JPH0738991Y2 - ロツク装置 - Google Patents

ロツク装置

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JPH0738991Y2
JPH0738991Y2 JP1988158955U JP15895588U JPH0738991Y2 JP H0738991 Y2 JPH0738991 Y2 JP H0738991Y2 JP 1988158955 U JP1988158955 U JP 1988158955U JP 15895588 U JP15895588 U JP 15895588U JP H0738991 Y2 JPH0738991 Y2 JP H0738991Y2
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JP
Japan
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locking
operating member
guide groove
pair
elastic pieces
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JP1988158955U
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JPH0280836U (ja
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博文 新妻
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はロック装置に係り、特に、折り畳み可能に構成
されたラツプトツプキーボード等に使用されるロツク装
置に関する。
〔従来の技術〕
近年、キーボード操作部と表示部とが折り畳み可能に構
成されたラツプトツプキーボードが開発されている。
このラツプトツプキーボードは、液晶表示素子(LCD)
等の表示部を有する上ケースと、キー入力用の押釦スイ
ツチが多数配列されたキーボード操作部を有する下ケー
スとを開閉自在に備え、使用しない場合には、ロツク装
置により上ケースと下ケースが閉状態でロツクされるよ
うになつている。このロツク装置を第6図ないし第8図
に示してある。これらの図において、1は上ケースで、
この上ケース1には長方形状のガイド溝2が穿設されて
いる。このガイド溝2の両側部に沿つて一対の下挟持片
3,3が突設され、さらに一対の取付片4が突設されてい
る。前記ガイド溝2には操作部材5の摺動突起6が挿入
されており、この摺動突起6は断面H形状で、その側板
部7,7がガイド溝2の対向面と摺動される。また、摺動
突起6の空間部となる他側面には、一対の嵌合突起8,8
が突設されている。この嵌合突起8,8は前記下挟持片3,3
上に載置されるロツク部材9の嵌合孔10に挿入されてス
ナツプ止めされている。
これにより、ロツク部材9と操作部材5とは一体化さ
れ、操作部材5のスライド動作に伴なつてロツク部材9
もスライド動作されることになる。このロツク部材9に
は、スライド方向に延設した係止突起11が設けられてお
り、この係止突起11が図示しない下ケースに設けた係止
受部に係合されることによつて、上ケース1と下ケース
とは閉状態でロツクされる。12は固定部材で、この固定
部材12は前記ロック部材9上に配置され、ロツク部材9
を前記下挟持片3,3との間でスライド可能に保持してい
る。また、この固定部材12には、摺動突起6が挿入され
る開口13が穿設され、この開口13の対向面中央にはロツ
ク用突起14,14が設けられている。この固定部材12は前
記取付片4,4によつて位置決めされ、ネジ15により下ケ
ース1の取付突起1a,1aに締付け固定される。
このようなロツク装置の組立ては、操作部材5の摺動突
起6を下ケース1のガイド溝2に挿入するとともに、ロ
ック部材9、固定部材12を順次積層して摺動突起6を挿
入し、嵌合突起8,8を嵌合孔10にスナツプインし、その
後、ネジ15により締付け固定することにより行なわれ
る。
そして、このロツク装置の動作を説明する。第6図の開
状態から操作部材5を左方向にスライド動作させると、
操作部材5の左動とともにロツク部材9も左動される。
すると、摺動突起6はロツク用突起14,14を外方に撓ま
せて突起14,14を乗り越え、第7図の状態となる。この
状態において、ロツク部材9の係止突起11が上ケース1
から突出されて下ケースの係止受部に係止され、上ケー
ス1と下ケースとが閉状態でロツクされる。この操作部
材5の左側に寄つた状態では、摺動突起6の両側板部7,
7の右端がロツク用突起14,14に当接されるので、ある程
度の操作力を与えないと操作部材5のスライド動作が行
なわれず、操作部材5の位置が保持されるようになつて
いる。尚、第6図の状態でも、操作部材5の位置が保持
されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記従来技術では、固定部材12に一対のロッ
ク用突起14,14を設け、この突起14,14を操作部材5の側
板部7,7が押し広げながら摺動するので、何回も操作部
材5のスライド動作を繰り返すうちに、摺動によりロツ
ク用突起14,14が摩耗してしまい、第6図及び第7図の
状態で操作部材5とロツク用突起14,14との間に隙間が
出来て操作部材5がガタつき使用感が劣化する。
また、上ケース1,下ケースの他に、操作部材5,ロツク部
材9,固定部材12,ネジ15等を必要としており、部品点数
が多く、組立作業性が悪く、コスト高となつていた。
本考案は前記従来技術の課題に鑑み、これを解決すべく
なされたもので、その目的は、ガタつきがなく、かつ、
部品点数が少なくて組立作業性が良好で、コスト低減で
きるロツク装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、一対の弾性片を
有するとともに、係止突起を設けた操作部材と、操作部
材をスライド自在に保持する長方形状のガイド溝を穿設
し、前記一対の弾性片の下端間を該ガイド溝の幅より大
きく設定してあるとともに、前記弾性片に当接して前記
操作部材のスライド動作をロックするロック用突起を突
設した第1の部材と、前記操作部材の係止突起を係止す
る係止受部を設けた第2の部材とを備え、前記第1の部
材の前記ガイド溝に、前記操作部材の係止突起から前記
操作部材を挿入し、さらに前記一対の弾性片を前記ガイ
ド溝の両内側端で内方に押し曲げながら前記操作部材を
挿入し、前記一対の弾性片の下端が前記第1の部材の裏
面側に達すると、前記一対の弾性片は自からの弾性力に
よって外方拡がり、前記一対の弾性片の下端間が前記ガ
イド溝の幅より大きくなるようにした構成にしてある。
〔作用〕
前記手段により、弾性片はスライド動作により当接する
ロツク用突起で撓ませられるので、摩擦力が小さくなり
摩耗が軽減される。また、ケース以外には、操作部材だ
けであり、部品点数が少なく、組立作業性が良好とな
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第5図に基づい
て説明する。
第1図及び第2図は本考案に係るロツク装置の非ロツク
時、ロツク時をそれぞれ示す要部平面図、第3図は第1
図のA−A線に沿つた断面図、第4図は第1図のB−B
線に沿つた断面図、第5図は分解斜視図である。
これらの図において、20は第1の部材である。上ケース
で、この上ケース20には表示部を有し、隅部に長方形状
のガイド溝21が穿設されている。このガイド溝21の一側
部にはロツク用突起22が突設され、このロツク用突起22
のガイド溝21側の両縁は面取りしてテーパ面23,23が設
けられている。前記ガイド溝21には操作部材24がスライ
ド自在に保持されている。この操作部材24は、操作板部
25と、この操作板部25の裏面から立設された突片部26
と、この突片部26の両側面上部から下方へ斜状に延設さ
れた弾性片27,27と、突片部26から腕部28を介して延設
された係止突起29とから構成されている。この弾性片2
7,27の下端27a,27a間は前記ガイド溝21の幅より大きく
設定されている。また、操作部材24の係止突起29は、第
2の部材である下ケース30の係止受部31に係合されるこ
とによつて、上ケース20と下ケース30は閉状態でロツク
される。
尚、ロツク用突起22の位置は、操作部材24の開,閉位置
において操作部材24の弾性片27の側端縁に当接されたよ
うに設定されている。
このように構成された前記実施例の組立方法を次に説明
する。
上ケース20のガイド溝21に、係止突起28から操作部材24
を挿入し、さらに、弾性片27,27をガイド溝21の両内側
端で内方に押し曲げながら操作部材24を挿入する。そし
て、弾性片27,27の下端が上ケース20の裏面側に達する
と、弾性片27,27は自からの弾性力によつて外方拡が
り、弾性片27,27の下端27a,27a間がガイド溝21の幅より
大きくなつて操作部材24を抜け止めする。このようにし
て、組立て作業は完了する。
次に、このように構成された前記実施例の動作を説明す
る。
第1図は非ロツク状態であり、この状態から操作部材24
を左方へスライドする。すると、操作部材24の弾性片27
はロツク用突起22により内方へ押し曲げられながら、操
作部材24はスライドされる。そして、操作部材24がガイ
ド溝21の左端に達すると同時に、弾性片27の右端縁がロ
ツク用突起22の左側のテーパ面23に当接される。したが
つて、弾性片27はテーパ面23に圧接した状態であり、そ
の反力によつて操作部材24はロツク状態でガタつきなく
保持される。また、このロツク状態においては、係止突
起29が上ケース20から突出されて下ケース30の係止受部
31に係合されている。
尚、第2図に示す非ロツク状態においても、操作部材24
は、ロツク用突起22の右側のテーパ面23に圧接されてい
る弾性片27の反力によつてガタつきなく保持されてい
る。
このように構成された前記実施例にあつては、弾性片27
は操作部材24のスライド動作により当接するロツク用突
起22で内方へ撓ませられるので、係止突起29に係る摩擦
力が小さくなり係止突起29の摩耗が軽減される。
また、弾性片27によりスナツプ止めするとともに、ロツ
ク用突起22との圧接も行なつていることにより、上、下
ケース20,30の他に操作部材24だけとすることができる
ので、部品点数が少なく、組立作業もスナツプインだけ
で簡単であり、コスト低減を図ることができる。
尚、上記実施例では上ケース20を第1の部材、下ケース
30を第2の部材としたが、本考案はこれに限られるもの
ではなく、上ケース20を第2の部材としてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、ガタつきのない
良好な使用感を維持でき、かつ、部品点数が少なくて組
立作業性が良好で、コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を説明するため
のもので、第1図及び第2図は本考案に係るロツク装置
の非ロツク時、ロツク時をそれぞれ示す要部平面図、第
3図は第1図のA−A線に沿つた断面図、第4図は第1
図のB−B線に沿つた断面図、第5図は分解斜視図、第
6図ないし第8図は従来のロツク装置を説明するための
もので、第6図及び第7図は第1図及び第2図に対応す
る要部平面図、第8図は分解斜視図である。 20……上ケース、21……ガイド溝、22……ロツク用突
起、24……操作部材、27……弾性片、29……係止突起、
30……下ケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の弾性片を有するとともに、係止突起
    を設けた操作部材と、 操作部材をスライド自在に保持する長方形状のガイド溝
    を穿設し、前記一対の弾性片の下端間を該ガイド溝の幅
    より大きく設定してあるとともに、前記弾性片に当接し
    て前記操作部材のスライド動作をロックするロック用突
    起を突設した第1の部材と、 前記操作部材の係止突起を係止する係止受部を設けた第
    2の部材とを備え、 前記第1の部材の前記ガイド溝に、前記操作部材の係止
    突起から前記操作部材を挿入し、さらに前記一対の弾性
    片を前記ガイド溝の両内側端で内方に押し曲げながら前
    記操作部材を挿入し、前記一対の弾性片の下端が前記第
    1の部材の裏面側に達すると、前記一対の弾性片は自か
    らの弾性力によって外方拡がり、前記一対の弾性片の下
    端間が前記ガイド溝の幅より大きくなるようにしたこと
    を特徴とするロック装置。
JP1988158955U 1988-12-08 1988-12-08 ロツク装置 Expired - Lifetime JPH0738991Y2 (ja)

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JPH0280836U JPH0280836U (ja) 1990-06-21
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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2532425Y2 (ja) * 1991-09-19 1997-04-16 船井電機株式会社 小型電子機器の蓋体
JP2565645B2 (ja) * 1993-07-23 1996-12-18 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション 情報処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60149180U (ja) * 1984-03-12 1985-10-03 日本電気株式会社 前面カバ−の取付構造

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