JPS6144351Y2 - - Google Patents

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JPS6144351Y2
JPS6144351Y2 JP5830680U JP5830680U JPS6144351Y2 JP S6144351 Y2 JPS6144351 Y2 JP S6144351Y2 JP 5830680 U JP5830680 U JP 5830680U JP 5830680 U JP5830680 U JP 5830680U JP S6144351 Y2 JPS6144351 Y2 JP S6144351Y2
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bent
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JP5830680U
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【考案の詳細な説明】 本考案はプツシユスイツチの板バネ及びロツク
ピン係止構造に係り、板バネ及びロツクピンが不
慮に分解されないよう安定にユニツト化して組付
け得且つ薄型に構成しうるプツシユスイツチを提
供することを目的とする。
従来のプツシユスイツチの板バネ及びロツクピ
ンの係止構造としては、ロツクピンの両端折曲部
の一方折曲部を板バネの孔に回動自在に係合させ
て取付係止し、他方折曲部をスライダのハート型
カムに係合させる構成であつたが、これによれば
一方折曲部は単に板バネの孔に挿通係合されてい
るのみの構成であるため、組付時に板バネ及びロ
ツクピンが分解し易く組付作業に注意を要し面倒
になるという欠点があつた。
またロツクピンの揺動がバリ等に影響されるこ
となくスムーズに行なわれるように板バネのロツ
クピン押え用の舌状の押え部の先端に上方への折
返し部を設けた構成が考えられる。しかし、この
上方への折返し部を設けたことにより、折返し部
がスイツチケースの上板の下面に衝突することが
無いように、板バネをスイツチケースの上板より
ある程度離して配する必要があり、プツシユスイ
ツチの高さ寸法がそれだけ大となつてしまうとい
う欠点があつた。
本考案は上記欠点を除去したものであり、以下
図面と共にその一実施例につき説明する。
第1図A,Bは夫々本考案になるプツシユスイ
ツチの1実施例を適用した該プツシユスイツチの
縦断面図及び正面図、第2図は上記プツシユスイ
ツチの分解斜視図である。図中プツシユスイツチ
11は金属製ケース12を有し、該ケース12は
上板13、両側板14、後板15を折曲形成され
てなり、上板13は、前端に巾狭部13aを有す
るT字状係合部13bを突出形成され他に三角孔
13c及び長方形孔13dを有する。両側板14
は夫々前端に1対の当接板部14a,14bを折
曲形成され、又夫々前方下端に凹部14cを有す
る係合部14dを突出形成され、又夫々下端に係
合凸部14e、他の1対の突起部14fを突出形
成される。後板15は内側中央に凸部15aを有
する。
16はロツクピン押え用金属製バネ板で、第2
図、第3図A,Bに示す如く、略四角形バネ板の
両側を下方へ折曲した両側部16a、及び一端を
L字状に折曲したL型部16cを夫々形成され、
バネ板一端及びL型部16cには夫々孔16d,
16eを形成される。又バネ板16の中央の開口
部16fの他端からは第3図B中斜め下方へ延在
する押え部16bを残置形成され、押え部16b
は更に先端折返し部16g、先端両側の突起部1
6h、及びバネ力調整用の長孔16iを形成され
る。尚長孔16iの巾が大なるほどバネ力は小と
なる。
17はロツクピンで、第3図A,Bに示す如
く、一端にL型係合部17a及び水平軸部17c
を他端L型部にフツク部17bを夫々形成され
る。ロツクピン17は第3図B中、バネ板16の
上方よりまずフツク部17bを順次孔16d,1
6eに挿通させて孔16e外方端に係合させ、且
つ係合部17aを開口部16fに挿入して水平軸
部17cを押え部16b先端(折返し部16g下
端)により下方へ押圧される状態として取付係止
される。これによりロツクピン17は孔16dを
支点として回動自在とされるが、水平軸部17c
が押え部16bのバネ性により下方へ押圧されて
いることによりフリーには回動しない状態となつ
ており、又仮に回動しても水平軸部17cが押え
部16bの1対の突起部16hに当接して回動範
囲を制限されて押え部16bから外れない構成と
されており、しかもフツク部17bはそれ自体若
干外方へ折曲された状態で孔16eに係合されて
抜け難い構成とされる。従つて両者16,17は
組付時に極めて分解し難いユニツト状の構成であ
り、組付時の取扱いが容易で組込作業も容易とな
る。
第1図A,Bに示すように、バネ板16(ロツ
クピン17を取付済)はケース12内の上板13
下面に当接して収納取付けられ、ロツクピン17
のバネ板16上面に突出する部分は三角孔13c
内に収納される。長方形孔13dは折返し部16
gに対向している。
18は基板で、両側に係合凸部18aを有し、
夫々接点部19a及び端子部19bを有する例え
ば3個2列の端子板19を貫通植設される。基板
18はケース12下面に対し第1図A,B、第4
図に示す如く両側凸部18aを夫々1対の突起部
14f間に嵌合させた後該各突起部14fをケー
ス12の長手方向且つ巾方向の各中央側へ夫々折
曲させて取付係止される。
20は樹脂モールド成型によるスライダで、本
体上面にハート型カム部20aを、下面に1対の
凹部20bを又後面にコイルバネ21を収納する
盲孔20cを夫々形成され、更に前面に四角形筒
状の保持部22を一体的に突出形成される。保持
部22は長手方向に夫々四角孔22a及び両側に
1対のスリツト22bを又上下に1対の係合孔2
2cを設けられて1対の弾性状保持部半体22d
を形成されている。23は二叉状の金属製摺接子
で、1対の接点部23aを有し夫々スライダ20
の下面凹部20b内に収納される。
24は例えばアルミダイカスト製のつまみで、
つまみ部24a後面に突起部24bを一体形成さ
れ、該突起部24bは上下に夫々後面に傾斜面2
4cを設けられた1対の係合凸部24dを有す
る。つまみ24はスライダ20の保持部22に取
付けられるが、これにはまず突起部24b後端を
四角孔22aに挿入し1対の傾斜面24cを夫々
該四角孔22aの孔端面取り部に当接させる。次
いで更につまみ24を後方へ押圧移動させると相
対的に該四角孔22aの孔端部が傾斜面24c上
に乗上げ更に凸部24d上面に乗上げる。この間
保持部半体22dはそれ自体の弾性により夫々上
方及び下方へ弾性変位されるが、続いてつまみ2
4が後方へ移動して凸部24dが夫々係合孔22
cに落込み係合する際に弾性変位復帰し、つまみ
24はスライダ20の保持部22に取付係止され
る。
上記つまみ24付きスライダ20は第1図A,
Bに示す如くケース12内のバネ板16及び基板
18間にコイル21後端を後板15の凸部15a
に嵌合させた状態で嵌合収納され、通常は該コイ
ル21の附勢によりスライダ20前面両側部がケ
ース12の当接板部14a,14b裏面に当接し
ており、保持部22及びつまみ24はケース12
前方へ突出する。又このときロツクピン17はハ
ート型カム部20a後端に対応し、且つ各摺接子
23は夫々前方の二個の端子板19に共通接触し
てこの間を閉成する。尚実際にはスライダ20は
基板18取付け前に組込んでおくものであり、又
つまみ24はケース12に組込んだスライダ20
に対し組付けるようにしてもよい。かくしてプツ
シユスイツチ11が完成する。
尚このときバネ板16の両側部16aはスライ
ダ20上端の両外側面に嵌合されて第1図A中バ
ネ板16及びスライダ20のハート型カム部20
a上面間の寸法lを所定値となるよう安定に確保
している。従つてロツクピン17の係合部17a
は上下にふらつくことなくハート型カム20aに
安定に切換係合し、安定したスイツチ操作を行な
いうる。
次いでプツシユスイツチ11を第2図中パネル
25に取付ける構造につき説明する。パネル25
は取付孔26を有し、該取付孔26は上方より順
次側方切起し部26aを有する開口部26b、小
巾孔部26c、中巾孔部26d、両側凹部26e
を有する大巾孔部26fを設けられている。従つ
て第5図中二点鎖線で示す如く、プツシユスイツ
チ11のケース12前面の係合部13bを取付孔
26の開口部26bに挿通突出させ且つ両側係合
部14dを大巾孔部26fに嵌合挿通突出させて
当接板部14a,14bを中巾孔部26dの孔縁
裏面に当接させる。次いでこの状態でスイツチ1
1をパネル25面と平行に下方へ図中実線で示す
位置までスライド移動させると、係合部13bの
巾狭部13aが小巾孔部26cに嵌合係合し、且
つ両側係合部14dの凹部14cが夫々大巾孔部
26fの両側凹部26eに係合する。このとき係
合部13b上面は開口部26bの下縁と同一又は
僅か下方に位置しており、続いて切起し部26a
を第5図中二点鎖線位置より実線位置へ折曲させ
てケース12の上板部13に接触させて該ケース
12の上方変位を係止する。
従つてスイツチ11は上記係合部13b及び巾
狭部26c、両側係合部14d及び両側凹部26
eの各係合により主に前後方向及び左右方向に係
止され、又上板13及び切起し部26aの接触に
より主に上下方向に係止されてパネル25に強固
に取付固定される。又スイツチ11を取外したい
ときは、第5図中切起し部26aを再び二点鎖線
位置まで折曲させた後、スイツチ11を上方へス
ライドさせて各係合を解除し更に後方へ引けばよ
い。従つてプツシユスイツチ11及びパネル25
の取付けはネジ等を一切必要とせずワンタツチで
取付け取外しを行ないうる。
次に上記プツシユスイツチ11の操作につき説
明する。第1図A中つまみ24(図示せず)を操
作してスライダ20をコイルバネ21に抗して矢
印D方向へ押動スライドさせると、ロツクピン1
7はバネ板16の孔16dを支点として回動され
つつハート型カム部20aの一側溝(図示せず)
によりガイドされて相対的に該カム部20aの図
中右方部へ至り引続いてスライダ20の押動力を
解除すると最後にコイルバネ21の附勢により該
カム部20aの係合部20dに当接係合する。こ
れによりスライダ20の位置決めがなされ各摺接
子23は夫々後方の二個の端子板19に共通に切
換接触してこの間を閉成する。続いて、更にスラ
イダ20を矢印D方向へ押動スライドさせた後押
動力を解除すると、ロツクピン17はハート型カ
ム部20aとの上記係合を解除されその他側溝
(図示せず)を介して図示の位置に至りスライダ
20もコイルバネ21の附勢力により図示の位置
にスライド復帰して元の接点切換態様となる。
ロツクピン17はバリ等の無い折返し部16g
を擦りつゝスムーズに回動しうる。またロツクピ
ン17はハート型カム部20aとの関係でスライ
ダ20のスライド操作の途中で上方に押し上げら
れる。これに応じて、バネ板16の押え部16b
も折返し部16gと共に上方に変位するが、折返
し部16gは長方形孔13d内に嵌入し、折返し
部16gが上板13に衝突して不要に変形するよ
うなことは起こらない。また折返し部16gが長
方形孔13d内に嵌入する構成よりして、バネ板
16を上板13の下面に当接させて配することが
可能となつている。
上述の如く、本考案になるプツシユスイツチス
イツチケースの上板の下側に配された板バネに回
動自在に係止されたロツクピンをスライダのハー
ト型カムに切換係合させて該スライダのスライド
方向の切換位置決めを行なう型式のプツシユスイ
ツチにおいて、該板バネは一端に孔を有すると共
に中央開口部の他端側より斜め下方に延在する舌
状押え部を残置形成され且つ該押え部の先端に上
方への折返し部及び該押え部の先端の両側に突起
部を設けてなり、ロツクピンは少なくとも両端に
折曲部を有してなり、該板バネの上方より一方折
曲部を該孔に係合され且つ他方折曲部を該開口部
内に挿入されて該他方折曲部近傍部を該押え部先
端の該折返し部により下方へ押圧され更に該突起
部により回動範囲を規制されるよう取付係止され
る構成としてあり、且つ該スイツチケースは、該
上板に、該ロツクピンのうち該板バネの上側にあ
る部分及び該折返し部に対応させて夫々が嵌入し
うる開口を有してなる構成としてなるため、板バ
ネ及びロツクピンの組付時にロツクピンは該他方
折曲部近傍部を該押え部のバネ性により押圧され
てフリーに回動しえない状態に係止されており、
又仮に回動しても該他方折曲部近傍部が該突起部
により係止されて該押え部より外れないよう係止
されており、従つて板バネ及びロツクピンは組付
時に分解し難いユニツト状の構成とされるため取
扱い及びスイツチへの組込作業が容易となり工数
を低減し得、更には上板に開口を設けたため、ロ
ツクピンを支持しており且つロツクピンの動作の
円滑化のための折返し部を設けた板バネを上板の
下面より離すことなくこれに当接した状態で配す
ることが出来、然して、高さ寸法を短くして薄型
化を図ることが出来る。
等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは夫々本考案になるプツシユスイ
ツチの1実施例を適用した該プツシユスイツチの
縦断面図及び正面図、第2図は上記プツシユスイ
ツチの分解斜視図、第3図A,Bは夫々上記プツ
シユスイツチのロツクピン及び該ピン押え用板バ
ネの組付状態を示す拡大平面図及び縦断面図、第
4図は上記プツシユスイツチの要部の側面部分
図、第5図は上記プツシユスイツチをパネルへ組
付けた状態を示す斜視図である。 11……プツシユスイツチ、12……ケース、
13……上板、13c……三角孔、13d……長
方形孔、16……ピン押え用板バネ、16a……
両側部、16b……押え部、16c……L型部、
16d,16e,16i……孔、16f……開口
部、16g……折返し部、16h……突起部、1
7……ロツクピン、17a……係合部、17b…
…フツク部、17c……水平軸部、18……基
板、19……端子板、20……スライダ、20a
……ハート型カム部、22……保持部、23……
摺接子、24……つまみ、25……パネル、26
……取付孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スイツチケースの上板の下側に配された板バネ
    に回動自在に係止されたロツクピンをスライダの
    ハート型カムに切換係合させて該スライダのスラ
    イド方向の切換位置決めを行なう型式のプツシユ
    スイツチにおいて、該板バネは一端に孔を有する
    と共に中央開口部の他端側より斜め下方に延在す
    る舌状押え部を残置形成され且つ該押え部の先端
    に上方への折返し部及び該押え部の先端の両側に
    突起部を設けてなり、ロツクピンは少なくとも両
    端に折曲部を有してなり、該板バネの上方より一
    方折曲部を該孔に係合され且つ他方折曲部を該開
    口部内に挿入されて該他方折曲部近傍部を該押え
    部先端の該折返し部により下方へ押圧され更に該
    突起部により回動範囲を規制されるよう取付係止
    される構成としてあり、且つ該スイツチケース
    は、該上板に、該ロツクピンのうち該板バネの上
    側にある部分及び該折返し部に対応させて夫々が
    嵌入しうる開口を有してなる構成のプツシユスイ
    ツチ。
JP5830680U 1980-04-30 1980-04-30 Expired JPS6144351Y2 (ja)

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JPS55170711U JPS55170711U (ja) 1980-12-08
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