6によりインペラシェル9、フロントカバー2、及びタービンハブ13に対して相対回転可能にかつ軸方向へ相対移動不能に支持されている。
また、第2スラスト軸受67は、従来の第2スラスト軸受に比べて、その配置に特徴を有している。具体的には、第2スラスト軸受67は、アウターレース64の外周側に配置されている。より具体的には、第2スラスト軸受67の内周端は、アウターレース64の外周端の外周側に配置されている。すなわち、第2スラスト軸受67は、ステータハブ52のステータハブ本体53のエンジン側に配置されている。また、第2スラスト軸受67は、軸方向寸法を考慮して、タービンハブ13のリベット14の外周側に配置されている。これにより、第1スラスト軸受66と第2スラスト軸受67との半径方向位置を実質的に同一にすることができる。そして、ステータハブ52に作用する軸方向荷重をステータハブ本体53の軸方向両端で支持することができる。
従来の第2スラスト軸受は、インナーレース周辺であってタービンハブのリベットの内周側に配置されているため、リテーナに作用する荷重点が半径方向にずれる。その結果、リテーナが軸方向にたわむため、第2スラスト軸受の軌道面が傾き第2スラスト軸受の寿命が短くなる場合がある。しかし、本発明の第2スラスト軸受67は、アウターレース64の外周側に配置することで、第1スラスト軸受66と半径方向位置を実質的に同一にすることができるため、リテーナ61には軸方向への圧縮荷重しか作用せず軸方向へのたわみがない。その結果、第2スラスト軸受67の軌道面が傾くことがないため、第2スラスト軸受67の寿命が短くなるのを防止することができる。また、ステータハブ52に作用する軸方向荷重をステータハブ本体53の軸方向両端で支持することができるため、ステータハブ52の支持状態がより安定する。
4.動作
トルクコンバータ1の動作について説明する。フロントカバー2がエンジンからのトルクにより回転すると、フロントカバー2とともにインペラ3も回転する。インペラ3が回転すると、流体はインペラブレード10及び遠心力によりインペラ3外周側からタービン4外周側へ流れる。タービン4外周側へ流れた流体は、タービンブレード12により形成されるタービン4内部の流路を通ってタービン4内周側からインペラ3内周側へ戻る。このとき、流体がタービン4の羽根に衝突するため、タービン4はインペラ3と同方向に回転する。この流体の流れにより、フロントカバー2に入力されたトルクがタービン4を回転させる。そして、トルクはタービン4を介してメインドライブシャフトへ出力される。
インペラ3とタービン4との回転数の差によって、トルク伝達効率が低下する場合があるため、タービン4からインペラ3へ流体が戻る際、ステータ5により流体の流れを調整している。具体的には、インペラ3とタービン4の回転数の差が大きいときは、タービン4内周側からインペラ3内周側へ流れる流体は、インペラ3の回転を妨げる方向に流れる。そのため、ステータブレード51前面、つまりインペラ3回転方向と同じ側の面に流体が衝突し、流体の流れ方向がインペラ3回転方向に変わる。このとき、ワンウェイクラッチ62がステータ5を固定状態にしているため、トルクコンバータ1のトルク比は大きくなる。
また、インペラ3とタービン4との回転数の差が小さくなると、タービン4内周側からインペラ3内周側へ流れる流体は、ステータブレード51背面、つまりインペラ3回転方向と逆側の面に当たるようになる。このとき、ワンウェイクラッチ62がステータ5を回転可能としているため、ステータブレード51背面に当たった流体は、インペラ3の回転を妨げる方向に流れることはないため、トルク伝達効率は向上する。
このように、トルクコンバータ1の動作中においては、ステータ5が径方向及び軸方向に作用する流体からの反力を受けながら回転及び停止する。よって、ステータ支持機構6のステータハブ52やリテーナ61は、半径方向及び軸方向の荷重を受ける必要がある。また、タービン4に対しても軸方向荷重が作用する場合がある。タービン4にトランスミッション側への軸方向荷重が作用すると、軸方向荷重はフランジ15、第2スラスト軸受67、リテーナ61、ステータハブ52を順番に伝わり、第1スラスト軸受66に伝達される。このとき、第2スラスト軸受67がステータハブ52のステータハブ本体53周辺に配置されているため、リテーナ61は第2スラスト軸受67とステータハブ52との間で軸方向の荷重により圧縮されるだけで、軸方向へたわむことはない。これにより、第2スラスト軸受67の軌道面が傾くことがないため、第2スラスト軸受67の寿命が短くなるのを防止することができる。また、リテーナ61の軸方向の厚みを薄くしても軸方向へたわまないため、リテーナ61の厚みを薄くすることができ、ステータ支持機構6周辺の軸方向寸法を短縮することができ、トルクコンバータ1の内周部周辺の軸方向寸法を短縮することができる。
5.作用効果
本発明にかかるトルクコンバータ1の作用効果を以下にまとめる。
このトルクコンバータ1では、第2スラスト軸受67がアウターレース64の外周側に配置されている。また、このトルクコンバータ1では、第2スラスト軸受67がタービンハブ13のリベット14の外周側に配置されている。また、このトルクコンバータ1では、リテーナ61の外周部がステータハブ52と当接しているため、第2スラスト軸受67をステータハブ52周辺に配置することができる。そして、このトルクコンバータ1では、第2スラスト軸受67は、第1スラスト軸受66と半径方向位置が実質的に同一となっており、ステータハブ52に作用する軸方向荷重がステータハブ本体53の軸方向両端で支持される。これらの構成により、従来よりもステータに対して外周側を支持することができるため、第2スラスト軸受67とステータハブ52との間に配置されたリテーナ61は軸方向へのたわみを考慮する必要がないため、リテーナ61の厚みを薄くすることができ、トルクコンバータ1の内周部周辺の軸方向寸法を短縮することができる。また、リテーナ61の軸方向へのたわみがないため、第2スラスト軸受67の軌道面が傾くことがなく、第2スラスト軸受67の寿命が短くなるのを防止することができる。
このトルクコンバータ1では、リテーナ61がステータハブ52と第2スラスト軸受67との軸方向間に配置されているため、リテーナ61には軸方向への圧縮荷重しか作用しない。これにより、このトルクコンバータ1では、リテーナ61の厚みを薄くすることができ、トルクコンバータ1の内周部周辺の軸方向寸法を短縮することができる。また、リテーナ61の軸方向へのたわみがないため、第2スラスト軸受67の軌道面が傾くことがなく、第2スラスト軸受の寿命が短くなるのを防止することができる。
このトルクコンバータ1では、リテーナ61が第2スラスト軸受67と半径方向に係合する環状突出部68を有しており、第2スラスト軸受67が環状突出部68の内周側に嵌め込まれているため、第2スラスト軸受67のリテーナ61に対する半径方向位置が安定する。
このトルクコンバータ1では、ステータハブ52がリテーナ61と半径方向に係合する第2環状部56を有しており、リテーナ61がステータハブ52と相対回転不能となるよう第2環状部56の内周側に嵌め込まれているため、リテーナ61のステータハブ52に対する半径方向及び軸方向位置を安定させることができる。
以上に述べたトルクコンバータ1により、トルクコンバータ1の内周部周辺の軸方向寸法を短縮することができる。
6.他の実施形態
本発明はかかる上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。以下に他の実施形態について説明する。
(1)第2スラスト軸受の配置
前述の実施形態では、第2スラスト軸受67は、アウターレース64の外周側及びリベット14の外周側に配置され、半径方向位置が第1スラスト軸受と実質的に同一等としているが、リテーナ61が軸方向にたわまない範囲であれば多少半径方向の位置が内周側に移動しても問題ない。例えば、第2スラスト軸受67の外内周端の中央位置がアウターレース64の外周端の外周側周辺に配置されていても問題ない。
(2)アウターレース
前述の実施形態では、リテーナ61は主にステータハブ52の第2スラスト面72と軸方向に当接していることを想定して記載したが、主にアウターレース64の第6スラスト面76と軸方向に当接している状態でもよい。また、第2スラスト面72及び第6スラスト面76に均一に当接している状態でもよい。
本発明の一実施形態としてのトルクコンバータ1の縦断面概略図。 ステータ支持機構6周辺の詳細図。
符号の説明
1 トルクコンバータ
2 フロントカバー
3 インペラ
4 タービン
5 ステータ
6 ステータ支持機構
7 ロックアップクラッチ
13 タービンハブ
14 リベット(固定部材)
15 フランジ
51 ステータブレード
52 ステータハブ
53 ステータハブ本体(筒状部)
54 円板部
55 第1環状部
56 第2環状部(環状部)
61 リテーナ
62 ワンウェイクラッチ
63 クラッチ部材
64 アウターレース
65 インナーレース
66 第1スラスト軸受
67 第2スラスト軸受
68 環状突出部

Claims (18)

  1. 固定シャフト回りに配置され、エンジンからのトルクを流体によってトランスミッション側へ延びる出力軸に伝達するためのトルクコンバータであって、
    前記エンジン側に配置され、前記エンジンからのトルクが入力されるフロントカバーと、
    前記フロントカバーの前記トランスミッション側に配置され、前記フロントカバーとともに流体室を構成し、内側に複数の羽根が設けられたインペラと、
    前記流体室内において前記インペラの前記エンジン側に配置され、前記出力軸にトルクを出力可能なタービンと、
    前記インペラと前記タービンとの内周部間に配置され、前記タービンから前記インペラに流れる流体の流れを調整するためのステータと、
    前記ステータを前記固定シャフトに対して一方向にのみ回転可能に支持するためのステータ支持機構とを備え、
    前記ステータは、内周部に配置された環状のステータハブを有し、
    前記ステータ支持機構は、前記ステータハブの前記エンジン側に配置された環状のリテーナと、前記ステータハブの内周側に配置された環状のアウターレースと、前記ステータハブの前記トランスミッション側に配置された環状の第1スラスト軸受と、前記ステータハブの前記エンジン側に配置され前記アウターレースの外周側に配置された環状の第2スラスト軸受とを有する、
    トルクコンバータ。
  2. 前記第2スラスト軸受は、外内周端中央位置が前記アウターレースの外周端の外周側に配置される、
    請求項1に記載のトルクコンバータ。
  3. 前記第2スラスト軸受は、内周端が前記アウターレースの外周端よりも外周側に配置される、
    請求項1に記載のトルクコンバータ。
  4. 固定シャフト回りに配置され、エンジンからのトルクを流体によってトランスミッション側へ延びる出力軸に伝達するためのトルクコンバータであって、
    前記エンジン側に配置され、前記エンジンからのトルクが入力されるフロントカバーと、
    前記フロントカバーの前記トランスミッション側に配置され、前記フロントカバーとともに流体室を構成し、内側に複数の羽根が設けられたインペラと、
    前記流体室内において前記インペラの前記エンジン側に配置され、前記出力軸にトルクを出力可能なタービンと、
    前記インペラと前記タービンとの内周部間に配置され、前記タービンから前記インペラに流れる流体の流れを調整するためのステータと、
    前記ステータを前記固定シャフトに対して一方向にのみ回転可能に支持するためのステータ支持機構とを備え、
    前記タービンは、前記インペラに対向する側に複数の羽根が設けられたタービンシェルと、前記タービンシェルの内周側に配置され前記出力軸と前記タービンシェルとを連結するためのタービンハブと、円周方向に複数配置され前記タービンシェルと前記タービンハブとを相対回転不能に連結するための固定部材とを有し、
    前記ステータは、内周部に配置された環状のステータハブを有し、
    前記ステータ支持機構は、前記ステータハブの前記エンジン側に配置された環状のリテーナと、前記ステータハブの前記トランスミッション側に配置された環状の第1スラスト軸受と、前記ステータハブの前記エンジン側に配置され複数の前記固定部材の外周側に配置された環状の第2スラスト軸受とを有する、
    トルクコンバータ。
  5. 前記第2スラスト軸受は、軸方向位置が前記固定部材と重なり合っている、
    請求項4に記載のトルクコンバータ。
  6. 固定シャフト回りに配置され、エンジンからのトルクを流体によってトランスミッション側へ延びる出力軸に伝達するためのトルクコンバータであって、
    前記エンジン側に配置され、前記エンジンからのトルクが入力されるフロントカバーと、
    前記フロントカバーの前記トランスミッション側に配置され、前記フロントカバーとともに流体室を構成し、内側に複数の羽根が設けられたインペラと、
    前記流体室内において前記インペラの前記エンジン側に配置され、前記出力軸にトルクを出力可能なタービンと、
    前記インペラと前記タービンとの内周部間に配置され、前記タービンから前記インペラに流れる流体の流れを調整するためのステータと、
    前記ステータを前記固定シャフトに対して一方向にのみ回転可能に支持するためのステータ支持機構とを備え、
    前記ステータは、内周部に配置された環状のステータハブを有し、
    前記ステータ支持機構は、前記ステータハブの前記エンジン側に配置された環状のリテーナと、前記ステータハブの前記トランスミッション側に配置された環状の第1スラスト軸受と、前記ステータハブの前記エンジン側に配置され前記第1スラスト軸受と半径方向位置が実質的に同一である環状の第2スラスト軸受とを有する、
    トルクコンバータ。
  7. 前記リテーナは、前記ステータハブと前記第2スラスト軸受との軸方向間に配置される、
    請求項1から6のいずれかに記載のトルクコンバータ。
  8. 前記リテーナは、前記エンジン側へ環状に突出し前記第2スラスト軸受と半径方向に係合する環状突出部を有する、
    請求項1から7のいずれかに記載のトルクコンバータ。
  9. 前記第2スラスト軸受は、前記環状突出部の内周側に嵌め込まれる、
    請求項8に記載のトルクコンバータ。
  10. 固定シャフト回りに配置され、エンジンからのトルクを流体によってトランスミッション側へ延びる出力軸に伝達するためのトルクコンバータであって、
    前記エンジン側に配置され、前記エンジンからのトルクが入力されるフロントカバーと、
    前記フロントカバーの前記トランスミッション側に配置され、前記フロントカバーとともに流体室を構成し、内側に複数の羽根が設けられたインペラと、
    前記流体室内において前記インペラの前記エンジン側に配置され、前記出力軸にトルクを出力可能なタービンと、
    前記インペラと前記タービンとの内周部間に配置され、前記タービンから前記インペラに流れる流体の流れを調整するためのステータと、
    前記ステータを前記固定シャフトに対して一方向にのみ回転可能に支持するためのステータ支持機構とを備え、
    前記ステータは、内周部に配置された環状のステータハブを有し、
    前記ステータ支持機構は、前記ステータハブの前記エンジン側に配置された環状のリテーナと、前記ステータハブの内周側に配置された環状のアウターレースとを有し、
    前記リテーナの外周部がステータハブと軸方向に当接する、
    トルクコンバータ。
  11. 前記ステータハブは、前記エンジン側へ環状に突出し前記リテーナと半径方向に係合する環状部を有する、
    請求項1から10のいずれかに記載のトルクコンバータ。
  12. 前記リテーナは、前記ステータハブと相対回転不能となるよう前記環状部の内周側に嵌め込まれる、
    請求項11に記載のトルクコンバータ。
  13. 固定シャフト回りに配置され、エンジンからのトルクを流体によってトランスミッション側へ延びる出力軸に伝達するためのトルクコンバータであって、
    前記エンジン側に配置され、前記エンジンからのトルクが入力されるフロントカバーと、
    前記フロントカバーの前記トランスミッション側に配置され、前記フロントカバーとともに流体室を構成し、内側に複数の羽根が設けられたインペラと、
    前記流体室内において前記インペラの前記エンジン側に配置され、前記出力軸にトルクを出力可能なタービンと、
    前記インペラと前記タービンとの内周部間に配置され、前記タービンから前記インペラに流れる流体の流れを調整するためのステータと、
    前記ステータを前記固定シャフトに対して支持するためのステータ支持機構とを備え、
    前記ステータは、内周部に配置された環状のステータハブを有し、
    前記ステータハブは、前記ステータが固定され軸方向に筒状に延びる筒状部と、前記筒状部から内周側へ延びる円板部とをさらに有し、
    前記ステータハブに作用する軸方向荷重は、前記筒状部の軸方向両端で支持される、
    トルクコンバータ。
  14. 前記ステータ支持機構は、前記ステータハブの前記エンジン側に配置された環状の第2スラスト軸受と、前記ステータハブと前記第2スラスト軸受との軸方向間に配置されたリテーナとをさらに有する、
    請求項13に記載のトルクコンバータ。
  15. 前記リテーナは、前記エンジン側へ環状に突出し前記第2スラスト軸受と半径方向に係合する環状突出部を有する、
    請求項14に記載のトルクコンバータ。
  16. 前記第2スラスト軸受は、前記環状突出部の内周側に嵌め込まれる、
    請求項15に記載のトルクコンバータ。
  17. 前記ステータハブは、前記エンジン側へ環状に突出し前記リテーナと半径方向に係合する環状部を有する、
    請求項14から16のいずれかに記載のトルクコンバータ。
  18. 前記リテーナは、前記ステータハブと相対回転不能となるよう前記環状部の内周側に嵌め込まれる、
    請求項17に記載のトルクコンバータ。
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