JPH0222749Y2 - - Google Patents

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JPH0222749Y2
JPH0222749Y2 JP1983200103U JP20010383U JPH0222749Y2 JP H0222749 Y2 JPH0222749 Y2 JP H0222749Y2 JP 1983200103 U JP1983200103 U JP 1983200103U JP 20010383 U JP20010383 U JP 20010383U JP H0222749 Y2 JPH0222749 Y2 JP H0222749Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車の走行路程計、テープレコーダ
のカウンタ等のリセツトカウンターに関する。
[従来の技術] 一般的なこの種のカウンターの一例を第1図、
第2図、第3図により説明すると、フレーム1に
シヤフト2を架設し、そのシヤフト2に複数個の
数字輪2を貫通支持し、その数字輪3の下位桁側
の周縁に連続歯4を形成し、上位桁側に2歯の間
歇歯5を形成すると共にその間歇歯5の間には谷
部6を形成している。また上記フレーム1に上記
シヤフト2と平行して零復帰用シヤフト7を架設
し、その零復帰用シヤフト7に側面L形の主帰零
部材8を固定的に配設し、その主帰零部材8には
上記各数字輪3の一側面に設けたハートカム9を
押接する複数個の零復帰レバー10と、上記数字
輪3の連続歯4および間歇歯5と噛合して各数字
輪3を下位桁から上位桁へと桁送り回動する複数
個のピニオン11とを形成している。上記主帰零
部材8を配設した零復帰用シヤフト7の両側端を
上記フレーム1から突出し、その一側突出部に腕
片12を固架ると共に他側突出部に補助帰零部材
8aを固定的に外嵌装し、その補助帰零部材8a
の筒部にスプリング13を外装してスプリング1
3を安定的に配設し、かつそのスプリング13の
一端側をフレーム1に他端側を補助帰零部材8a
に固定して上記主帰零部材8を上記ピニオン11
と数字輪3とが噛合するように弾圧付勢し、上記
フレーム1に止着された枠体1aに帰零操作シヤ
フト14を上記シヤフト2,7と直交する方向に
押動自在に配設し、上記帰零操作シヤフト14に
上記腕片12と係合する操作腕片15を固架し、
その操作腕片15と枠体1aとの間に帰零操作シ
ヤフト14の押動を復帰させるスプリング16を
介在している。
したがつて最下位桁の数字輪3に回転駆動力が
付与されると、最下位桁数字輪3の1回転でその
間歇歯5がピニオン11と噛合してこれを1ピツ
チ回転し、これに伴い上記ピニオン11と連続歯
4で常時噛合している隣接した上位桁側の数字輪
3を桁上げ角回動し、この繰り返しにより順次上
位桁側の数字輪3へと周知のように桁送りがなさ
れる。
また上記リセツトカウンターの各数字輪3を帰
零整列する場合は、枠体1aに配設された帰零操
作シヤフト14をスプリング16の力に抗して押
圧操作することにより、操作腕片15と腕片12
が係合して、腕片12と一体的に設けられた主帰
零部材8が回動し、それによつて各ピニオン11
が数字輪3の歯部4,5から離脱し、同時に各復
帰レバー10がハートカム9に圧接して各数字輪
3が一斉に帰零整列される。
さて従来のこの種のリセツトカウンターにおい
ては上述したように零復帰用シヤフト7のフレー
ム1からの突出部に主帰零部材8と一体的に設け
られた補助帰零部材8aを固定的に外嵌装し、そ
の補助帰零部材8aの筒部にスプリング13を安
定的に外装しかつそのスプリング13の一端をフ
レーム1に他端を補助帰零部材8aに固定して上
記主帰零部材8を上記ピニオン11と数字輪3と
が噛合するように弾圧付勢している。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来技術においては、スプリング13を安
定的に設けるため補助帰零部材8aの筒部にスプ
リング13を外装しているが、上記フレーム1の
外側面1bと上記補助帰零部材8aの筒部端面8
bとが衝合する部分には摩擦などを考慮して主帰
零部材8が容易に回動可能となるように間隙17
が形成される。したがつてこの間隙17にスプリ
ング13の端部13aが食い込む場合があり、そ
れによつて主帰零部材8の回転荷重が増して帰零
動作に支障を生じる虞れがある。
このように不都合を解消するために従来はフレ
ーム1と補助帰零部材8aとの間隙17を覆うよ
うに座金18を介在してスプリング13を外嵌し
ていたため、座金18の組付け工数および部品点
数が増えるという問題があつた。
そこで、本考案は座金を介在することなしに上
述した不具合を解消し得るリセツトカウンターを
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案はフレームに架設した零復帰用シヤフト
に帰零部材を配設し、この帰零部材の筒部端面を
上記フレームの側面に衝合させ、上記帰零部材の
筒部にスプリングを外装し、上記フレームに上記
スプリングの一端側を固定すると共にそのスプリ
ングの他端側を上記帰零部材に固定して上記帰零
部材を一回転方向に付勢し、上記スプリングの付
勢に抗して上記帰零部材を回転することにより、
ハートカムを介して上記フレームに軸支された数
字輪を帰零整列するものにおいて、上記帰零部材
の上記筒部端面を上記フレームの側面に形成した
凹部内面または上記フレームの側面に形成した突
出部端面に衝合して構成される。
[実施例] 次に本考案の第1実施例を第4図、第5図、第
6図により説明するとフレーム21にシヤフト2
2を架設し、そのシヤフト22に複数個の数字輪
23を貫通支持し、その数字輪23の下位桁側の
周縁に連続歯24を形成し、上位桁側に2歯の間
歇歯25を形成すると共にその間歇歯25の間に
は谷部26を形成している。また上記フレーム2
1に上記シヤフト22と平行して零復帰用シヤフ
ト27を架設し、その零復帰用シヤフト27に主
帰零部材28を固定的に配設し、その主帰零部材
28には上記各数字輪23の一側面に設けたハー
トカム29を押接する複数個の零復帰レバー30
と、上記数字輪23と噛合して各数字輪23を下
位桁から上位桁へと順次桁送り回動する複数個の
ピニオン31とを形成している。また上記主帰零
部材28を配設した零復帰用シヤフト27の両側
端を上記フレーム21から突出しその一側突出部
に腕片32を固設すると共に他側突出部に補助帰
零部材28aを固定的に外嵌装し、その補助帰零
部材28aの筒部にスプリング33を外装してス
プリング33を安定的に配設し、かつそのスプリ
ング33の一端側をフレーム21に他端側を補助
帰零部材28aに固定して上記主帰零部材28を
上記ピニオン31と数字輪23とが噛合するよう
に弾圧付勢し、上記フレーム21に止着された枠
体21aに帰零操作シヤフト34を上記シヤフト
22,27と直交する方向に押動自在に配設し、
上記帰零操作シヤフト34に上記腕片32と係合
する操作腕片35を固架し、その操作腕片35と
枠体21aとの間に帰零操作シヤフト34の押動
を復帰させるスプリング36を介在している。
したがつて最下位桁の数字輪23に回転駆動力
が付与されると、最下位桁数字輪23の1回転で
その間歇歯25がピニオン31と噛合してこれを
1ピツチ回転し、これに伴い上記ピニオン31と
連続歯24で常時噛合している隣接した上位桁側
の数字輪23を桁上げ角回動し、この繰り返しに
より順次上位桁側の数字輪23へと周知のように
桁送りがなされる。
また上記リセツトカウンターの各数字輪23を
帰零整列する場合は、枠体21aに配設された帰
零操作シヤフト34をスプリング36の力に抗し
て押圧操作することにより、操作腕片35と腕片
32が係合して、腕片32と一体的に設けられた
主帰零28が回動し、それによつて各ピニオン3
1が数字輪23の歯部24,25から離脱し、同
時に各零復帰レバー30がハートカム29に圧接
して各数字輪23が一斉に帰零整列される。
上述した実施例ではシヤフト27に主帰零部材
28を固定的に配設し、そのシヤフト27に補助
帰零部材28aを固定的に外装して補助帰零部材
28aと主帰零部材28を一体的になしてスプリ
ング33の弾発付勢力を主帰零部材28に及ぼし
ているが上記主帰零部材28と補助帰零部材28
aとを一体あるいは連結して形成し、この主帰零
部材28側を零復帰用シヤフト27に枢支し、上
記主帰零部材28と補助帰零部材28aとを一体
的に設けてスプリング33の弾圧付勢力を主帰零
部材28に及ぼしてもよい。また補助帰零部材2
8aをフレーム21の外方に配設した場合を示し
たが内方に配設してもよく、また補助帰零部材2
8aを設けずに主帰零部材28の一部にスプリン
グ33を外装してそのスプリング33の一端をフ
レーム21に他端を主帰零部材28に固定するよ
うにしてもよい。
また帰零操作シヤフト34を押動操作して零復
帰作動する形式のものを示したが引動操作により
零復帰作動するものでもよい。
そして第5図においてはフレーム21の側面2
1bに補助帰零部材28aの筒部端面28bとほ
ぼ同径の凹部37を切削形成し、その凹部37に
補助帰零部材28aの筒部端面28bを挿入して
上記凹部37の内面37aと補助帰零部材28a
の筒部端面28bとの衝合する部分Aを、上記フ
レーム21の側面21bより内方側すなわち凹部
37内に形成したから上記衝合する部分A間に形
成される垣隙38にスプリング33の端部33a
が食い込むことがない。
第7図は本考案の第2実施例を示し、第1実施
例と同一部分に同一符号を用いて説明すると、フ
レーム21の側面21bに補助帰零部材28aの
筒部端面28bとほぼ同径の凹部39をフレーム
21の内側にプレス形成し、その凹部39に上記
補助帰零部材28aの筒部端面28bを嵌入して
上記凹部39の内面39aと補助帰零部材28a
の筒部端面28bとの衝合する部分Aを、上記フ
レーム21の内面21bより内方側すなわち凹部
39内に形成したから上記衝合する部分A間に形
成される隙間38にスプリング33の端部33a
が食い込むことがない。
第8図は本考案の第3実施例を示し第1実施例
と同一部分に同一符号を用いて説明すると、フレ
ーム21の内方に補助帰零部材28aの筒部端面
28bとほぼ同径の突出部40を突き出し形成
し、その突出部40の端面40aに上記補助帰零
部材28aの筒部端面28bを当接して衝合する
部分Aを、上記フレーム21の側面21より内方
すなわちスプリング33の中央寄りに形成したか
ら上記衝合する部分A間に形成される間隙38に
スプリング33の端部33aが食い込むことがな
い。
なお上述した実施例において第1実施例は補助
帰零部材28aをフレーム21の外方に配設した
もの第2、第3実施例は内方に配設したものを
夫々示しており、カウンターの各種型式と凹部3
7,39、突出部40の組合せは適宜選定すれば
よい。なお主帰零部材28および補助帰零部材2
8aの筒部端面28bとはフレーム21の側面2
1bに衝合する面のことをいうのであつて必ずし
も終端部の面を意味してはいない。したがつて上
述したようにフレーム21側と主帰零部材28側
との衝合部A間に形成する間隙38がスプリング
33の端部33aよりも内方側あるいは外方側に
位置して、フレーム21の側面21bの箇所には
第4図、第7図では補助帰零部材28aの周面部
が位置し第8図ではフレーム21の突出部40の
屈曲部が位置するため間隙は形成されない。その
ためワツシヤは介在しなくともスプリング33の
端部33aが間隙38に食い込まないために主帰
零部材28の回転に支障を生じる不都合を防止で
きる。
上記各実施例では補助帰零部材28aと腕片3
3とをそれぞれ形成したが、上記補助帰零部材2
8aを用いないで主帰零部材を構成する上記腕片
32に上記スプリング33の一端を固定し、他端
をフレーム21に固定するようにしても同様に行
うことができる。
[考案の効果] 本考案はフレームに架設した零復帰用シヤフト
に帰零部材を配設し、この帰零部材の筒部端面を
上記フレームの側面に衝合させ、上記帰零部材の
筒部にスプリングを外装し、上記フレームに上記
スプリングの一端側を固定すると共にそのスプリ
ングの他端側を上記帰零部材に固定して上記帰零
部材を一回転方向に付勢し、上記スプリングの付
勢に抗して上記帰零部材を回転することにより、
ハートカムを介して上記フレームに軸支された数
字輪を帰零整列するものにおいて、上記帰零部材
の上記筒部端面を上記フレームの側面に形成した
凹部内面または上記フレームの側面に形成した突
出部端面に衝合してなるためワツシヤを配設しな
くても帰零部材の筒部に外装されたスプリングが
上記衝合する部分の間隙に入ることを防止できそ
の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は従来例を示し、第1
図は正面図、第2図は側面図、第3図は要部の断
面図、第4図、第5図、第6図は本考案の第1実
施例を示し、第4図は正面図、第5図は要部の断
面図、第6図は作用状態を示す断面図、第7図は
第2実施例の要部を示す断面図、第8図は第3実
施例の要部を示す断面図である。 21……フレーム、21b……側面、22……
シヤフト、23……数字輪、27……シヤフト、
28……主帰零部材(帰零部材)、28a……補
助帰零部材(帰零部材)、28b……筒部端面、
29……ハートカム、33……スプリング、A…
…衝合部、37,39……凹部、37a,39a
……内面、40……突出部、40a……端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレームに架設した零復帰用シヤフトに帰零部
    材を配設し、この帰零部材の筒部端面を上記フレ
    ームの側面に衝合させ、上記帰零部材の筒部にス
    プリングを外装し、上記フレームに上記スプリン
    グの一端側を固定すると共にそのスプリングの他
    端側を上記帰零部材に固定して上記帰零部材を一
    回転方向に付勢し、上記スプリングの付勢に抗し
    て上記帰零部材を回転することにより、ハートカ
    ムを介して上記フレームに軸支された数字輪を帰
    零整列するものにおいて、上記帰零部材の上記筒
    部端面を上記フレームの側面に形成した凹部内面
    または上記フレームの側面に形成した突出部端面
    に衝合したことを特徴とするリセツトカウンタ
    ー。
JP20010383U 1983-12-27 1983-12-27 リセツトカウンタ− Granted JPS60109163U (ja)

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JP20010383U JPS60109163U (ja) 1983-12-27 1983-12-27 リセツトカウンタ−

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JPS60109163U JPS60109163U (ja) 1985-07-24
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JP20010383U Granted JPS60109163U (ja) 1983-12-27 1983-12-27 リセツトカウンタ−

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JP (1) JPS60109163U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51205U (ja) * 1974-06-10 1976-01-05
JPS5325486U (ja) * 1976-08-11 1978-03-03
JPS5611171U (ja) * 1979-07-09 1981-01-30

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51205U (ja) * 1974-06-10 1976-01-05
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JPS5611171U (ja) * 1979-07-09 1981-01-30

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JPS60109163U (ja) 1985-07-24

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