JPH0650182U - 接点部材の取付構造 - Google Patents

接点部材の取付構造

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JPH0650182U
JPH0650182U JP8479592U JP8479592U JPH0650182U JP H0650182 U JPH0650182 U JP H0650182U JP 8479592 U JP8479592 U JP 8479592U JP 8479592 U JP8479592 U JP 8479592U JP H0650182 U JPH0650182 U JP H0650182U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立てが容易で、しかも接点部材をがたつき
なく取り付けることができ、ひいては所定の接点圧力を
得ることができる接点部材の取付構造を提供する。 【構成】 取付ベース12の取付面15に嵌合凸部16
を設け、嵌合凸部16の側方に係合溝18を形成する。
板ばね製の接点部材20の基端部20aには、嵌合溝2
1の両側にU字状をなす係合部22を折曲形成する。接
点部材20は、嵌合溝21を嵌合凸部16に嵌合させる
と共に、係合部22を係合溝18に挿入して、係合部2
2が、係合溝18を構成する取付面15及び対向壁17
にそれぞれ係合する構成としている。これにより、接点
部材20を取付ベース12にがたつきなく取り付けるこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、板ばね製の接点部材を取付ベースに取り付けるところの、接点部材 の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車における自動変速機用ニュートラルスタートスイッチは、固定接 点を備えたステータに対し、可動接点を備えたロータを回動可能に設け、シフト レバーを回動操作することに応じてロータが回動し、これに伴い可動接点が固定 接点に対して摺動して接離することにより、シフトレバーの位置を検出する構成 となっている。
【0003】 この種ニュートラルスタートスイッチにおけるロータの従来構成を図6ないし 図8に示す。このものにおいては、ロータ1の取付ベース2に、可動接点を構成 する板ばね製の接点部材3を取り付けるようにしている。
【0004】 具体的には、取付ベース2に形成された接点取付部4の両側部を取付面4aと し、これら各取付面4aに断面がD字状をなす嵌合凸部5を突設すると共に、各 嵌合凸部5の先端部に、内面が取付面4aと所定の隙間g(図8参照)を存して 対向する抜け止め部6を形成している。また、接点取付部4の中央部には、短円 柱状の凸部7を形成している。
【0005】 これに対して接点部材3は、両側の基端部3aに嵌合溝8を形成していると共 に、先端部にばね性を有する4個の接点部9を形成し、さらに両側の基端部3a を連結する連結部10に嵌合孔10aを形成している。
【0006】 而して、接点部材3は、両側の嵌合溝8を取付ベース2の各嵌合凸部5に嵌合 させると共に、連結部10の嵌合孔10aを凸部7に嵌合させることにより、取 付ベース2に取り付けられる。このとき、接点部材3における各嵌合溝8の端部 には一対の抜け止め用突部8a,8aが形成されていて、この抜け止め用凸部8 a,8aが嵌合凸部5に係合することにより、接点部材3を嵌合凸部5に抜け止 め状態に取り付けるようにしている。
【0007】 そして、使用状態では、ロータ1が、図示しないステータの固定接点に対して 接点部材3の接点部9が圧接するように配置され、そのロータ1の回動に伴い接 点部9が固定接点に対して摺動して接離するようになされる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記構成のものでは、取付ベース2の接点取付部4における取付面 4aと抜け止め部6との間に隙間gを形成している。この隙間gは、成形用金型 の強度都合上、0.5mmに設定しており、0.5mmより小さくすることは困 難であるという事情がある。これに対して、板ばね製の接点部材3の板厚tは0 .15mmであり、基端部3aを隙間gに挿入した状態でがたつきが生じてしま うという事情がある。
【0009】 このため、接点部9をステータの固定接点に圧接させた使用状態では、図8に 二点鎖線で示すように接点部材3の基端部3aががたついてしまい、支点が固定 されず、所定の接点圧力が得られなくなってしまうという不具合があった。
【0010】 これに対処するために、例えば抜け止め部6を熱により潰して、いわゆる熱か しめするようにしていた。しかしながら、これではその分工程が増えて組立てが 面倒になり、また、かしめ不良が生ずることもあった。
【0011】 そこで、本考案の目的は、組立てが容易で、しかも接点部材をがたつきなく取 り付けることができ、ひいては所定の接点圧力を得ることができる接点部材の取 付構造を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案の接点部材の取付構造は、取付面に嵌合凸部を有すると共に、この嵌合 凸部の側方に前記取付面とこれと対向する対向壁とで形成される係合溝を有した 取付ベースと、基端部に嵌合溝を有すると共にこの嵌合溝の側方に折曲形成され た係合部を有し、先端部に対応する接点に圧接される接点部を有した板ばね製の 接点部材とを具備し、前記接点部材を、前記嵌合溝を前記嵌合凸部に嵌合させる と共に、前記係合部を前記係合溝に挿入して前記取付面及び対向壁にそれぞれ係 合させることにより前記取付ベースに取り付ける構成としたところに特徴を有す る。
【0013】
【作用】
上記した手段によれば、接点部材の基端部の嵌合溝を取付ベースの嵌合凸部に 嵌合させると共に、接点部材の基端部に折曲形成した係合部を、取付ベースに形 成した係合溝に挿入して、係合溝を構成する取付面及び対向壁にそれぞれ係合さ せる構成としたことにより、接点部材を取付ベースにがたつきなく取り付けるこ とができる。この場合、嵌合溝を嵌合凸部に嵌合させると共に、係合部を係合溝 に挿入するだけで良いから、組立ても容易である。
【0014】
【実施例】
以下、本考案を、自動変速機用ニュートラルスタートスイッチのロータに適用 した一実施例につき図1ないし図5を参照して説明する。まず図2において、ロ ータ11における取付ベース12には、一端部にロータ11の回動支点となる取 付孔13が形成され、他端部に接点取付部14が一体成形されている。
【0015】 接点取付部14の両側部には、図1に示すように、取付面15が形成されてい る。この取付面15には断面がD字状をなす嵌合凸部16(図4参照)が側方に 向けて突設されており、各嵌合凸部16の先端部には、内面が取付面15と対向 する対向壁17が一体に形成されていて、この対向壁17と取付面15との間を 係合溝18としている。対向壁17の両端部は接点取付部14と連なっている。 また、接点取付部14の図1中上面の中央部には、凸部19が形成されている。 なお、上記係合溝18の幅寸法G(図3参照)は、例えば1.5mmに設定して いる。
【0016】 これに対して、板ばね製の接点部材20は、両側の基端部20aに嵌合溝21 を形成していると共に、各嵌合溝21の両側にU字状をなしてばね性を有する係 合部22を折曲形成しており、また、先端部にばね性を有する4個の接点部23 を形成し、さらに両側の基端部20aを連結する連結部24の中央部に嵌合孔2 5を形成している。
【0017】 また、各嵌合溝21の端部には、一対の抜け止め用凸部21a,21aを形成 している。接点部材20は、従来の接点部材と同様に、板厚t(図3参照)が0 .15mmのものを使用している。
【0018】 而して、斯様な構成の接点部材20は、両側の嵌合溝21を取付ベース12の 各嵌合凸部16に嵌合させると共に、各係合部22を係合溝18に挿入し、さら に連結部24の嵌合孔25を凸部19に嵌合させることにより、取付ベース12 に取り付けられる。
【0019】 このとき、各嵌合溝21が嵌合凸部16に嵌合した状態では、図4に示すよう に一対の抜け止め用凸部21a,21aが嵌合凸部16に係合することにより、 接点部材20は嵌合凸部16に抜け止め状態に取り付けられる。また、各係合部 22が係合溝18に挿入された状態では、図3に示すように係合部20が取付面 15と対向壁17との双方に係合するから、接点部材20の基端部20aは取付 ベース12にがたつきなく取り付けられる。
【0020】 そして、使用状態では、ロータ11が、図5に示すステータ26の固定接点2 7,27に対して接点部材20の接点部23が圧接するように配置され、そのロ ータ11の回動に伴い接点部23が固定接点27に対して摺動して接離するよう になされる。
【0021】 上記した実施例によれば、接点部材20の基端部20aの嵌合溝21を取付ベ ース12の嵌合凸部16に嵌合させると共に、接点部材20の基端部20aに折 曲形成した係合部22を、取付ベース12に形成した係合溝18に挿入して、係 合溝18を構成する取付面15及び対向壁17にそれぞれ係合させる構成とした ことにより、接点部材20を取付ベース12にがたつきなく取り付けることがで きる。この場合、嵌合溝21を嵌合凸部16に嵌合させると共に、係合部22を 係合溝18に挿入するだけで良いから、熱かしめする場合に比べて、組立ても容 易で、しかも確実である。
【0022】 さらに、係合部22が係合溝18を構成する取付面15及び対向壁17にそれ ぞれ係合しているから、接点部23をステータ26の固定接点27に圧接させた 使用状態で接点部材20の基端部20aががたつくことを確実に防止することが できる。よって、所定の接点圧力を得ることができ、また、切換え精度も安定さ せることができる。
【0023】 しかもこの場合、係合溝18の幅寸法Gを大きく設定することができるから、 その係合溝18を形成するための成形用金型の強度をアップさせることができる 利点もある。
【0024】 なお、係合部22は、必ずしもばね性を有する形状に形成する必要はなく、取 付面15と対向壁17との双方に係合する形状であれば、例えばコの字形、或い はL字形としても良い。また、本考案は、上述した自動変速機用ニュートラルス タートスイッチのロータ以外の接点部材の取付構造にも適用できることは勿論で ある。
【0025】
【考案の効果】
以上の説明にて明らかなように、本考案によれば、接点部材の基端部の嵌合溝 を取付ベースの嵌合凸部に嵌合させると共に、接点部材の基端部に折曲形成した 係合部を、取付ベースに形成した係合溝に挿入して、係合溝を構成する取付面及 び対向壁にそれぞれ係合させる構成としたことにより、組立てが容易で、しかも 接点部材をがたつきなく取り付けることができ、ひいては所定の接点圧力を得る ことができるという、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図
【図2】組み付け状態のロータの平面図
【図3】図2中X−X線に沿う拡大断面図
【図4】図2中Y−Y線に沿う拡大断面図
【図5】ステータの平面図
【図6】従来構成を示す図1相当図
【図7】図2相当図
【図8】図7中イ−イ線に沿う拡大断面図
【符号の説明】
12は取付ベース、15は取付面、16は嵌合凸部、1
7は対向壁、18は係合溝、20は接点部材、20aは
基端部、21は嵌合溝、22は係合部、23は接点部、
27は固定接点(接点)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付面に嵌合凸部を有すると共に、この
    嵌合凸部の側方に前記取付面とこれと対向する対向壁と
    で形成される係合溝を有した取付ベースと、基端部に嵌
    合溝を有すると共にこの嵌合溝の側方に折曲形成された
    係合部を有し、先端部に対応する接点に圧接される接点
    部を有した板ばね製の接点部材とを具備し、 前記接点部材は、前記嵌合溝を前記嵌合凸部に嵌合させ
    ると共に、前記係合部を前記係合溝に挿入して前記取付
    面及び対向壁にそれぞれ係合させることにより前記取付
    ベースに取り付けられることを特徴とする接点部材の取
    付構造。
JP1992084795U 1992-12-09 1992-12-09 接点部材の取付構造 Expired - Lifetime JP2574432Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009144899A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Hyundai Motor Co Ltd シフトレバーセットを備えた自動車

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JP2009144899A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Hyundai Motor Co Ltd シフトレバーセットを備えた自動車

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JP2574432Y2 (ja) 1998-06-11

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