JPH0319145Y2 - - Google Patents

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JPH0319145Y2
JPH0319145Y2 JP3372485U JP3372485U JPH0319145Y2 JP H0319145 Y2 JPH0319145 Y2 JP H0319145Y2 JP 3372485 U JP3372485 U JP 3372485U JP 3372485 U JP3372485 U JP 3372485U JP H0319145 Y2 JPH0319145 Y2 JP H0319145Y2
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【考案の詳細な説明】 (a) 技術分野 この考案は、常閉固定接点と常開固定接点との
間で可動接点をスナツプ動作によつて切り換える
ためのスナツプ接点機構に関する。
(b) 従来技術とその欠点 従来のスナツプ接点機構を第5a図、第5b
図、第5c図に示した。
第5a図のスナツプ接点機構は、可動接点11
を具備する可動片1の基端部に揺動支点P1が設
定され、この可動片1に設けられた弾性片2の弾
発力によつて可動片1が図中上方へ付勢され、常
時は可動接点11が常閉固定接点31に接触され
ている。そして、矢印Aのように可動片1に押圧
力が加えられることにより可動片1が弾性片2の
支点P2を越えて下方へ反ると、弾性片2の付勢
によつて可動片1が下方へスナツプ動作され、可
動接点11が常閉固定接点31から常開固定接点
41に切り換わる。また、上記押圧力が解除され
ると、可動片1の反りが復元するのに伴つて該可
動片1が上記支点P2の上方へ移動し、それに伴
う弾性片2の付勢によつて可動片1がスナツプ動
作して図示した元位置へ復元する。
第5b図に示したスナツプ接点機構は、可動片
1と固定点5との間に張設されたばね6を図中矢
印Aのように押圧して変形させるのに伴い、ばね
6の可動片1に対する作用線が可動片1の揺動支
点P1を越えたときにばね6の付勢によつて可動
片1が下方へスナツプ動作し、可動接点11が常
閉固定接点31から常開固定接点41に切り換わ
る。また、上記押圧力を解除するとばね6が真直
ぐに復元され、それに伴うばね6の付勢によつて
可動片1がスナツプ動作して図示した元位置に復
元され、可動接点11が常開固定接点41から常
閉固定接点31に切り換えられる。
第5c図に示したスナツプ接点機構は、揺動片
7の自由端部と可動片1との間に両者を同時に常
閉固定接点31側へスナツプ動作させる反転ばね
8が張設され、揺動片7の自由端部を図中矢印A
のように押圧することによつて反転ばね8の作用
線を可動片1の揺動支点P1の下方へ移行させる
と、反転ばね8の付勢によつて可動片が下方へス
ナツプ動作し、可動接点11が常閉固定接点31
から常開固定接点41に切り換わる。また、上記
押圧力を解除すると、反転ばね8の引つ張り力に
よつて揺動片7が上方へ移動し、それに伴い反転
ばね8の作用線が上記揺動支点P1の上方へ移行
されると該反転ばね8の付勢によつて可動片1が
上方へスナツプ動作し、可動接点11が常開固定
接点41から常閉固定接点31に切り換わる。
なお、第5a図、第5b図および第5c図にお
いて、3は常閉固定接点端子、4は常開固定接点
端子、9は可動接点端子、Cはマイクロスイツチ
等のケースを示している。
上記から明らかなように、従来のスナツプ接点
機構は、上記したいずれの例のものにあつても、
可動接点11を常閉固定接点31から常開固定接
点41に切り換えるときのスナツプ動作と、常開
固定接点41から常閉固定接点31に切り換える
ときのスナツプ動作およびその前段階に行われる
所定の部材の復元動作が共通の一つのばね部材、
具体的には弾性片2、ばね6または反転ばね8に
よつて受け持たれていたので、常閉固定接点31
と常開固定接点41に対する可動接点11の接圧
が異なり、それが原因となつて接点間の電気的導
通特性が安定しない欠点があつた。また、可動接
点11が常閉固定接点31と常開固定接点41と
の間で切り換わるときの可動片1の瞬時反転動作
が満足できるものでなく、そのために、アーク発
生に伴う接点溶着が問題になり、チヤタやバウン
スが起こりやすいという欠点もあつた。
(c) 考案の目的 この考案は従来のスナツプ接点機構が持つてい
た欠点を改善するためになされたもので、可動接
点を常閉固定接点から常開固定接点に切り換える
ときのスナツプ動作および常開固定接点から常閉
固定接点に切り換えるときのスナツプ動作と、後
者のスナツプ動作の前段階に行われる所定の部材
の復元動作とが、各別のばね部材により行われる
ように構成することによつて、接圧を一定にし、
かつ、可動片の瞬時反転動作が的確に行われるス
ナツプ接点機構を提供することを目的としてい
る。
(d) 考案の構成および効果 上記目的を達成するための構成を、第1a図お
よび第1b図に示したこの考案の原理図に従つて
説明する。
すなわち、この考案のスナツプ接点機構は、常
閉固定接点31と常開固定接点41とを結ぶ直線
の中点を通り、この直線に直交する仮想線イ−イ
上に可動接点11を具備する可動片1の揺動支点
P1が設定されているとともに、上記仮想線イ−
イ上に揺動支点P3を有する揺動片7が設けられ、
揺動片7と可動片1との間に揺動片7および可動
片1の双方を上記仮想線イ−イを越えて同時にス
ナツプ動作させる反転ばね8が張設され、この反
転ばね8の作用線が前記仮想線となす角度が前記
仮想線の上下で同一となる位置に前記揺動片の揺
動範囲を規定するストツパS1,S2が設けられ、か
つ、揺動片7と固定点5との間に揺動片7および
可動片1を常閉固定接点31側に上記反転ばね8
の付勢よりも強い力で常時付勢する作動ばね10
が張設されている点に要旨を有する。
上記の構成によると、作動片Bを開放した状態
では、作動ばね10の付勢によつて第1a図のよ
うに揺動片7が上動され、それに伴つて反転ばね
8の作用線が仮想線イ−イの上方に位置される。
そのため、反転ばね8の付勢によつて可動片1も
仮想線イ−イの上方へ移動し、可動接点11が常
閉固定接点31に接触する。このときの接圧は反
転ばね8の付勢に基づく。また、第1b図のよう
に、作動片Bを矢印Aのように押圧して作動ばね
10を変形させると、そのときの押圧力によつて
揺動片7が下方へ下動するとともに、それに伴つ
て反転ばね8の作用線が可動片1の揺動支点P1
の下方へ移行し、反転ばね8の付勢による可動片
1のスナツプ動作により可動接点11が常閉固定
接点31から常開固定接点41に切り換わり、可
動接点11と常開固定接点41との接圧は反転ば
ね8の付勢に基づくものとなる。したがつて、揺
動片7の揺動限を規制するストツパS1,S2を設け
て第1a図に示した仮想線イ−イと反転ばね8の
作用線とのなす角度θ1と、第1b図に示した仮想
線イ−イと反転ばね8の作用線とのなす角度θ2
を同一にしておくことにより、常閉固定接点31
および常開固定接点41に対する可動接点11の
接圧が同一になる。そのため、スナツプ接点機構
の接圧の安定化が容易に達成される。
また、可動片1のスナツプ動作は、反転ばね8
の作用線が仮想線イ−イを越えた時点で瞬時に起
こるので、可動片の瞬時反転動作が的確に行わ
れ、アーク発生に伴う接点溶着やチヤタやバウン
スが減少する利点がある。
第2図は揺動片7と作動片Bのストロークとの
関係を表したグラフで、Dは遊びを示す。このグ
ラフより揺動片7と可動片1の瞬時反転動作が優
れていることが判る。
以下、この考案の実施例を説明する。
(e) 実施例 第3図において、可動片1は常開固定接点端子
9の延設部91に電気的接続状態で支持され、そ
の支持部分が可動片1の揺動支点P1となつてい
る。揺動片7はその基端部がケースに設けられた
突出部20に支持され、この支持部分が揺動片7
の揺動支点P3となつている。作動ばね10はケ
ースC側の固定点5と揺動片7の自由端部に設け
られた軸部71との間に張設されている。反転ば
ね8は可動片1の中間部と軸部72との間に張設
されている。そして、作動ばね10は反転ばね8
の付勢力よりも強い力で揺動片7を常閉固定接点
31側(図中、仮想線イ−イの上側)へ常時付勢
する。また、第4a〜4d図に示したように、揺
動片7の自由端部には突起73があり、この突起
72に対応するストツパS1,S2がケースCに設け
られている。揺動片7が上下に揺動して突起73
がこれらのストツパS1,S2に当接したときに、仮
想線イ−イと反転ばね8の作用線とのなす角度
θ1,θ2(第1a図・第1b図参照)は同一に設定
されている。そして、上記した二つの揺動支点
P1,P3はいずれも常閉固定接点31と常開固定
接点41とを結ぶ直線の中点を通り、この直線に
直交する仮想線イ−イの線上に設定されている。
また、上記した固定点5および軸部71は可動片
1および軸部72よりも常閉固定接点31側に設
けられている。作動片BはケースCの上部に設け
られ、図外の復帰ばねにより常時上方へ付勢され
ているとともに、作動片Bと作動ばね10との間
には第4a図に示した遊びDが確保されている。
第4a図は作動片Bが開放されている状態を示
している。この状態は上述した第1a図に対応
し、可動接点11と常閉固定接点31との接圧は
反転ばね8の付勢に基づくものとなる。
第4b図は作動片Bを押圧して作動ばね10を
押し下げ、その押圧力によつて揺動片7が可動さ
れ、反転ばね8の作用線が仮想線イ−イにほぼ合
致した状態を示している。この状態では可動片1
が反転するには至らないが、可動接点11と常閉
固定接点31との接圧はほぼ零になつている。
第4c図は作動片Bを押圧して作動ばね10を
さらに押し下げた状態を示している。この状態で
は、反転ばね8の作用線が仮想線イ−イの下方へ
移行するのに伴い、反転ばね8の付勢によつて可
動片1が下方へスナツプ動作し、可動接点11が
常閉固定接点31から常開固定接点41に切り換
わる。また、揺動片7の突起73は下側のストツ
パS1によつて受け止められる。
第4d図は作動片Bを完全に押し込んだ状態を
示している。この状態では、作動片Bによつて揺
動片7はストツパS1に当接する状態で移動を規制
される。このため、可動接点11と常開固定接点
41との接圧は反転ばね8の付勢に基づくものと
なる。
第4d図の状態から作動片Bに対する押圧力を
解除すると、作動片Bは図外の復帰ばねの付勢に
よつて第4a図で示した元位置まで復帰し、ま
た、反転ばね8の付勢力よりも強い力で揺動片7
を付勢する作動ばね10の作用によつて、揺動片
7および可動片1が第4a図で示した元位置まで
スナツプ動作して復元する。
以上の一連の動作は、作動片Bを押し込んでか
ら離す動作によつて連続的に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1a図・第1b図はこの考案のスナツプ接点
機構の動作を説明するための原理図、第2図は揺
動片7と作動片Bのストロークとの関係を表した
図、第3図はこの考案の実施例によるスナツプ接
点機構を採用したマイクロスイツチの内部構造を
示す平面図、第4a〜4d図は上記実施例による
スナツプ接点機構の動作を示す側面図、第5a〜
5c図は従来の各種のスナツプ接点機構を説明す
るための原理図である。 1……可動片、11……可動接点、31……常
閉固定接点、41……常開固定接点、5……固定
点、7……揺動片、8……反転ばね、10……作
動ばね、P1……可動片の揺動支点、P3……揺動
片の揺動支点、イ−イ……仮想線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 常開固定接点と常閉固定接点とを結ぶ直線の中
    点を通り、この直線に直交する仮想線上に可動接
    点を具備する可動片の揺動支点が設定されている
    とともに、上記仮想線上に揺動支点を有する揺動
    片が設けられ、揺動片と可動片との間に揺動片と
    可動片との間に揺動片および可動片の双方を上記
    仮想線を越えて同時にスナツプ動作させる反転ば
    ねが張設され、この反転ばねの作用線が前記仮想
    線となす角度が前記仮想線の上下で同一となる位
    置に前記揺動片の揺動範囲を規定するストツパが
    設けられ、かつ、揺動片とケースの固定点との間
    に揺動片および可動片を常閉固定接点側に上記反
    転ばねの付勢よりも強い力で常時付勢する可動ば
    ねが張設されていることを特徴とするスナツプ接
    点機構。
JP3372485U 1985-03-07 1985-03-07 Expired JPH0319145Y2 (ja)

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JPS61149230U JPS61149230U (ja) 1986-09-13
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