JP2518672Y2 - 3接点式スイッチの可動接触板取付構造 - Google Patents

3接点式スイッチの可動接触板取付構造

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JP2518672Y2
JP2518672Y2 JP4935191U JP4935191U JP2518672Y2 JP 2518672 Y2 JP2518672 Y2 JP 2518672Y2 JP 4935191 U JP4935191 U JP 4935191U JP 4935191 U JP4935191 U JP 4935191U JP 2518672 Y2 JP2518672 Y2 JP 2518672Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のファンスイッチ
等に利用される3接点式スイッチの可動接触板取付構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車のファンスイッチに
は、図3に示すように、レバーによりスライド操作され
るスライダ30が設けられ、このスライダ30の凹部3
1に収容されたコイルスプリング32の上に可動接触板
33が取り付けられている。この可動接触板33は、図
4に示すように3箇所に可動接点34a,34b,34
cを有している。そして、これらの接点が図示しない固
定接点に均等に圧接するように、可動接触板33はその
接圧中心Cの裏面に当接するコイルスプリング32によ
り、固定接点に向かって付勢されている。前記接圧中心
Cは可動接点34a,34b,34cを結ぶ三角形の図
心である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記可
動接触板33は、板取りや接点の位置の関係上、その重
量中心Gと接圧中心Cとが異なるため、図3に示すよう
に、組付け時にコイルスプリング33上での座りが悪
く、取り付けが困難であるという問題があった。本考案
はかかる問題点を解決することを課題とし、可動接触板
の座りが良く、組み付け易い3接点式スイッチの可動接
触板取付構造を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案は、3箇所に接点を有する可動接触板をスラ
イダに取り付け、各接点の接圧中心にコイルスプリング
を当接させて可動接触板をベースの固定接点側に付勢す
るようにした可動接触板の取付構造において、可動接触
板の重量中心と接圧中心を結ぶ線上であって重量中心側
に幅狭のガイド脚部を、接圧中心側に幅広のガイド脚部
をそれぞれ設けて、各ガイド脚部をスライダの係合溝部
に摺動可能に係合したものである。
【0005】
【作用】前記構成によれば、重量中心側に設けた幅狭の
ガイド脚部と、接圧中心側に設けた幅広のガイド脚部と
により、可動接触板はこれらのガイド脚部を含む全体と
しての重量中心が接圧中心と一致する。したがって、可
動接触板はコイルスプリングの上に安置されて座りが良
い。
【0006】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に従って説明
する。図1は、本考案に係る可動接触板の取付構造を有
する自動車のファンスイッチを示す。このファンスイッ
チは、ターミナルベース1と、ケース2と、レバー3
と、スライダ4とからなっている。ターミナルベース1
の内面には、固定接点となる図示しない端子板がインサ
ート成形により設けられている。このターミナルベース
1の両側端面には、後述するケース2の係合穴11に係
合する爪5が2個づつ設けられている。
【0007】ケース2は、前記ターミナルベース1によ
って蓋される略矩形箱状のもので、一端壁には水平方向
に図示しないスリットが形成され、このスリットを通し
て後述するレバー3が挿入されるようになっている。ま
た、そのスリットの上方に設けた突出部6には円弧状の
ガイド溝7が形成されている。ケース2の底内面には、
レバー取付座8が突設されている。また、ケース2の前
記スリットとは反対側の他端壁の内面は、全体的に外方
に向かって湾曲しており、所定間隔で位置決め溝9が形
成されるとともに、その位置決め溝9の相互間は内方に
向かって湾曲する山部10となっている。ケース2の両
側壁の外面には係合穴11を有する弾性突片12が設け
られている。
【0008】レバー3の一端には長孔13が形成され、
他端には図示しない操作ノブが取り付けられ、また中間
にはガイド突起14が突設されている。スライダ4は、
一端に前記レバー3の先端が長手方向に摺動自在に係合
する摺動溝15を有し、他端にボール16を外方に付勢
するためのアクションスプリング17を収容する図示し
ないスプリング収容穴が形成されている。また、スライ
ダ4のスプリング収容穴寄りの一方の側面には、幅狭の
係合溝部18aが形成され、他方の側面には幅広の係合
溝部18bが形成されている。さらに、これらの係合溝
部18a,18bの間の上面には、可動接触板21を支
持し、かつ、上方に付勢するためのコイルスプリング1
9を収容するスプリング収容凹部20が形成されてい
る。
【0009】前記可動接触板21は、図2に示すよう
に、3箇所に接点22a,22b,22cを有する略二
等辺三角形状のもので、この板自体では前述のように接
圧中心Cと重量中心G’とは不一致である。しかし、重
量中心G’側の底辺部には幅狭のガイド脚部23aが、
接圧中心C側の頂点部には幅広のガイド脚部23bがそ
れぞれ折り曲げにより形成されているため、これらのガ
イド脚部23a,23bを含めた可動接触板21の重量
中心Gは頂点側に移動して接圧中心Cと一致している。
【0010】以上の構成からなるファンスイッチの組立
ては以下のようにして行われる。まず、レバー3の長孔
13側の先端をケース2の図示しないスリットを通して
ケース2内に挿入するとともに、ガイド突起14をケー
ス2のガイド溝7にスプリング25及びワッシャ26を
介して嵌入する。そして、このレバー3の長孔13にワ
ッシャ27を介して取付ねじ28を挿通し、この取付ね
じ28をレバー取付座8に締め付ける。
【0011】次に、スライダ4の図示しないスプリング
収容穴にアクションスプリング17及びボール16を挿
入して、このスライダ4をケース4内に収容し、レバー
3の先端にその摺動溝15を係合させる。そして、スラ
イダ4のスプリング収容凹部20にコイルスプリング1
9を収容し、このコイルスプリング19の上に可動接触
板21を載置してそのガイド脚部23a,23bをそれ
ぞれスライダ4の係合溝部18a,18bに係合させ
る。このとき、可動接触板21は、前述のように接圧中
心Cと重量中心Gとが一致しているため、コイルスプリ
ング19の上に傾くことなく安置される。また、各ガイ
ド脚部24a,24bはそれぞれの幅に対応した幅の係
合溝部18a,18bにしか係合しないので、逆向きに
は装着することができず、誤組みが防止される。
【0012】このように可動接触板21をスライダ4に
装着した後、ターミナルベース1をケース2に被せて、
その爪5をケース2の係合穴11に係合して取り付け
る。これにより、可動接触板21の各接点22a,22
b,22cは、コイルスプリング19の付勢力によりタ
ーミナルベース1の内面の図示しない固定接点に圧接す
る。かくして組み立てられたファンスイッチにおいて、
レバー3の先端の図示しないノブを左右方向に操作すれ
ば、レバー3は長孔13を中心に回動するが、ガイド突
起14がケース2の円弧状のガイド溝7に沿って摺動す
るため、レバー3のノブは直線的に移動する。
【0013】このレバー3の回動操作に伴い、スライダ
4もレバー3の長孔13を中心に回動する結果、可動接
触板21の接点22a,22b,22cがターミナルベ
ース1の図示しない他の固定接点と接触して接点が切り
換えられる。また、このスライダ4の回動位置は、先端
のボール16がケース2の山部10を乗り越えて位置決
め溝9に係合することにより、位置決めされる。
【0014】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、幅狭のガイド脚部と幅広のガイド脚部により
重量の均衡がとれ、重量中心と接圧中心とが一致し、ま
た各ガイド脚部が係合溝部に係合するため、可動接触板
はコイルスプリングの上に安置され、容易にスライダに
取り付けることができる。また、各ガイド脚部は幅寸法
が異なり、各々に対応する係合溝部にしか係合しないた
め、誤組みを防止することができるという効果を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る可動接触板の取付構造を備えた
ファンスイッチの分解斜視図である。
【図2】 可動接触板の平面図である。
【図3】 従来の可動接触板の組付け状態を示す部分破
断側面図である。
【図4】 従来の可動接触板の斜視図である。
【符号の説明】
1…ターミナルベース、4…スライダ、18a,18b
…係合溝部、19…コイルスプリング、21…可動接触
板、22a,22b,22c…接点、23a,23b…
ガイド脚部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3箇所に接点を有する可動接触板をスラ
    イダに取り付け、各接点の接圧中心にコイルスプリング
    を当接させて可動接触板をベースの固定接点側に付勢す
    るようにした3接点式スイッチの可動接触板取付構造に
    おいて、可動接触板の重量中心と接圧中心を結ぶ線上で
    あって重量中心側に幅狭のガイド脚部を、接圧中心側に
    幅広のガイド脚部をそれぞれ設けて、各ガイド脚部をス
    ライダの係合溝部に摺動可能に係合したことを特徴とす
    る3接点式スイッチの可動接触板取付構造。
JP4935191U 1991-06-27 1991-06-27 3接点式スイッチの可動接触板取付構造 Expired - Lifetime JP2518672Y2 (ja)

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JP5914872B2 (ja) * 2011-10-24 2016-05-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 接点装置
WO2012128072A1 (ja) * 2011-03-22 2012-09-27 パナソニック株式会社 接点装置
JP6028991B2 (ja) * 2011-03-22 2016-11-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 接点装置

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