JPH062473U - 積算計 - Google Patents
積算計Info
- Publication number
- JPH062473U JPH062473U JP3502892U JP3502892U JPH062473U JP H062473 U JPH062473 U JP H062473U JP 3502892 U JP3502892 U JP 3502892U JP 3502892 U JP3502892 U JP 3502892U JP H062473 U JPH062473 U JP H062473U
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- wheel
- wheels
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の積算車及びそれらに回転駆動を伝達す
る回転伝達ギアをその軸受部が互いに当接するように同
一軸に配列して組付けた構造の積算計に関し、複数の積
算車の誤組付けを容易に発見できる積算計を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 下1桁目の積算車24-1の回転伝達ギア9側
のボス4-1a の長さを他の積算車24-2〜24-6と違
え、回転伝達ギア29の下1桁目の積算車24-1側のボ
ス29aの長さを、前記下1桁目の積算車24-1のボス
24-1a の長さを補完するように設定する。
る回転伝達ギアをその軸受部が互いに当接するように同
一軸に配列して組付けた構造の積算計に関し、複数の積
算車の誤組付けを容易に発見できる積算計を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 下1桁目の積算車24-1の回転伝達ギア9側
のボス4-1a の長さを他の積算車24-2〜24-6と違
え、回転伝達ギア29の下1桁目の積算車24-1側のボ
ス29aの長さを、前記下1桁目の積算車24-1のボス
24-1a の長さを補完するように設定する。
Description
【0001】
本考案は積算計に係り、特に複数の積算車及び回転伝達ギアをその軸受部が互 いに当接するように同一軸に配列して組付ける積算計に関する。
【0002】
図7は従来の一例の構成図を示す。一般に積算計は、図7に示すように、機枠 1に、2本の支軸2,3が平行に設けられており、その一方の支軸2には、6ヶ の積算車4-1〜4-6が、回転自在に軸支されている。他の支軸3には、これらの 積算車4-1〜4-6に協働するように、桁送り用の6ヶのピニオン5が、軸支され ている。これらのピニオン5は、前述の各積算車相互間に介在されていて、対向 する側面に形成された桁送り用ギア6と桁送り用2枚歯7とに噛み合うように構 成されている。
【0003】 第1番目の積算車4-1とウオームギア8との間には、回転伝達ギア9及び、ド ライブギア10が介装され車両の走行等に従って回転するウオームギア8の回転 力で積算車4-1〜4-6を順次回転させて走行距離等の積算表示を行っている。ま た前述の6ヶのピニオン5を同一位置で止め積算車4-1〜4-6のバックラッシに よる誤差を防止するため、図8に示すように、ピニオン5の横断面が略正方形と なっているボス部5a側面に、一端が機枠1に固定されている板ばね11を、押 圧している。
【0004】 従来、下2桁までの逆転を許容し、下3桁以上の逆転を防止するために下2桁 目の積算車4-2だけの2枚歯7の1枚を切り欠いていた。
【0005】 下2桁目の積算車4-2の表示が「0」になった場合、図9の様に正転は正常な 動作であるが、逆転は、積算車4-2の2枚歯7の1枚を切り欠いてあり、また、 ピニオン5は、板バネ11により規制されているためピニオン5の積算車4-2と 4-3の間の短い歯と2枚歯7の切り欠いた歯は、噛み合うことなく通り過ぎてし まい、つぎに2枚歯7の切り欠いていない歯と上記ピニオン5の短い歯と噛み合 った時には、ピニオン5の次の長い歯が、積算車4-2の外周面とロックし逆転を 防止できる。
【0006】 そして、従来の下2桁までの逆転を許容し、下3桁以上の逆転を防止する構造 を有した積算計における誤組付け防止方法は、軸2に回転伝達ギア9,積算車4 -1〜4-6を軸装し、積算車4-1〜4-6のスラストアガキを規制するためプッシュ 12を軸2に圧入固定した後、積算車4-1〜4-6の位置を決めるため積算車4-1 〜4-6の位置決め穴に図10の様に軸13を貫通させる工程で検出するため、積 算車4-1〜4-6の位置を決めた状態での積算車4-2の数字が他の積算車と位相を 持つ様に、積算車4-2の位置決め穴に他の積算車の位置決め穴に対して位相を持 たせていた。
【0007】
しかるに、従来の積算計では誤組付けを検出した場合は、損傷が発生する可能 性があると共に分解、再組立の工数が発生する等の問題があった。また、積算計 の出荷状態 000000 表示までのランニング時間が長くなる等の問題もあ った。
【0008】 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、積算車の誤組付けを容易に検出で きる積算計を提供することを目的とする。
【0009】
本考案は積算値の各桁毎に設けられた複数の積算車と該複数の積算車に回転力 を伝達する回転伝達ギアとを互いに隣り合う積算車及び回転伝達ギアの軸受部の 端面を当接させて、同一軸上に配設し、互いにピニオンにより結合させることに より協働して回転させ、積算値の表示を行なう積算計において、前記複数の積算 車のうち前記回転伝達ギアに隣り合う積算車の軸受部の長さを他の積算車の軸受 部の長さと異ならせると共に、前記回転伝達ギアの軸受部の長さを前記回転伝達 ギアと隣り合う積算車の軸受部の長さを補完する長さに設定してなる。
【0010】
複数の積算車のうち前記回転伝達ギアに隣り合う積算車の軸受部の長さを他の 積算車の軸受部の長さと異ならせると共に、前記回転伝達ギアの軸受部の長さを 前記回転伝達ギアと隣り合う積算車の軸受部の長さを補完する長さに設定してい るため、回転伝達ギアに他の積算車が配設されると回転伝達ギアと他の積算車と の間隔が保持されなくなる。
【0011】 また、他の積算車の間に回転伝達ギアに隣り合うべき積算車が配設されると他 の積算車との間隔が保持されなくなる。このため、複数の積算車間の間隔を見る ことにより正しく複数の積算車が配設されたかどうかを認識できる。
【0012】
図1は本考案の一実施例の構成図を示す。同図中、21は機枠を示す。
【0013】 機枠21には、2本の支軸22,23が平行に設けられており、その一方の支 軸22には、6ヶの積算車24-1〜24-6が、回転自在に軸支されている。他の 支軸23には、これらの積算車24-1〜24-6に協働するように、桁送り用の6 ヶのピニオン25が、軸支されている。これらのピニオン25は、前述の各積算 車相互間に介在されていて、対向する側面に形成された桁送り用ギア26と桁送 り用2枚歯27とに噛み合うように構成されている。
【0014】 第1番目の積算車24-1とウオームギア28との間には、回転伝達ギア29及 び、ドライブギア30が介装され車両の走行等に従って回転するウオームギア2 8の回転力で積算車24-1〜24-6を順次回転させて走行距離等の積算表示を行 っている。図2は本考案の一実施例の要部の構成図を示す。図2に示すように6 ヶのピニオン25を一定の位置で止め、積算車24-1〜24-6のバックラッシに よる誤差を防止するため、ピニオン25に断面形状が略正方形のボス部25aが 一体に形成される。ボス部25aは一端が機枠21に固定されている板ばね31 により押圧されている。
【0015】 本考案における、下2桁までの逆転を許容し、下3桁以上の逆転を防止する構 造は、下2桁目から6桁目までの積算車24-2〜24-6の2枚歯27の1枚を切 り欠いたものとし、下1桁のみ2枚歯7を切り欠いていない積算車24-1を使用 する構成とする。そして、図3に示す様に下1桁目の積算車24-1の回転伝達ギ ア29側のボス24-1a の突出量を他の積算車24-2〜24-6と異ならせ、回転 伝達ギア29の下1桁目の積算車24-1側のボス29aの突出量を、前記下1桁 目の積算車24-1のボス24-1a の突出量を補完するように設定する。
【0016】 そして、カウンタ部を機枠21に組付ける際に位置決めをするために積算車2 4-1〜24-6には位置決め穴24-1b 〜24-6b が形成されており、積算車24 -1の位置決め穴24-bの位置は他の積算車24-2〜24-6とは違う位置に設けて いる。
【0017】 図3乃至図6は本考案の一実施例の動作を説明するための図を示す。
【0018】 図3は正しく組み付けられた状態を示す。正しく組み付けられた状態では図3 に示すように積算車24-1,24-2,24-3の間隔が一定の値d0 となるように ボス29a,24-1a ,24-2a の突出量が設定されている。
【0019】 図4は積算車24-1が欠落した状態を示す。図4に示すように積算車24-1が 欠落すると回転伝達ギア29のボス部29aが積算車24-2のボス部24-2a と 接触せず、回転伝達ギア29と積算車24-2の間隔がd1 と小さくなってしまう (d0 >d1 )。
【0020】 図5は積算車24-3に代わり積算車24-1が配設されてしまった状態を示す。 この状態では積算車24-2と積算車24-3に代わった積算車24-1との間がd2 となり、通常の間隔d0 より大きくなってしまう(d0 <d2 )。
【0021】 図6は積算車がすべて積算車24-1で構成された状態を示す。この状態では積 算車24-1と回転伝達ギヤ29との間は通常の間隔d0 に保持されるが、積算車 24-1間の間隔はd3 となりd0 より大きい値となってしまう(d0 <d3 )。 図3〜図6の様に積算車24-1〜24-6を軸22に軸装する工程での高さ管理 により積算車24-1〜24-6の間隔を見ることにより誤組付けを検出できると共 に、仮に高さ管理による検出漏れが発生した場合でも、次工程の機枠21に組付 ける際のカウンタ部の位置決め工程で、位置決め用軸を積算車24-1〜24-6の 位置決め穴24-1b 〜24-6b に挿入した際積算車24-1〜24-6の数表示の確 認により誤組付けの検出ができ、より確実に誤組付けが防止できる。
【0022】
上述の如く、本考案によれば、軸受部の長さが夫々異なる第1,第2,第3の 歯車はその配列に応じて、各歯車間の間隔を異ならせることができるため、各歯 車間の間隔により歯車の配列を認識でき、誤組付けを検出することができる等の 特長を有する。
【図1】本考案の一実施例の構成図である。
【図2】本考案の一実施例の要部の構成図である。
【図3】本考案の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
ある。
【図4】本考案の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
ある。
【図5】本考案の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
ある。
【図6】本考案の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
ある。
【図7】従来の一例の構成図である。
【図8】従来の一例の要部の構成図である。
【図9】従来の一例の要部の斜視図である。
【図10】従来の一例の動作を説明するための図であ
る。
る。
21 機枠 24-1〜24-6 積算車 29 回転伝達ギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田野 欽二 埼玉県上尾市大字領家字山下1195−1 株 式会社井上製作所内
Claims (2)
- 【請求項1】 積算値の各桁毎に設けられた複数の積算
車と、該複数の積算車に該回転力を伝達する回転伝達ギ
アとを互いに隣り合う積算車及び回転伝達ギアの軸受部
の端面を当接させて、同一軸上に配設し、互いにピニオ
ンにより結合させることにより協働して回転させ、該積
算値の表示を行なう積算計において、 前記複数の積算車のうち前記回転伝達ギアに隣り合う積
算車の軸受部の長さを他の積算車の軸受部の長さと異な
らせると共に、前記回転伝達ギアの軸受部の長さを前記
回転伝達ギアと隣り合う積算車の軸受部の長さを補完す
る長さに設定してなる積算計。 - 【請求項2】 前記複数の積算車は夫々回転位置を決め
る位置決め穴を有し、前記複数の積算車のうち前記回転
伝達ギアに隣り合う積算車の位置決め穴の位置を他の積
算車の位置決め穴の位置とは異なる回転位置に設けてな
る請求項1記載の積算計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992035028U JP2573378Y2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 積算計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992035028U JP2573378Y2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 積算計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062473U true JPH062473U (ja) | 1994-01-14 |
JP2573378Y2 JP2573378Y2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=12430614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992035028U Expired - Lifetime JP2573378Y2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 積算計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573378Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP1992035028U patent/JP2573378Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2573378Y2 (ja) | 1998-05-28 |
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