JPS6336921Y2 - - Google Patents

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JPS6336921Y2
JPS6336921Y2 JP1982003793U JP379382U JPS6336921Y2 JP S6336921 Y2 JPS6336921 Y2 JP S6336921Y2 JP 1982003793 U JP1982003793 U JP 1982003793U JP 379382 U JP379382 U JP 379382U JP S6336921 Y2 JPS6336921 Y2 JP S6336921Y2
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return
groove
switching
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JP1982003793U
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JPS58106843U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は熱形過負荷継電器における復帰方式を
手動復帰方式から自動復帰方式に切換えるように
した装置に関する。
熱形過負荷継電器はその使用回路、使用条件に
より手動復帰方式と手動復帰方式とが使い分けら
れているが、一般的には手動復帰方式が大部分を
占めている。しかし、設計仕様の変更、手配ミス
などにより手動復帰方式から自動復帰方式に変更
しなければならない場合が多くあり、この場合、
熱形過負荷継電器を盤に取付けた状態または操作
回路活線状態で簡単にしかも確実に切換えられる
ことが望まれる。
〔従来の技術〕
この種の従来装置としては実公昭55−21262号
公報(考案の名称「熱形過負荷継電器の手動−自
動復帰方式切換装置」)に記載された装置が知ら
れている。この装置は過負荷電流によりヒートエ
レメントが発熱し、これにより加熱された主バイ
メタルが湾曲してシフタを移動させることにより
釈放レバーが回動する。釈放レバーの回動により
可動片が駆動され、この可動片が所定角度だけ揺
動すことによつてその可動片に引張ばねにより連
結された可動板ばねが瞬時に反転して可動接点が
b接点構成の固定接点から開放される。このよう
にして固定接点から開放された可動接点は継電器
箱体より突出した復帰棒が手動復帰位置にある場
合には復帰棒を押すことにより、そして復帰棒が
押し込まれた自動復帰位置にある場合には復帰棒
によりリセツトされて元の状態に戻される。この
復帰棒には手動復帰位置および自動復帰位置を保
持するために切換板が備えられており、この切換
板に設けた係合用突部を継電器箱体に設けた手動
復帰用係合溝または自動復帰用係合溝のいずれか
に係合させることにより復帰方式が決定される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記従来装置においては、切換板を手動復帰用
係合溝または自動復帰用係合溝に係合させること
により復帰方式が定められ、切換板を移動させる
ことにより手動から自動復帰方式へ、または自動
から手動復帰方式への切換えが可能であるものの
切換板の切換が誤まつて行なわれる恐れがあり、
特に熱形過負荷継電器が盤に取付けられた状態で
は切換板が継電器の側面に位置するのでその切換
え位置を確認するのが困難であるという欠点を有
する。この問題点を解決するためには復帰棒を一
方の切換位置に位置決めするストツパを設け、こ
のストツパを折損可能とすることが考えられる。
しかしながら、このようなストツパを用いる場合
ストツパにより位置決めされる復帰方式は自動復
帰方式に限られていた。これは自動復帰方式にお
いては復帰棒が一定位置に固定されていればよい
のに対し手動復帰方式においては復帰棒が移動可
能となつておらねばならず、従つてストツパによ
り自動復帰方式位置に固定しておきストツパを折
損して手動復帰方式とすることが一般的である。
このようにストツパを用いる場合には復帰方式を
自動復帰方式として製作されるので手動復帰方式
が大半を占める熱形過負荷継電器においてはその
都度ストツパを折損しなければならないという欠
点がある。
そこで本考案の目的は従来装置の欠点を除去
し、復帰方式を手動復帰方式に固定しておくこと
ができ、必要に応じて復帰方式を手動復帰方式か
ら自動復帰方式に変更することを可能としかつ一
旦自動復帰方式に切換えたのちは誤操作により手
動復帰方式に切換えられることがなく、また盤に
取付けた状態において簡単にしかも確実に手動復
帰方式から自動復帰方式に切換えることがきる熱
形過負荷継電器を提供することにある。
〔問題点を解決する手段〕
この目的は本考案によれば、熱形過負荷継電器
箱体に設けた溝により長手方向に摺動自在に案内
さればね付勢により該溝内の定位置に保持されか
つ継電器接点の動作後その可動接点用板ばねを押
して動作前の状態に復帰させる操作部を一端部に
有する復帰棒と、該復帰棒の切込みに移動方向の
遊びをもつて収納され前記溝を閉鎖するカバーの
切換窓内に突出した突部により前記復帰棒の定位
置を移動して手動復帰形から自動復帰形に切換え
る切換板とを備えた熱形過負荷継電器において、
前記切換板に移動方向の後方が直角に突出したく
さび形突部と前記溝に平行で少なくとも前記くさ
び形突部と対応する位置に形成された深い溝とを
設け、前記溝に前記くさび形突部と係合する手動
復帰用係合溝と自動復帰用係合段部とを設け、前
記切換板のくさび形突部が前記溝の手動復帰用係
合溝に係合して復帰棒が手動復帰形で定位置に保
持されているとき前記切換板の突部と係合して切
換板の移動阻止する折損可能なストツパを切換窓
に設けることによつて達成される。
〔作用〕
前記構成に示すように、復帰棒の切込みに切換
板が遊びをもつて収納されていることにより、こ
の切換板がストツパにより手動復帰位置に固定さ
れていても復帰棒は前記遊びによつて移動するこ
とができるので復帰棒を操作することによりリセ
ツトが行なわれる。そしてストツパを折損して切
換板を自動復帰位置に移動させると切換板に設け
たくさび形突部が自手動復帰用係合溝に係合して
切換板はその位置に固定されるとともに切換板が
手動復帰位置に移動させられるのを阻止し、これ
により復帰棒が自動復帰形で定位置に保持され
る。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面を用いて詳細に説明
する。第1図は本考案の一実施例を示す熱形過負
荷継電器の要部分解斜視図であり、第2図は要部
拡大図、第3図A、Bはそれぞれ動作説明図であ
る。
第1図において板状の復帰棒7は側面に角形の
切込部7aと切込部7aの反対側の側面に突部7
bとを備え、一方の広い面には斜面7eをもつた
操作部7cを備えている。切換板9は、復帰棒7
の切込部7aに遊びをもつて収納されるように切
込部7aよりも短い長さに形成され、その両面に
この切換板9が下方に移動するときの移動方向に
対して後方がほぼ直角に形成された係合用のくさ
び形突部9aを備え、側面にはくさび形突部9a
と対応する位置に深い溝9bを備えると共に切換
用突部9dを備えている。また継電器箱体10
は、復帰棒7を案内する縦溝10cを備え、さら
に縦溝10cの内部にはくさび形の手動復帰用係
合溝10aと自動復帰用段部10bとを有してお
り、この溝10cは切換板9の突部9dを突出さ
せる切換窓13aを設けたカバー13によつて覆
われる。箱体1の溝10cを閉鎖するカバー13
の切換窓13aには下縁から上下に向けた折損可
能なストツパ13bが設けられている。このスト
ツパ13bは第2図に示すように窓13aの下縁
との付け根にくびれ13cを設けるとストツパ1
3bを折損する場合に都合よい。
この復帰方式切換装置を組立てるには、切換板
9を復帰棒7の切込部7aに収納し、復帰棒7と
ともに箱体10の溝10c内に収納する。このと
き箱体10と突部7bとの間に復帰棒7の突部7
bに圧接する復帰ばね11を挿入する。また切換
板9のくさび形突部9aを溝10cの手動復帰用
係合溝10aに係合させたカバー13により溝1
0cを閉鎖する。これにより切換板9はくさび形
突部9bが溝10cの手動復帰用係合溝10aに
係合され、切換板9の切換用突部9dが切換窓1
3aのストツパ13bに当接して固定された状態
にある。切換板9は前述のように固定された状態
にあるが切換板9が復帰棒7の切込部7aより短
く、切込部7aには遊びがあるから上方から復帰
棒7は移動することができ、復帰棒7を押し下げ
るとその操作部7cで継電器の接点15(第3図
A参照)をリセツトさせることができる。すなわ
ち手動復帰形である。したがつて復帰棒7は解放
されれば復帰ばね11により自動的に復帰する。
次に動作について説明すると、前述のようにし
て組立てられた復帰方式切換装置は手動復帰形と
して動作し、復帰棒7を押し下げると操作部7c
により第3図Aに示すような支点14において一
端が固定された板ばね8が操作されてa接点溝成
の固定接点15に接触している不図示の可動接点
を揺動させて継電器をリセツトさせる。ここで復
帰棒7に加えられた力を解除すると復帰棒7は復
帰ばね11により元の位置に復帰する。
この復帰方式切換装置を自動復帰形に切換える
場合はストツパ13bをドライバなどで付け根か
ら折り取れば、切換用突部9dの移動は切換窓1
3a内で自在となり、突部9dを下方に押し下げ
て切換板9のくさび形突部9bを自動復帰形用段
部10bに係合させることにより自動復帰形とな
る。このとき切換板9のくさび形突部9bが自動
復帰用段部10bと係合するので突部9dにより
切換板9を上方へ押し上げようとしても切換板9
は移動することがなく、従つて一旦自動復帰形に
切換えたのちは誤操作または外部から加えられる
力によつて切換板9が切換えられることがなく確
実に自動復帰形として動作させることができる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、切換板が復帰棒の切込部に
遊びをもつて収納されているので切換板が手動復
帰位置で固定されていても復帰棒を操作して継電
器をリセツトすることができ、これにより切換板
を手動復帰位置でストツパにより固定することが
可能であるから、従来では手動復帰方式が大半を
占めるにもかかわらず誤操作防止のために自動復
帰方式として製作せねばならなかつた相反する問
題点を、手動復帰方式として製作することができ
ることにより一挙に解決することができるという
効果を有する。また、手動復帰方式から自動復帰
方式への一方向への切換えとしたことにより、手
動から自動へまたは自動から手動復帰方式に切換
えができるようにしたものに対して誤つて設定さ
れることが少なく、またストツパを折つて手動復
帰方式から自動復帰方式に切換えた場合にも切換
板が自動復帰位置に固定されることにより感違い
や思い違いにより誤まつて再び復帰方式を切換え
るような操作をしようとしても手動復帰方式には
切換えられることがないという利点を有する。更
に、ストツパは継電器本体の側面に位置している
が、このストツパはドライバなどの工具で簡単に
折ることができるので熱形過負荷継電器が盤内に
組込まれている場合にも容易にストツパを折損す
ることができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示
し、第1図は熱形過負荷継電器の復帰方式切換装
置の分解斜視図、第2図は要部拡大針視図、第3
図A、Bは動作を説明するための図であつて、復
帰棒と切換板とが組み合わされて手動復帰状態と
されたそれぞれ異なる方向から見た断面図であ
る。 7:復帰棒、7a:復帰棒の切込部、7c:復
帰棒の操作部、9:切換板、9a:くさび形突
部、9d:切換用突部、10:継電器箱体、10
a:箱体の係合溝、10b:箱体の段部、10
c:箱体の縦溝、13:カバー、13a:カバー
の切換窓、13b:切換窓のストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱形過負荷継電器箱体に設けた溝により長手方
    向に摺動自在に案内さればね付勢により該溝内の
    定位置に保持されかつ継電気接点の動作後その可
    動接点用板ばねを押して動作前の状態に復帰させ
    る操作部を一端部に有する復帰棒と、該復帰棒の
    切込みに移動方向の遊びをもつて収納され前記溝
    を閉鎖するカバーの切換窓内に突出した突部によ
    り前記復帰棒の定位置を移動して手動復帰形から
    自動復帰形に切換える切換板とを備えた熱形過負
    荷継電器において、前記切換板に移動方向の後方
    が直角に突出したくさび形突部と前記溝に平行で
    少なくとも前記くさび形突部と対応する位置に形
    成された深い溝とを設け、前記溝に前記くさび形
    突部と係合する手動復帰用係合溝と自動復帰用係
    合段部とを設け、前記切換板のくさび形突部が前
    記溝の手動復帰用係合溝に係合して復帰棒が手動
    復帰形で定位置に保持されているとき前記切換板
    の突部と係合して切換板の移動を阻止する折損可
    能なストツパを切換窓に設けたことを特徴とする
    熱形過負荷継電器の復帰方式切換装置。
JP379382U 1982-01-14 1982-01-14 熱形過負荷継電器の復帰方式切換装置 Granted JPS58106843U (ja)

Priority Applications (1)

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JP379382U JPS58106843U (ja) 1982-01-14 1982-01-14 熱形過負荷継電器の復帰方式切換装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP379382U JPS58106843U (ja) 1982-01-14 1982-01-14 熱形過負荷継電器の復帰方式切換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58106843U JPS58106843U (ja) 1983-07-20
JPS6336921Y2 true JPS6336921Y2 (ja) 1988-09-29

Family

ID=30016681

Family Applications (1)

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JP379382U Granted JPS58106843U (ja) 1982-01-14 1982-01-14 熱形過負荷継電器の復帰方式切換装置

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JP (1) JPS58106843U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6336413Y2 (ja) * 1978-10-14 1988-09-27

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Publication number Publication date
JPS58106843U (ja) 1983-07-20

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