JPH0548342Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0548342Y2
JPH0548342Y2 JP10694688U JP10694688U JPH0548342Y2 JP H0548342 Y2 JPH0548342 Y2 JP H0548342Y2 JP 10694688 U JP10694688 U JP 10694688U JP 10694688 U JP10694688 U JP 10694688U JP H0548342 Y2 JPH0548342 Y2 JP H0548342Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push button
pushbutton
pair
button
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10694688U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0229138U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10694688U priority Critical patent/JPH0548342Y2/ja
Publication of JPH0229138U publication Critical patent/JPH0229138U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0548342Y2 publication Critical patent/JPH0548342Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、音響機器などの操作部に使用される
押ボタン装置に関し、特にヒンジ付きの押ボタン
を使用した押ボタン装置に係る。
[従来の技術] 従来、ヒンジ付きの押ボタンとしては、一般的
に、第6図に示すような、ボタン部11と、一対
のヒンジ部12、及びベース部13からなる押ボ
タンが存在している。この押ボタンは、ベース部
13をパネルの背面に取付け、ボタン部11を押
圧することにより、ヒンジ部12を変形させ、こ
れによつてボタン部11を背面側へ移動させるも
のである。また、ボタン部11の押圧を解除した
際には、ヒンジ部12が初期の形状に復帰するこ
とにより、ボタン部11が初期の位置に復帰す
る。
ところで、このような押ボタンをパネルの背面
に取付ける方法としては、熱によつてかしめる方
法や、爪による挟み込み、またはネジ止めなどの
方法が一般的である。
しかしながら、熱によつてかしめる方法におい
ては、押ボタンの交換が難しく、また、挟み込み
方法の場合には、嵌合部に高い寸法精度が要求さ
れ、形状も複雑化する欠点がある。さらに、ネジ
止めする方法は、ネジの数だけ部品点数が多くな
り、構成が複雑化し、作業工数も多くなる上、ネ
ジの緩みにより押ボタンの取付信頼性を損ねた
り、動作不安定を生ずるなどの欠点がある。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、上記のような従来技術の欠点を解決
するために提案されたものであり、その目的は、
構成が簡略で、取付け、交換作業が容易であり、
高い寸法精度を要求されることもなく、しかも取
付信頼性及び動作安定性に優れた押ボタン装置を
提供することである。
[課題を解決するための手段] 本考案による押ボタン装置は、押ボタンの同一
方向に相異なる長さの一対の弾性支持部を延設す
る一方、パネルの背面には、押ボタンの弾性支持
部の先端部に対応する位置に一対の係合部を設
け、この一対の係合部に前記一対の弾性支持部の
先端部を係合したことを特徴としている。
[作用] 以上のような構成を有する本考案においては、
弾性支持部の先端部を係合部に係合することによ
り、押ボタンをパネルに容易に固定できる。ま
た、押ボタンの取外しや交換作業も容易である。
さらに、ネジなどの別部品を要することがないた
め、部品点数が少なく、構成が簡略である。
一方、パネルに固定した押ボタンを押圧する
と、弾性支持部の変形を介して押ボタンが背面に
移動するが、この場合、一対の弾性支持部の支点
の位置が異なるため、一対の弾性支持部は必ず異
なる応力を受ける。この結果、一対の弾性支持部
は、応力が零となる方向へボタンを戻すように作
用し、従つて、押ボタンを初期の状態に確実に復
帰させる。
[実施例] 以下に、本考案による押ボタン装置の一実施例
を第1図乃至第3図を参照して具体的に説明す
る。
第1図に示すように、押ボタン1のボタン部2
の上部には、一対のヒンジ部(弾性支持部)3,
4が上に向かつて延設されている。ここで、第1
のヒンジ部3の長さaと第2のヒンジ部4の長さ
bは、a<bの関係となるように設定されてい
る。また、ヒンジ部3,4の先端部には、内側に
向かつて固定突起5が設けられている。
第2図に示すように、エスカツシヨン(パネ
ル)6には、押ボタン1に対応するボタン孔7が
設けられている。エスカツシヨン(パネル)6の
背面におけるボタン孔7の上には、ヒンジ部3,
4の固定突起5に対応する位置に、一対の突起挿
入孔(係合部)8が設けられ、この一対の突起挿
入孔8に前記一対のヒンジ部3,4の固定突起5
が係合されるようになつている。
以上のような構成を有する本実施例の作用は次
の通りである。
即ち、押ボタン1をエスカツシヨン6へ取付け
る際には、ヒンジ部3,4の固定突起5をエスカ
ツシヨン6の相対する位置の突起挿入孔8に嵌合
させるという容易な作業だけで押ボタン1をエス
カツシヨン6に固定できる。また、エスカツシヨ
ンに固定した押ボタン1を取外す際には、両側の
ヒンジ部3,4を押広げるようにしてそれぞれの
固定突起5を突起挿入孔8から引き抜くことによ
り容易に押ボタン1を取外せる。従つて、押ボタ
ンの交換作業も容易である。また、従来技術のよ
うに、ネジなどの別部品を要することがないた
め、部品点数が少なく、構成が簡略である。
そして、エスカツシヨン6に固定した押ボタン
1を押圧した際には、2個のヒンジ部3,4の変
形によつてボタン部2が後方に移動する。この場
合、第3図に示すように、各ヒンジ部3,4の長
さが異なり、各ヒンジ部3,4の支点A,Bの位
置が異なるため、各ヒンジ部3,4が変形によつ
て受ける応力は異なる。この異なる応力が、それ
ぞれ零となる方向へボタン部2を戻そうと作用す
るため、押ボタン1の押圧力を解けば、押ボタン
は初期の状態に必ず復帰し、動作安定性に優れて
いる。この場合、取付時に押ボタン1を曲がつた
状態で取付けてしまつた場合でも、同様に押ボタ
ン1が所定の状態に復帰するため、エスカツシヨ
ン6側の突起挿入孔8の位置が正確である限り、
押ボタン1の固定突起5を突起挿入孔8に差込む
だけで押ボタン1の取付けと位置決めとを同時に
行える。従つて、寸法精度の高さはさほど要求さ
れず、その分だけ製造が容易であるという利点も
ある。
さらに、従来技術においては、押ボタンに加わ
る押圧力の方向とネジなどによる取付方向とが同
一であることから、押ボタンの押圧操作により、
ネジの緩みや、取付部の劣化などを生じ易く、取
付信頼性に問題があつたが、本実施例において
は、押ボタン1に加わる押圧力の方向と押ボタン
1の取付部の取付方向とが異なり、押ボタン1を
押圧しても、この押圧力が固定突起5を引き抜く
力とはならないため、取付信頼性に優れている。
なお、本考案は、前記実施例に限定されるもの
ではなく、第4図に示すように、ヒンジ部3,4
側に突起挿入孔8を設け、ここにエスカツシヨン
6に設けた固定突起5を挿入する構成も可能であ
る。
また、孔と突起を使用して軸方向に挿入、係合
する構成に限らず、第5図に示すように、押ボタ
ン1またはエスカツシヨン6のいずれか一方の部
材に、弾性を有する溝部9を設け、この溝部9の
側面から、他方の部材に設けた軸部(図示せず)
を嵌込む構成も可能である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案においては、一対
の弾性支持部の長さに差を持たせ、その先端部を
パネル側の係合部に係合することにより、従来よ
りも取付け、交換作業が容易であり、高い寸法精
度を要求されることもなく、しかも取付信頼性及
び動作安定性に優れた、簡略な構成の押ボタン装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の押ボタン装置の一
実施例を示す図で、第1図は押ボタンを前方から
見た斜視図、第2図はエスカツシヨンと押ボタン
とを後方から見た分解斜視図、第3図は押ボタン
の側面図、第4図及び第5図は本考案の異なる実
施例を示す斜視図、第6図は従来の押ボタンを示
す斜視図である。 1……押ボタン、2……ボタン部、3,4……
ヒンジ部、5……固定突起、6……エスカツシヨ
ン、7……ボタン孔、8……突起挿入孔、9……
溝部。11……ボタン部、12……ヒンジ部、1
3……ベース部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パネルの背面に押ボタンを取付ける押ボタン装
    置において、 前記押ボタンには、同一方向に相異なる長さの
    一対の弾性支持部を延設し、前記パネルの背面に
    は、押ボタンの弾性支持部の先端部に対応する位
    置に一対の係合部を設け、この一対の係合部に前
    記一対の弾性支持部の先端部を係合したことを特
    徴とする押ボタン装置。
JP10694688U 1988-08-15 1988-08-15 Expired - Lifetime JPH0548342Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10694688U JPH0548342Y2 (ja) 1988-08-15 1988-08-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10694688U JPH0548342Y2 (ja) 1988-08-15 1988-08-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0229138U JPH0229138U (ja) 1990-02-26
JPH0548342Y2 true JPH0548342Y2 (ja) 1993-12-24

Family

ID=31340909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10694688U Expired - Lifetime JPH0548342Y2 (ja) 1988-08-15 1988-08-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0548342Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2836806B2 (ja) * 1994-06-07 1998-12-14 住友建設株式会社 合成床板用プレストレストコンクリート板
JP4508734B2 (ja) * 2004-06-15 2010-07-21 株式会社オートネットワーク技術研究所 操作ボタン装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0229138U (ja) 1990-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3386241B2 (ja) クリップ
JPH0548342Y2 (ja)
JP3269017B2 (ja) 錨脚クリップ
JPH0625985Y2 (ja) 電気器具取付装置
JPH0329974Y2 (ja)
JP3370312B2 (ja) スナップ
JP2003276398A (ja) クリップ付筆記具用筒体
JPH0431615Y2 (ja)
JP7437471B1 (ja) 回動つまみの回動軸への取り付け機構
JPH038396A (ja) 操作パネル取付装置
JPS5916674Y2 (ja) 自動車用シガレツトライタ−の取付構造
JP3765344B2 (ja) 継手装置
JP3479501B2 (ja) 遊技機用の割ピン
JPS605466Y2 (ja) 押釦装置
JPH0451510Y2 (ja)
JPS585267Y2 (ja) 掛時計の文字板の保護板
JPH0541467Y2 (ja)
JP2894412B2 (ja) 開閉器
JP3514280B2 (ja) 外装化粧材の取付構造
JPS5855778Y2 (ja) ケ−スのブラケツト固定機構
JP3303334B2 (ja) クリップ装置
JPH0612585Y2 (ja) スイッチ
JP2581835Y2 (ja) 回転支持装置
JP2571457Y2 (ja) 扉体への面材の取り付け構造
JPS5998415A (ja) ノブ及びノブガイドの装着方法