JPH074677Y2 - 積算計の回転ドラム支持装置 - Google Patents

積算計の回転ドラム支持装置

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JPH074677Y2
JPH074677Y2 JP2504888U JP2504888U JPH074677Y2 JP H074677 Y2 JPH074677 Y2 JP H074677Y2 JP 2504888 U JP2504888 U JP 2504888U JP 2504888 U JP2504888 U JP 2504888U JP H074677 Y2 JPH074677 Y2 JP H074677Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば自動車の走行距離計として用いられる
積算計の回転ドラム支持装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図,第5図,第6図に基づいて従来装置を説明す
る。
図は自動車用スピードメータと走行距離計を一体に組付
けた計器を示し、第4図は正面図、第5図は側面図、第
6図は背面図である。
計器は、断面コの字状の支持枠1と、支持枠1に固定さ
れる支持板2と、支持枠1及び支持板2にとりつけられ
る電磁誘導型スピードメータ3及び積算計4から構成さ
れる。
電磁誘導型スピードメータ3は、自動車用スピードメー
タに用いられるものとして従来公知なものであり、図示
しない駆動源より車速に応じた回転数にて回転するマグ
ネットで構成される駆動部3aと、この駆動部3aから電磁
誘導により回転力を受ける誘導板で構成される被駆動部
3bと、被駆動部3bの回転に抗力を付えるひげゼンマイ3c
とからなり、車速を被駆動部3bの回転角度に変換するも
のである。
積算計4は複数の回転ドラム4aを主軸4bに並設したもの
で、下位の桁のドラム(第4図最左側のドラム)4aより
順次桁送りすることにより走行距離を積算する公知のも
のである。
これらスピードメータ3及び積算計4は以下の如く支持
枠1及び支持板2にとりつけられている。
断面コの字状の支持枠1の水平部1aにはユニットをフレ
キシブル回転伝達軸(図示せず)に連結するための連結
部5と、この連結部5の内側に貫挿して軸受され、駆動
源(図示せず)により回転駆動されるマグネットからな
る前記駆動部3aとが取りつけられ、駆動部3aは駆動ギヤ
6を有している。駆動部3aには同軸的に近接して誘導板
からなる被駆動部3bが配され、被駆動部3bの回転軸とし
ての指針軸7は、支持枠1の両垂直部1bの先端に架設し
た支持板2に回転自在に支持されている。
支持枠1の両垂直部1bの上部には積算計4の主軸4bの両
端が支持されており、また両垂直部1bの下部には第1の
ギヤシャフト8が回転自在に支持されている。更に水平
部1aと支持板2との間には第2のギヤシャフト9が回動
自在に支持されている。
尚、11は略Y字状の補強板で下端11aは支持枠1の水平
部1aに、両側端11bは垂直部1bに各々カシメにより固定
されている。
今、駆動部3aが車速に応じた回転速度で回転すると、電
磁誘導作用により被駆動部3bである誘導板が所望の回転
力を受け、この回転力とひげゼンマイ3cの抗力とがバラ
ンスする位置まで被駆動部3bは所望角度回転する。これ
により指針軸7に取りつけられた指針(図示せず)が文
字板上にて車速を表示する。
一方、駆動部3aの回転は、駆動ギヤ6、駆動ギヤ6に噛
合する第1のギヤシャフト8、この第1のギヤシャフト
8の噛合部8aに噛合する第2のギヤシャフト9、主軸4b
に支持され第2のギヤシャフト9の噛合部9aに噛合する
ギヤ10を介して回転ドラム4aに伝達され、走行距離を回
転ドラム4a上に印刷された数字表示により表示するもの
である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記装置にあっては、積算計4は、主軸4bを
支持枠1の垂直部1bに形成した溝1dに側方より圧入し、
溝1dの両脇部1eをカシメることにより固定している。こ
のカシメにより主軸4bは溝1dの開口部側から外れること
がない。また、溝1dに嵌合する部分の主軸4bには予め段
部4cが成形されており、この段部4cが溝1dに嵌合するこ
とで軸方向への移動を阻止し、回転ドラム4a及びギヤ10
の軸方向の位置決めをしているのである。
しかし乍ら、カシメに依る主軸の固定は、修理の際など
の主軸の取り外し、再固定を不可能にするばかりか、カ
シメのために主軸に段部4cを形成する必要があるため、
トータル的な製造管理コストが高くなるという欠点があ
る。
よって本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、複
数の回転ドラムを並設した主軸の取り外し、再固定を不
可能にするような主軸のカシメによる固定を廃し、着脱
が可能で製造、管理コストが低減できる積算計の回転ド
ラム支持装置を提供することを課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため本考案により成された積算計の
回転ドラム支持装置は、両端を固定した主軸に複数の回
転ドラムを並設した積算計の回転ドラム支持装置におい
て、水平部、相対向する垂直部からなる断面コの字状の
支持枠の内側に、相対向する側壁部の各々に溝を形成
し、該溝内に前記主軸を嵌合して支持した中間支持枠
を、該中間支持枠及び支持枠にそれぞれ形成した係合手
段を着脱自在に互いに係合させて支持枠に対して位置決
めすると共に、前記支持枠の垂直部の上端に前記水平部
と平行に支持板を載置して前記支持枠に対して前記中間
支持枠を固定し、前記中間支持枠の側壁部の外側に位置
する前記支持枠の垂直部の内面に前記主軸の両端を当接
させて主軸の軸方向の位置決めをしたことを特徴として
いる。
〔作用〕
上記構成において、中間支持枠及び支持枠にそれぞれ形
成した係合手段を着脱自在に互いに係合させて断面コの
字状の支持枠の内側に配した中間支持枠を位置決めし、
支持枠の垂直部の上端に水平部と平行に支持板を載置し
固定することで支持枠に対する中間支持枠の固定を行っ
ている。
また、主軸は中間支持枠の相対向する側壁部の各々に形
成した溝内に嵌合されて支持され、しかも側壁部の外側
に位置する支持枠の垂直部の内面にその両端が当接され
て軸方向の位置決めがなされている。
従って、支持枠に支持板が固定されない状態で支持枠に
対し、回転ドラムが並設された主軸を支持した中間支持
枠を着脱自在に組み付け、その後支持板を固定すること
で主軸が位置決め固定されて積算計が完成し、また取り
外すときには支持板を外すだけで、支持枠から中間支持
枠を取り外すことができ、また支持枠から取り外した状
態で中間支持枠から主軸も簡単に取り外すことができる
ので、積算計の回転ドラムが並設される主軸の固定にカ
シメが使用されることがなくなる。
〔実施例〕
第1〜第3図は自動車用のスピードメータ及び走行距離
計を一体化した駆動装置に本考案を利用した例を示して
おり、第1図は分解斜視図、第2図は背面図、第3図は
側面図である。尚、電磁誘導型スピードメータ及び積算
計の構造は既に説明した従来構造と同様であるので詳細
説明は省略する。
断面コの字状の支持枠1は折り曲げ形成された金属枠体
であり、水平部1aの中央にて電磁誘導型スピードメータ
の駆動部3aを支持している。支持枠1は水平部1aの他、
水平部1aの両側にて上方に起立する一対の垂直部1bと、
水平部1a及び垂直部1bに直交するように上方に延び、垂
直部1bの約1/2〜1/3程度の高さを有する起立壁1cとを一
体に備えている。垂直部1bは、上端に支持板2を載置す
る凹部1dと、この凹部1d両側の爪1eを有し、また中央部
には後述する中間支持枠を取り付けるための窓部1fを有
している。起立壁1cは上端中央部に前記駆動部3aを外方
に臨ませる開口部1gと、この開口部1gの両側に位置し、
後述する支持板2の位置決めを行うため内方へ屈曲した
爪状の位置規制部1hを有している。
支持板2は、前記支持枠1と同様の金属材料からなり、
中央部に指針軸7の軸受部7aを有し、軸受部7aにより指
針軸7を回転軸とする電磁誘導型スピードメータの被駆
動部(誘導板)3bを支持している。尚、誘導板3bの上面
に載置されるのは警報速度検知板12であって、導電性部
材からなり、後述する検出片と共に警報器のスイッチを
構成する。また3cは被駆動部3bに抗力を与えるひげゼン
マイである。
支持板2は上記水平部の両端近傍に各々一対の溝2aを有
しており、溝2aの幅は支持枠1の垂直部1bの厚さに等し
く、溝2a内に支持枠1の爪1eが嵌合することで、垂直部
1bに対する支持板2の長手方向(垂直部面に垂直な方
向)の位置決め及びこれと直角方向(垂直面及び水平部
面に平行な方向)の位置決めを行っている。
また支持板2は、水平部から直角な方向に垂下壁2bを一
体に形成している。垂下壁2bは段部2cをその側面に有
し、段部2cが前記支持枠1の位置規制部1hに当接する。
この当接により支持板2は支持枠1に対して垂直部1b面
に垂直の方向に位置決めされる。また垂下壁2bが起立壁
1cの内側に入り込んで当接することにより、支持板2の
垂下壁2b面の方向の位置決めもなされる。尚、上記垂下
壁2bは下端中央部に開口部2dを有しており、この開口部
2dと支持枠1側の前記開口部1gとで駆動部3aを臨ませる
逃げを構成し、ユニット全体の小型化を図っている。
積算計4を支持するのは中間支持枠13である。中間支持
枠13は合成樹脂材からなり、一対の側壁部13aと、側壁
部13a間を連結する連結部13bとを有している。両側壁13
aの上部には、側方に開口を有する溝13cが設けられ、こ
の溝13cの中間部に形成した円形凹部13d内に積算計4の
主軸4bを嵌合保持している。また一方の側壁13aの下部
及び連結部13bから突出した中央壁13fには側方に開口を
有する他の溝13eが設けられており、この溝13eに合成樹
脂材からなる第1のギヤシャフト8が回動自在に支持さ
れている。更に両側壁13aの中間部及び連結部13bの下端
には、係合爪13gを先端に設けた弾性片13hが一体に形成
されており、係合爪13gが支持枠1の垂直部1bの窓部1
f、及び水平部1aの窓部1iに各々係合することにより、
中間支持枠13は支持枠1に着脱自在に固定される。
以上から明らかなように、支持枠1の垂直部1bの窓部1f
及び水平部1aの窓部1iと、これらの窓部に着脱自在に係
合する中間支持枠13の係合爪13gとは、断面コの字状の
支持枠1の内側に配した中間支持枠13を位置決めするた
めの係合手段として働いている。
14はスイッチ片15に取り付けられた検出片であり、その
爪部14aが第2ギヤシャフト9に形成したカム9bに当接
しており、カム9bの小径部に爪部14aが落ち込んだとき
のみ、スイッチ片15の先端が前記検知板12の大径部外縁
12aに接触し得るようになっている。
次にこの装置の組立手順を第1図を参照して説明する。
電磁誘導型スピードメータの駆動部3aは図に示すように
断面コの字状の支持枠1に取りつけられる。一方被駆動
部3bは支持板2に予め取り付けられる。そして積算計4
は、その主軸4bを溝13c内に側方から圧入することで中
間支持枠13に支持されている。この場合、主軸4bには何
ら溝等を形成しておらず、主軸4bは溝13c両側の弾性に
よる力のみで保持され、軸方向には容易に移動し得る。
この状態にて、まず支持板2を支持枠1に取りつける。
この際、支持板2の両端は垂直部1b上端の凹部1d内に載
置され、溝2aが爪1eに嵌合するとともに、支持板2の垂
下壁2bが支持枠1の起立壁1cの内側に当接し、且つ垂下
壁2bnの段部2cが起立壁1cの位置規制部1hに当接する。
垂下壁2bは支持板2本体に対し、また起立壁1cは水平部
1aに対し垂直部1bと垂直な方向において精度よく位置決
めして成形されることが可能であるから、たとえ垂直部
1bの垂直度が水平部1aに対して多少精度がおちていたと
しても、前記段部2cと規制部1hとの当接により、支持板
2を支持枠1の水平部1aに対して精度よく位置決めする
ことができる。
位置決めの後は、爪1eをカシメすることにより支持板2
を垂直部1b上に強固に固定する。
次に積算計4を搭載した中間支持枠13の4個の弾性片13
hを各々支持枠1の内側から窓1f及び1iに係合させる。
このとき、積算計4の主軸4bは支持枠1の垂下壁1bの内
面に当接し、その軸方向の移動を阻止される。これによ
り積算計の回転ドラム4aの位置決めがなされると同時
に、第2のギヤシャフト9のギヤ部と第1ギヤシャフト
8のギヤ部との噛合い、及び第1のギヤシャフト8と駆
動部のギヤ6との噛合、更に第2のギヤシャフト9と回
転ドラム4aのギヤ部10との噛合等が正確になされる。も
ちろん、4個の端整片13hの爪13gを押圧して窓部1f及び
1iとの係合を解除すれば、中間支持枠13を容易に取り外
すことができる。
〔考案の効果〕
本考案は以上の如くであり、積算計の主軸は、中間支持
枠の外側の支持枠内壁面によって軸方向への位置規制が
なされる。よって主軸には位置決め用の溝等の加工が不
要である。また、主軸は中間支持枠の溝に簡単にセット
した後、単に支持枠の内壁に当接させて保持するだけで
あるから、主軸固定にカシメを用いることがなく、修
理、その他のための着脱が容易であり、製造、管理を含
めた総合的なコストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の分解斜視図、 第2図は同実施例の背面図、 第3図は同実施例の側面図、 第4図は従来例の正面図、 第5図はその側面図、 第6図はその背面図である。 1……支持枠、1a……水平部、1b……垂直部、1f,1i…
…窓部(係合手段)、2……支持板、4……積算計、4a
……回転ドラム、4b……主軸、13……中間支持枠、13a
……側壁部、13c……溝、13g……係合爪(係合手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端を固定した主軸に複数の回転ドラムを
    並設した積算計の回転ドラム支持装置において、 水平部、相対向する垂直部からなる断面コの字状の支持
    枠の内側に、相対向する側壁部の各々に溝を形成し、該
    溝内に前記主軸を嵌合して支持した中間支持枠を、該中
    間支持枠及び前記支持枠にそれぞれ形成した係合手段を
    着脱自在に互いに係合させて前記支持枠に対して位置決
    めすると共に、前記支持枠の垂直部の上端に前記水平部
    と平行に支持板を載置して前記支持枠に対して前記中間
    支持枠を固定し、前記中間支持枠の側壁部の外側に位置
    する前記支持枠の垂直部の内面に前記主軸の両端を当接
    させて主軸の軸方向の位置決めをした ことを特徴とする積算計の回転ドラム支持装置。
JP2504888U 1988-02-29 1988-02-29 積算計の回転ドラム支持装置 Expired - Lifetime JPH074677Y2 (ja)

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JPH01133665U JPH01133665U (ja) 1989-09-12
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