JPH087484Y2 - 積算計 - Google Patents

積算計

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JPH087484Y2
JPH087484Y2 JP2887691U JP2887691U JPH087484Y2 JP H087484 Y2 JPH087484 Y2 JP H087484Y2 JP 2887691 U JP2887691 U JP 2887691U JP 2887691 U JP2887691 U JP 2887691U JP H087484 Y2 JPH087484 Y2 JP H087484Y2
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support shaft
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teeth
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JP2887691U
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JPH04123463U (ja
Inventor
靖広 境
Original Assignee
日本電装株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用走行距離計や
帰零式積算計などに適用される積算計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図3ないし図6に示すよう
な自動車用走行距離計に使用される機械式の積算計1
は、第1,第2,第3の数字輪21,22,23及び支
持軸5を回転自在に支持するフレーム12とを備えてい
る。第1の数字輪21は逆転防止用の数字輪である。こ
の第1の数字輪21および第2の数字輪22はサポート
板31,33の円筒部により支持軸5に対して回転自在
に支持されている。第3の数字輪23(第1の数字輪2
1に対し一桁上位の数字輪)はその中心部が支持軸5の
突起51に係合されており、支持軸5に対して回転不能
に設けられている。この第3の数字輪23は100〔k
m〕の桁を表示するものであり、この第3の数字輪23
が下位桁の第1の数字輪21により回転されると、支持
軸5および支持軸5の一端に設けられたギヤが第3の数
字輪23と共に回転する。そして、第3の数字輪23が
所定量回転し、ギヤが所定量回転した際に警報手段等が
駆動される。
【0003】第1の数字輪21は、一方側に図4に示す
第3の数字輪の内歯型の連続歯231と同様の連続歯を
有し、他方側に図5および図6に示す如く内歯型の一枚
歯212を有している。第2の数字輪22および第3の
数字輪23は内歯型の連続歯および内歯型の二枚歯を有
している。各数字輪と数字輪との間には桁上げ用のピニ
オン14を設けている。このピニオン14は幅広歯14
1と幅狭歯142とを有している。第1の数字輪21が
正転した際には、その一枚歯212にてピニオン14を
回転させて第3の数字輪23が回転(桁上げ)される。
一方、第1の数字輪21が逆転した際には、ピニオン1
4の幅狭歯142が第1の数字輪21の一枚歯212に
引っ掛かかると共に幅広歯141によりピニオン14の
回転が防止されて、この第1の数字輪21の回転が防止
されると共に、第3の数字輪23の回転(逆転)が防止
されるように構成されている。
【0004】4は積算計を駆動するためのギヤであり、
支持軸5に圧入固定されたカラー10の円筒部にて回転
自在に支持され、モータ11により回転駆動される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが上述の積算計
にあっては、モータ11の軸を逆回転させ駆動ギヤ4を
逆転させると、この駆動ギヤ4を支持するカラー10は
駆動ギヤ4との間に働く摩擦力により逆動し、支持軸5
および第3の数字輪23も逆動する。そして、この第3
の数字輪23の逆動により桁上げピニオン14が逆動
し、このピニオン14の幅広歯141が第1の数字輪2
1の一枚歯212と係合状態(図6−(b)破線部参
照)となる可能性がある。この状態では、桁上げピニオ
ン14は回転可能であるため、第1の数字輪21が逆転
するとピニオン14を介して第3の数字輪23が逆転し
てしまうという問題がある。
【0006】そこで、本考案は確実に逆転防止が可能な
積算計を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案の積算計は、内歯型の連続歯および内歯型の一
枚歯を有すると共に、支持軸(5)に対し回転自在に設
けられた1個の第1の数字輪(21)と、内歯型の連続
歯および内歯型の二枚歯を有すると共に、前記支持軸
(5)に対し回転自在に設けられた複数個の第2の数字
輪(22)と、内歯型の連続歯および内歯型の二枚歯を
有すると共に、前記支持軸(5)に係合して前記支持軸
(5)を回転せしめる第3の数字輪(23)と、前記第
1,第2,第3の各数字輪間に配設された桁上げピニオ
ン(14)と、内周にて前記支持軸(5)を回転自在に
支持すると共に、外周にて数字輪駆動用のギヤ(4)を
回転自在に支持する円筒形状であり、一端側にフレーム
(12)に係合される係合部(62,63)を、他端側
に前記複数個の数字輪の軸方向の移動を規制するための
規制部(64)を有する位置決めカラー(6)と、前記
支持軸(5)に固着され、前記第1,第2,第3の数字
輪(21,22,23)の軸方向の移動を規制するため
の第1,第2の係止カラー(7,8)と、を備えた構成
とするものである。
【0008】
【作用および考案の効果】位置決めカラーは、その内周
にて第1、第2の数字輪を支持する支持軸を回転自在に
支持すると共に、その外周にて数字輪駆動用のギヤを回
転自在に支持するため、数字輪駆動用のギヤを逆転させ
た際に、このギヤの回転が位置決めカラーを介して支持
軸に伝えられることがない。従って、この支持軸に固着
された第の数字輪が逆動することなく、この第2の数
字輪の連続歯と第1の数字輪の一枚歯との間の桁上げピ
ニオンが逆動することがないため、桁上げピニオンが回
転可能な状態になることがなく、確実に逆動防止を達成
することができる。
【0009】
【実施例】以下に本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。この実施例の車両用走行距離計(以
下、単に「積算計」という)の一部断面正面図を図1
に、本考案の要部の分解斜視図を図2に示す。
【0010】フレーム12に支持される支持軸5に、第
1,第2,第3の数字輪21,22,23、サポートプ
レート31,32,33、位置決めカラー6、および第
2の数字輪22の最下位桁を駆動する駆動ギヤ4が支持
されている。桁上げピニオン14は周知の如く各数字輪
21,22および23の桁上げを行う。
【0011】第1の数字輪21はその図示右内側に連続
歯を、図示左内側に一枚歯を備え、第2,第3の数字輪
22,23はその図示右内側に連続歯を、図示左内側に
二枚歯を備えている。桁上げピニオン14は連続歯と一
枚歯または、連続歯と二枚歯に噛合するものである。第
3の数字輪23はその円筒部が支持軸5の突起51によ
り係止されることにより、この支持軸5と一体に回転す
る。第1の数字輪21および第2の数字輪22はサポー
トプレート31,33の円筒部により回転自在に支持さ
れている。そして、下位桁側の数字輪が一回転すると、
その図示左隣の上位桁の数字輪が1/10ずつ回転す
る。サポートプレート31,32および33もまた支持
軸5により回転自在に支持されている。
【0012】位置決めカラー6は、本考案のカラーであ
って、第1、第2の円筒部61、62および2個のフラ
ンジ部63より構成されている。一方側端部64は規制
部をなしており、最下位桁の第2の数字輪22の円筒部
および、この数字輪を支持するサポート板31の円筒部
の両方に当接しており、第2の数字輪22の軸方向右方
向に移動することを規制している。第2の円筒部61、
62および2個のフランジ部63にて係合部が構成され
ている。一方フレーム12にはU字状の溝が設けられて
おり(図示せず)、このU字状の溝に位置決めカラー6
の係合部を挿入し、フレーム12のU字溝の先端部を熱
かしめするとこにより、位置決めカラー6はフレーム1
2固定されている。そして、この位置決めカラー6の内
周部にて支持軸5の一方側端部を回転自在に支持してい
る。一方、支持軸5の他方側端部はカラー13にてフレ
ーム12に回転自在に支持されている。フレーム12
は、例えば樹脂製で、車両用走行距離計を設けた表示パ
ネル(図示せず)付近に配設された固定部材に固定され
ている。カラー13は、上記位置決めカラー6と同様に
フレーム12に固定されており、その内周部にて支持軸
5を回転自在に支持している。
【0013】また、位置決めカラー6は、その第1の円
筒部61の外周にて駆動ギヤ4を回転自在に支持してい
る。この駆動ギヤ4は、その円筒部の一端が位置決めカ
ラー6のフランジ部63に接し、他端が環状カラー9に
接することにより、軸方向の移動が規制されている。ま
た、駆動ギヤ4は、例えば自動車の変速機の出力軸(図
示せず)にギヤ(図示せず)を介して連結されるスピー
ドメータシャフト(図示せず)によって駆動される。
【0014】環状カラー9は、駆動ギヤ4を位置決めカ
ラー6の第1の円筒部61に挿入した後に、位置決めカ
ラー6の第1の円筒部61に圧入される。第1,第2の
係止カラー7,8は筒状の金属製で、支持軸5に圧入さ
れており、サポートプレート3および位置決めカラー6
はこれら第1、第2の係止カラー7,8にて挟持されて
いる。
【0015】次に本考案の作動を説明する。車両の走行
に応じてモータ11が回転駆動されると、このモータ1
1の回転が数字輪駆動用のギヤ4を介して、最下位桁の
第2の数字輪22に伝達される。最下位桁の第2の数字
輪22が一回転すると、一桁上位の第2の数字輪22が
1/10回転し、これを繰り返して車両の走行距離が積
算されていく。
【0016】モータ11を逆転させた場合(図6(a)
および(b)参照)は、周知の如く第1の数字輪21と
図示左隣の第2の数字輪22との間の逆転防止機構が働
き、積算計の減算は防止される。尚、モータ正転時にあ
っては、図5に示す如く、逆転防止機構を構成する第1
の数字輪21の一枚歯と桁上げピニオン14は、第1の
数字輪21が一回転すると、一桁上位の第2の数字輪2
2を1/10回転させるよう作動することは周知の通り
である。
【0017】そして、本考案にあっては、従来の如くモ
ータ11の逆転により駆動ギヤ4が逆転し、これに従っ
て支持軸5が逆動することにより、支持軸5に固着され
た第の数字輪23が逆動するということはない。すな
わち、モータ11の逆転により駆動ギヤ4が逆転して
も、位置決めカラー6はフレーム6に固定されているた
め、位置決めカラー6は逆転(回転)することはなく、
支持軸5に逆転方向の力が働くことがなく、この支持軸
5に固着された第の数字輪23が逆動することがな
い。
【0018】従って、この支持軸5に固着された第
数字輪23の連続歯と、第1の数字輪21の一枚歯とに
噛合する桁上げピニオンが逆動することがなく、積算計
の逆転を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案積算計の実施例の構成を示す一部断面正
面図である。
【図2】上記実施例の要部を示す分解斜視図である。
【図3】従来の積算計の構成を示す一部断面正面図であ
る。
【図4】従来の積算計の説明に用いた説明図である。
【図5】従来および本考案積算計の桁上げ機構の説明に
用いた説明図である。
【図6】従来および本考案積算計の逆転時の作動の説明
に用いた説明図であり、(a)は第1の積算計が逆転し
始めた状態を、(b)は第1の積算計が逆方向に略一回
転して状態をそれぞれ示す図である。
【符号の説明】
1 積算計 21 第1の数字輪 22 第2の数字輪 4 数字輪駆動用のギヤ 5 支持軸 6 位置決めカラー 62 係合部 63 係合部 64 規制部 7 第1の係止カラー 8 第2の係止カラー 12 フレーム 14 桁上げピニオン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内歯型の連続歯および内歯型の一枚歯を
    有すると共に、支持軸(5)に対し回転自在に設けられ
    た1個の第1の数字輪(21)と、内歯型の連続歯およ
    び内歯型の二枚歯を有すると共に、前記支持軸(5)に
    対し回転自在に設けられた複数個の第2の数字輪(2
    2)と、内歯型の連続歯および内歯型の二枚歯を有する
    と共に、前記支持軸(5)に係合して前記支持軸(5)
    を回転せしめる第3の数字輪(23)と、前記第1,第
    2,第3の各数字輪間に配設された桁上げピニオン(1
    4)と、内周にて前記支持軸(5)を回転自在に支持す
    ると共に、外周にて数字輪駆動用のギヤ(4)を回転自
    在に支持する円筒形状であり、一端側にフレーム(1
    2)に係合される係合部(62,63)を、他端側に前
    記複数個の数字輪の軸方向の移動を規制するための規制
    部(64)を有する位置決めカラー(6)と、前記支持
    軸(5)に固着され、前記第1,第2,第3の数字輪
    (21,22,23)の軸方向の移動を規制するための
    第1,第2の係止カラー(7,8)と、を備えた積算
    計。
JP2887691U 1991-04-24 1991-04-24 積算計 Expired - Lifetime JPH087484Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2887691U JPH087484Y2 (ja) 1991-04-24 1991-04-24 積算計

Applications Claiming Priority (1)

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JP2887691U JPH087484Y2 (ja) 1991-04-24 1991-04-24 積算計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04123463U JPH04123463U (ja) 1992-11-09
JPH087484Y2 true JPH087484Y2 (ja) 1996-03-04

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ID=31912882

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JP2887691U Expired - Lifetime JPH087484Y2 (ja) 1991-04-24 1991-04-24 積算計

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JP (1) JPH087484Y2 (ja)

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
日本電装公開技報(1990.5.15)整理番号72−114
日本電装公開技報(1991.1.15)整理番号76−34

Also Published As

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JPH04123463U (ja) 1992-11-09

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