JPH0548341Y2 - - Google Patents

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JPH0548341Y2
JPH0548341Y2 JP1984123716U JP12371684U JPH0548341Y2 JP H0548341 Y2 JPH0548341 Y2 JP H0548341Y2 JP 1984123716 U JP1984123716 U JP 1984123716U JP 12371684 U JP12371684 U JP 12371684U JP H0548341 Y2 JPH0548341 Y2 JP H0548341Y2
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JP
Japan
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slider
case body
coil spring
slit groove
top surface
Prior art date
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JP1984123716U
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JPS6138728U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用電装品の電気回路の接続・遮断
切換用等に広く適用し得る耐久性、信頼性にすぐ
れた両方向自動復帰スイツチの改良に関するもの
である。
〔従来の技術〕 中立位置に復帰する機能を備えた両方向自動復
帰スイツチは、一般に、ケース本体と、ケース本
体内に収容され、上面に操作子を有すると共に下
面に可動子が装着されたスライダーと、可動子の
接点と摺接する接点を有する極盤より構成されて
いる。ところが従来の両方向自動復帰スイツチの
多くは、スライダーの両端とケース本体の端面と
の間に各々コイルバネが介装され、スライダーが
左右どちら側に移動されても、コイルバネのバネ
力によつてスライダーが中立位置に復帰するよう
になつているため、コイルバネが2個必要とな
り、部品点数が多く、小型化できないばかりか、
ケース本体とスライダーや極盤及びコイルバネ相
互間の組付性が悪く、組立が面倒で手間がかかる
等、多くの欠点があつた。
一方、実開昭52−158387号記載のものの様に一
個のコイルバネですまそうとするものもあつた
が、コイルバネ両端の保持を端子基部を利用して
行つている為、端子にガタが生じやすく、信頼
性、耐久性において問題があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記従来の欠点に鑑みて提案されたも
ので、使用するコイルバネを1個にして部品点数
を少なくし、小型化を可能にすると共に、組付性
が良く、簡単に組立てることができ、耐久性、信
頼性においてもすぐれた両方向自動復帰スイツチ
を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の両方向自動復帰スイツチは、上記問題
点を解決するために、下端が開放され、上面に長
手方向に沿つて長穴が穿設されたケース本体と、
ケース本体内に収容され、上面の長手方向側縁付
近にケース本体の上面の長穴から突出する操作子
を有すると共に、下面には長手方向に沿つて平行
に伸びる隔壁によりコイルバネを収容して、その
両端を当接係止せしめるスリツト溝が形成される
と共に、上面にスリツト溝と平行に配置され、下
向に押圧される可動子が装着されたスライダー
と、上面にスライダーのスリツト溝内に案内され
る案内壁を有し、その案内壁の中央部に設けた切
欠部によりスリツト溝内に収容されるコイルバネ
の両端を挟持すると共に、スライダーがコイルバ
ネに抗して移動する位置に対応して可動子の接点
と摺接する接点を有し、ケース本体の下端を閉塞
する極盤とから両方向自動復帰スイツチを構成し
たことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案の両方向自動復帰スイツチは上記のよう
に構成されているので、操作子をケース本体の上
面の長穴に沿つて左右どちら側に移動させても、
スライダーはスリツト溝内に案内される案内壁の
切欠部に挟持されたコイルバネの一端をスリツト
溝の一端に当接係止してコイルバネに抗して移動
し、操作子から手をはなすと、スライダーはコイ
ルバネのバネ力により中立位置に復帰することに
なる。又、スライダーには下向に押圧される可動
子が装着されているので、可動子の接点はスライ
ダーの位置に対応して極盤の上面の接点と確実に
摺接し、安定したスイツチ機能を果すことにな
る。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。第1図は本考案の一実施例を示
す両方向自動復帰スイツチの分解斜視図である。
図中1は箱型に形成されたケース本体で、その
上面には長手方向に沿つて長方形状の長穴2が穿
設され、下端は開放されている。3はケース本体
1内に収容されるスライダーで、その上面の中央
部にはケース本体1の上面の長穴2から突出され
る四角柱状の操作子4が設けられている。5はス
ライダー3の下面に設けられた、ケース本体1の
長手方向に沿つて平行に伸びる隔壁で、隔壁5−
5間にはコイルバネ6を収容するスリツト溝7が
形成されている。但しスリツト溝7の両端は、ス
リツト溝7内に収容されるコイルバネ6の両端が
当接係止されるよう、コイルバネ7のコイル径よ
りも少しだけ幅が狭くなつている。8はスライダ
ー3の下面に装着された可動子で、スリツト溝7
と平行に配置されている。なお、可動子8はスラ
イダー3の下面と可動子8間に介装されている図
示せざるバネによつて常に下向に押圧されるよう
に配慮されている。9はケース本体1の下端を閉
塞する極盤で、その上面の長手方向側縁付近には
スライダー3のスリツト溝7内に案内される案内
壁10が設けられている。又その案内壁10の中
央部には、スライダー3のスリツト溝7内に収容
されるコイルバネ6の両端を挟持する切欠部11
が設けられている。12は極盤9の上面に設けら
れた帯板状をした接点で、スライダー3がコイル
バネ6に抗して移動する位置に対応して、可動子
8の底面より突出する図示せざる接点と摺接し、
スイツチ機能を果すようになつている。
上記構成よりなるケース本体1とスライダー3
と極盤9を組立てるには、極盤9の案内壁10の
切欠部11にコイルバネ6を挟持させ、そのコイ
ルバネ6がスリツト溝7内に収容されるようにス
ライダー3を組付け、その上からケース本体1を
かぶせて、スライダー3の操作子4を長穴2から
突出させれば良い。すると極盤9の側面に設けた
突起部13がケース本体1の側面に設けた嵌合穴
14に丁度嵌合して、ケース本体1が極盤9に組
付固定されるようになつている。なお、このとき
ケース本体1の側面の両端部に、下端縁から立上
がる切込み15を設けておけば、ケース本体1の
側面が拡がりやすくなるので、ケース本体1の極
盤9に対する組付固定が一段と容易となり、きわ
めて好都合である。こうして組立てられた本考案
の両方向自動復帰スイツチは、極盤9の両端より
左右に突出するつば部16に設けたネジ穴17に
ネジをさし込んで、任意の位置に固定することが
できる。但し、使用中にケース本体1の上面の長
穴2からゴミ等が入り込む恐れがあるので、ケー
ス本体1の上面には、スライダー3の操作子4を
突出させる穴18を設けた防塵シート19を案内
する突起20を設け、ケース本体1の上面の長手
方向より突起20の下に防塵シート19を差込ん
で、長穴2の余分な開口部をふさぎ、ゴミ等が入
り込むのを防止することが望ましい。
第2図は上記のようにして組立てられた第1図
に示す構成よりなる本考案の両方向自動復帰スイ
ツチの作動を示す断面図である。
第2図において、イはスライダー3が中立位置
にある状態を示す。この場合には、スリツト溝7
内に収容されたコイルバネ6の両端は、極盤9の
案内壁10に設けた切欠部11に挟持されている
ので、コイルバネ6のバネ力はスライダー3には
作用せず、スライダー3の操作子4は長穴2の長
手方向の中間に位置することになる。次にロはイ
の状態から手で操作子4を実線矢印で示す方向に
押してスライダー3を左端に寄せた状態を示し、
ハとロと逆にスライダー3を右端に寄せた状態を
示す。ロ及びハで示すようにスライダー3を移動
させると、極盤9の案内壁10の切欠部11に挟
持されていたコイルバネ6の一端は、コイルバネ
6を収容するスリツト溝7の端部に当接係止され
て図示のように圧縮されることになる。従つてこ
の状態で操作子4から手をはなすと、スライダー
3は圧縮されたコイルバネ6のバネ力によつてイ
で示す中立位置に自動的に復帰することになる。
なお、この時、可動子8の接点はスライダー3が
コイルバネ6に抗して移動する位置に対応して極
盤9の接点12と摺接するが、その摺接位置関係
は設計するスイツチ機能に応じて任意に設計変更
し得るものである。
〔考案の効果〕
以上具体的に説明したように、本考案の両方向
自動復帰スイツチにおいては、コイルバネを1個
使用するだけで良いから、コイルバネを2個必要
としていた従来のものと比較して部品点数が少な
く、小型化を図ることができる。又、コイルバネ
は極盤の案内壁の切欠部に挟持されてスライダー
のスリツト溝内に収容されるので、組付性が良
く、簡単に組立てることができる。又、スライダ
ーに装着された可動子は下向に押圧されているの
で、可動子の接点と極盤の接点とが確実に摺接
し、信頼性の高い安定したスイツチ機能を得るこ
とができる。更に、コイルバネの保持は接点とは
全く関係なく独立して行われており、コイルバネ
の伸縮運動によつて接点機構にガタを生じること
はあり得ず、すぐれた耐久性、信頼性を有する。
等多くの利点を有し、電気回路の接続・遮断切換
用等に広く適用し得る実用上きわめて便利な両方
向自動復帰スイツチを提供し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す両方向自動復
帰スイツチの分解斜視図で、第2図はその作動を
示す断面図である。 1……ケース本体、2……長穴、3……スライ
ダー、4……操作子、5……隔壁、6……コイル
バネ、7……スリツト溝、8……可動子、9……
極盤、10……案内壁、11……切欠部、12…
…接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端が開放され、上面に長手方向に沿つて長穴
    が穿設されたケース本体と、ケース本体内に収容
    され、上面にケース本体の上面の長穴から突出す
    る操作子を有すると共に、下面には長手方向に沿
    つて平行に伸びる隔壁によりコイルバネを収容し
    て、その両端を当接係止せしめるスリツト溝が形
    成されると共に、スリツト溝と平行に配置され、
    下向に押圧される可動子が装着されたスライダー
    と、上面の長手方向側縁付近にスライダーのスリ
    ツト溝内に案内される案内壁を有し、その案内壁
    の中央部に設けた切欠部によりスリツト溝内に収
    容されるコイルバネの両端を挟持すると共に、上
    面にスライダーがコイルバネに抗して移動する位
    置に対応して可動子の接点と摺接する接点を有
    し、ケース本体の下端を閉塞する極盤とからなる
    ことを特徴とする両方向自動復帰スイツチ。
JP12371684U 1984-08-14 1984-08-14 両方向自動復帰スイツチ Granted JPS6138728U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12371684U JPS6138728U (ja) 1984-08-14 1984-08-14 両方向自動復帰スイツチ

Applications Claiming Priority (1)

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JP12371684U JPS6138728U (ja) 1984-08-14 1984-08-14 両方向自動復帰スイツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6138728U JPS6138728U (ja) 1986-03-11
JPH0548341Y2 true JPH0548341Y2 (ja) 1993-12-24

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ID=30682461

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12371684U Granted JPS6138728U (ja) 1984-08-14 1984-08-14 両方向自動復帰スイツチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0741065Y2 (ja) * 1989-05-10 1995-09-20 名古屋松下電工株式会社 自動復帰型スライドスイッチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52158387U (ja) * 1976-05-26 1977-12-01

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JPS6138728U (ja) 1986-03-11

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