JP2552533Y2 - スイッチ - Google Patents

スイッチ

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JP2552533Y2
JP2552533Y2 JP6697692U JP6697692U JP2552533Y2 JP 2552533 Y2 JP2552533 Y2 JP 2552533Y2 JP 6697692 U JP6697692 U JP 6697692U JP 6697692 U JP6697692 U JP 6697692U JP 2552533 Y2 JP2552533 Y2 JP 2552533Y2
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JP
Japan
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body case
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switch
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arm
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喜代隆 向井
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は機器ケースに設けられ
るスイッチに関し、特にスイッチのロック構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の例えば電気かみそりのような電気
機器の駆動スイッチは、携帯時のような不使用時に誤っ
てスイッチが作動してしまわないように駆動スイッチに
ロック機構が設けられている。例えば特公平2−482
68号に示されているものは、電気かみそり本体ケース
の内面に形成された係合段部に対して、本体ケースの内
外方向に弾性変形する弾性アームが係脱自在に移動す
る。即ち、常時は、弾性アームが係合段部に係合して、
駆動スイッチの操作部材はスライドすることができずに
ロックされる。ここで、駆動スイッチの操作部材をケー
ス本体ケースの内部方向へ押し込むと、弾性アームがケ
ースの内部方向へたわんで係合が外れロックが解除され
る。このとき操作部材はスライド可能となって、電気か
みそりを駆動させることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この公
報に記載されているものは、弾性アームが本体ケースの
内部方向にたわむようになっているので、本体ケースの
内部に弾性アームが移動するスペースを確保しなければ
ならない。このスペースによって機器の小型化が阻害さ
れてしまうという欠点がある。
【0004】従って、この考案は上記の欠点を解決する
ために考案されたもので、機器の小型化を阻害すること
なく、ロック部材を設けた機器のスイッチを提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、本体ケース
と、該本体ケースの内面側をスライドするスイッチ支持
板と、前記本体ケースを介して前記スイッチ支持板と係
合して本体ケースの外面側をスライドするスイッチつま
みと、前記本体ケースの内面と前記スイッチ支持板との
間で本体ケースの内外方向に弾性変形するアーム部を備
えたロック部材とよりなり、前記本体ケースの内面は突
起または凹所を備え、一方前記ロック部材は前記アーム
部の弾性変形によって前記突起または凹所に係脱する凹
所または突起を備えたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】この考案によれば、ロック部材のアーム部の弾
性変形によって、本体ケースの内面に設けられた突起ま
たは凹所に、ロック部材に設けられた凹所または突起が
係脱するため、スイッチつまみの動作を可能または不可
能にする。この際、ロック部材のアーム部が、本体ケー
スの内面とスイッチ支持板との間で本体ケースの内外方
向に弾性変形するので、前記アーム部はスイッチ支持板
よりもさらに本体ケースの内方へ移動することはない。
従って、スイッチ支持板よりも内側にアーム部が移動す
る空間を確保する必要がなくなって、本体ケースの内部
構成部品の配置に余裕ができ、またその分だけ機器の小
型化を促進することができる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を電気かみそりの駆動ス
イッチを例にとり、図面に基づき詳述する。図1から図
3はいずれも本考案の一実施例を示している。
【0008】1は電気かみそりの本体ケースを示してい
る。この本体ケース1の内部は図示しないが、かみそり
駆動用のモータ及び電源用電池が内装されている。そし
て本体ケース1のヘッド部には図示しないが、モータに
よって駆動する内刃と、内刃との協働作用によってひげ
を切断する外刃とが装着される。2はスイッチ支持板で
あり、本体ケース1の内面側をスライドする。一方、3
はスイッチつまみであり、スイッチ支持板2と一体とな
って本体ケース1の外面側をスライドする。また4はロ
ック部材であり、後述するように常時はスイッチつまみ
3のスライド動作をロックしている。
【0009】スイッチ支持板2は一対の弾性脚5を備え
ており、本体ケース1の内面に立設されたボス6によっ
て節度をもってスライドする。またスイッチ支持板2は
電気接点7を備えており、スイッチつまみ3の操作によ
ってスイッチ支持板2が上動したときに前記モータおよ
び電源用電池の駆動回路を閉じてかみそりを駆動させ
る。スイッチ支持板2が下動したときは駆動回路を開い
てかみそりは駆動されない。
【0010】スイッチ支持板2とスイッチつまみ3と
は、前述の通り、本体ケース1を介して一体となって各
々本体ケース1の内面側と表面側をスライドする。即ち
スイッチつまみ3は係合爪8を備え、一方スイッチ支持
板2は係合爪8が係合する係合凹所9を備えている。係
合爪8が本体ケース1の開孔部10を介して係合凹所9
に係合固定されることによって、スイッチ支持板2とス
イッチつまみ3とが本体ケース1を介して一体となって
各々本体ケース1の内面側と表面側をスライドする。
【0011】ロック部材4は、スイッチ支持板2に係合
固定される係合爪11と、本体ケース1の内外方向に弾
性変形するアーム部12と、アーム部12の先端からア
ーム部12と垂直方向に一体成形された操作部13とで
構成される。係合爪11はスイッチ支持板2に設けられ
た係合凹所14に係合することによって、ロック部材4
がスイッチ支持板2に係合固定される。またアーム部1
2は本体ケース1の内面とスイッチ支持板2との間に配
置されている。そしてアーム部12の先端に設けられた
操作部13は前記本体ケース1の開孔部10を介して、
さらにスイッチつまみ3の開孔部15を介して、スイッ
チつまみ3から露出しており、外部から操作可能になっ
ている。
【0012】本体ケース1の内面には突起16が形成さ
れており、一方ロック部材4のアーム部12にはこの突
起16と係合する凹所17が形成されている。ロック部
材4は、常時アーム部12が本体ケース1の外方向へ付
勢する状態でスイッチ支持板2に取りつけられており、
スイッチつまみ3が下方位置にあるとき、前記凹所17
が前記突起16と係合し、スイッチつまみ3がスライド
操作できないようにロックしている。この状態から、前
記操作部13を本体ケース1の内部方向へ押し込むと、
前記アーム部12は弾性によって本体ケース1の内部方
向へたわんで、前記凹所17と前記突起16との係合が
外れる。この状態で、前記スイッチつまみ3は上方位置
へのスライド操作が可能となって、電気かみそりを駆動
させることができる。この後スイッチつまみ3を下方位
置へスライドさせると、電気かみそりの駆動を停止させ
るとともに、アーム部12の弾性によって前記凹所17
と前記突起16とが係合し、再びスイッチつまみ3がロ
ックされる。
【0013】ところで、ロック部材4のアーム部12
は、本体ケース1の内面とスイッチ支持板2との間に配
置されている。従って、アーム部12はこの間の範囲内
で本体ケース1の内外方向に弾性変形する。このため、
前記アーム部はスイッチ支持板よりもさらに本体ケース
の内方へ移動することはない。従って、スイッチ支持板
よりも内側にアーム部が移動する空間を確保する必要が
なくなって、本体ケースの内部構成部品の配置に余裕が
でき、またその分だけ機器の小型化を促進することがで
きる。
【0014】なお、前記アーム部12と対向する本体ケ
ース1の内面には薄肉部18が、また前記アーム部12
と対向するスイッチ支持板2にも薄肉部19がそれぞれ
設けられ、アーム12が弾性変形する空間を確保してい
る。このため、ロック部材4のアーム部12を本体ケー
ス1の内面とスイッチ支持板2との間に配置しても、ア
ーム部12は2つの薄肉部18,19の間に配置される
ことになって、スイッチ支持板2と本体ケース1との間
の隙間を少なくすることができ、より一層機器の小型化
を促進することができる。
【0015】
【考案の効果】この考案のスイッチは、本体ケースと、
本体ケースの内面側をスライドするスイッチ支持板と、
本体ケースを介してスイッチ支持板と係合して本体ケー
スの外面側をスライドするスイッチつまみと、本体ケー
スの内面とスイッチ支持板との間で本体ケースの内外方
向に弾性変形するアーム部を備えたロック部材とよりな
り、前記本体ケースの内面は突起または凹所を備え、一
方前記ロック部材は前記アーム部の弾性変形によって前
記突起または凹所に係脱する凹所または突起を備えたこ
とを特徴とするものであるから、ロック部材のアーム部
が、本体ケースの内面とスイッチ支持板との間で本体ケ
ースの内外方向に弾性変形するので、前記アーム部はス
イッチ支持板よりもさらに本体ケースの内方へ移動する
ことはない。従って、スイッチ支持板よりも内側にアー
ム部が移動する空間を確保する必要がなくなって、本体
ケースの内部構成部品の配置に余裕ができ、またその分
だけ機器の小型化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部分解斜視図であ
る。
【図2】本考案の一実施例を示す本体ケースへの組立斜
視図(a)と、スイッチ支持板とロック部材との組立斜
視図(b)である。
【図3】本考案の一実施例を示す本体ケースの内面から
みた要部斜視図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 スイッチ支持板 3 スイッチつまみ 4 ロック部材 5 弾性脚 6 ボス 7 電気接点 8 ,11 係合爪 9 ,14 係合凹所 10,15 開孔部 12 アーム部 13 操作部 16 突起 14 凹所 18,19 薄肉部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースと、該本体ケースの内面側を
    スライドするスイッチ支持板と、前記本体ケースを介し
    て前記スイッチ支持板と係合して本体ケースの外面側を
    スライドするスイッチつまみと、前記本体ケースの内面
    とスイッチ支持板との間で本体ケースの内外方向に弾性
    変形するアーム部を備えたロック部材とよりなり、前記
    本体ケースの内面は突起または凹所を備え、一方前記ロ
    ック部材は前記アーム部の弾性変形によって前記突起ま
    たは凹所に係脱する凹所または突起を備えたことを特徴
    とするスイッチ。
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