JP2574432Y2 - 接点部材の取付構造 - Google Patents

接点部材の取付構造

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JP2574432Y2
JP2574432Y2 JP1992084795U JP8479592U JP2574432Y2 JP 2574432 Y2 JP2574432 Y2 JP 2574432Y2 JP 1992084795 U JP1992084795 U JP 1992084795U JP 8479592 U JP8479592 U JP 8479592U JP 2574432 Y2 JP2574432 Y2 JP 2574432Y2
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隆雄 扇本
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、板ばね製の接点部材を
取付ベースに取り付けるところの、接点部材の取付構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車における自動変速機用ニュ
ートラルスタートスイッチは、固定接点を備えたステー
タに対し、可動接点を備えたロータを回動可能に設け、
シフトレバーを回動操作することに応じてロータが回動
し、これに伴い可動接点が固定接点に対して摺動して接
離することにより、シフトレバーの位置を検出する構成
となっている。
【0003】この種ニュートラルスタートスイッチにお
けるロータの従来構成を図6ないし図8に示す。このも
のにおいては、ロータ1の取付ベース2に、可動接点を
構成する板ばね製の接点部材3を取り付けるようにして
いる。
【0004】具体的には、取付ベース2に形成された接
点取付部4の両側部を取付面4aとし、これら各取付面
4aに断面がD字状をなす嵌合凸部5を突設すると共
に、各嵌合凸部5の先端部に、内面が取付面4aと所定
の隙間g(図8参照)を存して対向する抜け止め部6を
形成している。また、接点取付部4の中央部には、短円
柱状の凸部7を形成している。
【0005】これに対して接点部材3は、両側の基端部
3aに嵌合溝8を形成していると共に、先端部にばね性
を有する4個の接点部9を形成し、さらに両側の基端部
3aを連結する連結部10に嵌合孔10aを形成してい
る。
【0006】而して、接点部材3は、両側の嵌合溝8を
取付ベース2の各嵌合凸部5に嵌合させると共に、連結
部10の嵌合孔10aを凸部7に嵌合させることによ
り、取付ベース2に取り付けられる。このとき、接点部
材3における各嵌合溝8の端部には一対の抜け止め用突
部8a,8aが形成されていて、この抜け止め用凸部8
a,8aが嵌合凸部5に係合することにより、接点部材
3を嵌合凸部5に抜け止め状態に取り付けるようにして
いる。
【0007】そして、使用状態では、ロータ1が、図示
しないステータの固定接点に対して接点部材3の接点部
9が圧接するように配置され、そのロータ1の回動に伴
い接点部9が固定接点に対して摺動して接離するように
なされる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
ものでは、取付ベース2の接点取付部4における取付面
4aと抜け止め部6との間に隙間gを形成している。こ
の隙間gは、成形用金型の強度都合上、0.5mmに設
定しており、0.5mmより小さくすることは困難であ
るという事情がある。これに対して、板ばね製の接点部
材3の板厚tは0.15mmであり、基端部3aを隙間
gに挿入した状態でがたつきが生じてしまうという事情
がある。
【0009】このため、接点部9をステータの固定接点
に圧接させた使用状態では、図8に二点鎖線で示すよう
に接点部材3の基端部3aががたついてしまい、支点が
固定されず、所定の接点圧力が得られなくなってしまう
という不具合があった。
【0010】これに対処するために、例えば抜け止め部
6を熱により潰して、いわゆる熱かしめするようにして
いた。しかしながら、これではその分工程が増えて組立
てが面倒になり、また、かしめ不良が生ずることもあっ
た。
【0011】そこで、本考案の目的は、組立てが容易
で、しかも接点部材をがたつきなく取り付けることがで
き、ひいては所定の接点圧力を得ることができる接点部
材の取付構造を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案の接点部材の取付
構造は、取付面に嵌合凸部を有すると共に、この嵌合凸
部の側方に前記取付面とこれと対向する対向壁とで形成
される係合溝を有した取付ベースと、基端部に嵌合溝を
有すると共にこの嵌合溝の側方に折曲形成された係合部
を有し、先端部に対応する接点に圧接される接点部を有
した板ばね製の接点部材とを具備し、前記接点部材を、
前記嵌合溝を前記嵌合凸部に嵌合させると共に、前記係
合部を前記係合溝に挿入して前記取付面及び対向壁にそ
れぞれ係合させることにより前記取付ベースに取り付け
る構成としたところに特徴を有する。
【0013】
【作用】上記した手段によれば、接点部材の基端部の嵌
合溝を取付ベースの嵌合凸部に嵌合させると共に、接点
部材の基端部に折曲形成した係合部を、取付ベースに形
成した係合溝に挿入して、係合溝を構成する取付面及び
対向壁にそれぞれ係合させる構成としたことにより、接
点部材を取付ベースにがたつきなく取り付けることがで
きる。この場合、嵌合溝を嵌合凸部に嵌合させると共
に、係合部を係合溝に挿入するだけで良いから、組立て
も容易である。
【0014】
【実施例】以下、本考案を、自動変速機用ニュートラル
スタートスイッチのロータに適用した一実施例につき図
1ないし図5を参照して説明する。まず図2において、
ロータ11における取付ベース12には、一端部にロー
タ11の回動支点となる取付孔13が形成され、他端部
に接点取付部14が一体成形されている。
【0015】接点取付部14の両側部には、図1に示す
ように、取付面15が形成されている。この取付面15
には断面がD字状をなす嵌合凸部16(図4参照)が側
方に向けて突設されており、各嵌合凸部16の先端部に
は、内面が取付面15と対向する対向壁17が一体に形
成されていて、この対向壁17と取付面15との間を係
合溝18としている。対向壁17の両端部は接点取付部
14と連なっている。また、接点取付部14の図1中上
面の中央部には、凸部19が形成されている。なお、上
記係合溝18の幅寸法G(図3参照)は、例えば1.5
mmに設定している。
【0016】これに対して、板ばね製の接点部材20
は、両側の基端部20aに嵌合溝21を形成していると
共に、各嵌合溝21の両側にU字状をなしてばね性を有
する係合部22を折曲形成しており、また、先端部にば
ね性を有する4個の接点部23を形成し、さらに両側の
基端部20aを連結する連結部24の中央部に嵌合孔2
5を形成している。
【0017】また、各嵌合溝21の端部には、一対の抜
け止め用凸部21a,21aを形成している。接点部材
20は、従来の接点部材と同様に、板厚t(図3参照)
が0.15mmのものを使用している。
【0018】而して、斯様な構成の接点部材20は、両
側の嵌合溝21を取付ベース12の各嵌合凸部16に嵌
合させると共に、各係合部22を係合溝18に挿入し、
さらに連結部24の嵌合孔25を凸部19に嵌合させる
ことにより、取付ベース12に取り付けられる。
【0019】このとき、各嵌合溝21が嵌合凸部16に
嵌合した状態では、図4に示すように一対の抜け止め用
凸部21a,21aが嵌合凸部16に係合することによ
り、接点部材20は嵌合凸部16に抜け止め状態に取り
付けられる。また、各係合部22が係合溝18に挿入さ
れた状態では、図3に示すように係合部20が取付面1
5と対向壁17との双方に係合するから、接点部材20
の基端部20aは取付ベース12にがたつきなく取り付
けられる。
【0020】そして、使用状態では、ロータ11が、図
5に示すステータ26の固定接点27,27に対して接
点部材20の接点部23が圧接するように配置され、そ
のロータ11の回動に伴い接点部23が固定接点27に
対して摺動して接離するようになされる。
【0021】上記した実施例によれば、接点部材20の
基端部20aの嵌合溝21を取付ベース12の嵌合凸部
16に嵌合させると共に、接点部材20の基端部20a
に折曲形成した係合部22を、取付ベース12に形成し
た係合溝18に挿入して、係合溝18を構成する取付面
15及び対向壁17にそれぞれ係合させる構成としたこ
とにより、接点部材20を取付ベース12にがたつきな
く取り付けることができる。この場合、嵌合溝21を嵌
合凸部16に嵌合させると共に、係合部22を係合溝1
8に挿入するだけで良いから、熱かしめする場合に比べ
て、組立ても容易で、しかも確実である。
【0022】さらに、係合部22が係合溝18を構成す
る取付面15及び対向壁17にそれぞれ係合しているか
ら、接点部23をステータ26の固定接点27に圧接さ
せた使用状態で接点部材20の基端部20aががたつく
ことを確実に防止することができる。よって、所定の接
点圧力を得ることができ、また、切換え精度も安定させ
ることができる。
【0023】しかもこの場合、係合溝18の幅寸法Gを
大きく設定することができるから、その係合溝18を形
成するための成形用金型の強度をアップさせることがで
きる利点もある。
【0024】なお、係合部22は、必ずしもばね性を有
する形状に形成する必要はなく、取付面15と対向壁1
7との双方に係合する形状であれば、例えばコの字形、
或いはL字形としても良い。また、本考案は、上述した
自動変速機用ニュートラルスタートスイッチのロータ以
外の接点部材の取付構造にも適用できることは勿論であ
る。
【0025】
【考案の効果】以上の説明にて明らかなように、本考案
によれば、接点部材の基端部の嵌合溝を取付ベースの嵌
合凸部に嵌合させると共に、接点部材の基端部に折曲形
成した係合部を、取付ベースに形成した係合溝に挿入し
て、係合溝を構成する取付面及び対向壁にそれぞれ係合
させる構成としたことにより、組立てが容易で、しかも
接点部材をがたつきなく取り付けることができ、ひいて
は所定の接点圧力を得ることができるという、優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図
【図2】組み付け状態のロータの平面図
【図3】図2中X−X線に沿う拡大断面図
【図4】図2中Y−Y線に沿う拡大断面図
【図5】ステータの平面図
【図6】従来構成を示す図1相当図
【図7】図2相当図
【図8】図7中イ−イ線に沿う拡大断面図
【符号の説明】
12は取付ベース、15は取付面、16は嵌合凸部、1
7は対向壁、18は係合溝、20は接点部材、20aは
基端部、21は嵌合溝、22は係合部、23は接点部、
27は固定接点(接点)である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付面に嵌合凸部を有すると共に、この
    嵌合凸部の側方に前記取付面とこれと対向する対向壁と
    で形成される係合溝を有した取付ベースと、基端部に嵌
    合溝を有すると共にこの嵌合溝の側方に折曲形成された
    係合部を有し、先端部に対応する接点に圧接される接点
    部を有した板ばね製の接点部材とを具備し、 前記接点部材は、前記嵌合溝を前記嵌合凸部に嵌合させ
    ると共に、前記係合部を前記係合溝に挿入して前記取付
    面及び対向壁にそれぞれ係合させることにより前記取付
    ベースに取り付けられることを特徴とする接点部材の取
    付構造。
JP1992084795U 1992-12-09 1992-12-09 接点部材の取付構造 Expired - Lifetime JP2574432Y2 (ja)

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JPH0650182U JPH0650182U (ja) 1994-07-08
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