JP2552999Y2 - スナップアクションスイッチ - Google Patents
スナップアクションスイッチInfo
- Publication number
- JP2552999Y2 JP2552999Y2 JP10578291U JP10578291U JP2552999Y2 JP 2552999 Y2 JP2552999 Y2 JP 2552999Y2 JP 10578291 U JP10578291 U JP 10578291U JP 10578291 U JP10578291 U JP 10578291U JP 2552999 Y2 JP2552999 Y2 JP 2552999Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable contact
- snap action
- action switch
- operating rod
- contact
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Slide Switches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、反転バネを備えた可動
接片を、揺動盤の揺動によりスナップアクションで作動
させる、スナップアクションスイッチの改良に関するも
のである。
接片を、揺動盤の揺動によりスナップアクションで作動
させる、スナップアクションスイッチの改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスナップアクションスイ
ッチとしては、例えば、実公昭58―21463号公報
に係る技術などがある。これは、ケースに固定配置した
共通端子片に揺動レバーを揺動自在に支持し、押釦を操
作することにより揺動レバーが揺動するものである。そ
して、揺動レバーに揺動自在に支持された可動片が、反
転バネのスナップアクションに基づき揺動変位して、ス
イッチ作動をする。
ッチとしては、例えば、実公昭58―21463号公報
に係る技術などがある。これは、ケースに固定配置した
共通端子片に揺動レバーを揺動自在に支持し、押釦を操
作することにより揺動レバーが揺動するものである。そ
して、揺動レバーに揺動自在に支持された可動片が、反
転バネのスナップアクションに基づき揺動変位して、ス
イッチ作動をする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、押釦の操作方向が揺動レバーの揺動方
向、すなわち、可動片の延出する方向に対し、直交する
方向に限定されることになる。従って、操作方向が可動
片の延出方向である場合には、別異の操作部材を付加し
て、操作力を変換する必要があり、部品数が増加すると
いう問題がある。本考案は、上記問題点に鑑み考案した
ものであり、部品数を増加することなく、可動接片の延
出方向側に操作可能にすることを目的とする。
来例においては、押釦の操作方向が揺動レバーの揺動方
向、すなわち、可動片の延出する方向に対し、直交する
方向に限定されることになる。従って、操作方向が可動
片の延出方向である場合には、別異の操作部材を付加し
て、操作力を変換する必要があり、部品数が増加すると
いう問題がある。本考案は、上記問題点に鑑み考案した
ものであり、部品数を増加することなく、可動接片の延
出方向側に操作可能にすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、支持部に揺動自在に支持され、操作杆に
より揺動操作される揺動盤と、反転バネ及び可動接点を
備えると共に、前記揺動盤に一端側を支持される可動接
片とを備え、前記可動接点が対向する固定接点と常時接
触するように、固定配置した固定端子片に前記反転バネ
を付勢かつ当接したスナップアクションスイッチにおい
て、前記操作杆は、前記可動接片の略延出方向に直線移
動可能に配設すると共に、前記揺動部材に係合したこと
を特徴とするスナップアクションスイッチを構成する。
成するために、支持部に揺動自在に支持され、操作杆に
より揺動操作される揺動盤と、反転バネ及び可動接点を
備えると共に、前記揺動盤に一端側を支持される可動接
片とを備え、前記可動接点が対向する固定接点と常時接
触するように、固定配置した固定端子片に前記反転バネ
を付勢かつ当接したスナップアクションスイッチにおい
て、前記操作杆は、前記可動接片の略延出方向に直線移
動可能に配設すると共に、前記揺動部材に係合したこと
を特徴とするスナップアクションスイッチを構成する。
【0005】
【実施例】本考案に係る好適な一実施例を、添付図面に
基づき詳述する。図1〜図3において、1は下ケース、
2は上ケースである。下ケース1と上ケース2を嵌合し
て構成する内部空間3には、図3で示すように2組のス
ナップアクションスイッチを配設している。そして、各
スナップアクションスイッチ同志は、図1において左右
反対に配設している。
基づき詳述する。図1〜図3において、1は下ケース、
2は上ケースである。下ケース1と上ケース2を嵌合し
て構成する内部空間3には、図3で示すように2組のス
ナップアクションスイッチを配設している。そして、各
スナップアクションスイッチ同志は、図1において左右
反対に配設している。
【0006】次に、1組のスナップアクションスイッチ
の組立構成を説明する。下ケース1は基盤を兼備してお
り、固定端子片5及び常閉用固定接点6を固定配置して
いる。また、下ケース1は図1で示すように常閉用固定
接点6の上方に所定間隙を有して常開用固定接点7を対
向配置している。下ケース1の相対向する壁部1a,1
aには略U字状の支持凹部1b,1bを形成している。
支持凹部1b,1bは、揺動盤8から突設した支軸8
a,8aを支持している。従って、各壁部1a,1aは
揺動部材8を揺動自在に支持する支持部を構成する。
の組立構成を説明する。下ケース1は基盤を兼備してお
り、固定端子片5及び常閉用固定接点6を固定配置して
いる。また、下ケース1は図1で示すように常閉用固定
接点6の上方に所定間隙を有して常開用固定接点7を対
向配置している。下ケース1の相対向する壁部1a,1
aには略U字状の支持凹部1b,1bを形成している。
支持凹部1b,1bは、揺動盤8から突設した支軸8
a,8aを支持している。従って、各壁部1a,1aは
揺動部材8を揺動自在に支持する支持部を構成する。
【0007】揺動盤8は、図1において左右方向に延出
する左右一対のアーム8b及び8cを一体に形成してい
る。第1アーム8bは、上記固定端子片5を回避する透
孔8dを形成すると共に、先端において支軸8aと同方
向に延びる支持溝8eを形成している。また、揺動盤8
は、図1における上面が支軸8a位置を谷とした若干V
字状になるように、両アーム8b及び8cを形成してい
る。
する左右一対のアーム8b及び8cを一体に形成してい
る。第1アーム8bは、上記固定端子片5を回避する透
孔8dを形成すると共に、先端において支軸8aと同方
向に延びる支持溝8eを形成している。また、揺動盤8
は、図1における上面が支軸8a位置を谷とした若干V
字状になるように、両アーム8b及び8cを形成してい
る。
【0008】9は可動接片であり、導電性及び弾性を有
する板材で、断面が略コ字状に折り曲げ形成し、揺動盤
8と略同一方向に延出している。可動接片9は、図1で
示す左右両端9a,9bを残し底面が切欠かれ、弾性を
有する舌片状の反転バネ9cを設けている。可動接片9
は、一端9a側の内縁9dが上記第1アーム8bの支持
溝8eに揺動自在に支持され、他端9b側に可動接点1
0を固着している。可動接点10は、両固定接点6及び
7間に介在している。反転バネ9cは、他端9b側を基
端として一端9a側に延出かつ底面方向に傾斜してい
る。この反転バネ9cの先端は、上記固定端子片5の側
面に形成した受け溝5aに、湾曲した状態で係合してい
る。
する板材で、断面が略コ字状に折り曲げ形成し、揺動盤
8と略同一方向に延出している。可動接片9は、図1で
示す左右両端9a,9bを残し底面が切欠かれ、弾性を
有する舌片状の反転バネ9cを設けている。可動接片9
は、一端9a側の内縁9dが上記第1アーム8bの支持
溝8eに揺動自在に支持され、他端9b側に可動接点1
0を固着している。可動接点10は、両固定接点6及び
7間に介在している。反転バネ9cは、他端9b側を基
端として一端9a側に延出かつ底面方向に傾斜してい
る。この反転バネ9cの先端は、上記固定端子片5の側
面に形成した受け溝5aに、湾曲した状態で係合してい
る。
【0009】上ケース2の上面には、図1における左右
方向に延びるガイド溝2aを形成している。ガイド溝2
aには、操作杆11を挿装している。操作杆11は両側
壁に係合突起11aを突設しており、ガイド溝2aの側
壁に刻設した係合溝2bと係合することにより、上ケー
ス2からの飛出しが防止されている。また、操作杆11
の端面に形成した盲孔11bとガイド溝2aの内端間に
は、圧縮バネ4を介在し、この操作杆11を反対側の内
端に当接するように付勢し、これにより、中立位置Nに
保持している。
方向に延びるガイド溝2aを形成している。ガイド溝2
aには、操作杆11を挿装している。操作杆11は両側
壁に係合突起11aを突設しており、ガイド溝2aの側
壁に刻設した係合溝2bと係合することにより、上ケー
ス2からの飛出しが防止されている。また、操作杆11
の端面に形成した盲孔11bとガイド溝2aの内端間に
は、圧縮バネ4を介在し、この操作杆11を反対側の内
端に当接するように付勢し、これにより、中立位置Nに
保持している。
【0010】操作杆11は、揺動盤8の上面に向って操
作突子11cを垂下している。操作突子11cは、揺動
盤8と対向側を球面などの円弧状に形成し、各アーム8
b及び8cと円滑に作用する。なお、2組のスナップア
クションスイッチのうち他方も上記構成と同一構成であ
り、説明を省略する。
作突子11cを垂下している。操作突子11cは、揺動
盤8と対向側を球面などの円弧状に形成し、各アーム8
b及び8cと円滑に作用する。なお、2組のスナップア
クションスイッチのうち他方も上記構成と同一構成であ
り、説明を省略する。
【0011】次に、上記構成の作動を説明する。スナッ
プアクションスイッチは通常状態において、図1で示す
状態を保持している。すなわち、操作杆11は圧縮バネ
4に押圧されて、中立位置Nに位置する。また揺動盤8
は、第1アーム8bが第2アーム8cよりも下方にある
状態、すなわち、図1において左下りの状態にある。こ
の状態においては、可動接片9の内縁9dが、固定端子
片5の受け溝5aよりも低い位置にある。このため、可
動接片9は反転バネ9cの付勢力により、可動接点10
を常閉用固定接点6と常時接触するように付勢されてい
る。従って、スナップアクションスイッチは、固定端子
片5,可動接片9,可動接点10及び常閉側固定接点6
間が導通している。
プアクションスイッチは通常状態において、図1で示す
状態を保持している。すなわち、操作杆11は圧縮バネ
4に押圧されて、中立位置Nに位置する。また揺動盤8
は、第1アーム8bが第2アーム8cよりも下方にある
状態、すなわち、図1において左下りの状態にある。こ
の状態においては、可動接片9の内縁9dが、固定端子
片5の受け溝5aよりも低い位置にある。このため、可
動接片9は反転バネ9cの付勢力により、可動接点10
を常閉用固定接点6と常時接触するように付勢されてい
る。従って、スナップアクションスイッチは、固定端子
片5,可動接片9,可動接点10及び常閉側固定接点6
間が導通している。
【0012】次に、操作杆11を圧縮バネ4の付勢力に
抗して、図1で示す操作位置Rまでスライド操作する
と、操作突子11cが第2アーム8cを押圧することに
より、揺動盤8は右方向Roに揺動する。この時、揺動
盤8は、反転バネ9cの湾曲に伴う付勢力に抗して右方
向Roに徐々に揺動するが、可動接片9の内縁9dが固
定端子片5の受け溝5aより若干高い位置に移動した時
点から、この反転バネ9cの付勢方向の変化に伴い、図
1における仮想線で示す状態の位置まで瞬間的に揺動す
る。従って、可動接片9はこの時点において急反転し、
可動接点10を常開用固定接点7と接触させる。
抗して、図1で示す操作位置Rまでスライド操作する
と、操作突子11cが第2アーム8cを押圧することに
より、揺動盤8は右方向Roに揺動する。この時、揺動
盤8は、反転バネ9cの湾曲に伴う付勢力に抗して右方
向Roに徐々に揺動するが、可動接片9の内縁9dが固
定端子片5の受け溝5aより若干高い位置に移動した時
点から、この反転バネ9cの付勢方向の変化に伴い、図
1における仮想線で示す状態の位置まで瞬間的に揺動す
る。従って、可動接片9はこの時点において急反転し、
可動接点10を常開用固定接点7と接触させる。
【0013】その後、操作杆11は操作力を解除する
と、圧縮バネ4の付勢力により中立位置Nに自動復帰す
る。これに伴い、操作突子11cが第1アーム8bを押
圧することにより、揺動盤8は図1で示す状態に揺動復
帰する。この場合に揺動盤8は、可動接片の内縁9dが
固定端子片5の受け溝5aよりも若干低い位置に移動し
た時点において、可動接片9を瞬間的に急反転させるこ
とにより、可動接点10を常閉用固定接点6と接触させ
る。
と、圧縮バネ4の付勢力により中立位置Nに自動復帰す
る。これに伴い、操作突子11cが第1アーム8bを押
圧することにより、揺動盤8は図1で示す状態に揺動復
帰する。この場合に揺動盤8は、可動接片の内縁9dが
固定端子片5の受け溝5aよりも若干低い位置に移動し
た時点において、可動接片9を瞬間的に急反転させるこ
とにより、可動接点10を常閉用固定接点6と接触させ
る。
【0014】なお、上記実施例において、操作杆11は
図4で示すように、操作突子11cの直線移動の軌跡L
と、揺動盤8の各アーム8b,8cから成る作用角θが
鋭角になるようにして、この揺動盤8に揺動変位する作
用力を付与する構成であればよい。また、操作杆1は、
可動接片9の略延出方向に直線移動可能に配設した構成
であればよい。
図4で示すように、操作突子11cの直線移動の軌跡L
と、揺動盤8の各アーム8b,8cから成る作用角θが
鋭角になるようにして、この揺動盤8に揺動変位する作
用力を付与する構成であればよい。また、操作杆1は、
可動接片9の略延出方向に直線移動可能に配設した構成
であればよい。
【0015】
【考案の効果】以上詳述したように本考案の構成によれ
ば、部品数を増加せずに、操作杆を可動接片の延出方向
側に操作可能になる。
ば、部品数を増加せずに、操作杆を可動接片の延出方向
側に操作可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例を示す組立断面図であ
る。
る。
【図2】図1における矢視線A―A方向の一部を省略し
た部分断面図である。
た部分断面図である。
【図3】図1の構成の分解斜視図である。
【図4】図1の構成の作動を説明する説明図である。
1 下ケース 2 上ケース 5 固定端子片 6 常閉用固定接点 7 常開用固定接点 8 揺動盤 9 可動接片 9c 反転バネ 10 可動接点 11 操作杆
Claims (1)
- 【請求項1】 支持部に揺動自在に支持され、操作杆に
より揺動操作される揺動盤と、 反転バネ及び可動接点を備えると共に、前記揺動盤に一
端側を支持される可動接片とを備え、 前記可動接点が対向する固定接点と常時接触するよう
に、固定配置した固定端子片に前記反転バネを付勢かつ
当接したスナップアクションスイッチにおいて、 前記操作杆は、前記可動接片の略延出方向に直線移動可
能に配設すると共に、前記揺動部材に係合したことを特
徴とするスナップアクションスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10578291U JP2552999Y2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | スナップアクションスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10578291U JP2552999Y2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | スナップアクションスイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548166U JPH0548166U (ja) | 1993-06-25 |
JP2552999Y2 true JP2552999Y2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=14416720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10578291U Expired - Lifetime JP2552999Y2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | スナップアクションスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552999Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP10578291U patent/JP2552999Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0548166U (ja) | 1993-06-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970610 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |