JPS6326786Y2 - - Google Patents

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JPS6326786Y2
JPS6326786Y2 JP12819782U JP12819782U JPS6326786Y2 JP S6326786 Y2 JPS6326786 Y2 JP S6326786Y2 JP 12819782 U JP12819782 U JP 12819782U JP 12819782 U JP12819782 U JP 12819782U JP S6326786 Y2 JPS6326786 Y2 JP S6326786Y2
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transmission wheel
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JP12819782U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は時報打ち機構を有する時計のスリツプ
機構に関する。
一般の時報打ち機構は、時報打ちを正しく動作
させるための輪列の秒針車(1r.p.m)、伝え車
(1/8r.p.m)、分針車(1/60r.p.m)にそれぞれに
スイツチカムを設け、スイツチカムのカム溝が第
1図のタイミングチヤートに示すように1時間に
1回一致し、スイツチレバーを作動させて時報打
ち信号を出すようにしてある。ここで第1図中イ
は秒針車1のスイツチカム21によるスイツチ動
作可能位置、ロは伝え車4のスイツチカム22に
よるスイツチ動作可能位置、ハは分針車7のスイ
ツチカム23によるスイツチ動作可能位置を示
す。一方、このような輪列構造では時刻合せのた
めにスリツプ機構を要するが、上記位置関係を確
保するためには伝え車4で間欠位置決めができる
スリツプ機構を設ける。そしてこのスリツプ機構
Bは第2図のように伝え車4とカナ部品10とか
らなり、伝え車4のばね性を有する一対のクリツ
ク部6をカナ部品10の複数の被係止歯部17を
有する被クリツク部9に弾性的に挾持させて摩擦
係合させて構成してあり、伝え車4とカナ部品1
0との間で間欠回転角度θを例えば45゜にして45゜
毎に間欠的位置決めを可能にしてある。そして第
3図は伝え車4とカナ部品10との正常な位置で
の係合状態を示してあり、被クリツク部9の隣合
う被係止歯部17が同時にクリツク部6に弾接係
合してある。しかしかかる従来のスリツプ機構B
の構造では、時刻合わせのためにクリツク部6を
変形させながらカナ部品10を回転させてセツト
した場合には第4図のように被クリツク部9の一
つの被係止歯部17のみがクリツク部6に摩擦係
合して第3図のような正常な間欠的位置に復帰せ
ず、この結果第1図イの位置がずれることにより
イ,ロ,ハの位置関係が乱れて時刻打ち信号を出
さなかつたり、正時でない時に信号を出すことと
なるという問題があつた。尚、分針車7と伝え車
4の伝えカナ8は第5図のように常時噛合つてい
て位置関係は変わらず、伝え車4の秒針車1とが
スリツプ機構Bで上述のように常常に復帰しない
ことによる位置ずれを起こすのである。
本考案は上記の点に鑑みて為されたものであつ
て、その目的とするところは伝え車のクリツク部
とカナ部品の被クリツク部とを正常な間欠的位置
に安定的に復帰させることのできるスリツプ機構
を提供するにある。
本考案の要旨は、伝え車4の中心に軸受孔5を
穿孔し、軸受孔5の両側に位置して伝え車4の半
径方向に変形自在な一対のクリツク部6を伝え車
4に一体形成し、一対のクリツク部6の対向する
内縁を伝え車4の半径方向と直交する係止縁24
とし、外周に複数の被係止歯部17を有する被ク
リツク部9を軸状のカナ部品10外周に設け、伝
え車4の軸受孔5にカナ部品10を挿通するとと
もに一対のクリツク部6を被クリツク部9の被係
止歯部17に弾性的に摩擦係合し、一対のクリツ
ク部6の少なくともいずれか一方の係止縁24の
中央に内方に突出する山形の復帰凸部25を形成
して成る時計のスリツプ機構に係るものである。
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳述す
る。
スリツプ機構Aは伝え車4とカナ部品10とか
らなる。伝え車4は合成樹脂あるいは金属板など
にて形成されてあり、外周に歯部3が形成されて
あり、中心には軸受孔5が穿孔されてある。伝え
車4の中央孔12には伝え車4の直径方向に軸受
孔形成片13が架設されてある。軸受孔5の両側
には両端固定のクリツク部6が一対配されてあ
り、クリツク部6は伝え車4の径方向にばね変形
自在とされてあり、またクリツク部6の内縁は伝
え車4の半径方向に直交する係止縁24としてあ
る。この係止縁24の中央には内方に突出する先
の尖がつた山形の復帰凸部25が形成されてあ
る。軸受孔形成片13は伝え車4の中心軸方向に
立上げ形成されてあり、したがつて軸受孔5とク
リツク部6とは中心軸方向に段違いとなつてい
る。以上のように構成される伝え車4は一体成形
されるものである。カナ部品10は金属や合成樹
脂にて形成されており、カナ軸11の外周にフラ
ンジ部14をはさんで伝えカナ8と被クリツク部
9とが形成されてあり、伝えカナ8とフランジ部
14との間は太径軸部16としてある。被クリツ
ク部9の外周はクリツク性を出すために例えば8
個の三角形状の被係止歯部17が設けられてあ
り、被クリツク部9の外径は一対のクリツク部6
の距離より大きくしてある。そして伝え車4の軸
受孔5にカナ部品10の太径軸部16が挿通され
被クリツク部9の外周に一対のクリツク部6にて
弾性的ははさまれて伝え車4がカナ部品10に摩
擦係合されてある。このとき被クリツク部9の隣
り合う2個の係止用歯部17がクリツク部6の係
止縁24に摩擦係合するようにしてある。その理
由は前述のように間欠的回転角度θ(本実施例で
は45゜)毎の間欠的位置決めを2個の被係止歯部
17にて安定的に行うようにするためである。
第7図a,bは間欠的位置決めが行われる前の
段階を示してあつて、被クリツク部9の被係止歯
部17の一つがクリツク部6の係止縁24のうち
復帰凸部25の傾斜縁に弾接している。そしてこ
の状態ではクリツク部6から被クリツク部9が受
ける復帰力fによつてγsinα×fの復帰トルクT
が生じて被クリツク部9を有するカナ部品10を
回転させて第8図に示すように間欠的位置決め状
態にするのである。ここでγはカナ部品10の軸
芯Oから被係止歯部17の先まで長さ(被クリツ
ク部9の半径)であり、αはfとγとのなす角度
である。またクリツク部6と被クリツク部9との
摩擦係数をμとすると、γcosα×μfの摩擦力が生
じるからγsinα×f>γcosα×μf(tomα>μ)で
なければならない。
ここで、伝え車4の復帰凸部25の形状式は、
tonα=μのときのαをα0とおいて tonα0=μ … dy/dx=θ1−α0 … γsinθ1=x … ,,より dy/dx=sin-1(x/y)−ton-1(μ) ここでθ1は被クリツク部9の被係止歯部17の
回転角度である。
以上のように構成されるスリツプ機構Aの復帰
凸部25は一対のクリツク部6の両方に設けても
よいが、一方のクリツク部6のみに設けた方が関
欠的位置決め動作をスムーズに行うことができ
る。以下、その理由を説明する。今、第11図の
ように伝え車4の軸受部5の中心とカナ部品11
の軸芯とが製作誤差によりeだけずれた場合を考
える。そして一対のクリツク部6の両方に復帰凸
部25を設けると復帰凸部25aによつてカナ部
品10は力f1と摩擦力μf1によるトルクT1を受け、
また復帰凸部25bによつてカナ部品10は力f2
と摩擦力μf2によるトルクT2を受け、これらのト
ルクT1,T2の方向は反対となつて復帰力は相殺
されてしまい、この結果復帰しない角度が生じる
という問題が生じるが、一方のみに復帰凸部25
を設けるとかかる問題は生じない。
第9図は伝え車4とカナ部品10との組立過程
を示してある。まず同図aのようにクリツク部6
をフランジ部14の切欠き18に嵌め込み、次に
同図bのようにカナ部品10を反時計方向に回し
てクリツク部6を弾性変形させながらフランジ部
14の外周に乗り上げさせ、最後に同図のように
カナ部品10を更に回してクリツク部6はフラン
ジ部14を乗り越えて被クリツク部9に係合す
る。尚、各クリツク部6は被クリツク部9の2個
の上形部に弾接するものである。したがつて伝え
車4の軸受孔形成片13とクリツク部6とでフラ
ンジ部14がはさまれることとなり、組立後分解
することがなくなる。
第10図は時計のムーブメントの断面図であつ
て、伝え車4の歯部3は秒針車1の伝達カナ2に
噛合されてあり、カナ部品10の伝えカナ8は分
針車7に噛合してある。19は時針車、20はム
ーブメントケースである。
本考案は叙上の如く、クリツク部の少なくとも
いずれか一方の係止縁の中央に内方に突出する山
形の復帰凸部を形成したので、被クリツク部の被
係止歯部の先がクリツクの復帰凸部傾斜縁に弾接
すると、クリツク部のばね力(復帰力)を受けて
被クリツク部を回転させる力が生じ、したがつて
被クリツク部がクリツク部に対して正常な係合状
に戻すことができ、正常な時刻打ちをすることが
できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は時報打ちのタイミングチヤート図、第
2図は従来例のスリツプ機構を示す分解斜視図、
第3図および第4図は同上の動作説明図、第5図
は同上のムーブメントの断面図、第6図は本考案
のスリツプ機構の分解斜視図、第7図a,bは同
上の動作説明図、第8図は同上の拡大平面図、第
9図a,b,cは同上の組立て説明図、第10図
は同上のアタツチメントの断面図、第11図は同
上の説明図であつて、4は伝え車、5は軸受孔、
6はクリツク部、9は被クリツク部、10はカナ
部品、17は被係止歯部、24は係止縁、25は
復帰凸部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 伝え車の中心に軸受孔を穿孔し、軸受孔の両側
    に位置して伝え車の半径方向に変形自在な一対の
    クリツク部を伝え車に一体形成し、一対のクリツ
    ク部の対向する内縁を伝え車の半径方向と直交す
    る係止縁とし、外周に複数の被係止歯部を有する
    被クリツク部を軸状のカナ部品外周に設け、伝え
    車の軸受孔にカナ部品を挿通するとともに一材の
    クリツク部を被クリツク部の被係止歯部に弾性的
    に摩擦係合し、一対のクリツク部の少なくともい
    ずれか一方の係止縁の中央に内方に突出する山形
    の復帰凸部を形成して成る時計のスリツプ機構。
JP12819782U 1982-08-25 1982-08-25 時計のスリツプ機構 Granted JPS5932979U (ja)

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JP12819782U JPS5932979U (ja) 1982-08-25 1982-08-25 時計のスリツプ機構

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JP12819782U JPS5932979U (ja) 1982-08-25 1982-08-25 時計のスリツプ機構

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JPS5932979U JPS5932979U (ja) 1984-02-29
JPS6326786Y2 true JPS6326786Y2 (ja) 1988-07-20

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JPS5932979U (ja) 1984-02-29

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