JP2594622Y2 - スライド式電子部品 - Google Patents

スライド式電子部品

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JP2594622Y2
JP2594622Y2 JP1992045821U JP4582192U JP2594622Y2 JP 2594622 Y2 JP2594622 Y2 JP 2594622Y2 JP 1992045821 U JP1992045821 U JP 1992045821U JP 4582192 U JP4582192 U JP 4582192U JP 2594622 Y2 JP2594622 Y2 JP 2594622Y2
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knob
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修 野村
茂明 木下
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帝国通信工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スライド式可変抵抗
器,スライド式スイッチ等のスライド式電子部品に関す
るものである。
【0002】
【従来技術】従来、スライド式電子部品の中には、ケー
スに長穴を設け、該ケースの上に配置したつまみと該ケ
ースの下に配置した摺動型物を前記ケースの長穴を介し
て結合し、前記摺動型物の下面に摺動子を取り付け、該
摺動子の下に基板を配設しておき、前記つまみをスライ
ドすることで前記摺動型物を移動し、これによって前記
摺動子に設けた接点が前記基板に設けたパターン上を摺
動する構造のものがあった。
【0003】そして上記スライド式電子部品の組み立て
は、まず摺動型物に摺動子を取り付けておき、ケースの
長穴上につまみを載置するとともにケースの長穴の下に
摺動型物を配置し、所定の結合手段で長穴を介して両者
を一体に結合し、さらにケースの下に基板を配設するこ
とによって行なわれていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記構造
のスライド式電子部品において、つまみの形状が上下左
右対称の場合は、該つまみのケースへの取り付け方向を
誤って逆(180°回転した方向)にしてしまう場合が
生じる。そしてこのときつまみの表面に記号等が印刷さ
れていると、該記号等の位置が逆になってしまうという
問題点があった。
【0005】本考案は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、つまみをケースに誤って逆方向に取
り付けることのないスライド式電子部品を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本考案は、ケース20に穴21を設け、該ケース20
の上に配置したつまみ10と該ケース20の下に配置し
た摺動型物50を前記ケース20の穴21を介して結合
し、さらに該摺動型物50の近傍に基板70を配置する
と共に、該摺動型物50と基板70の間に電気的機能部
を設け、前記つまみ10をスライドすることで前記電気
的機能部を動作せしめる構造のスライド式電子部品にお
いて、前記つまみ10と摺動型物50とを結合する手段
とは別に、前記ケース20のつまみ10と対向する面に
は突起25,27,27を設け、一方前記つまみ10の
ケース20と対向する面にはつまみ10をケース20上
に逆方向に載置したときに該突起25,27,27に対
向する位置となって突起25,27,27の先端が当接
して該つまみ10と前記摺動型物50間の結合を阻止す
る高さを有する当接部(突条)16,17,17を設
け、且つ該当接部16,17,17は前記つまみ10を
ケース20上に正規な方向に載置したときには突起2
5,27,27に対向する以外の位置であってつまみ1
0をスライドした際にも突起25,27,27に当接し
ない位置に位置するように設けた。
【0007】
【作用】つまみ10をケース20上に逆方向に載置した
場合、つまみ10の当接部(突条)16,17,17
面と突起25,27,27は互いに当接し、その高さ分
だけつまみ10はケース20から離れる。従ってこの場
合は、つまみ10と摺動型物50が結合できない。従っ
てこの段階でつまみ10が逆に取り付けられたことが分
かる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の1実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本考案にかかるスライド式電子部
品の要部分解斜視図である。同図に示すようにこのスラ
イド式電子部品は、ケース20に長穴21を設け、該ケ
ース20の上に配置したつまみ10と該ケース20の下
に配置した摺動型物50を、前記ケース20の長穴21
を介して係止爪11,11と係止穴51,51を係合さ
せることで結合して構成されている。なおつまみ10と
摺動型物50の間には、ロック部材30とスプリング4
0が挾み込まれており、また前記摺動型物50の裏面に
は摺動子60(図3参照)が取り付けられ、さらに該摺
動型物50の裏面には基板70(図3参照)が配設され
る。以下各構成部品について説明する。
【0009】つまみ10は合成樹脂製であり、その中央
には下記するロック部材30の押圧突起31を貫通する
穴13が設けられており、またその下面からは摺動型物
50の係止穴51,51に係合する係止爪11,11が
突出している。またつまみ10の上面中央の一端には、
記号15が印刷されている。
【0010】ここで図2はつまみ10を下側から見た斜
視図である。同図に示すようにこのつまみ10の裏面の
係止爪11,11の両側には、それぞれ1本の突条(当
接部)16と2本の突条(当接部)17,17が突設さ
れている。
【0011】次に図1に示すように、ケース20には前
記つまみ10を収納してその長手方向に所定距離スライ
ド可能な凹部23が設けられており、また該凹部23の
中央には前記つまみ10の係止爪11,11を貫通する
長穴21が設けられている。この長穴21の両端には、
それぞれ1本の突起25と2本の突起27,27が突設
されている。またこのケース20の凹部23の横の面上
には、3つの記号29が印刷されている。
【0012】次にロック部材30は、板体32の中央に
前記つまみ10の穴13を嵌挿する押圧突起31を立設
し、またその下面中央にスプリング40を収納する穴3
3(図3参照)を設け、該穴33の中央から突起34を
突出させ、また板体32の前記押圧突起31の両側に前
記つまみ10の係止爪11,11を挿通する穴35,3
6を設け、さらに板体3の両端に前記ケース20の長
穴21の両側壁61,63に当接してその移動を阻止す
る当接部37,38を設けて構成されている。
【0013】次に摺動型物50は略板状に形成され、そ
の中央に前記スプリング40の受けとなる円形の凹部5
3を設け、さらにその中央に前記ロック部材30の突起
34を貫通する穴55を設け、また該凹部53の両側に
前記つまみ10の係止爪11,11を係合する係止穴5
1,51を設けて構成されている。一方この摺動型物5
0の下面の両端にはレール57,57が設けられてい
る。また摺動型物50の下面には金属製の摺動子60
(図3参照)が取り付けられている。
【0014】またこの摺動型物50の一方の側面には、
T字状のクリック突起58が設けられ、その両端にはケ
ース20の下面の所定位置に設けた図示しない係合凹部
に係合する突部59,59が設けられている。
【0015】次にこのスライド式電子部品の組み立て方
法を説明する。ここで図3はこのスライド式電子部品を
組み立てた状態を示す側断面図である。以下図1,図
2,図3を用いて説明する。
【0016】まずケース20の凹部23内につまみ10
を挿入する。このつまみ10は、該つまみ10に設けた
記号15がケース20に設けた記号29側に向くように
挿入される。このときつまみ10に設けた1本の突条1
6(図2参照)は、ケース20に設けた2本の突起2
7,27の間に位置し、またつまみ10に設けた2本の
突条17,17は、1本の突起25の両側に位置してい
る。つまり突条16,17,17と突起25,27,2
7は互い違いの状態となり、互いに当接しない。
【0017】次にケース20の裏面側からロック部材3
0を挿入してその押圧突起31をつまみ10の穴13に
挿入する。このときロック部材30に設けた穴35,3
6につまみ10の係止爪11,11が挿通される。
【0018】次に該ロック部材30の突起34にスプリ
ング40を挿入し、その裏面側に摺動型物50を配置
し、該摺動型物50の係止穴51,51につまみ10の
係止爪11,11を係合する。そしてこの下に基板70
を取り付ければ、図3に示す状態のスライド式電子部品
が完成する。
【0019】ところでこのスライド式電子部品を組み立
てる際に、誤ってつまみ10をケース20の凹部23内
に180°逆方向(つまり記号15と記号29が対向し
ない方向)に挿入したとする。
【0020】この場合は、図5に示すように、つまみ1
0に設けた1本の突条16は、ケース20に設けた1本
の突起25上に当接し、またつまみ10に設けた2本の
突条17,17は、ケース20に設けた2本の突起2
7,27上に当接する。つまり突条16,17,17と
突起25,27,27は互いに当接し、その高さ分だけ
つまみ10はケース20から離れる。従ってこの場合
は、ケース20の裏面に摺動型物50を取り付けようと
しても、該摺動型物50の係止穴51,51につまみ1
0の係止爪11,11の先端が届かず、両者は係合でき
ない。従ってこの段階でつまみ10が逆に取り付けられ
たことが分かる。
【0021】次にこのスライド式電子部品の操作方法を
説明しておく。図3に示す状態においては、ロック部材
30に設けた当接部37,38が、ケース20の長穴2
1の側壁61,63に当接している。従ってつまみ10
を矢印A方向にスライドさせようとしても、該つまみ1
0はスライドしない。
【0022】一方ロック部材30の押圧突起31を矢印
B方向に押圧すれば、図4に示すように、ロック部材3
0の当接部37,38もこれとともに下降し、ケース2
0の長穴21の側壁61,63から離脱する。従ってこ
の状態でつまみ10を矢印A方向にスライドさせれば、
該つまみ10と一体に固定された摺動型物50も矢印A
方向にスライドし、該摺動型物50に固定された摺動子
60が基板70上に設けた図示しないパターン上を摺接
する。
【0023】そして該押圧突起31への押圧を解除した
状態でつまみ10を凹部23の中央位置に戻せば、スプ
リング40の弾発力によって該押圧突起31は図3に示
す位置に復帰して、再びこの位置につまみ10をロック
するのである。
【0024】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案にか
かるスライド式電子部品によれば、たとえつまみと摺動
型物との結合手段(係止爪11,11と係止穴51,5
1)がつまみを180°逆方向にしても結合できる構造
のものであったとしても、つまみをケースに誤って逆方
向に取り付けることがないという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるスライド式電子部品の要部分解
斜視図である。
【図2】つまみ10を下側から見た斜視図である。
【図3】スライド式電子部品を組み立てた状態を示す側
断面図である。
【図4】スライド式電子部品の操作方法を説明するため
の図である。
【図5】つまみ10を誤ってケース20の凹部23に逆
方向に挿入したときの状態を示す図である。
【符号の説明】
10 つまみ 16,17,17 突条 20 ケース 21 長穴 25,27,27 突起 50 摺動型物 60 摺動子 70 基板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに穴を設け、該ケースの上に配置
    したつまみと該ケースの下に配置した摺動型物を前記ケ
    ースの穴を介して結合し、さらに該摺動型物の近傍に基
    板を配置すると共に、該摺動型物と基板の間に電気的機
    能部を設け、前記つまみをスライドすることで前記電気
    的機能部を動作せしめる構造のスライド式電子部品にお
    いて、前記つまみと摺動型物とを結合する手段とは別に、 前記
    ケースのつまみと対向する面には突起を設け、一方前記
    つまみのケースと対向する面にはつまみをケース上に逆
    方向に載置したときに該突起に対向する位置となって突
    起の先端が当接して該つまみと前記摺動型物間の結合を
    阻止する高さを有する当接部を設け、且つ該当接部は前
    記つまみをケース上に正規な方向に載置したときには突
    起に対向する以外の位置であってつまみをスライドした
    際にも突起に当接しない位置に位置するように設けられ
    ていることを特徴とするスライド式電子部品。
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