JPH0711501Y2 - プラスチック筐体 - Google Patents

プラスチック筐体

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JPH0711501Y2
JPH0711501Y2 JP1989085692U JP8569289U JPH0711501Y2 JP H0711501 Y2 JPH0711501 Y2 JP H0711501Y2 JP 1989085692 U JP1989085692 U JP 1989085692U JP 8569289 U JP8569289 U JP 8569289U JP H0711501 Y2 JPH0711501 Y2 JP H0711501Y2
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JP
Japan
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housing
recess
fitted
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lower case
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敬三 猪崎
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は一対の筐体部を嵌合させて形成されるプラスチ
ック筐体に関する。
(従来の技術) モデム等の卓上形電子機器では、ねじを使用せずに一対
の筐体部を嵌合させるだけで形成されるプラスチック筐
体を使用する場合がある。第5図乃至第8図にこの種の
従来のプラスチック筐体を示す。
筐体1は、開口部を有するプラスチック製の上下のケー
ス(筐体部)2,3を嵌合させて形成される。
上ケース2は、前面板4の内壁面側であって開口部側付
近に凹部5が形成され、両側面板6,6の内壁面側には、
互いに外方へ向けてつめ部7が設けられている。また、
上ケース2の開口部側の周縁部8は、第7図に示す如
く、外壁面側が切り欠かれて段状になっている。一方、
下ケース3には、前面板9側に凹部5と嵌合する突起10
が設けられており、両側面板11,11の内壁面にはつめ部
7と係合する凹部12が形成されている。また、下ケース
3の開口部側の周縁部14は、内壁面側が切り欠かれて段
状になっており、かつ第6図及び第7図に示す如く、両
側面板11,11の内壁面側には、周縁部14と対向するリブ1
5が設けられている。
筐体1の組立ては、第5図に示す如く、下ケース3の突
起10を上ケース2の凹部5に嵌合し、突起10を回転中心
として上ケース2を下ケース3側へ回転する。そして、
第7図に示す如く、上ケース2の周縁部8を下ケース3
の周縁部14とリブ15の間に嵌め込むとともに、第8図に
示す如く、つめ部7を凹部12に係合させて完了する。こ
の場合に、上ケース2の下ケース3からの離脱は凹部12
と係合するつめ部7で阻止される。また、周縁部14の下
ケース3内への落ち込みはリブ15で阻止される。
この従来のプラスチック筐体1によると、周縁部14とリ
ブ15との間に周縁部8を嵌合させる必要上、周縁部14、
リブ15と周縁部8との間にはクリアランスを必要とす
る。そのため、上下のケース2,3を組立てると、周縁部1
4、リブ15と周縁部8との間に隙間S1,S2が生じ、この
隙間S1,S2の影響で上ケース2が下ケース3に対して水
平方向にがたつくという不具合が生じていた。同様に、
つめ部7と凹部12との間にもクリアランスを必要とする
ため、両者7,12に生ずる隙間S3の影響で上ケース2は下
ケース3に対して鉛直方向についてもがたつきが生じて
いた。特に、上、下のケースの製造誤差や経年変化によ
り必要以上に隙間が形成されると、これら上下左右のが
たつきの影響で、筐体1を手に持った瞬間に、つめ部7
と凹部12との係合状態が外れ、下ケース3が落下する場
合があった。
(考案が解決しようとする課題) 上述の如く、上記プラスチック筐体では、一対の筐体部
を嵌合させるために設けられるクリアランスの影響で筐
体部間にがたつきが生じるという問題点があった。
本考案はこのような従来の欠点に鑑みてなされたもので
あり、一対の筐体部を容易に嵌め合わせることができ、
しかも筐体部間にがたつきが生じることのないプラスチ
ック筐体を提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案では、開口部を有する第1の筐体部とこの第1の
筐体部の前記開口部側の周縁部が嵌め込まれる開口部を
有する第2の筐体部とを具備し、前記第1の筐体部及び
前記第2の筐体部のいずれかのうちの一方には凹部が形
成され他方にはこの凹部と係合し前記第2の筐体部に嵌
め込まれた前記第1の筐体部が前記第2の筐体部への挿
入方向と反対方向へ移動することを阻止するつめ部が設
けられているプラスチック筐体において、前記第2の筐
体部の対向する内壁面の夫々の近傍には前記第2の筐体
部の開口部に嵌め込まれる前記周縁部の端面と当接する
位置にガイド部が設けられ、このガイド部の前記端面と
当接する面は前記端面が前記面に沿って前記挿入方向へ
移動するない従って前記内壁面に近づく状態に傾斜させ
られた構成となっている。
(作用) 本考案では、第1の筐体部の周縁部の端面をガイド部の
面に当接させた状態で第1の筐体部を挿入方向へ押圧す
ると、周縁部の端面はガイド部の面に沿ってスライドし
第2の筐体部の内壁面に近づく方向へ移動する。従っ
て、第2の筐体部の開口部に嵌め込まれる第1の筐体部
の対向する周縁部はガイド部によって互いに離間する方
向へ広げられて第2の筐体部の内壁面に密着する方向へ
移動する。一方、第1の筐体部の弾性により、対向する
周縁部には互いに近づく方向に復元力が作用し、第1の
筐体部は挿入方向と反対の方向へ付勢される。そして、
この付勢力によって、第1の筐体部の挿入方向と反対方
向への移動を阻止するつめ部と凹部の壁面とが密着し、
逆につめ部と凹部の壁面が密着することにより第1の筐
体部の周縁部の端面はガイド部の面に押し付けられた状
態となる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第4図を参照して
詳述する。
第1図はプラスチック筐体の断面図であり、第2図は要
部拡大斜視図である。図中、1Aはプラスチック筐体であ
り、この筐体1Aは開口部を有する上下のケース(筐体
部)2,3を嵌合させて形成される。尚、本例の筐体1Aの
構成は、下ケース3の内壁面に設けられているリブ15A
の形状が従来例のリブ15の形状と異なる点を除き従来の
筐体1と同一の構成となっている。従って、以下の説明
ではリブ15のかわりにリブ15Aを設けたものとして第5
図をも参照して説明する。すなわち、第1図はリブ15の
かわりにリブ15Aが設けられた筐体1Aにおける第5図の
断面図に対応し、第1図の円部A拡大図である第3図は
第5図のB−B線断面図に対応し、第4図は第5図のC
−C線断面図に対応する。
上ケース(第1の筐体部)2は従来例と同様、第5図に
示す如く、前面板4の内壁面側であって開口部側付近に
凹部5が形成され、両側面板6,6の内壁面側には、互い
に外方へ向けてつめ部7が設けられている(第4図)。
また、上ケース2の開口部側の周縁部8は、第3図に示
す如く、外壁面側が切り欠かれて段状になっている。一
方、下ケース(第2の筐体部)3は、前面板9側に凹部
5と嵌合する突起10が設けられており、両側面板11,11
の内壁面にはつめ部7と係合する凹部12が形成されてい
る(第4図)。また、第2図及び第3図に示す如く、下
ケース3の開口部側の周縁部14は、内壁面側が切り欠か
れて段状になっており、両側面板11,11の内壁面にはリ
ブ15A(ガイド部)が設けられている。このリブ15Aの先
端側には、周縁部14の内壁面18と向かい合うようにして
傾斜面19が形成されており、上ケース2側の周縁部8を
下ケース3の開口部に嵌め込むと、周縁部8の端面20は
傾斜面19に当接する構成となっている。
筐体1Aの組立ては、第5図に示す如く、下ケース3の突
起10を上ケース2の凹部5に嵌合し、突起10を回転中心
として上ケース2を下ケース3側へ回転することにより
行われる。このとき、第1図及び第3図に一点鎖線で示
す上ケース2の如く、周縁部8の端面20はリブ15Aの傾
斜面19に当接する。この状態から上ケース2を挿入方向
である矢印a方向へ押圧すると、周縁部8の端面20は、
傾斜面19に沿ってスライドし、矢印a方向へ移動するに
従って内壁面18に近づく矢印b方向へ移動する。そし
て、周縁部8が周縁部14の内壁面18に密着する程度上ケ
ース2が下ケース3に嵌め込まれると下ケース3の凹部
12につめ部7が係合し(第4図)、上ケース2は下ケー
ス3に固定され、筐体1Aの組立ては完了する。
このようにして組み立てられた筐体1Aでは、第1図及び
第3図に実線で示す上ケース2の如く、側面板6,6は傾
斜面19によって互いに離間する矢印b方向へ押し広げら
れている。従って、側面板6,6には矢印b方向とは反対
の方向に復元力が作用し、上ケース2は矢印a方向と反
対の方向へ付勢された状態となる。そして、この付勢力
によって、第4図に示す如く、つめ部7が凹部12の壁面
23に密着し、逆につめ部7と凹部12の壁面23とが密着す
ることにより上ケース2の周縁部8の端面20は傾斜面19
に押し付けられた状態となる。従って、上ケース2は、
水平方向についても鉛直方向についても下ケース3に密
着した状態となり、上下のケース2,3の間にがたつきは
生じなくなる。また、上下のケース2,3が弾性力により
密着させられたことにより、つめ部7と凹部12との係合
状態は堅固となり、上ケース2を持った瞬間につめ部7
と凹部12との係合状態が外れるというような従来の問題
も生じない。尚、本例では、下ケース3の突起10を上ケ
ース2の凹部5に嵌合し、突起10を回転中心として上ケ
ース2を回転させて下ケース3に嵌め込む場合につき説
明したが、突起10と凹部5にかえて、つめ部7と凹部12
の数を増加し、上ケース2を下ケース3に単に嵌め込む
構成としても良い。また上記実施例では上ケースを第1
の筐体部とし、下ケースを第2の筐体部としたがこれに
限定されず上ケースを第2の筐体部、下ケースを第1の
筐体部とした構成によっても上記実施例と同様な作用、
効果を奏する。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のプラスチック筐体に依れ
ば、第1の筐体部の対向する周縁部が第2の筐体部のガ
イド部の傾斜面によって作用する抗力により互いに離間
する方向へ広げられ、これにより生じる第1の筐体部の
復元力によって第1及び第2の筐体部は密着した状態で
嵌合させられている。またガイド部傾斜面からの抗力の
うち第1の筐体部の挿入方向分力により、第1及び第2
の筐体部を固定する凹部及びこの凹部と係合するつめ部
の係合状態は堅固となる。従って、第1及び第2の筐体
部はがたつくことはなく堅固に固定される。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を説明する図であ
り、第1図はプラスチック筐体の断面図、第2図は要部
斜視図、第3図は第1図の円部A拡大図、第4図はつめ
部と凹部との係合状態を示す断面図である。 第5図乃至第8図は従来例を説明する図であり、第5図
はプラスチック筐体の分解斜視図、第6図は下ケースの
部分斜視図、第7図は第5図のB−B線断面図、第8図
は第5図のC−C線断面図である。 1A…プラスチック筐体 2…第1の筐体部(上ケース) 3…第2の筐体部(下ケース) 7…つめ部 8…周縁部 12…凹部 15A…ガイド部 18…(第2の筐体部の)内壁面 19…傾斜面 20…(周縁部の)端面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有する第1の筐体部とこの第1の
    筐体部の前記開口部側の周縁部が嵌め込まれる開口部を
    有する第2の筐体部とを具備し、前記第1の筐体部及び
    前記第2の筐体部のいずれかのうちの一方には凹部が形
    成され他方にはこの凹部と係合し前記第2の筐体部に嵌
    め込まれた前記第1の筐体部が前記第2の筐体部への挿
    入方向と反対方向へ移動することを阻止するつめ部が設
    けられているプラスチック筐体において、前記第2の筐
    体部の対向する内壁面の夫々の近傍には前記第2の筐体
    部の開口部に嵌め込まれる前記周縁部の端面と当接する
    ガイド部が設けられ、このガイド部の前記端面と当接す
    る面は前記端面が前記面に沿って前記挿入方向へ移動す
    るに従って前記内壁面に近づく状態に傾斜させられてい
    ることを特徴とするプラスチック筐体。
JP1989085692U 1989-07-24 1989-07-24 プラスチック筐体 Expired - Fee Related JPH0711501Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5726881B2 (ja) * 1973-09-20 1982-06-07

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