JP2504513Y2 - 電気機器のスイッチ構造 - Google Patents

電気機器のスイッチ構造

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば電気かみそり等の
電気機器のケース体に装着された電気機器のスイッチ構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば電気かみそり等の電気機
器のケース体に装着された電源スイッチ等のスイッチ構
造として電気機器のケース体の表面にスイッチ装着口が
形成され、このスイッチ装着口に装着されるスイッチ操
作体がこのスイッチ装着口に沿ってオン操作位置とオフ
操作位置との間で摺動可能に設けられたスライド式の構
成のものが知られている。
【0003】また、この種のスライド式のスイッチ構造
ではスイッチ操作体をオフ操作位置でロックするロック
機構が設けられている。このロック機構にはケース体側
のスイッチ装着口の周縁部位にスイッチ操作体をオフ操
作位置で係止する係止溝が設けられている。
【0004】さらに、スイッチ操作体にはケース体の内
側に配設された作動板が連結されている。この作動板に
はケース体側の係止溝に対して係脱可能なロック部、こ
のロック部を係止溝に係止させる方向に付勢する付勢部
材およびこの付勢部材の付勢力に抗してロック部を係止
溝との係止解除方向に押し込み操作する操作部がそれぞ
れ設けられている。
【0005】この場合、従来のスイッチ構造ではスイッ
チ操作体のロック部の付勢部材として作動板に突設され
た弾性脚部が設けられており、スイッチ操作体のロック
部はこの弾性脚部を介して片持ち状態で作動板に支持さ
れている。そして、スイッチ操作体をオフ操作位置にス
ライド操作した状態では作動板の弾性脚部の付勢力によ
ってスイッチ操作体のロック部がケース体の係止溝に係
止され、スイッチ操作体がオフ操作位置で移動不能な状
態でロックされるようになっている。
【0006】また、電源スイッチ等のスイッチをオン操
作する場合にはスイッチ操作体の操作部を押し込み操作
することにより、作動板の弾性脚部をその付勢力に抗し
て弾性変形させ、ロック部を係止溝との係止解除方向に
移動させてスイッチ操作体のロックを解除し、この状態
を維持したままでスイッチ操作体をオフ操作位置からオ
ン操作位置まで移動させるようにしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記従来構成のものに
あってはスイッチ操作体のロック部が弾性脚部を介して
片持ち状態で作動板に支持されているので、スイッチ操
作体の操作部を押し込み操作して作動板の弾性脚部を弾
性変形させ、ロック部を係止溝との係止解除方向に移動
させてスイッチ操作体のロックを解除するロック解除操
作が例えば長期の使用により多数回繰り返された場合に
は弾性脚部の弾性復帰力が徐々に弱まり、いわゆる弾性
脚部のへたりが発生する問題があった。そのため、この
ように弾性脚部のへたりが発生した状態でスイッチ操作
体をオフ操作位置にスライド操作した場合にはスイッチ
操作体のロック部とケース体の係止溝との係止状態が緩
くなり、スイッチ操作体をオフ操作位置でロックできな
くなるおそれがあった。
【0008】なお、弾性脚部を作動板に両端支持状態で
連結することにより、弾性脚部のへたりの発生を防止す
ることが考えられる。しかしながら、弾性脚部の自然形
状を略直線状に形成し、スイッチ操作体の操作部を押し
込み操作した際に、作動板の弾性脚部を略円弧形状に弾
性変形させる構成にした場合には弾性脚部のへたり防止
効果が比較的小さいので、スイッチ操作体のロック機構
の耐久性が依然として低い問題があった。
【0009】この考案は上記事情に着目してなされたも
ので、スイッチ操作体をオフ操作位置で確実にロックす
ることができ、スイッチ操作体のロック機構の耐久性の
向上を図ることができるとともに、幅が狭くコンパクト
電気機器のスイッチ構造を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するために、電気機器のケース体をなす一対のケース構
成部材の接合端部の表面に形成されたスイッチ装着口に
沿ってオン操作位置とオフ操作位置との間で摺動可能に
設けられたスイッチ操作体に前記ケース体の内側に配置
された作動板が連結されるとともに、前記ケース体の前
記スイッチ装着口の周縁部位に前記スイッチ操作体を前
記オフ操作位置で係止する係止溝が設けられ、前記作動
板に前記係止溝に対して係脱可能なロック部、このロッ
ク部を前記係止溝に係止させる方向に付勢する弾性脚部
およびこの弾性脚部の付勢力に抗して前記ロック部を前
記係止溝との係止解除方向に押し込み操作する操作部が
それぞれ設けられた電気機器のスイッチ構造において、
このスイッチ構造全体の幅を前記作動板により規定し、
かつ、前記作動板に前記弾性脚部の両端を支持する支持
部を設け、この支持部の対向壁面間に前記スイッチ操作
体の摺動方向に延びる前記弾性脚部を形成する互いに平
行な一対の板ばねを架設し、これら板ばねの長手方向と
直交する方向に沿って両板ばねの中央部位に前記ロック
部を架設し、このロック部の中央部位置に前記操作部を
連結して、この操作部を前記一対の板ばね間に配置する
とともに、前記操作部の非操作時には前記板ばねの中央
と前記ロック部との連結部を前記板ばねの両端固定部間
を結ぶ平面位置よりも前記操作部の操作端部側に向けて
突出させた略山形の自然形状で保持し、前記操作部の押
し込み操作時には前記連結部を前記板ばねの両端固定部
間を結ぶ平面の近傍位置まで弾性変形させる形状に前記
板ばねを形成したものである。
【0011】
【作用】この考案によれば操作部の非操作時には略山形
形状の板ばねの中央とロック部との連結部を板ばねの両
端固定部間を結ぶ平面位置よりも操作部の操作端部側に
向けて突出させた自然形状で保持し、操作部の押し込み
操作時には板ばねの中央とロック部との連結部を板ばね
の両端固定部間を結ぶ平面の近傍位置まで弾性変形させ
ることにより、弾性脚部のへたり防止効果を高め、スイ
ッチ操作体のロック機構の耐久性の向上を図るようにし
たものである。また、このスイッチ構造の幅を規定する
作動板の弾性脚部をなす一対の板ばね間にロック部と操
作部とを配置したから、ロック部が弾性脚部の幅方向外
側に突出して作動板の幅を広くすることがない。
【0012】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面を参照して
説明する。図1は図2に示すような電気かみそりのスイ
ッチ構造の要部構成を示すものである。図2中で、1は
電気かみそりのケース体である。このケース体1は図3
に示すように一対のケース構成部材2a,2bを接合し
て構成されている。
【0013】ケース体1内には電気かみそりの駆動機構
が設けられており、電気かみそりの外刃3内に配設され
た内刃がこの駆動機構によって往復駆動されるようにな
っている。
【0014】さらに、ケース体1の表面にはスイッチ装
着口4が形成されている。この場合、ケース構成部材2
a,2bの側面接合端部にはスイッチ装着口4用の凹部
5がそれぞれ形成されており、ケース構成部材2a,2
bの接合時には両者の凹部5,5が接合されてスイッチ
装着口4が形成されている。
【0015】このスイッチ装着口4には電気かみそりの
電源スイッチ6のスイッチ操作体7がこのスイッチ装着
口4に沿ってオン操作位置とオフ操作位置との間で摺動
可能に装着されている。
【0016】また、電源スイッチ6にはケース体1の内
側に配置された作動板8がスイッチ操作体7に連結され
ている。この作動板8の一端部にはスイッチ接片部材9
を固着するボス部8aが形成され、その両側には接片部
材9のガイドリブ8bがそれぞれ形成されている。
【0017】この作動板8のスイッチ接片部材9はケー
ス体1内に配設された電気回路基板10に当接されてい
る。この基板10には電気かみそり駆動機構の電源回路
が形成されている。そして、電源スイッチ6のスイッチ
操作体7がスイッチ装着口4に沿ってオン操作位置とオ
フ操作位置との間で摺動する動作にともないスイッチ接
片部材9が基板10上をオン位置とオフ位置との間で摺
動するようになっている。例えば、図1および図2の状
態ではスイッチ接片部材9が基板10の接点部材から離
間されたオフ位置で保持されるとともに、同図中でスイ
ッチ操作体7が左方向に移動した状態で、スイッチ接片
部材9が基板10の接点部材に接触して電源スイッチ6
が閉成され、駆動機構の電源回路がオン操作されるよう
になっている。
【0018】また、スイッチ操作体7には図4および図
5(A),(B)に示すように上部構成体7aと下部構
成体7bとの間に係合溝7cが形成されており、この係
合溝7cがケース構成部材2a,2bの凹部5,5に摺
動可能に係合されている。
【0019】さらに、スイッチ操作体7の下部構成体7
bの両側には図5(A)に示すようにスイッチ操作体7
の摺動方向と略平行に穿設された長孔11がそれぞれ形
成されている。また、両側の長孔11,11の外側部に
はスイッチ操作体7の摺動方向と直交する方向に弾性変
形可能なクリック部12がそれぞれ形成されている。
【0020】このクリック部12には両側の長孔11,
11の外側部分によって形成される弾性変形部12a,
12aと各弾性変形部12a,12aの外面略中央部位
に突設された突起部12b,12bとが設けられてい
る。
【0021】また、スイッチ操作体7の底面には前端部
および後端部にそれぞれ作動板固定ボス部13,14が
突設されている。さらに、スイッチ操作体7には下部構
成体7bの底面略中央部位から上部構成体7aの上面側
に貫通させた貫通孔15が形成されている。
【0022】また、電源スイッチ6にはスイッチ操作体
7をオフ操作位置でロックするロック機構16が設けら
れている。このロック機構16には図3に示すようにケ
ース体1側のスイッチ装着口4の周縁部位にスイッチ操
作体7をオフ操作位置で係止する係止溝17が設けられ
ている。
【0023】さらに、スイッチ操作体7の作動板8は例
えば合成樹脂材料によって形成されている。そして、こ
の作動板8には図1に示すようにケース体1側の係止溝
17に対して係脱可能なロック部18、このロック部1
8を係止溝17に係止させる方向に付勢する弾性脚部1
9およびこの弾性脚部19の付勢力に抗してロック部1
8を係止溝17との係止解除方向に押し込み操作する操
作部20がそれぞれ設けられている。
【0024】また、作動板8には図8(A)に示すよう
例えば略矩形状の支持枠体からなる支持部21が設け
られている。そして、スイッチ操作体7の摺動方向に位
置される支持部21の対向壁面間には、スイッチ操作体
7が摺動する方向に延びる弾性脚部19を形成する互い
に平行な一対の板ばね22,22が架設されている。
【0025】さらに、板ばね22,22の中央部位には
両側のばね22,22間を連結する状態、言い換えれ
ば、これら板ばね22,22の長手方向と直交する方向
に沿ってロック部18が架設されている。そして、この
ロック部18の略中央部位には操作部20が突設されて
いる。この操作部20は、例えば作動板8の幅をより狭
くするためにロック部18と直交する方向、言い換えれ
ば、スイッチ操作体7の摺動方向に沿う平板状をなして
いるとともに、スイッチ操作体7の貫通孔15内を通し
てスイッチ操作体7の上側に突没自在に延出されてい
る。
【0026】さらに、作動板8にはスイッチ操作体7の
作動板固定ボス部13,14と対応する位置に取付け孔
24,25が形成されている。そして、これらの取付け
孔24,25内にスイッチ操作体7の作動板固定ボス部
13,14が嵌合固着されて作動板8がスイッチ操作体
7に連結されている。
【0027】また、作動板8の板ばね22,22は略山
形形状に形成されている。この場合、板ばね22,22
は操作部20の非操作時には図9(A)に示すように板
ばね22,22の中央とロック部18との連結部が板ば
ね22,22の両端固定部間を結ぶ平面位置よりも操作
部20の操作端部側に向けて突出させた略山形の自然形
状で保持されるようになっている。そして、この状態で
は作動板8のロック部18はケース体1側の係止溝17
内に挿入された係止状態で保持されるようになってい
る。
【0028】さらに、図9(B)に示すように操作部2
0の押し込み操作時には板ばね22,22の中央とロッ
ク部18との連結部が板ばね22,22の両端固定部間
を結ぶ平面の近傍位置まで弾性変形されるようになって
いる。そして、この状態では作動板8のロック部18は
ケース体1側の係止溝17から抜け出した係止解除状態
に移動操作されるようになっている。
【0029】また、図6に示すようにケース体1側の係
止溝17の近傍部位にはスイッチ操作体7の操作に節度
感を与える節度突起26が形成されている。この節度突
起26はスイッチ操作体7におけるクリック部12の突
起部12b,12bに移動軌道上に配置されている。
【0030】さらに、ケース体1側の節度突起26の両
側には節度用係合溝27,28が形成されている。そし
て、スイッチ操作体7の操作時にはクリック部12の突
起部12b,12bがこのケース体1側の節度突起26
を乗り越える際の感触でスイッチ操作体7の操作に節度
感を与える構成になっている。
【0031】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、電源スイッチ6のスイッチ操作体7が図1および
図2に示すようにオフ操作位置で保持されている場合に
はスイッチ接片部材9が基板10の接点部材から離間さ
れたオフ位置で保持される。このとき、作動板8の操作
部20は図9(A)に示すようにスイッチ操作体7の貫
通孔15内を通してスイッチ操作体7の上側に突出され
た状態で保持されている。この状態では板ばね22,2
2は略山形の自然形状で保持されるとともに、作動板8
のロック部18はケース体1側の係止溝17内に挿入さ
れた係止状態で保持され、スイッチ操作体7がロック状
態で保持される。
【0032】また、図1および図2に示すオフ操作位置
で、作動板8の操作部20が押し込み操作されると、図
9(B)に示すように作動板8の板ばね22,22の中
央部が板ばね22,22の両端固定部間を結ぶ平面の近
傍位置まで弾性変形される。そして、この状態では作動
板8のロック部18はケース体1側の係止溝17から抜
け出した係止解除状態に移動操作され、スイッチ操作体
7のロックが解除される。
【0033】さらに、このスイッチ操作体7のロック解
除状態で、スイッチ操作体7が図1および図2中で左方
向に移動されると、スイッチ接片部材9が基板10の接
点部材に接触して電源スイッチ6が閉成され、駆動機構
の電源回路がオン操作される。
【0034】また、スイッチ操作体7の操作時にはクリ
ック部12の突起部12b,12bがこのケース体1側
の節度突起26を乗り越える際の感触でスイッチ操作体
7の操作に節度感が与えられる。
【0035】そして、上記構成のものにあっては、スイ
ッチ構造の幅を規定する作動板8の弾性脚部19をなす
一対の板ばね22間にロック部18と操作部20とを配
置したから、ロック部18が弾性脚部19の幅方向両側
外方に突出して作動板8の幅を広くすることがない。そ
のため、全幅が狭いコンパクトなスイッチ構造とでき、
したがって、この実施例に示されるように電気かみそり
の側面に装着して用いられるスイッチ構造として適し、
特に、ケース体1の厚みを薄くして電気かみそりの薄型
化を実現させるためのスイッチ構造として適する。 その
上、スイッチ操作体7のロック部18を支持する弾性脚
部19を、両端支持された板ばね22,22によって形
成したので、スイッチ操作体7のロック部18を従来の
ように片持ち状態の弾性脚部を介して作動板に支持させ
る場合に比べて弾性脚部19のへたりを低減することが
でき、スイッチ操作体7をオフ操作位置で確実にロック
することができる。
【0036】さらに、スイッチ操作体7の作動板8の板
ばね22,22を略山形形状に形成し、板ばね22,2
2の中央部位にロック部18を介して操作部20を連結
させ、操作部20の非操作時には板ばね22,22の中
とロック部18との連結部を板ばね22,22の両端
固定部間を結ぶ平面位置よりも操作部20の操作端部側
に向けて突出させた略山形の自然形状で保持するととも
に、操作部20の押し込み操作時には板ばね22,22
の中央とロック部18との連結部が板ばね22,22の
両端固定部間を結ぶ平面の近傍位置まで弾性変形させる
ようにしたので、弾性脚部19の自然形状を略直線状に
保持して、スイッチ操作体7の操作部20を押し込み操
作した際に、作動板8の弾性脚部19を下方に凸となる
略円弧形状に弾性変形させる構成にした場合に比べて弾
性脚部19のへたり防止効果を高めることができ、スイ
ッチ操作体7のロック機構16の耐久性を向上させるこ
とができる。なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施できることは勿論である。
【0037】
【考案の効果】本考案によれば、スイッチ操作体に連結
されてスイッチ構造の幅を規定する作動板に弾性脚部の
支持部を設け、この支持部の対向壁面間に弾性脚部を形
成する一対の互いに平行な板ばねを架設し、これら板ば
ねの中央部位にケースの係止溝に係脱されるロック部を
架設し、このロック部の中央部位に前記一対の板ばね間
に配置される操作部を連結し、この操作部の非操作時に
は板ばねの中央とロック部との連結部を板ばねの両端固
定部間を結ぶ平面位置よりも操作部の操作端部側に向け
て突出させた略山形の自然形状で保持し、操作部の押し
込み操作時には板ばねの中央とロック部との連結部を板
ばねの両端固定部間を結ぶ平面の近傍位置まで弾性変形
させる形状に板ばねを形成したので、スイッチ操作体を
オフ操作位置で確実にロックすることができ、スイッチ
操作体のロック機構の耐久性の向上を図ることができ
る。その上、操作部の押し込みによりケースの係止溝か
ら外れ、かつ、この押し込みの解除に伴う板ばねの復帰
力により係止溝に挿入されるロック部を、操作部ととも
に一対の板ばね部間に配置して、このロック部が弾性脚
部の幅方向外側に突出しないようにしたので、スイッチ
構造全体の幅を規定する作動板の幅が狭いコンパクトな
スイッチ構造を得ることができ、特に、薄型なケースを
有した電気機器用のスイッチ構造として適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の電気かみそりのスイッチ構
造の要部構成を示す縦断面図。
【図2】スイッチ操作体の取付け状態を一部断面にして
示す電気かみそりの平面図。
【図3】スイッチ操作体の取付け状態を示す分解斜視
図。
【図4】スイッチ操作体と作動板との連結前の状態を示
す分解斜視図。
【図5】スイッチ操作体を示すもので、(A)はスイッ
チ操作体のクリック部を示す平面図、(B)はスイッチ
操作体の側面図。
【図6】ケース体の節度突起を示す側面図。
【図7】図6のL−L線断面図。
【図8】作動板を示すもので、(A)は平面図、(B)
は(A)のM−M線断面図。
【図9】作動板の動作状態を示すもので、(A)は作動
板の操作部がロック位置で保持されている状態を示す要
部の縦断面図、(B)は作動板の操作部がロック解除方
向に押し込み操作された状態を示す要部の縦断面図。
【符号の説明】
1…ケース体,2a,2b…ケース構成部材, 4…スイッチ装着口, 7…スイッチ操作体, 8…作動板, 17…係止溝, 18…ロック部, 19…弾性脚部, 20…操作部, 21…支持部, 22…板ばね。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器のケース体をなす一対のケース
    構成部材の側面接合端部の表面に形成されたスイッチ装
    着口に沿ってオン操作位置とオフ操作位置との間で摺動
    可能に設けられたスイッチ操作体に前記ケース体の内側
    に配置された作動板が連結されるとともに、前記ケース
    の前記スイッチ装着口の周縁部位に前記スイッチ操作
    体を前記オフ操作位置で係止する係止溝が設けられ、前
    記作動板に前記係止溝に対して係脱可能なロック部、こ
    のロック部を前記係止溝に係止させる方向に付勢する弾
    性脚部およびこの弾性脚部の付勢力に抗して前記ロック
    部を前記係止溝との係止解除方向に押し込み操作する操
    作部がそれぞれ設けられた電気機器のスイッチ構造にお
    いて、このスイッチ構造全体の幅を前記作動板により規定し、
    かつ、前記作動板に前記弾性脚部の両端を支持する支持
    部を設け、 この支持部の対向壁面間に前記スイッチ操作体の摺動方
    向に延びる前記弾性脚部を形成する互いに平行な一対の
    板ばねを架設し、 これら板ばねの長手方向と直交する方向に沿って両板ば
    ねの中央部位に前記ロック部を架設し、 このロック部の中央部位置に前記操作部を連結して、こ
    の操作部を前記一対の板ばね間に配置するとともに、 前記操作部の非操作時には前記板ばねの中央と前記ロッ
    ク部との連結部を前記板ばねの両端固定部間を結ぶ平面
    位置よりも前記操作部の操作端部側に向けて突出させた
    略山形の自然形状で保持し、前記操作部の押し込み操作
    時には前記連結部を前記板ばねの両端固定部間を結ぶ平
    面の近傍位置まで弾性変形させる形状に前記板ばねを形
    成したことを特徴とする電気機器のスイッチ構造。
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