JPH0449797Y2 - - Google Patents

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JPH0449797Y2
JPH0449797Y2 JP7342488U JP7342488U JPH0449797Y2 JP H0449797 Y2 JPH0449797 Y2 JP H0449797Y2 JP 7342488 U JP7342488 U JP 7342488U JP 7342488 U JP7342488 U JP 7342488U JP H0449797 Y2 JPH0449797 Y2 JP H0449797Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、各種電気機器、電子楽器等に用い
られる回動式の押釦装置に関する。
〔従来の技術〕
従来から、プツシユスイツチ等をON,OFF制
御するこの種の回動式押釦装置としては種々提案
されているが、その一例として第6図a,b,c
に示す如く構成されたものが知られている。これ
を同図に基づいて概略説明すると、a図は機器パ
ネル1の表面に押釦取付用孔2を開設すると共
に、この孔2の後方側内面3に左右方向に延在す
る回動支持軸4を一体に突設し、前記押釦取付用
孔2に出没自在に挿入配置される押釦5の前端側
下面にパネル裏面に係合し該押釦5の押釦取付用
孔2からの抜けを防止する抜け防止用係合片6を
一体に垂設し、押釦5の内面にプツシユスイツチ
7を押圧操作するアクチユエータ8を一体に垂設
し、且つ後端側下面に前記回動支持軸4が係合す
る略半円形の回動支軸係合部9を凹設したもので
ある。10は押釦5に復帰習性を付与する圧縮コ
イルばね、11はプリント基板である。b図は押
釦取付用部2′の内面に薄肉形成されたヒンジ部
13を該孔2の中心方向に向けてパネル1と一体
に延設し、このヒンジ部13の先端に押釦5を一
体に設け、且つヒンジ部13を化粧パネル14に
よつて被つたもの、e図は片持支持され自由端部
が押釦取付用孔2の略中央に延在する板ばね15
をパネル1の裏面に設け、この板ばね15の自由
端部に押釦5を配設したものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、第6図a,cに示した従来の押釦装
置においては、別個独立したばね10,15によ
つて押釦5に復帰習性を付与しているため、部品
点数の増加を伴い、また組立工数も増え、製造コ
ストが高くなるという問題があつた。またa図に
示す構成においては押釦5が前方、すなわち回動
支軸係合部9が回動支持軸4から外れる方向に対
してガタ付き易く、押釦5の安定保持が得られな
いという欠点があり、c図構成の場合は板ばね1
5の固定部15aの分だけパネル面方向に余分な
スペースを必要とする。
一方、第6図bの押釦装置はヒンジ部13自体
のばね性により押釦5に復帰習性を付与している
ため、ばねを別個に設ける必要がない反面、化粧
パネル14を必要とし、またc図と同様ヒンジ部
13の分だけパネル面方向に余分なスペースを取
るため、複数個の押釦を近接配置することができ
ず、さらにヒンジ部13の撓みにより押釦5が上
下、左右に揺れるなど、多くの問題があつた。
したがつて、この考案は上述したような従来の
問題点を解決し、簡単で部品点数が少なく、また
パネルに対して容易に且つ高密度に取付けること
が可能な押釦装置を提供することを目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記目的を達成するために、パネル
等に設けられた押釦取付用孔と、この押釦取付用
孔に出没自在に挿入配置される押釦とを備え、前
記押釦取付用孔の内側面に左右一対の回動支持軸
を設け、また前記押釦取付用孔の下面側開口端面
で押釦押圧部側とは反対側の辺の中央部に略V字
状の突起を垂設し、前記押釦の両側面に前記回動
支持軸に係合する左右一対の回動支持係合部を設
け、また前記押釦の押釦押圧部側とは反対側の辺
の下面に、それぞれ下端水平部が内側に向くと共
に弾性を有し、且つ該水平部が前記突起の各斜面
によつて下方に押圧変形される略L字状に形成さ
れた左右一対の弾性係合片を対設し、さらに前記
押釦の下面で押釦押圧部側に前記押釦取付用孔の
下面側開口端面に通常係合することにより押釦を
初期位置に係止すると共に前記押釦取付用孔から
の抜けを防止する係合爪を設けたものである。
〔作用〕
この考案において押釦の係合爪と左右一対の弾
性係合片は回動支軸係合部を挟んで押釦押圧部側
と、これと反対側にそれぞれ設けられ、各弾性係
合片の水平部を突起に下方より当接係合させるこ
とにより、押釦が初期位置に設定本保持されて押
釦の押釦押圧部が押釦取付用孔から突出し、この
状態で係合爪が押釦取付用孔の下面側開口端面に
係合する。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
第1図は、この考案に係る押釦装置の一実施例
を示す一部破断分解斜視図、第2図は、不動作状
態(初期状態)の側断面図、第3図は、動作時の
側断面図、第4図は一部破断背面図である。な
お、図中第6図に示した従来装置と同一構成部
品、部分に対しては同一符号を以て示し、その説
明を省略する。これらの図において、パネル1の
表面適宜箇所には押釦5が出没自在に挿入配置さ
れる押釦取付用孔2を有する枠体部20が一体に
設けられている。枠対部20は、前面板21A、
後面板21Bおよび左右一対の側板21C,21
Dによつて上下に開放する矩形枠状に形成され、
内面には上半部が下半分より薄肉となるよう押釦
係止段部22が全周に亘つて設けられ、また左右
両側板21C、21Dの内側面後方寄りには半円
形をなす左右一対の回動支持軸23A,23B
が、円弧面を上にして一体に突設され、さらに前
記後面板21Bの下端面左右方向中央部にはV字
状の突起24が一体垂設されている。突起24の
左、右両斜面25a,25bはそれぞれ45度傾斜
し、直角に交わつている。
前記押釦5の前端側上面は三角形の突状体が全
幅に亘つて一体に突設され押釦押圧部26を形成
している。また、押釦5の左右両側面27a,2
7bの後端寄りには、下方に開放する半円形凹部
からなり前記各回動支持軸23A,23Bがそれ
ぞれ相対摺動自在に嵌合する一対の回動支軸係合
部28A,28Bが凹設される一方、前端寄りに
は左右一対の係止爪29A,29Bが一体に垂設
されている。係止爪29A,29Bは下端部外側
面に一体に突設された三角形の爪部30をそれぞ
れ有し、これらの爪部30が枠体部20の両側板
21C,21Dの下端面に当接係合することのよ
り、押釦5を初期位置に係止すると共に押釦取付
用孔2からの抜けを防止する。前記押釦5の後端
側下面にはL字状をなす左右一対の弾性係合片3
1,32が前記枠体部20の突起24に対応し垂
設されている。この場合、一対の弾性係合片3
1,32の下端水平部31a,32aは、それぞ
れ内側に向つて延設されることにより自由端が互
いに近接対向し、且つ上下方向に弾性変形自在と
されている。
このような構成からなる押釦5の押釦取付用孔
2への取付けに際しては、押釦5を後下りに傾斜
させえて押釦取付用孔2の内部に上方から挿入し
ていき、回動支持軸23A,23Bと回動支軸係
合部28A,28Bをそれぞれ係合させる。この
時、左右一対の係合爪29A,29Bは、爪部3
0が枠体部20の側板21C,21Dの内面に当
接することで内側にそぞれ弾性変形されている。
その後、押釦押圧部26お押下すると、押釦5が
回動支持軸23A,23Bを中心として第1図時
計方向に回動し、左右一対の弾性係合片31,3
2の下端水平部31a,32aを、枠体部20の
突起24の各斜面25a,25bに下から圧接係
合させると共に左右一対の係合爪29A,29B
を枠体部20の下方に突出させる。すると、係合
爪29A,29Bは外方に弾性復帰し、爪部30
が各側板21C,21Dの下端面に係合すること
で押釦5の押釦取付用孔2からの抜けを防止す
る。第2図はこの状態を示す。この時、押釦5
は、突起24により角度θだけ後下りに傾斜され
ることにより、前端側下面が枠体部20の押釦係
止段部22から浮き上りアクチユエータ8の下面
がプツシユスイツチ7の上面に近接もしくは軽く
接触し、不動作状態を保持する。そして、この不
動作状態より押釦押圧部26を指で押し下げる
と、第3図に示すように押釦5が回動支持軸23
A,23Bを中心として時計方向に所定角度
(θ)回動して前端側下面が押釦係止段部22に
当接してそれ以上の回動を規制され、アクチユエ
ータ8が下降してプツシユスイツチ8を押圧動作
させる。また、押釦5を押下操作すると、該押釦
5の後端部が上昇するため、左右一対の弾性係合
片31,32の下端水平部31a,32aは突起
24の各斜面25a,25bにより一層強く圧接
され、下方への弾性変形量が増大する。そして、
押釦5から押下力が取除かれると、前記各下端水
平部31a,32aは弾発力により押釦5を第3
図反時計方向に回動させ、第2図に示す不動作状
態に復帰させる。
かくしてこのような構成からなる押釦装置にお
いては押釦5に復帰習性を付与する一対の弾性係
合片31,32を該押釦5に一体に設けているの
で、従来装置、特に第6図a,bに示したものと
異なりばねを組込む必要がなく、部品点数および
組立工数を削減できるという利点を有する。ま
た、一対の弾性係合片31,32の下端水平部3
1a,32aをV字状の突起24の各斜面25
a,25bに圧接した構成においては、下端水平
部31a,32aが湾曲するため局所的歪を分散
させることができ、また、突起24の斜面25
a,25bは押釦5を押釦取付用孔2の中央に位
置決めする位置決め機能を有し、左右方向の位置
ずれ、ガタ付きを効果的に防止する。加えて、こ
の実施例は一対の弾性係合片31,32を押釦5
の後端側下面に設けているので、パネル面方向に
余分なスペースを確保する必要がなく、複数個の
押釦を前後方向に近接して配置することが可能で
ある。
第5図は2つの押釦5A,5Bを前後方向に長
い1つの枠体40内に前後に近接して挿入配置し
た例を示すもので、枠体40はパネルと別個独立
に形成され、複数個の係合片41によりパネルに
開設された枠体取付用孔に着脱可能に嵌合固定さ
れる。この場合、上記実施例と同様、枠体40が
パネルと一体に形成してもよいことは勿論であ
る。
前記枠体40の内部には左右両側板42a,4
2bの中央部を連結する連結棒43が一体に設け
られ、この連結棒43と後面板44の下面中央部
にV字状の突起45,46が前記各押釦5A,5
Bの弾性係合片(図示せず)に対応してそれぞれ
突設され、また各側板42a,42bの内側面前
後方向中央部および後端部には左右一対の回動支
持軸47,48が、各押釦5A,5Bの回動支軸
係合部28にそれぞれ対応して突設されている。
その他の構成は上記実施例と略同様である。
このような構成においては上述したとおりパネ
ル面方向に余分なスペースが不要で、高密度配置
が可能である。
なお、上記実施例は押釦5に左右一対の係合爪
29A,29Bを設けた場合について説明した
が、この考案はこれに限らず1つでもよく、その
場合は押釦5の前端側下面幅方向中央部に設けら
れることが望ましい。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案に係る押釦装置
は、押釦取付用孔の下端側開口端面にV字状の突
起を設け、押釦の下面に対設され下端水平部が前
記突起の各斜面に下方から圧接される左右一対の
弾性係合片により押釦に復帰方向の回動習性を付
与するように構成したので、コイルばね、板ばね
等の付勢手段を押釦とは別個に設ける必要がな
く、部品点数および組立工数を削減でき、生産性
の向上と低廉化を可能にする。また、突起はその
両斜面により各弾性係合片の下端水平部を下方に
押圧しているため、押釦操作時に下端水平部が斜
面に沿つて一層大きく湾曲することで歪の分散を
はかり、該水平部の耐久性を向上させ、しかも押
釦の左右方向の位置決め機能を有し、ガタ付きを
防止する。さらに、押釦の取付けに際しては上方
からパネルの押釦取付用孔に嵌め込み、前記弾性
係合片を前記突起に係合させると共に押釦の回動
支軸係合部をパネルの回動支持軸に係合させ、か
つ係合爪を前記押釦取付用孔の下方に突出させる
だけでよいので、ワンタツチで取付けることがで
き、組立作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る押釦装置の一実施例を
示す一部破断分解斜視図、第2図は不動作状態の
側断面図、第3図は動作時の側断面図、第4図は
一部破断背面図、第5図はこの考案の他の実施例
を示す分解斜視図、第6図a,b,cはそれぞれ
押釦装置の従来例を示す断面図である。 1……パネル、2……押釦取付用孔、5……押
釦、7……プツシユスイツチ、8……アクチユエ
ータ、20……枠体部、22……押釦係止段部、
23A,23B……回動支持軸、24……突起、
25a,25b……斜面、26……押釦押圧部、
28A,28B……回動支軸係合部、29A,2
9B……係合爪、31,32……弾性係合片、3
1a,32a……下端水平部、40……枠体、4
5,46……突起、47,48……回動支持軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パネル等に設けられた押釦取付用孔と、この押
    釦取付用孔に出没自在に挿入配置される押釦とを
    備え、前記押釦取付用孔の内側面に左右一対の回
    動支持軸を設け、また前記押釦取付用孔の下面側
    開口端面で押釦押圧部側とは反対側の辺の中央部
    に略V字状の突起を垂設し、前記押釦の両側面に
    前記回動支持軸に係合する左右一対の回動支軸係
    合部を設け、また前記押釦の押釦押圧部側とは反
    対側の辺の下面に、それぞれ下端水平部が内側に
    向くと共に弾性を有し、且つ該水平部が前記突起
    の各斜面によつて下方に押圧変形される略L字状
    に形成された左右一対の弾性係合片を対設し、さ
    らに前記押釦の下面で押釦押圧部側に前記押釦取
    付用孔の下面側開口端面に通常係合することによ
    り押釦を初期位置に係止すると共に前記押釦取付
    用孔からの抜けを防止する係合爪を設けたことを
    特徴とする押釦装置。
JP7342488U 1988-06-03 1988-06-03 Expired JPH0449797Y2 (ja)

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JPH01176339U JPH01176339U (ja) 1989-12-15
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