JP2501221Y2 - シ―ソ操作型電気部品 - Google Patents

シ―ソ操作型電気部品

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JP2501221Y2
JP2501221Y2 JP1990047308U JP4730890U JP2501221Y2 JP 2501221 Y2 JP2501221 Y2 JP 2501221Y2 JP 1990047308 U JP1990047308 U JP 1990047308U JP 4730890 U JP4730890 U JP 4730890U JP 2501221 Y2 JP2501221 Y2 JP 2501221Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、シーソ操作型電気部品に関する。
[従来の技術] この種のシーソ操作型電気部品の一例として、例えば
実開平1−135703号公報に開示されている。
第12図〜第15図はこの公報に開示されたシーソ操作型
の可変抵抗器の説明図で、第12図は分解斜視図、第13図
及び第14図は動作説明図、第15図は回動部材の斜視図で
ある。
これ等のシーソ操作型可変抵抗器は、つまみ1と板ば
ね2と、枠体3と、ばね片4と、回動部材5、摺動子6
と、抵抗基板7とから主に構成されている。つまみ1は
樹脂モールド品で、上壁1aと側壁1bとを備え、両側壁1b
の中央下端には孔1cが形成されており、孔1cの下半分は
円環部1dにより構成されている。また、上壁1aの内底面
には一対のノブ1eが形成されている。
板ばね2はリン青銅等の金属薄板からなり、取付部の
隅部から4本の腕部2aが上方に向けのびており、押圧操
作後のつまみ1を初期の位置まで復帰させる戻しばねと
して機能する。
枠体3は樹脂モールド品で、両側面に突設した支持ピ
ン3aと、各支持ピン3aに隣接して上面に突設した受部3b
とがつまみ1を揺動自在に支承している。前記板ばね2
は取付部の中央に設けた角孔2bを枠体3の上面に突設し
た角状突部3cに嵌入することによつて枠体3上で位置決
めされている。前記枠体3の下面内部には一対の回動部
材5を軸支する一対の軸3dが垂下されており、また、抵
抗基板7の孔7gに係合して抵抗基板7を固定する複数の
突部3eが垂下されており、更にばね片4の固定端4aを嵌
合係止する溝3f(第13図参照)が設けられている。ま
た、枠体3の上面の、前記つまみ1のノブ1eが対面する
部位には孔3gが穿設されており、ノブ1eが枠体3の内部
に挿入されている。
回動部材5は樹脂モールド品で、孔5aを形成した軸部
5bの一側には摺動子6を取り付ける比較的長い摺動子取
付部5cが、また該取付部5cの反対側には軸部5bに近い位
置に位置する斜面5dが形成されている。この回動部材5
は枠体3の一対の軸3dにそれぞれ1個、計2個が孔5aを
介して装着されており、軸3dを中心として回動自在とな
つている。
前記ばね片4は自由端を回動部材5の摺動子取付部5c
の一側面、すなわちノブ1eによつて回動部材5が回転す
る方向に対して反対の側から回動部材5を付勢可能な一
側面に当接されている。
前記摺動子6は、公知の取付手段によつて前記回動部
材5に取付けられている。
抵抗基板7の表面には第13図に示すように、回動部材
5の回転中心を中心とする一対の弧状の抵抗体7aと集電
体7bとが2組印刷配置されており、それぞれの抵抗体7a
の両端および集電体7bはリード7cに接続されている。こ
の抵抗基板7は枠体3の突部3eを孔7gに挿入後突部3eの
先端をかしめるなどして枠体3に固定される。なお、7f
は抵抗基板7に設けた前記軸3dが挿入される孔である。
次に上記のシーソ操作型可変抵抗器の動作を説明す
る。
先ず、つまみ1の左方の操作部1fを押圧すると、つま
み1のノブ1eが左方の回動部材5の斜面5dを押圧し、回
動部材5は軸3dを中心として回転し、摺動子6が抵抗基
板7上の左方の抵抗体7aと集電体7b上を摺動し、抵抗値
が連続的に変化する。また、つまみ1の押圧操作を中止
すると、つまみ1は板ばね2のばね力により中立位置に
復帰し、一方、回動部材5はばね片4の反発力によつて
元の位置に復帰する。つまみ1の右方の操作部1fを操作
した場合は、つまみ1の左方の操作部1fを操作した場合
と同様の動作をする。
なお、この可変抵抗器は主としてビデオカメラのズー
ムイン、アウトの動作手段として使用される。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記の可変抵抗器は、つまみ1のノブ1eの
上下動を回動部材5の斜面5dで回転運動に変換して抵抗
値を変化させるため、ノブ1eの僅かのストロークで抵抗
値を大きく変えるためには、つまみ1の揺動支点からノ
ブ1eまでの距離を極力大きくしなければならず、したが
つてつまみ1の大型化をもたらし、ひいては可変抵抗器
全体が大型化されるという課題がある。また、回動部材
5、摺動子6、ばね片4が必要で部品点数が多く、組立
性が悪いためコスト高となるという課題があつた。
本考案は、上記のような課題を解決しようとするもの
で、本考案の目的は、つまみの小型化が可能で、且つ従
来に比して部品点数を少なくすることの出来るシーソ操
作型電気部品を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、請求項1に記載の考案
は、枠体と、該枠体に一体化されて表面に抵抗体パター
ンを形成した絶縁基板と、前記枠体にシーソ操作可能に
支承されたつまみと、前記絶縁基板の方向に凸状に湾曲
した曲面を有する導電接点とを備え、前記導電接点はシ
ーソ操作の支点を挾んで一対配設され、各導電接点は湾
曲方向に沿う両端部を自由端とすると共に、これら両端
部間の略中央に設けられた支持部を介して前記絶縁基板
に載置されており、前記一対の導電接点に対応して前記
抵抗体パターンをそれぞれ形成し、前記一対の導電接点
のそれぞれの両端部に同時に当接可能に、前記つまみの
内底面から一対のノブを突出し、前記つまみを押圧する
と、前記ノブが前記導電接点の両端部を押圧し、該導電
接点を前記抵抗体パターンに圧接するようにした構成と
してある。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の考案
は、枠体と、該枠体に一体化されて表面に抵抗体パター
ンを形成した絶縁基板と、前記枠体にシーソ操作可能に
支承されたつまみと、前記絶縁基板の方向に凸状に湾曲
した曲面を有する導電接点とを備え、前記導電接点はシ
ーソ操作の支点を挾んで一対配設されると共に、各導電
接点は湾曲面の曲率中心の軸方向を、前記つまみの回転
中心軸と直角方向に沿うように前記絶縁基板上に載置さ
れており、前記つまみの内底面から突出せるノブを前記
導電接点の両端部に当接可能に配置し、前記つまみを押
圧すると、前記ノブが前記導電接点の両端部を押圧し、
該導電接点を前記抵抗体パターンに圧接するようにした
構成としてある。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の考案
は、請求項1または2記載において、前記抵抗パターン
には、帯条で、かつ、前記導電接点湾曲面の曲率中心の
軸方向と異なる方向に延びるスリットを設けた構成とし
てある。
〔作用〕
請求項1に記載の考案は、2出力を取り出せるシーソ
操作型電気部品であって、部品点数を削減して、組立作
業性の向上とコストダウンを図ることが出来るのみなら
ず、導電接点を抵抗体パターンに接触させるのに必要な
押圧力を小さくして、つまみの操作力を低減することが
出来る。
請求項2に記載の考案は、2出力を取り出せるシーソ
操作型電気部品であって、部品点数を削減して、組立作
業性の向上とコストダウンを図ることが出来るのみなら
ず、操作部品の押圧操作を行っても、1つの導電接点の
両端部のストロークを一定に出来て設計がしやすく、ま
た均一に導電接点を変形させることが出来、局部的なス
トレスはかかりにくいという効果もある。
また、導電部として寄与する導電接点の形状を、接触
部の中心に対して対称の形状とした場合には、接触の中
心が変わらず該中心を対称に接触量が増えていくことと
なるので、接触量を制御しやすく、ひいては抵抗値を制
御しやすいという効果がある。
請求項3に記載の考案は、抵抗体接触面積とスリット
への接触面積の割合が、導電接点と抵抗体パターンの機
械的なずれがあっても変わらないので、抵抗値の変化カ
ーブのばらつきを小さく押えることが出来る。
[実施例] 以下に、本考案の実施例を添付の図面に基づき説明す
る。
第1図〜第8図は本考案の第1の実施例の説明図で、
第1図はシーソ操作型可変抵抗器の側断面図、第2図は
正面断面図、第3図は第1図のつまみを取り去り、枠体
をA−A線から見た平面図、第4図は導電接点の斜視
図、第5図(イ),(ロ),(ハ)は動作説明図、第6
図は板ばねの枠体への取付構造を示す斜視図、第7図
(イ),(ロ)は板ばねの作用を説明するための模式
図、第8図は抵抗値変化特性図である。
本考案のシーソ操作型可変抵抗器は、つまみ11、板ば
ね12と、枠体13と、導電接点14と、抵抗基板(絶縁基
板)15とから主に構成されている。
つまみ11は樹脂モールド品で、上壁11aと側壁11bとを
備えて、両側壁11bの中央下端には孔11cが形成されてお
り、孔11cの下半分は円環部11dにより構成されている。
上壁11aの内底面には一対のノブ11eが形成されている。
板ばね12は、リン青銅等の金属薄板からなり、取付部12
cの中央部から2本の腕部12aが上方に向けてのびてお
り、押圧操作後のつまみ11を初期位置まで復帰させる戻
しばねとして機能する。
枠体13は樹脂モールド品で、相対向する一側面に突設
した支持ピン13aと、各支持ピン13aに隣接して上面に突
設した受部13bとがつまみ11を揺動自在に支承してい
る。この側面の内方には、前記抵抗基板15を載置する爪
片13h(第2図参照)が設けられ、抵抗基板15はこの爪
片13h上に位置する。前記板ばね12は、第6図に示すよ
うに、取付部12cの四隅に折曲げ形成した脚12bを枠体13
の側面に設けた溝13c遊合するとともに、取付部12cの周
辺の溝12dを枠体13の受部13bに遊合して枠体13の上壁13
d上で位置決めされている。また、前記つまみ11のノブ1
1eが対面する枠体13の上壁13dには孔13eが穿設されてお
り、ノブ11eがこの孔13eから枠体13の内部に挿入されて
いる。
なお、前記枠体13の相対向する他の側面にはプリント
基板21にスナツプ止めする爪片13f,13gが設けられてい
る。
前記導電接点14は後記する抵抗体に比べて比抵抗が非
常に小さい導電ゴムより成型、抵抗基板15の方向に凸状
に湾曲した曲面14dを備え、該導電接点14は、シリコン
ゴム等の弾性体より成る一対の支持体14aと、この支持
体14aから内方にのびる腕部14bにて両側面を支持された
取付台14cよりなる支持部材の取付台14cの下面に2色成
形により一体化されている。この支持部材は、第1,3図
に示すように支持体14aが枠体13の支持壁13iにガイドさ
れて抵抗基板15と枠体13の上壁13dの下面間に位置する
ように配置され、つまみ11のノブ11eは第2図に示すよ
うに取付台14cの端部にほぼ接している。
第3図に示すように、前記抵抗基板15の表面の左右両
側には中央部分にスリツト16を形成した一対の抵抗体
(パターン)17が印刷形成され、左方の抵抗体17の両端
の銀電極18はリードパターン19a,19bを介して端子パタ
ーン20a,20bに接続され、右方の抵抗体17の両端の銀電
極18はリードパターン19c,19dを介して端子パターン20
b,20cに接続されている。
次に上記のシーソ操作型可変抵抗器の動作を説明す
る。
つまみ11の未操作状態では、第5図(イ)に示すよう
にノブ11eは湾曲せる取付台14cを介して導電接点14の両
端部にほぼ接し、導電接点14は抵抗体17には未だ接して
いない。この状態から例えば第1図におけるつまみ11の
左方の操作部11fを押圧すると、第5図(ロ)に示すよ
うにノブ11eが取付台14cを介して導電接点14の両端部を
押圧し、導電接点14は抵抗体17のスリツト16を短絡す
る。次に第5図(ロ)の状態から第1図におけるつまみ
11の左方の操作部11fをつまみ11の下面が枠体13の上面
の四隅に設けたストツパ13jに当接するまで下方に押圧
すると、第5図(ハ)に示すように導電接点14は段々に
偏平に近くなり、導電接点14と抵抗体17との接触面積は
段々に増大する。
上記の第5図(イ),(ロ),(ハ)の状態における
抵抗値の変化は第8図の特性図に示すようになり、第5
図(イ)の状態から(ロ)の状態に移る時に端子パター
ン20aと20b間の抵抗値は急激に変化するが、(ロ)から
(ハ)に至る間には抵抗値は連続的に変化する。
次に、つまみ11の押圧操作を中止すると、つまみ11は
板ばね12のばね力により初期の未操作状態に復帰し、一
方、導電接点14は自己のばね力及び支持部材の腕部14b
のばね力によつて元の形状に復帰する。第1図における
つまみ11の右方の操作部11fを操作した場合も、前記と
同様の動作をなし、端子パターン20b,20c間の抵抗値は
第8図に示すように変化する。
第1の考案の上記のような実施例によれば、従来例で
必要としたばね片、回動部材、摺動子の代りに支持部材
にて支持された導電接点14を使用しているので、部品点
数の省略を招き、組立作業性も良い。従つて従来に比し
コストダウンとなる。
また、導電接点14の湾曲度を小さくことにより、つま
み11の内底面からのびるノブ11eの僅かのストロークで
抵抗値を変えることができ、つまみ11の揺動支点からノ
ブ11eまでの距離を小さくできるので、つまみ11の小型
化をもたらし、ひいては電気部品全体が従来に比し小型
化される。
なお、上記の実施例では、導電接点14の両端を一対の
ノブ11eで押圧しているが、この2つのノブ11eを一体化
してもよい。
また、抵抗体17のスリツト16はなくてもよく、この場
合は、つまみ11の未操作状態で端子パターン20a,20b
間、或いは20b,20c間に所定の抵抗値をもち、つまみ11
の操作部11fを押圧すると段々に抵抗値が低く変化して
ゆくよな特性曲線となる。
また、板ばね12を枠体13の上壁13dに完全に固定して
しまうと、小型化により、たわみ代が小さくなるため、
つまみ11を最大ストロークで押し込む動作をくり返すう
ちに、板ばね12が疲労を起し、固定部の付近で破断され
てしまう可能性が大で、これをさけるためには疲労に耐
え得る高価なばね材を使用しなければならないが、本考
案の第1の実施例のように、板ばね12を枠体3の上面に
完全に固定せず、板ばね12の取付部12cに形成した脚12b
を枠体13の側面に設けた溝13cに遊合するとともに、取
付部12cの周辺の溝12dを枠体13の受部13bに遊合するこ
とによつて位置決めだけを行ない、第7図(イ)の状態
からつまみ11の一端を押圧した際つまみ11の操作に伴つ
て或る程度板ばね12が動くようにしているので、板ばね
12の変形を最小限にとどめ、板ばね12の破断を防止する
ことが出来、高価なばね材の使用の必要性もない。
第9図(イ),(ロ),(ロ)〜第11図(イ),
(ロ),(ハ)は本考案の第2の実施例の説明図で、第
9図(イ),(ロ),(ハ)は抵抗体と導電接点との接
触状態を示す説明図で、第9図(イ)は導電接点の曲率
中心軸がスリツトの中心位置の上方にある状態を示し、
第9図(ロ)、第9図(ハ)は導電接点の曲率中心軸が
左及び右にずれた状態を示し、第10図は、第9図
(ロ),(ハ)の状態における抵抗値変化特性図、第11
図(イ),(ロ),(ハ)は抵抗体の種々の変形例を示
す説明図である。
本考案においては、第9図(イ)に示すように、一対
の抵抗体17間にスリツト16が斜めに形成されており、導
電接点14の曲率中心軸Lと前記スリツト16の伸長方向と
は交差状態となつている。その他の構成は前述した第1
の実施例と同等である。
この場合は、つまみ11の一端を押圧すると、導電接点
14は、曲面14dが抵抗体17と接触した初期においては曲
面14dの一部すなわち、初期接触域14eが両抵抗体17の張
出し部17aに接触し、以後は導電接点14は段々に偏平に
近くなり、導電接点14と抵抗体17との接触面積は段々に
増大する。
そして、抵抗値の変化は、第8図に示した特性図と略
同一となる。
また、第9図(ロ)に示すように導電接点14の曲率中
心軸Lが左方にずれてL′に移動した場合、或いは第9
図(ハ)に示すように右方にずれてL″に移動した場合
でも、導電接点14は、抵抗体17と接触した初期において
は曲面14dの初期接触域14eが両抵抗体17の張出し部17a
に接触するので、第10図の特性図に示すように、導電接
点14と抵抗体17との接触タイミングはずれることはな
く、以後の抵抗値変化曲線も導電接点14が抵抗体17上に
徐々に接触面積を増大してゆくので、なだらかな変化を
たどり、抵抗値変化曲線は第9図(イ)の場合にくらべ
てもわずかなずれにおさえることが出来る。また、導電
接点14の曲率中心軸がさらに大きくずれて、抵抗体17の
張出し部17aに初期接触域14eが接触しない場合において
も、抵抗値変化曲線のずれは前述第1の実施例と比べて
はるかに小さくなる。その他の作用効果については前述
した第1の実施例と同等である。
なお、抵抗パターン(抵抗体)17の形状は第9図
(イ),(ロ),(ハ)に示した形状に限られるもので
はなく、第11図(イ),(ロ),(ハ)に示すような種
々の形状が考えられ、この場合も第9図(イ),
(ロ),(ハ)に示した抵抗パターン17の形状とほぼ同
じ作用効果を有する。
[考案の効果] 以上説明したように、請求項1に記載の考案によれ
ば、2出力を取り出せるシーソ操作型電気部品であっ
て、部品点数を削減して、組立作業性の向上とコストダ
ウンを図ることが出来るのみならず、導電接点を抵抗体
パターンに接触させるのに必要な押圧力を小さくして、
つまみの操作力を低減することが出来る。
請求項2に記載の考案によれば、2出力を取り出せる
シーソ操作型電気部品であって、部品点数を削減して、
組立作業性の向上とコストダウンを図ることが出来るの
みならず、操作部の押圧操作を行っても、1つの導電接
点の両端部のストロークを一定に出来て設計がしやす
く、また均一に導電接点を変形させることが出来、局部
的なストレスはかりにくいという効果もある。
また、導電部として寄与する導電接点の形状を、接触
部の中心に対して対称の形状とした場合には、接触の中
心が変わらず該中心を対称に接触量が増えていくことと
なるので、接触量を制御しやすく、ひいては抵抗値を制
御しやすいという効果がある。
請求項3に記載の考案によれば、抵抗体接触面積とス
リットへの接触面積の割合が、導電接点と抵抗体パター
ンの機械的なずれがあっても変わらないので、抵抗値の
変化カーブのばらつきを小さく押さえることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本考案の第1実施例の説明図で、第1
図はシーソ操作型可変抵抗器の側断面図、第2図は正面
断面図、第3図は第1図のつまみを取り去り、枠体をA
−A線から見た平面図、第4図は導電接点の斜視図、第
5図(イ),(ロ),(ハ)は動作説明図、第6図は板
ばねの枠体への取付構造を示す斜視図、第7図(イ),
(ロ)は板ばねの作用を説明するための模式図、第8図
は抵抗値変化特性図、第9図(イ),(ロ),(ハ)〜
第11図(イ),(ロ),(ハ)は本考案の第2の実施例
の説明図であり、第9図(イ),(ロ),(ハ)は抵抗
体と導電接点との接触状態を示す説明図で、第9図
(イ)は導電接点の曲率中心軸がスリツトの中心位置に
ある状態を示し、第9図(ロ),(ハ)は導電接点の曲
率中心軸が左及び右にずれた状態を示し、第10図は第9
図(ロ),(ハ)の状態における抵抗値変化特性図、第
11図(イ),(ロ),(ハ)は抵抗体の種々の変形例を
示す説明図である。 第12図〜第15図は従来例のシーソ操作型可変抵抗器の説
明図で、第12図は分解斜視図、第13図及び第14図は動作
説明図、第15図は回動部材の斜視図である。 11……つまみ、11e……ノブ、13……枠体、14……導電
接点、14a……支持体、14b……腕部、14c……取付台、1
4d……曲面、15……絶縁基板(抵抗基板)、16……スリ
ツト、17……抵抗体(パターン)、17a……張出し部、
L,L′,L″……導電接点の曲率中心軸。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠体と、該枠体に一体化されて表面に抵抗
    体パターンを形成した絶縁基板と、前記枠体にシーソ操
    作可能に支承されたつまみと、前記絶縁基板の方向に凸
    状に湾曲した曲面を有する導電接点とを備え、 前記導電接点はシーソ操作の支点を挾んで一対配設さ
    れ、各導電接点は湾曲方向に沿う両端部を自由端とする
    と共に、これら両端部間の略中央に設けられた支持部を
    介して前記絶縁基板に載置されており、 前記一対の導電接点に対応して前記抵抗体パターンをそ
    れぞれ形成し、 前記一対の導電接点のそれぞれの両端部に同時に当接可
    能に、前記つまみの内底面から一対のノブを突出し、 前記つまみを押圧すると、前記ノブが前記導電接点の両
    端部を押圧し、該導電接点を前記抵抗体パターンに圧接
    するようにしたことを特徴とするシーソ操作型電気部
    品。
  2. 【請求項2】枠体と、該枠体に一体化されて表面に抵抗
    体パターンを形成した絶縁基板と、前記枠体にシーソ操
    作可能に支承されたつまみと、前記絶縁基板の方向に凸
    状に湾曲した曲面を有する導電接点とを備え、 前記導電接点はシーソ操作の支点を挾んで一対配設され
    ると共に、各導電接点は湾曲面の曲率中心の軸方向を、
    前記つまみの回転中心軸と直角方向に沿うように前記絶
    縁基板上に載置されており、 前記つまみの内底面から突出せるノブを前記導電接点の
    両端部に当接可能に配置し、 前記つまみを押圧すると、前記ノブが前記導電接点の両
    端部を押圧し、該導電接点を前記抵抗体パターンに圧接
    するようにしたことを特徴とするシーソ操作型電気部
    品。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載において、前記抵抗
    パターンには、帯条で、かつ、前記導電接点湾曲面の曲
    率中心の軸方向と異なる方向に延びるスリットを設けた
    ことを特徴とするシーソ操作型電気部品。
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