JP2551195Y2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2551195Y2
JP2551195Y2 JP317992U JP317992U JP2551195Y2 JP 2551195 Y2 JP2551195 Y2 JP 2551195Y2 JP 317992 U JP317992 U JP 317992U JP 317992 U JP317992 U JP 317992U JP 2551195 Y2 JP2551195 Y2 JP 2551195Y2
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leaf spring
knob
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contact portion
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実 西尾
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、節度機構により第1或
は第2の操作位置方向に付勢されるシーソー形の操作ノ
ブの揺動操作により板ばね接点部をスナップ動作させる
スイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスイッチ装置は、第1および第
2の操作位置の間で揺動操作可能なシーソー形の操作ノ
ブが操作されると、操作子を介して板ばね接点部に押圧
力が与えられ、その板ばね接点部がスナップ動作するこ
とによりオンオフ動作するものである。そして、この操
作ノブは、中立位置を境にして節度機構により第1或は
第2の操作位置方向に付勢力が与えられており、従っ
て、何れかの操作位置に保持されるようになっている。
【0003】この場合、節度機構は、節度山とばね力に
よりこの節度山面を摺動する摺動子とにより構成されて
いる。そして、操作ノブの揺動操作に応じて摺動子は節
度山の面を摺動して相対的に移動し、そのとき摺動子が
節度山の頂点を越えるまでは操作ノブを操作方向とは反
対の方向への戻り力を与え、摺動子が節度山を越えると
操作ノブを操作方向への付勢力を与えるように作用す
る。
【0004】そして、このように摺動子が節度山を越え
る位置まで操作ノブが操作されると、板ばね接点部がス
ナップ動作してスイッチ動作が行われ、この後、操作ノ
ブは節度機構の付勢力によりいま操作された側の操作位
置に保持される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、操作ノブに
操作力を与えて操作すると、節度機構の摺動子が丁度節
度山の頂点に位置する中立位置を通過するが、上述のよ
うな従来構成のものでは、この状態で操作ノブに対して
何れの操作方向にも付勢力が生じないバランスのとれた
状態となり、このとき操作ノブに対する操作力がなくな
ると、場合によってはこの位置で操作ノブが静止してし
まう虞がある。
【0006】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、操作ノブが中立位置にあるときに外部
からの操作力がなくなっても、操作ノブを中立位置に静
止させることなく、操作ノブの操作に対して節度感の向
上を図り得るスイッチ装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のスイッチ装置
は、第1および第2の操作位置に揺動操作可能なシーソ
ー形の操作ノブと、この操作ノブの操作により操作子を
介して押圧力が与えられるとスナップ動作によりオンオ
フ動作が行われる板ばね接点部と、節度山およびばね付
勢された摺動子よりなり前記操作ノブに中立位置を境に
して前記第1或は第2の操作位置方向に付勢力を与える
節度機構とを具備したものを対象としており、前記節度
機構の節度山の頂点位置を、前記板ばね接点部の反発力
および前記節度機構による付勢力を合成した戻り力が前
記板ばね接点部のスナップ動作を起こす位置でゼロ点を
通過するように設定したところに特徴を有する。
【0008】
【作用】本考案のスイッチ装置によれば、操作ノブに操
作力を与えて揺動し、例えば第1の操作位置から第2の
操作位置に移動させるように操作すると、これに伴って
節度機構の摺動子が節度山の面を摺動しながら相対的に
移動する。このとき、操作ノブには節度機構により第1
の操作位置方向への付勢力が働いており、摺動子が節度
山の頂点に達してその付勢力がなくなる位置では、板ば
ね接点部からの反発力のみが操作ノブに対する戻り力と
して作用している。
【0009】そして、操作ノブが移動されて摺動子が節
度山の頂点を越えると、節度機構による付勢力は操作ノ
ブを第2の操作位置方向へ付勢するように反転するが、
このとき板ばね接点部からの第1の操作位置方向への反
発力のほうが大きいため、全体としては依然として操作
ノブに対して第1の操作位置方向への戻り力が作用して
いる。
【0010】この後、さらに操作ノブが移動され、板ば
ね接点部が操作子を介して押圧されてスナップ動作を起
こす位置に達すると、板ばね接点部による反発力がその
スナップ動作により急激に減少するため、操作ノブに対
する戻り力としては第2の操作位置方向へ反転するよう
になる。これにより、板ばね接点部によるオンオフ動作
が行なわれると共に、操作ノブはたとえその位置で操作
力が取り除かれても節度機構による付勢力で自動的に移
動されて第2の操作位置で停止した状態に保持されるよ
うになる。
【0011】そして、操作ノブが第2の操作位置から第
1の操作位置に揺動操作されるときについては、上述の
動作が全く逆に行なわれることにより、操作ノブは板ば
ね接点部がスナップ動作を起こした後に第1の操作位置
方向に戻り力が与えられるようになるので、操作ノブに
対する付勢力がゼロとなることがなく、従って、操作ノ
ブへの操作力が途中で除去されても中立位置で停止して
しまうことはない。
【0012】
【実施例】以下、本考案を自動車のドアロック用のスイ
ッチ装置に適用した場合の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0013】まず、全体構成の縦断面を示す図1におい
て、矩形箱状をなすスイッチケース1は設置部分の取付
板2の下部に配設されており、内部に板ばね接点部3が
設けられている。この板ばね接点部3は次のように構成
される。
【0014】即ち、図中固定接点4を有する固定接点用
導体5はスイッチケース1内部の左方上部に固定され、
この固定接点4と所定間隔を存して対向する固定接点6
を有する固定接点用導体7が下部に固定されている。可
動接点用の支持導体8は、導電性部材をU字状に折曲形
成したもので、その底面部はスイッチケース1内部の右
方下部に固定されており、上方への立上がり部分8a,
8bにはそれぞれ係合溝9a,9bが形成されている。
【0015】可動接点部10は、可動接点11により上
板ばね導体12および下板ばね導体13の各基端部をか
しめた状態に構成されている。上板ばね導体12は、基
端部とは反対側に位置して形成された窓部を介して支持
導体8の立上がり部分8a,8bが挿通され、その先端
部内側の係合部が支持導体8の係合溝9bに係合されて
いる。下板ばね導体13は、下方に円弧状に湾曲された
状態に形成されているもので、その先端部は支持導体8
の係合溝9aに係合されている。
【0016】このような可動接点部10の組み付け状態
で、可動接点11は固定接点4および6と接離するよう
に位置されており、可動接点11は、常には固定接点4
と電気的に接触する状態にあり、上板ばね導体12に下
方への押圧力が作用するとスナップ動作を起こして固定
接点6と電気的に接触する状態となる。
【0017】操作子14は、本体ケース1上部に形成さ
れた筒状の貫通孔1aに挿通され、その下端部は支持導
体8の立上がり部分8a,8b間で上板ばね導体12を
押圧可能に当接している。
【0018】本体ケース1の上部中央には、上方に開口
した筒状の保持部1bが形成されており、この内部には
コイルばね15を介して摺動子たるプッシャ16が装着
されている。
【0019】操作ノブ17は、本体ケース1の図示しな
い枢支部に揺動操作可能に枢支され、第1の操作位置お
よび第2の操作位置間を矢印A或は矢印Bのように移動
操作可能となるシーソー動作形のものである。この操作
ノブ17の内部中央の上面には節度山18が一体に形成
され、プッシャ16と当接するようになっており、これ
ら節度山18,プッシャ16およびコイルばね15によ
り節度機構19が構成されている。
【0020】この場合、節度山18の頂点18aは、操
作ノブ17が水平になる操作角度ゼロの位置ではプッシ
ャ16の頂点に位置せず、操作ノブ17がやや第2の操
作位置側に傾いた位置でプッシャ16の頂点と当接する
ように形成されている。
【0021】また、操作ノブ17の内面には、操作ノブ
17が水平位置から第2の操作位置側に揺動されたとき
に操作子14に当接して押し下げる突部17aが形成さ
れている。
【0022】次に、本実施例の作用について図2および
図3をも参照して説明する。いま、操作ノブ17が第1
の操作位置(図1の状態)から第2の操作位置に揺動操
作される場合について説明する。尚、スイッチの機能と
しては、第1の操作位置がUNNLOCK位置であり、
第2の操作位置はLOCK位置に対応する。
【0023】まず、図示の状態即ち操作ノブ17が第1
の操作位置にある状態では、操作ノブ17の節度山18
は斜面18b側にプッシャ16を介してコイルばね15
による付勢力を受けるので、操作ノブ17は全体として
第1の操作位置方向(矢印B方向)に戻り力が与えられ
た状態となっている。
【0024】この後、操作ノブ17に操作力が与えられ
て矢印A方向に揺動操作されると、操作ノブ17の移動
に伴なってプッシャ16は節度山18の斜面18bを摺
動しながら頂点18aに近付いていく。このとき、操作
ノブ17にはその操作角度に応じて図2に示すようにプ
ッシャ16からの戻り力が小さくなっていくように作用
する。
【0025】そして、操作ノブ17が水平位置(θ=
0)から第2の操作位置方向(矢印A方向)に移動され
ると、操作ノブ17にはプッシャ16から第1の操作位
置方向(矢印B方向)に僅かな付勢力を受けた状態で、
突部17aが操作子14に当接して押し下げるように作
用する。このとき、操作子14が可動接点部10の上板
ばね導体12に当接すると、下板ばね13の反発力によ
り、操作ノブ17は、操作子14を介して上方つまり第
1の操作位置方向(矢印B方向)への戻り力が与えられ
る。
【0026】操作ノブ17がさらに移動してプッシャ1
6が節度山18の頂点18aに達すると、操作ノブ17
は、プッシャ16から受ける付勢力はゼロとなるが、可
動接点部10からの反発力により第1の操作位置方向
(矢印B方向)に戻る力を受けている。
【0027】そして、操作ノブ17がこの戻り力に抗し
てさらに第2の操作位置方向に移動されると、可動接点
部10の上板ばね導体12がさらに下方に押圧されるこ
とによってスナップ動作を起こして可動接点11は固定
接点6に接触していた状態から固定接点4と接触する状
態に反転する。このとき、上板ばね導体12が操作子1
4を介して操作ノブ17に及ぼしていた反発力は急激に
低下するようになる(図2中破線で示す)。
【0028】これにより、操作ノブ17は、プッシャ1
6からの第2の操作位置方向(矢印A方向)への付勢力
が上板ばね導体12からの第1の操作位置方向(矢印B
方向)への反発力よりも大きくなることにより、全体と
しては、それまで第1の操作位置方向(矢印B方向)に
与えられていた戻り力が瞬時にして第2の操作位置方向
(矢印A方向)への戻り力に反転して作用されるように
なる。従って、操作ノブ17は、この後、第2の操作位
置方向(矢印A方向)への操作力が与えられなくとも、
自動的に第2の操作位置に移動される。
【0029】また、操作ノブ17を第2の操作位置から
第1の操作位置に揺動操作するときには、上述と逆の過
程を経ることにより、操作ノブ17は、可動接点部10
がスナップ動作を起こす位置に達すると、第1の操作位
置方向へ移動される力が働くことにより、自動的に第1
の操作位置に移動される。
【0030】このような本実施例によれば、操作ノブ1
7の節度山18の頂点18aの位置を上述の関係となる
ように設定したので、操作ノブ17を第1の操作位置と
第2の操作位置との間で揺動操作をする際に、板ばね接
点部のスナップ動作が行われるまでは常に操作方向と逆
の方向に戻り力が与えられ、スナップ動作が行われた瞬
間に操作した方向に戻り力が与えられるようになり、中
立位置付近で操作力が取り去られた場合でも、その位置
で操作ノブ17のバランスが取れてしまって停止するこ
とが極力防止されて、使用者にとっては節度感の良い操
作が行える。
【0031】尚、このような本実施例による効果は、従
来構成のものと比較してみると、以下に示すような大き
な違いがある。即ち、例えば、従来構成のものでは、一
般に、操作角度θがゼロを中心として第1および第2の
操作位置方向に等しい角度で操作可能となるように節度
山の頂点位置が設定されているので、この場合には、操
作ノブの操作角度に応じた戻り力の大きさが図3に示す
ようになる。
【0032】従って、操作ノブの節度山を介してプッシ
ャから与えられる戻り力がゼロになる位置では板ばね接
点部から反発力が与えられない状態であるので、その中
立位置でバランスが取れて停止する場合が生じるのであ
る。
【0033】
【考案の効果】本考案のスイッチ装置によれば、節度機
構の節度山の頂点位置を、板ばね接点部の反発力および
節度機構による付勢力を合成した戻り力が板ばね接点部
のスナップ動作を起こす位置でゼロ点を通過するような
位置に設定したので、操作ノブの操作を行う際には、板
ばね接点部がスナップ動作を起こすまでは常に操作方向
と反対の方向に操作ノブに戻り力が与えられ、スナップ
動作が起こると操作方向に移動させるように戻り力が与
えられて操作位置に自動的に移動されるようになり、従
って、中立位置付近で操作力がなくなってもその位置で
操作ノブが停止してしまうことがなくなるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体構成の縦断側面図
【図2】操作ノブの操作角度に対する戻り力の関係を示
す図
【図3】比較して示す従来品の図2相当図
【符号の説明】
1は本体ケース、3は板ばね接点部、4,6は固定接
点、5,7は固定接点用導体、10は可動接点部、11
は可動接点、12は上板ばね導体、13は下板ばね導
体、14は操作子、15はコイルばね、16はプッシャ
(摺動子)、17は操作ノブ、18は節度山、18aは
節度山の頂点である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の操作位置に揺動操作可
    能なシーソー形の操作ノブと、この操作ノブの操作によ
    り操作子を介して押圧力が与えられるとスナップ動作に
    よりオンオフ動作が行われる板ばね接点部と、節度山お
    よびばね付勢された摺動子よりなり前記操作ノブに中立
    位置を境にして前記第1或は第2の操作位置方向に付勢
    力を与える節度機構とを具備したスイッチ装置におい
    て、前記節度機構の節度山の頂点位置は、前記板ばね接
    点部の反発力および前記節度機構による付勢力を合成し
    た戻り力が前記板ばね接点部のスナップ動作を起こす位
    置でゼロ点を通過するように設定されていることを特徴
    とするスイッチ装置。
JP317992U 1992-01-31 1992-01-31 スイッチ装置 Expired - Lifetime JP2551195Y2 (ja)

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JP2011047175A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Panasonic Electric Works Co Ltd ハンドル装置、及びこれを備えた開閉扉

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