JPS64626Y2 - - Google Patents

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JPS64626Y2
JPS64626Y2 JP1982096812U JP9681282U JPS64626Y2 JP S64626 Y2 JPS64626 Y2 JP S64626Y2 JP 1982096812 U JP1982096812 U JP 1982096812U JP 9681282 U JP9681282 U JP 9681282U JP S64626 Y2 JPS64626 Y2 JP S64626Y2
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JP
Japan
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gear part
bearing hole
pinion
outer periphery
gear
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JP1982096812U
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JPS59978U (ja
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Publication of JPS59978U publication Critical patent/JPS59978U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクリツクばねを有する時計のスリツプ
機構に関する。
従来のスリツプ機構は第1図に示すように伝え
小歯車部品10′と歯車部品4′とクリツクばね部
品6′の3部品を別々に形成していたので、部品
点数が多くなるという問題があつた。またスリツ
プするトルクを設定値にすることが困難であつ
た。
本考案は上記の点に鑑みて為されたものであつ
て、その目的とするところはスリツプ動作に支障
なく部品点数を減らすことができる時計のスリツ
プ機構を提供するにある。
本考案の要旨は、秒針車1の伝達小歯車2に噛
合する歯部3が外周に形成された歯車部品4の中
央孔12に直径方向に軸受孔形成片13を架設す
ると共に軸受孔形成片13の中央に軸受孔5を穿
孔し、中央孔12の両側で歯車部品4の半径方向
に変形自在な一対のクリツクばね6を歯車部品4
に一体形成するとともに、軸受孔形成片13を歯
車部品4の中心軸方向に立ち上げて軸受孔5とク
リツクばね6とを歯車部品4の中心軸方向に段違
とし、分針車7に噛合する伝え小歯車8および外
周が凹凸状となつた被クリツク部9を小歯車部品
10の小歯車軸11外周に形成し、歯車部品4の
軸受孔5に小歯車軸11を挿通するとともに一対
のクリツクばね6を被クリツク部9の外周に弾性
的に摩擦係合して成る時計のスリツプ機構に係る
ものである。
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳述す
る。スリツプ機構Aは歯車部品4と小歯車部品1
0とからなる。歯車部品4は合成樹脂あるいは金
属板などにて形成されており、外周に歯部3が形
成されており、中心には軸受孔5が穿孔されてい
る。歯車部品4の中央孔12には歯車部品4の直
径方向に軸受孔形成片13が架設されている。中
央孔12の両側には両端固定のクリツクばね6が
一対配されており、クリツクばね6は歯車部品4
の径方向にばね変形自在とされている。軸受孔形
成片13は歯車部品4の中心軸方向に立上げ形成
されており、したがつて軸受孔5とクリツクばね
6とは中心軸方向に段違いとなつている。以上の
ように構成される歯車部品4は一体成形されるも
のである。小歯車部品10は金属や合成樹脂にて
形成されており、小歯車軸11の外周にフランジ
部14をはさんで伝え小歯車8と被クリツク部9
とが形成されており、伝え小歯車8とフランジ部
14との間は大径軸部16としてある。被クリツ
ク部9の外周はクリツク性を出すために歯車のよ
うに凹凸がつけられており、被クリツク部9の山
形部17の外径は一対のクリツクばね6の距離よ
り大きくしてある。そして歯車部品4の軸受孔5
に小歯車部品10の大径軸部16が挿通され、被
クリツク部9の外周に一対のクリツクばね6にて
弾性的にはさまれて歯車部品4が小歯車部品10
に摩擦係合されている。小歯車部品10のフラン
ジ部14の外径は被クリツク部9の山形の外径よ
りも大きく形成されており、フランジ部14の両
側には一対の切欠き18が設けられており、この
切欠き18間の距離lはクリツクばね間の距離よ
りやや狭くしてある。
第5図は歯車部品4と小歯車部品10との組立
過程を示してある。まず同図aのようにクリツク
ばね6をフランジ部14の切欠き18に嵌め込
み、次に同図bのように小歯車部品10を反時計
方向に回してクリツクばね6を弾性変形させなが
らフランジ部14の外周に乗り上げさせ、最後に
同図cのように小歯車部品10を更に回してクリ
ツクばね6はフランジ部14を乗り越えて被クリ
ツク部15に係合する。尚、各クリツクばね6は
被クリツク部9の2個の山形部に弾接するもので
ある。したがつて歯車部品4の軸受孔形成片13
とクリツクばね4とでフランジ部14がはさまれ
ることとなり、組立後に分解することがなくな
る。
第6図は時計のムーブメントの断面図であつ
て、歯車部品4の歯部3は秒針車1の伝達小歯車
2に噛合されており、小歯車部品10の伝え小歯
車8は分針車7に噛合している。19は時計車、
20はムーブメントケースである。
第7図はクリツクばね6を片持式に支持した実
施例を示してある。
本考案は叙上の如く、歯車部品の中央孔に直径
方向に軸受孔形成片を架設すると共に軸受孔形成
片の中央に軸受孔を穿孔し、中央孔の両側で歯車
部品の半径方向に変形自在な一対のクリツクばね
を歯車部品に一体形成するとともに、軸受孔形成
片を歯車部品の中心軸方向に立ち上げて軸受孔と
クリツクばねとを歯車部品の中心軸方向に段違と
し、伝え小歯車および外周が凹凸状となつた被ク
リツク部を小歯車部品の小歯車軸外周に形成し、
歯車部品の軸受孔に小歯車軸を挿通するとともに
一対のクリツクばねを被クリツク部の外周に弾性
的に摩擦係合しているので、歯車部品にクリツク
ばね機能を付与できて歯車部品と小歯車部品との
2つの部品でスリツプ機構を組立てることができ
て部品点数を削減でき、またスリツプ機構を薄型
にできて時計ムーブメントの薄型化にも対応でき
るものであり、しかも軸受孔とクリツクばねとを
歯車部品の軸方向に段違いとしたした関係で、ク
リツクばねの動作が歯車部品に妨げられることも
ないという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の分解斜視図、第2図は本考案
の分解斜視図、第3図a,bは同上の小歯車部品
の平面図および正面図、第4図a,bは同上の平
面図および正断面図、第5図a,b,cは同上の
組立て動作を示す平面図、第6図は同上のムーブ
メントの断面図、第7図は本考案の歯車部品の他
例を示す平面図であつて、1は秒針軸、2は伝達
小歯車、3は歯部、4は歯車部品、5は軸受孔、
6はクリツクばね、7は分針車、8は伝え小歯
車、9は被クリツク部、10は小歯車部品、11
は小歯車軸である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 秒針車の伝達小歯車に噛合する歯部が外周に形
    成された歯車部品の中央孔に直径方向に軸受孔形
    成片を架設すると共に軸受孔形成片の中央に軸受
    孔を穿孔し、中央孔の両側で歯車部品の半径方向
    に変形自在な一対のクリツクばねを歯車部品に一
    体形成するとともに、軸受孔形成片を歯車部品の
    中心軸方向に立ち上げて軸受孔とクリツクばねと
    を歯車部品の中心軸方向に段違とし、分針車に噛
    合する伝え小歯車および外周が凹凸状となつた被
    クリツク部を小歯車部品の小歯車軸外周に形成
    し、歯車部品の軸受孔に小歯車軸を挿通するとと
    もに一対のクリツクばねを被クリツク部の外周に
    弾性的に摩擦係合して成る時計のスリツプ機構。
JP9681282U 1982-06-28 1982-06-28 時計のスリツプ機構 Granted JPS59978U (ja)

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JP9681282U JPS59978U (ja) 1982-06-28 1982-06-28 時計のスリツプ機構

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JP9681282U JPS59978U (ja) 1982-06-28 1982-06-28 時計のスリツプ機構

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Publication Number Publication Date
JPS59978U JPS59978U (ja) 1984-01-06
JPS64626Y2 true JPS64626Y2 (ja) 1989-01-09

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ID=30230555

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JP9681282U Granted JPS59978U (ja) 1982-06-28 1982-06-28 時計のスリツプ機構

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0418896Y2 (ja) * 1985-12-14 1992-04-28
JP5149763B2 (ja) * 2008-10-17 2013-02-20 株式会社東京マイクロ 過大トルクリリース機構を有する歯車組立体及びそれを備える減速機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5841512Y2 (ja) * 1980-10-16 1983-09-19 株式会社精工舎 歯車装置

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JPS59978U (ja) 1984-01-06

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