JP2573378Y2 - 積算計 - Google Patents

積算計

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JP2573378Y2
JP2573378Y2 JP1992035028U JP3502892U JP2573378Y2 JP 2573378 Y2 JP2573378 Y2 JP 2573378Y2 JP 1992035028 U JP1992035028 U JP 1992035028U JP 3502892 U JP3502892 U JP 3502892U JP 2573378 Y2 JP2573378 Y2 JP 2573378Y2
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JP1992035028U
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JPH062473U (ja
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芳幸 有木
博 高岡
欽二 田野
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Inoue Mfg Inc
Jeco Corp
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Inoue Mfg Inc
Jeco Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は積算計に係り、特に複数
の積算車及び回転伝達ギアをその軸受部が互いに当接す
るように同一軸に配列して組付ける積算計に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の一例の構成図を示す。一般
に積算計は、図7に示すように、機枠1に、2本の支軸
2,3が平行に設けられており、その一方の支軸2に
は、6ヶの積算車4-1〜4-6が、回転自在に軸支されて
いる。他の支軸3には、これらの積算車4-1〜4-6に協
働するように、桁送り用の6ヶのピニオン5が、軸支さ
れている。これらのピニオン5は、前述の各積算車相互
間に介在されていて、対向する側面に形成された桁送り
用ギア6と桁送り用2枚歯7とに噛み合うように構成さ
れている。
【0003】第1番目の積算車4-1とウオームギア8と
の間には、回転伝達ギア9及び、ドライブギア10が介
装され車両の走行等に従って回転するウオームギア8の
回転力で積算車4-1〜4-6を順次回転させて走行距離等
の積算表示を行っている。また前述の6ヶのピニオン5
を同一位置で止め積算車4-1〜4-6のバックラッシによ
る誤差を防止するため、図8に示すように、ピニオン5
の横断面が略正方形となっているボス部5a側面に、一
端が機枠1に固定されている板ばね11を、押圧してい
る。
【0004】従来、下2桁までの逆転を許容し、下3桁
以上の逆転を防止するために下2桁目の積算車4-2だけ
の2枚歯7の1枚を切り欠いていた。
【0005】下2桁目の積算車4-2の表示が「0」にな
った場合、図9の様に正転は正常な動作であるが、逆転
は、積算車4-2の2枚歯7の1枚を切り欠いてあり、ま
た、ピニオン5は、板バネ11により規制されているた
めピニオン5の積算車4-2と4-3の間の短い歯と2枚歯
7の切り欠いた歯は、噛み合うことなく通り過ぎてしま
い、つぎに2枚歯7の切り欠いていない歯と上記ピニオ
ン5の短い歯と噛み合った時には、ピニオン5の次の長
い歯が、積算車4-2の外周面とロックし逆転を防止でき
る。
【0006】そして、従来の下2桁までの逆転を許容
し、下3桁以上の逆転を防止する構造を有した積算計に
おける誤組付け防止方法は、軸2に回転伝達ギア9,積
算車4-1〜4-6を軸装し、積算車4-1〜4-6のスラスト
アガキを規制するためプッシュ12を軸2に圧入固定し
た後、積算車4-1〜4-6の位置を決めるため積算車4-1
〜4-6の位置決め穴に図10の様に軸13を貫通させる
工程で検出するため、積算車4-1〜4-6の位置を決めた
状態での積算車4-2の数字が他の積算車と位相を持つ様
に、積算車4-2の位置決め穴に他の積算車の位置決め穴
に対して位相を持たせていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、従来の積算
計では誤組付けを検出した場合は、損傷が発生する可能
性があると共に分解、再組立の工数が発生する等の問題
があった。また、積算計の出荷状態 000000 表
示までのランニング時間が長くなる等の問題もあった。
【0008】本考案は上記の点に鑑みてなされたもの
で、積算車の誤組付けを容易に検出できる積算計を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は積算値の各桁
毎に設けられた複数の積算車、及び、該複数の積算車に
該回転力を伝達する回転伝達ギアを互いに隣り合う積算
車及び回転伝達ギアのボス部の端面を当接させて、同
一軸上に配設し、互いにピニオンにより結合させること
により協働して回転させ、該積算値の表示を行なう積算
計において、予め決められた所定の順序で前記複数の積
算車を配列したときには前記複数の積算車の間隔が一定
の間隔となり、前記複数の積算車の配列を前記所定の順
序とは異なる配列としたときには配列の異なる積算車の
間隔が前記一定の間隔とは異なるように前記複数の積算
及び前記回転伝達ギアのボス部の長さを設定した構成
としてなる。
【0010】
【作用】本考案によれば、予め決められた所定の順序
数の積算車を配列したときには複数の積算車の間隔が
一定の間隔となり、複数の積算車の配列を前記所定の順
序とは異なる配列としたときには配列の異なる積算車の
間隔が一定の間隔とは異なるように複数の積算車及び回
転伝達ギアのボス部の長さを設定することにより、積算
車の配設が所定の配列とは異なる配列で組み付けられる
と、積算車の間隔がバラバラになるので、一目で積算車
の誤組み付けを認識できる。
【0011】また、他の積算車の間に回転伝達ギアに隣
り合うべき積算車が配設されると他の積算車との間隔が
保持されなくなる。このため、複数の積算車間の間隔を
見ることにより正しく複数の積算車が配設されたかどう
かを認識できる。
【0012】
【実施例】図1は本考案の一実施例の構成図を示す。同
図中、21は機枠を示す。
【0013】機枠21には、2本の支軸22,23が平
行に設けられており、その一方の支軸22には、6ヶの
積算車24-1〜24-6が、回転自在に軸支されている。
他の支軸23には、これらの積算車24-1〜24-6に協
働するように、桁送り用の6ヶのピニオン25が、軸支
されている。これらのピニオン25は、前述の各積算車
相互間に介在されていて、対向する側面に形成された桁
送り用ギア26と桁送り用2枚歯27とに噛み合うよう
に構成されている。
【0014】第1番目の積算車24-1とウオームギア2
8との間には、回転伝達ギア29及び、ドライブギア3
0が介装され車両の走行等に従って回転するウオームギ
ア28の回転力で積算車24-1〜24-6を順次回転させ
て走行距離等の積算表示を行っている。図2は本考案の
一実施例の要部の構成図を示す。図2に示すように6ヶ
のピニオン25を一定の位置で止め、積算車24-1〜2
4-6のバックラッシによる誤差を防止するため、ピニオ
ン25に断面形状が略正方形のボス部25aが一体に形
成される。ボス部25aは一端が機枠21に固定されて
いる板ばね31により押圧されている。
【0015】本考案における、下2桁までの逆転を許容
し、下3桁以上の逆転を防止する構造は、下2桁目から
6桁目までの積算車24-2〜24-6の2枚歯27の1枚
を切り欠いたものとし、下1桁のみ2枚歯7を切り欠い
ていない積算車24-1を使用する構成とする。そして、
図3に示す様に下1桁目の積算車24-1の回転伝達ギア
29側のボス24-1a の突出量を他の積算車24-2〜2
4-6と異ならせ、回転伝達ギア29の下1桁目の積算車
24-1側のボス29aの突出量を、前記下1桁目の積算
車24-1のボス24-1a の突出量を補完するように設定
する。
【0016】そして、カウンタ部を機枠21に組付ける
際に位置決めをするために積算車24-1〜24-6には位
置決め穴24-1b 〜24-6b が形成されており、積算車
24-1の位置決め穴24-1b の位置は、積算車24-1〜
24-6の位置決め穴に位置決め用軸を貫通したとき、積
算車24-1の数表示だけが他の積算車24-2〜24-6の
数表示とは異なる位置に設けられている。
【0017】図3乃至図6は本考案の一実施例の動作を
説明するための図を示す。
【0018】図3は正しく組み付けられた状態を示す。
正しく組み付けられた状態では図3に示すように積算車
24-1,24-2,24-3の間隔が一定の値d0 となるよ
うにボス29a,24-1a ,24-2a の突出量が設定さ
れている。
【0019】図4は積算車24-1が欠落した状態を示
す。図4に示すように積算車24-1が欠落すると回転伝
達ギア29のボス部29aが積算車24-2のボス部24
-2a と接触せず、回転伝達ギア29と積算車24-2の間
隔がd1 と小さくなってしまう(d0 >d1 )。
【0020】図5は積算車24-3に代わり積算車24-1
が配設されてしまった状態を示す。この状態では積算車
24-2と積算車24-3に代わった積算車24-1との間が
2となり、通常の間隔d0 より大きくなってしまう
(d0 <d2 )。
【0021】図6は積算車がすべて積算車24-1で構成
された状態を示す。この状態では積算車24-1と回転伝
達ギヤ29との間は通常の間隔d0 に保持されるが、積
算車24-1間の間隔はd3 となりd0 より大きい値とな
ってしまう(d0 <d3 )。図3〜図6の様に積算車2
4-1〜24-6を軸22に軸装する工程での高さ管理によ
り積算車24-1〜24-6の間隔を見ることにより誤組付
けを検出できると共に、仮に高さ管理による検出漏れが
発生した場合でも、次工程の機枠21に組付ける際のカ
ウンタ部の位置決め工程で、位置決め用軸を積算車24
-1〜24-6の位置決め穴24-1b 〜24-6b に挿入した
、積算車24-1の位置決め穴24-1b の位置が積算車
24-1の数表示だけが他の積算車24-2〜24-6の数表
示とは異なる位置に設けられているので、積算車24-1
〜24-6が正常に配列され、組み付けられていれば、積
算車24-1が位置すべき桁の数表示だけが他の数表示と
は異なることになり、積算車24-1が正常の配列とは異
なる位置に組み付けられると、本来積算車24-1が位置
すべき桁の数表示が他の桁の数表示と同一となり、本来
積算車24-1が位置すべきでない桁の数表示が他の桁の
数表示と異なることになるので、積算車24-1〜24-6
の数表示の確認により誤組付けの検出ができ、より確実
に誤組付けが防止できる。
【0022】
【考案の効果】上述の如く、本考案によれば、予め決め
られた所定の順序で複数の積算車を配列したときには複
数の積算車の間隔が一定の間隔となり、複数の積算車の
配列を所定の順序とは異なる配列としたときには配列の
異なる積算車の間隔が一定の間隔とは異なるように複
の積算車及び回転伝達ギアのボス部の長さを設定するこ
とにより、積算車の配設が所定の配列とは異なる配列で
組み付けられると、積算車の間隔がバラバラになるの
で、一目で積算車の誤組み付けを認識できる等の特長を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成図である。
【図2】本考案の一実施例の要部の構成図である。
【図3】本考案の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図4】本考案の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図5】本考案の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図6】本考案の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図7】従来の一例の構成図である。
【図8】従来の一例の要部の構成図である。
【図9】従来の一例の要部の斜視図である。
【図10】従来の一例の動作を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
21 機枠 24-1〜24-6 積算車 29 回転伝達ギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田野 欽二 埼玉県上尾市大字領家字山下1195−1 株式会社井上製作所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06M 1/00 G06M 1/02 G06M 1/04

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積算値の各桁毎に設けられた複数の積算
    及び該複数の積算車に該回転力を伝達する回転伝達ギ
    アを互いに隣り合う積算車及び回転伝達ギアのボス部
    の端面を当接させて、同一軸上に配設し、互いにピニオ
    ンにより結合させることにより協働して回転させ、該積
    算値の表示を行なう積算計において、 予め決められた所定の順序で前記複数の積算車を配列し
    たときには前記複数の積算車の間隔が一定の間隔とな
    り、前記複数の積算車の配列を前記所定の順序とは異な
    る配列としたときには配列の異なる積算車の間隔が前記
    一定の間隔とは異なるように前記複数の積算車及び前記
    回転伝達ギアの前記ボス部の長さを設定した構成として
    なる積算計。
  2. 【請求項2】 前記複数の積算車は夫々回転位置を決め
    る位置決め穴を有し、 前記複数の積算車のうち前記回転伝達ギアに隣り合う積
    算車の位置決め穴の位置だけ表示値が他の積算車とは異
    なるように前記複数の積算車に位置決め穴を設けた構成
    としてなる請求項1記載の積算計。
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