JP2920067B2 - スイッチ - Google Patents

スイッチ

Info

Publication number
JP2920067B2
JP2920067B2 JP15748194A JP15748194A JP2920067B2 JP 2920067 B2 JP2920067 B2 JP 2920067B2 JP 15748194 A JP15748194 A JP 15748194A JP 15748194 A JP15748194 A JP 15748194A JP 2920067 B2 JP2920067 B2 JP 2920067B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding
substrate
slide
plate
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15748194A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0822741A (ja
Inventor
健司 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP15748194A priority Critical patent/JP2920067B2/ja
Publication of JPH0822741A publication Critical patent/JPH0822741A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2920067B2 publication Critical patent/JP2920067B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slide Switches (AREA)
  • Mechanisms For Operating Contacts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気かみそり等の小
型電気機器に用いられるスイッチ、特にスライド操作を
するスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種小型電気機器に用いられる
スライド式スイッチの構成を、図5および図6を用いて
説明する。
【0003】スイッチ100は基板101とこの基板1
01の操作側に配設される操作体としての操作釦120
と前記基板の被操作側に配設され前記操作釦120と一
体的に操作される摺動体としての摺動板130とから構
成されている。
【0004】そして、前記基板101の操作側にはその
底面を摺動面102aとした方形状の凹部102が形成
されており、この摺動面102aにはこの摺動面102
aを貫通して形成された一対のスライド孔103とこの
両スライド孔103の間に位置して、同様に摺動面10
2aを貫通して形成された開口104が形成されてい
る。
【0005】前記開口104の開口縁のうち前記スライ
ド孔103側の開口縁105にはそれぞれ係止部として
の切欠溝105aが形成され、また、開口縁106には
前記スライド孔103の長手方向に沿って二条の長溝1
06aが形成されている。また、長溝106の前部に位
置した被操作側には円弧状突起107が一体に形成され
ている。
【0006】つぎに、前記操作釦120の図において上
面には操作時に指等が滑らないようにするための二条の
滑止突起122が設けられ、この両滑り止め突起122
の間に位置して細長状の貫通孔123が形成され、ま
た、下面両側には先端部に係合部としての係止爪124
aが設けられた一対の係合脚124が形成されている。
そして、前記係合脚124は前記基板101に形成した
スライド孔103にスライド自在に嵌合するようになっ
ている。なお、係合爪124aの先端には前記スライド
孔103に挿通されるときにこの係合爪124aを案内
する案内面124bが形成されている。
【0007】つぎに、摺動板130は中央部に方形状の
開口孔131が形成され、この開口孔131の開口縁の
うち前記基板101に形成されたスライド孔103に対
応する開口縁132には、前記係合脚124が嵌合しそ
の係止爪124aが係合する被係合部としての係合縁1
33aを有する係合切欠部133が形成されている。ま
た、前記開口孔131の開口縁134には二条の弾性片
134aが、また、開口縁135には同様に二条の弾性
片135aがそれぞれ一端側を摺動板130と一体的に
形成され、そして、これらの弾性片134aおよび13
5aの他端側は被係止部としての係止片136aを両端
に設けたロック釦136の基部136cに一体的結合さ
れ、この基部136cには、操作凸部136bが一体に
形成されている。前記弾性片134a、135aは前記
操作釦136を常時その操作凸部136bの先端部を操
作釦120の貫通孔123から突出させるように、ま
た、係止片136aを前記基板101の切欠溝105a
に係合させる方向に付勢するように上方に若干凸とした
湾曲状に形成されている。また、前記操作凸部136b
の幅寸法つまり前記弾性片134a、135aと直交す
る方向の寸法はこの幅方向と対応する前記開口104の
幅寸法より若干小さく設定されており、前記開口104
内を移動できるようになっている。また、摺動板130
の上面には前記両係合切欠部133の外側に位置して突
起137が形成されているとともに裏面側には可動接点
139が一体的に取着されている。さらに摺動板130
の図において左側端部には前記基板101の被操作側に
設けられた円形突起107に節度をもって係脱する先端
部に円弧状突起138aを有する一対の挾持片138が
形成されている。なお、前記摺動板130およびこの摺
動板130に形成された弾性片134a、135a、ロ
ック釦136、突起137および挾持片138は合成樹
脂により一体成型により形成されている。
【0008】上記のように構成された基板101、操作
釦120および摺動板130の組み立てについて説明す
る。まず、摺動板130を、ロック釦136の操作凸部
136bと係止片136aを前記基板101の開口10
4と切欠溝105aに挿通して前記基板101の被操作
側に位置決めする。ついで前記操作釦120を貫通孔1
23に前記ロック釦136の操作凸部136bが挿通さ
れるように位置決めしつつ係合脚124を前記スライド
孔103に挿通し、スライド孔103を貫通させその先
端部の係合爪124aを前記摺動板130の係合切欠部
133の係合縁133aに係合させる。そして、係合爪
124aを前記摺動板130の係合切欠部133の係合
縁133aに係合させると、操作釦120と摺動板13
0とは前記基板101を間に介在させて一体化されるこ
とになるとともに前記摺動板13に形成した突起137
は基板101の被操作側の面に軽い圧接状態で当接する
ようになっている。このことにより、操作釦120と摺
動板130は一体化されるとともに基板101に対して
も前記突起137を介してガタツキを生じることなく取
り付けられることになる。また、この状態においては前
記摺動体130の弾性片135aは前記基板101の長
溝106a内に移動可能に位置している。
【0009】また、図6に示すように前記摺動板130
の下方に位置して固定接点取付板140が2点鎖線で示
したねじ142によって取り付けられており、この固定
接点取付板140には一対の固定接点141が固着さ
れ、操作釦120のスライド操作により可動接点139
がスライドするに伴ってこの可動接点139と接離して
閉成または開成されるようになっている。なお、143
は基板101に取り付けられるスイッチ100のカバー
体である。
【0010】そして、操作釦120と摺動板130とが
一体化された状態において、前記操作釦120はその裏
面を前記基板101の方形状の凹部102の摺動面10
2aに摺動させながらスライドできるようになってい
る。
【0011】つぎに、上記のように組み立てられたスイ
ッチの動作について説明する。まず、操作釦120を図
5において左側に位置させたとき、つまり第一の位置で
は、前記ロック釦136の係止片136aは前記基板1
01の切欠溝105aと係合するとともに操作凸部13
6bは前記操作釦120の貫通孔123に入り込み、そ
の先端部は貫通孔123を貫通して上方に突出してい
る。また、この第一の位置では前記可動接点139は固
定接点141から離れ非接触状態となりスイッチは開成
状態となっており、このときは前記挾持片138の円弧
状突起138aは前記円形突起107を乗り越し、前記
円形突起107は挾持片138によって挾持されこの状
態が保持される。したがって、操作釦120に予期しな
い外力が加わったとしても操作釦120はスライドする
ことはない。つぎに、操作釦120を図5において右側
の位置つまり第二の位置に位置させようとするときは、
前記操作釦120の貫通孔123から突出しているロッ
ク釦136の操作凸部136bを貫通孔123内に没入
するように指で押し込み、係止片136aを基板101
の被操作側の面よりも下方に下げて、係止片136aと
前記切欠溝105aの係合を解除し、ついで、操作釦1
20を右側つまり第二の位置側にスライドさせると、前
記挾持片138の円弧状突起138aは前記円形突起1
07を逆に乗り越し前記挾持片138は前記円形突起1
07の挾持を解除し、操作釦120はスライドして前記
第二の位置に位置させることができる。この第二の位置
では、前記可動接点139は固定接点141に接触しス
イッチ1は閉成状態となる。
【0012】また、第二の位置から第一の位置に復帰さ
せるときは、前記係止片136aは、フリーな状態とな
っているため、そのまま操作釦120を左側にスライド
し続けると前記挾持片138の円弧状突起138aは前
記円形突起107を乗り越しており前記円形突起107
は挾持片138によって挾持するがこの円弧状突起13
8aが円形突起107を乗り越すときは挾持片138が
弾性力によりもとの位置に復帰しようとするため節度を
もって挾持片138は円形突起107を挾持する。そし
て指を離すと弾性片134a、135aの付勢力によっ
てロック釦136の係止片136aは基板101の切欠
溝105aと係合し、操作釦120はロックされ、ま
た、操作凸部136bの先端部は貫通孔123から突出
した状態となる。
【0013】そして、スイッチ1の開成、閉成操作は上
記の操作を繰り返すことにより行うことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のように
従来のスライド操作をするスイッチは、摺動板130の
係合切欠部133に操作釦120の係合脚124の係止
爪124aを係合させることにより一体化して、操作釦
120の下面と摺動板130の突起137とで基板10
1を軽く圧接した状態で挾持して基板101の摺動面1
02aを基準面としてスライド自在としているものであ
る。このため、前記係合脚124および突起137に寸
法のバラツキが生じると、前記操作釦120の下面と摺
動板130の突起137とで基板101を挾持している
圧接力が不適当となり、例えば係合脚124あるいは突
起137の寸法が大きくなると圧接力が強くなり過ぎて
スライドしにくくなり、また、この反対に係合脚124
あるいは突起137の寸法が小さくなると圧接力が弱く
なり、場合によってはガタツキが生じてしまう等、スム
ーズな摺動操作ができなくなるという問題があった。
【0015】また、当初は適性な圧接力であったにも拘
らず、長期にわたる使用により特に磨耗しやすい突起1
37が磨耗して圧接力が小さくなり、磨耗が大きくなる
とガタツキが生じてしまうという問題もあつた。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は上記従来の問
題を解決するものであり、一対のスライド孔とこのスラ
イド孔の内側方部位に位置するとともに前記スライド孔
に沿う口縁に係止部を有する開口を形成した基板と、こ
の基板の操作面側に摺動可能に設けられるとともに貫通
孔を有する操作部とこの操作部に設けられ先端部に係合
部を有し前記スライド孔にスライド可能に挿通する係合
脚とを有する操作体と、前記基板の被操作面側に配設さ
れ前記スライド孔に挿通された係合脚の係合部と係合す
る披係合部と前記開口の係止部に係脱する被係止部およ
び前記貫通孔に移動可能に貫通する操作凸部とを有し前
記操作体側に付勢されたロック釦とを有する摺動体と、
前記基板と摺動体との間に配設され基板に対して摺動体
を離反させる方向に付勢する弾性体と、接点取付部材
と、この接点取付部材と前記摺動体とのいずれか一方に
設けられた可動接点と、前記接点取付部材と前記摺動体
とのいずれか他方に設けられ前記可動接点と接離する固
定接点とを備えたスイッチとした。
【0017】
【作用】この発明は、上記のように構成したので、操作
釦と摺動板とを両者により基板を挾持して一体化してス
ライド自在取り付けたとき、寸法のバラツキあるいは摺
動部分の磨耗に関係なく常に安定した圧接力をもった挾
持状態を維持できるので一体化した操作釦と摺動板のス
ムーズなスライド操作ができるとともにこのスムーズな
スライド操作を長期にわたり維持することができる。
【0018】
【実施例】つぎに、この発明の一実施例を図1ないし図
3に基づいて説明する。なお、実施例におけるスイッチ
1を構成する構成要素のうち摺動板2を除いてつまり基
板および操作釦の構成は、上記実施例と同じであるので
上記従来例と同一部分については同一符号を用いること
とし、その説明も省略する。
【0019】図1において、摺動体としての摺動板2
は、中央部に方形状の開口孔3が形成され、この開口孔
3の開口縁のうち前記基板101に形成されたスライド
孔103に対応する開口縁4には操作釦120の係合脚
124が嵌合し、その係止爪124aが係合する被係合
部としての係合縁5aを有する係合切欠部5が形成され
ている。また、前記開口孔3の開口縁6には二条の弾性
片6aが、また、開口縁7には同様に二条の弾性片7a
がそれぞれ一端側を摺動板2と一体的に形成され、そし
て、これらの弾性片6aおよび7aの他端側は被係止部
としての係止片8aを両端に設けたロック釦8の基部8
cに一体的に結合され、この係止片8aには、操作凸部
8bが一体に形成されている。前記弾性片6a、7aは
前記ロック釦8を常時その操作凸部8bの先端部を操作
釦120の貫通孔123から突出させるように、また、
係止片8aを前記基板101の切欠溝105aに係合さ
せる方向に付勢するように上方に若干凸とした湾曲状に
形成されている。また、前記操作凸部8bの幅寸法つま
り前記弾性片6a、7aと直交する方向の寸法はこの幅
方向と対応する前記開口104の幅寸法より若干小さく
設定されており、前記開口104内を移動できるように
なっている。
【0020】そして、摺動板2の上面には前記両係合切
欠部5の外側に位置して、一対の長孔9が形成されてお
り、この長孔9には弾性体としての弾性板10が前記摺
動板2と一体成型により形成されている。そして、この
弾性板10の中央部には前記基板101の被操作側の面
に対して摺動する摺動突起11が形成されている。
【0021】また、摺動板2の裏面側には可動接点12
が一体的に取着されている。さらに摺動板2の図におい
て左側端部には前記基板101の被操作側の面に設けら
れた円形突起107に節度をもって係脱する先端部に円
弧状突起13aを有する一対の挾持片13が形成されて
いる。なお、上記従来例と同様、前記摺動板2、弾性片
6a、7a、ロック釦8、弾性板10および挾持片13
は合成樹脂により一体成型により形成されている。
【0022】また、図2に示すように前記摺動板2の下
方に位置して固定接点取付板140が2点鎖線で示した
ねじ142によって基板101に取り付けられており、
この固定接点取付板140には一対の固定接点141が
固着され、操作釦120のスライド操作により可動接点
12がスライドするに伴ってこの可動接点12と接離し
て閉成または開成されるようになっている。なお、上記
従来例と同様に基板101には2点鎖線で示したカバー
体143が取り付けられている。
【0023】そして、このように構成された摺動板2と
操作釦120とを基板101を挾持させて一体化してス
イッチ1として組み立てる組立方は上記従来例と同様で
あり説明は省略する。
【0024】摺動板2と操作釦120とを基板101を
挾持させて一体化してスイッチ1として組立られた状態
では、図2に示すように前記摺動板2の弾性板10の摺
動突起11は弾性板10の弾性力によって付勢されて、
基板101の被操作側の面に軽い圧接力をもって当接し
ている。したがって、操作釦120の係合脚124ある
いは摺動突起11に寸法上のバラツキが生じたとしても
弾性板10の弾性変形により吸収できることになる。例
えば図3に示すように摺動突起11の寸法が所定寸法よ
り大きくなった場合には、弾性板10が弾性変形して凹
んでそのバラツキを吸収し、操作釦120のスライド操
作に影響を与えることはなく常にスムーズなスライド操
作ができる。また、摺動突起11の寸法が所定寸法より
小さくなった場合には図3とは逆に弾性板10が凸状に
弾性変形してバラツキを吸収することはいうまでもな
く、また、操作釦120の係合脚124の寸法にバラツ
キが生じたときも同様に吸収される。
【0025】また、長期にわたる使用によって摺動突起
11等の摺動部分が磨耗した場合にも同様にその磨耗分
は弾性板10が凸状に弾性変形して吸収してくれるた
め、長期にわたる使用においても常に安定しスライド操
作が維持される。
【0026】なお、上記実施例では、摺動突起11を形
成した弾性板10を摺動板2に形成したが、摺動突起1
1を前記摺動板2に当接させるようにして基板101に
形成してもよい。また、摺動突起11を形成した弾性板
10は必ずしも摺動板2または基板101と一体に形成
する必要はなく、別体に形成してこれを摺動板2と基板
101のいづれか一方に嵌め込むなどして両者の間に介
在させて設けてもよいが、上記実施例のように一対に設
けた場合は組立が容易などの点で利点があり、別体とし
た場合には、例えば弾性板10のみが破損したような場
合この弾性板10のみを交換すればよく、摺動板10全
体を交換する必要がなく経済的な面における利点があ
る。
【0027】また、前記上記実施例では、摺動突起11
を一個としているがこれは複数個にすることもでき、複
数個としても弾性板10に弾性的に支持されているため
に摩擦抵抗はそれ程大きくなることがなくスライド動作
に影響を与えることはない。また、弾性板10をアーチ
状として、基板101あるいは摺動板2のいずれか一方
に形成あるいは別体として、前記摺動板2と基板101
との間に配設して基板101から摺動板2を離反させる
方向に付勢するようにして、操作釦120の係合脚12
4の係止爪124aを弾性板10の係合縁5aに係合さ
せたときに、係合脚124等の寸法上のバラツキを吸収
できるようにした場合は、前記摺動突起11は必ずしも
必要ではない。
【0028】さらに、上記実施例では、可動接点139
は摺動板2に設け、固定接点141は固定接点取付晩1
40に設けているが、これは互いに逆にして設けてもよ
い。また、上記実施例では、スイッチ1を単体として説
明したが、スイッチ1を小型電気機器に用いるとき、基
板101を小型電気機器の筐体を構成するケースと一体
としてつまり共通化することもできる。
【0029】つぎに、上記実施例のスイッチを小型電気
機器としての電気かみそりに用いた場合を図4に基づい
て説明する。
【0030】電気かみそり20の本体21には図示しな
い往復動する内刃を覆って外刃22が着脱自在に設けら
れており、また、本体21内には図示しないが前記内刃
22を駆動する駆動手段、この駆動手段に電力を供給す
るバッテリーおよび前記駆動手段を駆動制御する制御回
路を搭載したプリント配線基板23などが設けられてい
る。そして前記本体21の本体ケース21aは、互いに
結合して一体化される二分割されたケース21bと21
cとから構成されており、前記駆動手段、バッテリーお
よび配線基板23を一方のケース21bに図示しない位
置決手段によって位置決めして配設した後、他方のケー
ス20cを位置合せしてケース21bに図示しないねじ
により取り付けて本体21を組み立てる。
【0031】ところで、この電気かみそり20に上記実
施例のスイッチ1を用いるにあたっては、上記実施例の
スイッチ1の基板101を前記本体21のケース21c
に一体に形成している点、および上記実施例のスイッチ
1の固定接点取付板140前記プリント配線基板23と
一体化して形成している点を除いて、その構成および組
立て方法および操作はすべて上記実施例におけるスイッ
チ1と同じである。したがって、以下の説明において
は、上記基板101の名称および符号をケース21cの
名称および符号に、上記固定接点取付板140の名称を
プリント配線基板23に置き換えて説明する以外は、上
記実施例と同一部分については同一符号を用いて説明す
る。
【0032】前記ケース21cの外側壁には摺動面10
2aを有する方形状の凹部102が設けられ、この方形
状の凹部102には上記実施例の基板101と同一構成
となっており、スライド孔103(図示せず)、開口1
04、切欠溝105aが形成され、また、その裏面には
円形突起107設けられている。また、前記プリント配
線基板23には図示しないが、可動接点12と接離する
上記実施例の固定接点141と同様の固定接点が形成さ
れている。なお、図中24はスイッチの動作方向を示す
表示である。この他の部分の構成は上記実施例と同様で
あるのでその説明は省略する。
【0033】つぎに、スイッチ1の本体1への組み込み
について説明する。まず、前記ケース21cに上記実施
例と同様な方法でこのケース21cの方形状の凹部10
2にケース21cを挟持させて操作釦120と摺動板2
を一体化して取り付けて準備する。そして、前記ケース
21bに上述したように前記駆動手段、バッテリーおよ
び配線基板23を図示しない位置決手段によって位置決
めして組み込み、ついで、このケース21bに前記ケー
ス21cを取付ける。このとき前記摺動板2の可動接点
12は図示しない固定接点に対応して操作釦120のス
ライド操作に応じて接離するようなっている。このよう
に両ケース21b、21cを結合し本体ケース21aを
組立てることによってスイッチ1も同時に組立てられ
る。
【0034】なお、上記電気かみそりにおいては、固定
接点取付板140は図示しないが駆動手段との電気的接
続を行う都合上ケース21b側に予め位置決めした後、
ケース21cを取り付けるようにしており、また、ケー
ス21bにはカバー体143の機能を持たせている。
【0035】このように構成された電気かみそりの動作
について説明する。図4に示す状態は前記第一の位置に
操作釦120が位置し、この位置ではスイッチは開成し
た状態であり、また、前記挟持片13は前記円形突起1
07をを挟持し操作釦120は係止されているとともに
前記図示しない駆動手段は停止状態と成っている。つぎ
に、髭剃りを行う場合は、図において、操作釦120を
上方にスライドさせて前記第二の位置に位置させると可
動接点12は図示しない固定接点に接触し、スイッチ1
は閉成状態となり駆動手段によって前記図示しない内刃
が往復駆動され髭剃りを行うことができる。前記スライ
ド操作の過程で円形突起107から挟持片13の円弧状
突起13aが節度をもって外れる。そして、髭剃りが済
んだときは前記操作釦120をスライド操作して第一の
位置に戻してスイッチを開成状態とすればよい。
【0036】なお、上記電気かみそりにおいては、基板
101をケース21cと一体として共用し、また、固定
接点取付板140をプリント配線基板23と一体として
共用したため部品点数を減少させることができるととも
にこれに伴う組立工数の減少を図ることができる。
【0037】なお、スイッチ1は電気かみそり以外の小
型電気機器にも採用できることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
操作釦と摺動板とを両者により基板を挾持して一体化し
てスライド自在取り付けたとき、寸法のバラツキあるい
は摺動部分の磨耗に関係なく常に安定した圧接力をもっ
た挾持状態を維持できるので一体化した操作釦と摺動板
のスムーズなスライド操作ができるとともにこのスムー
ズなスライド操作を長期にわたり維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチの実施例の分解斜視図。
【図2】上記実施例の部分断面図。
【図3】上記実施例の摺動板の弾性板と基板との当接状
態を示す部分断面図。
【図4】上記実施例のスイッチを電気かみそりに用いた
場合の図で、(B)はスイッチ取付部分を断面した図で
あり、(A)は(B)のX−Xで断面して示した図。
【図5】従来のスイッチの実施例の分解斜視図。
【図6】上記従来のスイッチの部分断面図。
【符号の説明】 1 スイッチ 2 摺動板(摺動体) 3 開口孔 5a 係止縁(披係合部) 8 ロック釦 8a 係止片(披係止部) 8b 操作凸部 10 弾性板(弾性体) 12 可動接点 101 基板 103 スライド孔 104 開口 120 操作釦(操作体) 124 係合脚 124a 係止爪(係合部) 141 固定接点

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のスライド孔とこのスライド孔の内側
    方部位に位置するとともに前記スライド孔に沿う口縁に
    係止部を有する開口を形成した基板と、この基板の操作
    面側に摺動可能に設けられるとともに貫通孔を有する操
    作部とこの操作部に設けられ先端部に係合部を有し前記
    スライド孔にスライド可能に挿通する係合脚とを有する
    操作体と、前記基板の被操作面側に配設され前記スライ
    ド孔に挿通された係合脚の係合部と係合する披係合部と
    前記開口の係止部に係脱する被係止部および前記貫通孔
    に移動可能に貫通する操作凸部とを有し前記操作体側に
    付勢されたロック釦とを有する摺動体と、前記基板と摺
    動体との間に配設され基板に対して摺動体を離反させる
    方向に付勢する弾性体と、接点取付部材と、この接点取
    付部材と前記摺動体とのいずれか一方に設けられた可動
    接点と、前記接点取付部材と前記摺動体とのいずれか他
    方に設けられ前記可動接点と接離する固定接点とを備え
    たことを特徴とするスイッチ。
JP15748194A 1994-07-08 1994-07-08 スイッチ Expired - Fee Related JP2920067B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15748194A JP2920067B2 (ja) 1994-07-08 1994-07-08 スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15748194A JP2920067B2 (ja) 1994-07-08 1994-07-08 スイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0822741A JPH0822741A (ja) 1996-01-23
JP2920067B2 true JP2920067B2 (ja) 1999-07-19

Family

ID=15650628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15748194A Expired - Fee Related JP2920067B2 (ja) 1994-07-08 1994-07-08 スイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2920067B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007141501A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 電子部品のロック機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0822741A (ja) 1996-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3080975B2 (ja) 電気バリカン
JPS631612B2 (ja)
JPS59195632U (ja) 押ボタンスイツチ
JP2920067B2 (ja) スイッチ
JP2007157644A (ja) スイッチ装置
KR100202063B1 (ko) 노트북용 드라이버조립체 록킹장치
JP3716457B2 (ja) 操作ボタン装置
EP0944121A1 (en) Removal/attachement device for use with compact electronic device
JP2002237229A (ja) キースイッチ装置の組立方法
JPS62148687A (ja) バリカン
JPH0316616Y2 (ja)
JP3379808B2 (ja) 蓋体用止め具
JP6604642B1 (ja) ロッカースイッチのスライド操作変換用アダプタ。
JPS636819Y2 (ja)
JPH026582Y2 (ja)
JP2511520Y2 (ja) 電気かみそり
JPH0123414Y2 (ja)
JPS5985543U (ja) スライドスイツチ機構
JPH0143784Y2 (ja)
JPH081738Y2 (ja) 電気かみそり
KR900001862Y1 (ko) 풋쉬 스위치용 노브
JP2552533Y2 (ja) スイッチ
JPH0412643Y2 (ja)
KR910005567Y1 (ko) 카메라의 필름 되감기 스윗치
JPH0612581Y2 (ja) スイッチ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees