JP4114828B2 - プッシュオン式スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子機器の押ボタンなどに用いられるプッシュオン式スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子機器の各接点に用いられるプッシュオン式スイッチ1は、図6に示すように、絶縁性の樹脂でできたケース2の底部内に、図示しない端子から連続した一対の固定接点12が設けられ、この上方に、平坦な上面7とその下方の導電性ゴムの可動接点6aを有したラバー接点部材6が収容されている。ラバー接点部材6の上面7の上には、ケース2の一対の内側面に当接する押しボタン3が設けられ、押しボタン3の突出部3aがケース2から突没自在に突出している。
【0003】
押しボタン3は、図7に示すように、断面が凸型に形成され、突出部3a部分の両側面4には、下端部に係止凸部5が形成されている。係止凸部5はケース2の内壁面に形成された凹溝8に嵌合し、押しボタン3は、係止凸部5が凹溝8に沿って上下に摺動することにより規制される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術の場合、図8に示すように、押しボタン3の中央部を押圧せずに、突出部3aの一方の端部を押すと、押しボタン3の側面4がケース2の内壁面9に対して圧接し、くさび効果で大きな摩擦を生じて押しボタン3の復帰の妨げになっていた。
【0005】
また、傾いた押しボタン3を復帰させるラバー接点部材6の上面7が小さく、押しボタン3が傾きやすい上、復帰力が斜めに作用し易いという問題点があった。
【0006】
この発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で押しボタンがスムーズに突没することができるプッシュオン式スイッチを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、絶縁性樹脂のハウジングを有し、このハウジングに対して突没自在に押しボタンが設けられたプッシュオン式スイッチである。上記押しボタンは、突没方向の一断面が凸型に形成され、この押しボタンの二対の側面の両端部に、上記ハウジングの内壁面に摺接する凸部を各々形成したものである。
【0008】
さらに、上記凸部は、上記押しボタンの対向する一対の側面の中心を通り突没方向に延びた軸を中心とした線対称に形成したものである。また、上記プッシュオン式スイッチのラバー接点部材の上面の大きさが、押しボタンの幅よりも小さく、上記押しボタンの幅の1/2よりも大きい。
【0009】
この発明のプッシュオンスイッチは、上記ハウジングの内壁面に摺接する凸部を各々形成し、内壁面と押しボタン側面との摩擦を低減し、押しボタンの摺動性をよくしたものである。さらに、ラバー接点部材の上面を大きくし、押しボタンが傾きにくくし、押圧後の復帰を容易にしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1〜図4は、この発明の第一実施形態のプッシュオン式スイッチ10を示す。このプッシュオン式スイッチ10は、図3に示すように、例えば絶縁性樹脂により形成され、上面が開口したハウジング22を備える。このハウジング22は、矩形の箱体であり、対向する一対の内壁面には凹溝32が設けられている。
【0011】
そして、このハウジング22の内には、図示しない端子から連続した一対の固定接点12が設けられ、この上方に、平坦な上面27とその下方の導電性ゴムの可動接点28を有したラバー接点部材26が収容されている。ラバー接点部材26の上面27の上には、ハウジング22の一対の内側面に当接する押しボタン15が設けられ、押しボタン15の突出部15aが、ハウジング22から突没自在に突出している。
【0012】
押しボタン15は、図2に示すように、側面16と平行な突没方向の一断面が凸型に形成され、上面の突出部15a部分の両側面16には、下端部に一対の係止凸部25が形成されている。係止凸部25は、ハウジング22の一対の内壁面に形成された凹溝32に嵌合し、押しボタン15は、係止凸部25が凹溝32に沿って上下に摺動する。係止凸部25は凹溝32内を摺動し、凹溝32の上端部に係止凸部25が係合して、押しボタン15の外れを防止している。
【0013】
さらに、押しボタン15の一対の側面16の端部には、各々一対の凸部23が形成されている。この凸部23は、押しボタン15の一対の側面16の両端部に位置するように設けられている。また、この側面16と直交する側面17にも凹凸部が形成され、両側部は凸部18として形成されている。
【0014】
このラバー接点部材26の上面27の大きさは、押しボタン15の幅よりも小さく、押しボタン15の幅の1/2よりも大きい。この実施形態では、押しボタン15の当接部15bの幅とほぼ等しい直径に形成されている。
【0015】
次に、この実施形態のプッシュオン式スイッチ10の組み立て方法について図1に基づいて説明する。まず、ハウジング22内にラバー接点部材26を収容する。この後、ラバー接点部材26の上面27の上部に押しボタン15を載置する。そしてハウジング22内の方向に押しボタン15を挿入すると、側面の係止凸部25がハウジング22内の凹溝32内に係合する。そして係止凸部25が凹溝32の上端部に係合し、押しボタン15の抜け止めとなる。
【0016】
この実施形態のプッシュオン式スイッチ10によれば、押しボタン15がラバー接点部材26に押されて上方に復帰する際、ハウジング22の内壁との摩擦面積が小さく、しかもラバー接点部材26の頂部が幅広であるので、押しボタン15自体が傾きにくく、ハウジング22の内面に引っかからず、スムーズに突出可能である。
【0017】
次にこの発明の第二実施形態について図5に基づいて説明する。ここで、上述の実施形態の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態のプッシュオン式スイッチ10の押しボタン15は、上記実施形態と同様に断面が凸型に形成されていて、側面16のほぼ中央部に係止凸部25が形成され、その両端部側に、突没方向に伸びた凸部である突条34が形成されている。
【0018】
この実施形態のプッシュオン式スイッチ10によっても、上記実施の形態と同様の効果を有するもので、一対の突条34が設けられているので、突没する際に、全面にかかっていた摩擦が突条34により軽減され、引っかかりにくくスムーズに突没可能となる。
【0019】
尚、この発明のプッシュオンスイッチは、上記実施の形態に限定されるものではなく、素材や各部材の形状等適宜変更可能である。また、このプッシュオン式スイッチのラバー接点部材の上面の大きさは、上記の形態が好ましいが、押しボタンの幅の1/2よりも小さい場合も、上記側面の凸部によりスムーズな押圧動作が可能となるものであり、ラバー接点部材の上面の大きさは、適宜設定し得る。
【0020】
【発明の効果】
この発明のプッシュオン式スイッチは、簡単な構造で押しボタンの突没動作がスムーズであり、繰り返しの使用によっても押しボタンの引っ掛かりがなく、しかも組立作業も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態のプッシュオン式スイッチを示す断面図である。
【図2】 第一実施形態の押しボタンを示す斜視図である。
【図3】 この発明の実施形態のハウジングを示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施形態のラバー接点部材を示す斜視図である。
【図5】 この発明の第二実施形態の押しボタンを示す斜視図である。
【図6】 従来のプッシュオン式スイッチを示す断面図である。
【図7】 従来のプッシュオン式スイッチの押しボタンを示す斜視図である。
【図8】 従来のプッシュオン式スイッチの使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 プッシュオン式スイッチ
15 押しボタン
16 側面
22 ハウジング
23 凸部
26 ラバー接点部材
Claims (3)
- 上面が開口し矩形の箱体の絶縁性樹脂のハウジングを有し、上記ハウジングに収容されその開口部から突没自在に押しボタンが設けられたプッシュオン式スイッチにおいて、上記押しボタンは、上記ハウジングの矩形の内壁面に対面し互いに対向した二対の側面を有し、上記押しボタンの二対の側面全てに、各側面が交わる角部となる側面両端部に上記ハウジングの内壁面に摺接する凸部を各々形成し、上記ハウジングの対向する一対の内壁面には、上記押しボタンの突出方向に延びた凹部を各々形成し、上記押しボタンの一対の側面の上記凸部の間には、上記凹部に係合するとともに上記ハウジング開口部側の上記凹部上端部に係止される係止凸部を形成したことを特徴とするプッシュオン式スイッチ。
- 上記凸部は、上記押しボタンの対向する一対の側面の中心を通り突没方向に延びた軸を中心とした線対称に形成したことを特徴とする請求項1記載のプッシュオン式スイッチ。
- 上記プッシュオン式スイッチのラバー接点部材の上面の大きさが、上記押しボタンの幅よりも小さく、上記押しボタンの幅の1/2よりも大きいことを特徴とする請求項1または2記載のプッシュオン式スイッチ。
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JP16425598A Expired - Fee Related JP4114828B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | プッシュオン式スイッチ |
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1998
- 1998-05-27 JP JP16425598A patent/JP4114828B2/ja not_active Expired - Fee Related
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