JPH0545882Y2 - - Google Patents

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JPH0545882Y2
JPH0545882Y2 JP30789U JP30789U JPH0545882Y2 JP H0545882 Y2 JPH0545882 Y2 JP H0545882Y2 JP 30789 U JP30789 U JP 30789U JP 30789 U JP30789 U JP 30789U JP H0545882 Y2 JPH0545882 Y2 JP H0545882Y2
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bearing
retainer
cover
gear device
circular
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JP30789U
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H49/00Other gearings
    • F16H49/001Wave gearings, e.g. harmonic drive transmissions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は潤滑剤機構を有する軸受カバーを備え
た波動歯車装置に関する。
〔従来の技術〕
フレクスプラインと波動発生器の軸受外周面と
の間のクリアランスがほとんどない状態で、潤滑
剤を十分に供給しないまま作動させ続けるとフレ
クスプライン内面と軸受外周面との接触部に微動
摩耗(フレツチングコロージヨン)が発生し易
い。この微動磨耗を防止するためにフレクスプラ
イン内面または軸受外周面に凹部または溝を設
け、そこに潤滑剤を貯留させておくことがある。
あるいは、フレクスプライン内面と軸受外周面と
の接触面付近にコの字型の部材を設け、それによ
つて形成される空間に潤滑剤を貯留し両面接触部
に潤滑剤を供給することも行われていた。
一方、現在の軸受のリテーナは軸方向に抜ける
構造であるため、リテーナの脱落を防止するため
に、通常はリテーナ押さえとして軸受表面を板状
部材で覆うことが一般的に行われている。
〔考案が解決しようとする課題〕
フレクスプライン内面または軸受外周面に凹部
または溝を設けることはフレクスプラインまたは
軸受の強度を低下させる原因となる。また、潤滑
剤貯留用のコの字型部材を新たに設けることは装
置の構造を複雑にするとともに製造工程を増加さ
せる。
そこで、本考案は、上記リテーナ押さえが波動
歯車装置には必要な部材であることに着目して、
このリテーナ押さえの形状を変形させ、リテーナ
押さえとしての機能と前記接触面の潤滑機構とし
ての機能の双方の機能を有する軸受用カバーを設
けることによつて、凹部または溝を設ける必要が
なく、または潤滑剤貯留用部材を新たに設ける必
要もない波動歯車装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案の波動歯車装
置は、サーキユラスプライン、このサーキユラス
プラインの内側にあるフレクスプライン、およ
び、このフレクスプラインを非円形に撓めてサー
キユラスプラインに部分的に噛み合わせる波動発
生器からなり、該波動発生器は非円形形状の部材
および該部材とフレクスプラインとの間に嵌合さ
れた軸受からなるものである波動歯車装置におい
て、前記軸受はカバーによつて覆われており、こ
のカバーは、軸受のリテーナを押圧する面と、軸
受の反対側で軸受に係止する面であつて軸受の円
周方向の全部または一部に設けられている面と、
これら二つの面を結合する面であつてその外周に
は凹部または溝が設けられている面との三つの面
からなる断面がほぼコの字の形状に形成されてい
るカバーであることを特徴とし、さらに、前記軸
受のリテーナを押圧する面には半径方向の複数個
のスリツトが設けられ、または、前記軸受のリテ
ーナを押圧する面の内面には複数個の半球状の凸
部が設けられていることを特徴とする。
〔実施例〕
第1図に本考案に係る軸受カバーを備えた波動
歯車装置を示す。波動歯車装置はサーキユラスプ
ライン1、このサーキユラスプライン1と噛合う
フレクスプライン2、および軸受3と非円形プラ
グ4とからなる波動発生器からなり、波動発生器
によつてフレクスプライン2が非円形(多くの場
合、楕円形)に撓められサーキユラスプライン1
と部分的に噛合い、所望の増減速を得ることがで
きる。軸受3はボール5、外輪6および内輪7と
からなり、ボール支持のためのリテーナ8が取付
けられている。
軸受3には軸受バー10が取付られており、こ
の軸受カバー10はリテーナを押圧する面11、
面11とは軸受の反対側で軸受3に係止する面1
2および軸受外輪6とフレクスプライン2との間
にあつて面11と面12とを結合する面13とか
らなる、断面がほぼコの字の形状の円形部材であ
る。
面11にはその内面に複数個の半球状の凸部1
4を設けることができる。この半球状凸部14を
設けることにより面11とリテーナ8は点接触を
行うことになり、リテーナ回転時の摩擦抵抗を少
なくすることができる。また、第2図に示すよう
に、面11には半径方向に複数個のスリツト15
が設けられる。このスリツト15を設けることに
より、軸受カバー10が非円形に撓むことが容易
になる。
面12は面11とともに軸受3を両側から挟持
し、軸受カバー10が軸方向に抜けることを防止
している。この面12は軸受3を軸受カバー10
に組み込む際に、組み込みが容易になるように先
端がテーパ状16に形成されている。また、この
面12は軸受カバー10の脱落防止のために設け
られているものであるから、軸受の全円周方向に
わたつて設ける必要はなく、円周方向の一部にお
いてのみ部分的に設けられていても良い。
面13は面11と面12とを結合するもので、
軸受外輪6とフレクスプライン2との間に位置す
る面である。面13の外周には複数個の凹部17
が設けられている。波動歯車装置を組み立てる際
に、面13にグリースその他の潤滑剤を塗布して
おけば、凹部17にその潤滑剤が保持され、装置
作動中のフレクスプライン2と面13との接触面
の潤滑を常時行うことが可能になる。凹部17は
第2図に示すような半球状のみならず方形状その
他任意の形状で良い。また、凹部の代わりに溝を
設けても良い。この溝も面11と平行、直角また
は斜めの方向の他任意の方向に設けることができ
る。
この軸受カバー10の材質としては、高発熱が
あることや加工を容易にする必要があることを考
慮して耐熱性樹脂が最も適している。
〔考案の効果〕 以上のように、リテーナ押さえと潤滑機構の双
方の機能を有する軸受カバーを用いることによ
り、軸受またはフレクスプラインに凹部や溝を設
けて軸受等の強度を低下させることなく、また新
たな部材を設けることもなくフレクスプライン内
面と軸受外周面との接触面の潤滑を行うことがで
き、微動摩耗を防止することができるとともに、
リテーナ押さえとしての機能をも発揮させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る軸受カバーを備えた波動
歯車装置の断面図、第2図は本考案に係る軸受カ
バーの部分的な斜視図である。 符号の説明、1……サーキユラスプライン、2
……フレクスプライン、3……軸受、4……非円
形プラグ、5……ボール、6……軸受外輪、7…
…軸受内輪、8……リテーナ、10……軸受カバ
ー、11,12,13……面、14……凸部、1
5……スリツト、16……テーパ状先端部、17
……凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) サーキユラスプライン、このサーキユラスプ
    ラインの内側にあるフレクスプライン、およ
    び、このフレクスプラインを非円形に撓めてサ
    ーキユラスプラインに部分的に噛み合わせる波
    動発生器からなり、該波動発生器は非円形形状
    の部材および該部材と前記フレクスプラインと
    の間に嵌合された軸受からなるものである波動
    歯車装置において、軸受はカバーによつて覆わ
    れており、このカバーは、軸受のリテーナを押
    圧する面と、軸受の反対側で軸受に係止する面
    であつて軸受の円周方向の全部または一部に設
    けられている面と、これら二つの面を結合する
    面であつてその外周には凹部または溝が設けら
    れている面との三つの面からなる断面がほぼコ
    の字の形状に形成されているカバーであること
    を特徴とする波動歯車装置。 (2) 前記軸受のリテーナを押圧する面には半径方
    向に複数個のスリツトが設けられていることを
    特徴とする請求項(1)記載の波動歯車装置。 (3) 前記軸受のリテーナを押圧する面の内面には
    複数個の半球状の凸部が設けられていることを
    特徴とする請求項(1)または(2)記載の波動歯車装
    置。
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JPH0291240U JPH0291240U (ja) 1990-07-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112013002257T5 (de) * 2013-06-20 2015-07-09 Harmonic Drive Systems Inc. Verformungswellgetriebe
JP2017110705A (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 株式会社ジェイテクト 波動歯車伝達装置

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JPH0291240U (ja) 1990-07-19

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