JPH11132118A - エアークリーナ - Google Patents

エアークリーナ

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JPH11132118A
JPH11132118A JP29295097A JP29295097A JPH11132118A JP H11132118 A JPH11132118 A JP H11132118A JP 29295097 A JP29295097 A JP 29295097A JP 29295097 A JP29295097 A JP 29295097A JP H11132118 A JPH11132118 A JP H11132118A
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Tsuneo Araki
恒雄 荒木
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Kioritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カバー部材を本体ケースに対して片手でワン
タッチで簡単容易に着脱できるとともに、振動、衝撃等
が加えられた場合でもカバー部材が外れにくくできるエ
アークリーナを提供する。 【解決手段】 フィルタエレメント15が装着されるク
リーナ室22及びその周壁部分22aから突出する係止
爪30を有する本体ケース20と、この本体ケースを覆
い得る大きさの蓋室42と、係合面部44aと一対の押
圧面部44b、44cとからなり、断面概略コ字状に連
なる延長面部44が延設されてなるカバー部材40とを
備え、該カバー部材の前記係合面部44aに係合端面3
0aが当接せしめられる係止開口50が形成されてい
て、前記一対の押圧面部をそれらの外側から挟むように
押圧することにより、前記係合面部の前記係止開口部分
が前記係止爪の前記係合端面30aから離脱する方向に
湾曲する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアークリーナに
係り、特に刈払機等の携帯型動力作業機に搭載される小
型空冷2サイクルガソリンエンジンの吸気系に配備する
のに好適なエアークリーナのカバー部材の係止手段に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種のエアークリーナは、例えば、実
開昭53−99409号公報等にも見られるように、通
常、気化器等の吸気系部品に取着固定される本体ケース
と、この本体ケースを覆い得る大きさの蓋室を有し、前
記本体ケースに対して着脱自在に取着されるカバー部材
と、を備え、前記本体ケースには、エアー浄化用の例え
ば多孔質でかつ軟質の合成樹脂フォーム材料等からなる
フィルタエレメントが装着されるクリーナ室が設けられ
ている。
【0003】かかるエアークリーナにおいては、フィル
タエレメントのメンテナンス等を行うため、前記カバー
部材を前記本体ケースに対して頻繁に着脱する必要があ
るが、従来においては、前記公報にも所載のように、前
記本体ケースに前記カバー部材をボルト類でねじ止めし
ていたので、前記カバー部材の着脱が面倒で素早く行う
ことができないという問題があった。
【0004】そこで、カバー部材を本体ケースにボルト
類を使用せずに簡易に着脱できるようにすべく、図5及
び図6に示される如くのエアークリーナ60が提案され
ている。図示例のエアークリーナ60は、環状のフィル
タエレメント65が装着されるクリーナ室及びこのクリ
ーナ室の一端側の周壁部分72aから上方に突出するコ
字状掛止部75を有する本体ケース70と、この本体ケ
ース70を覆い得る大きさの蓋室92を有し、この蓋室
92から前記コ字状掛止部75側に向けて、断面三角形
の係止突起95aを有する短冊状の係止爪95が突設さ
れるとともに、コ字状の開口96が形成された延長部9
4が延設されたカバー部材90とを備えている。
【0005】前記本体ケース70のクリーナ室72に
は、前記環状のフィルタエレメント65の内周面が当接
せしめられる所定数の立上片74、74、…が適宜の間
隔をあけて突設せしめられ、前記フィルタエレメント6
5は、前記クリーナ室72の周壁と前記立上片74、7
4、…との間で、前記クリーナ室72の底壁72Aと前
記カバー部材90の蓋室92の底壁92Aとで挟圧保持
されている。
【0006】また、前記クリーナ室72の下部にエアー
流入口78が設けられるとともに、その中央部付近に浄
化エアー流出口79が設けられ、さらに、前記本体ケー
ス70の前記コ字状掛止部75とは反対側の周壁部分7
2bに、前記カバー部材90に設けられた左右一対のL
字状の可動側ヒンジ片部97、97が掛止される左右一
対のコ字状の固定側ヒンジ片部77、77が設けられて
いる。なお、前記本体ケース70には、それを気化器C
等の吸気系部品に取付固定するためのねじ類を通す穴等
が設けられている。
【0007】かかるエアークリーナ60においては、前
記カバー部材90を前記本体ケース70から脱着するに
あたっては、図6の白抜き矢印で示される如くに、前記
カバー部材90に設けられている前記係止爪95を前記
本体ケース70側に押し下げて、前記係止爪95の前記
係止突起95aが前記コ字状掛止部75に引っ掛からな
いようにした状態で、前記カバー部材90の上部を前記
本体ケース70から離れる方向(図6の矢印Fで示され
る方向)に引く。これにより、前記カバー部材90は前
記可動側ヒンジ部97と固定側ヒンジ部77との係合点
Pを支点にして回動せしめられ、前記係止爪95の前記
係止突起95a部分が前記本体ケース70の前記コ字状
掛止部75から抜け、かつ、そのまま前記カバー部材9
0を手前に引き出すことにより、前記可動側ヒンジ片部
97と前記固定側ヒンジ片部77との係合状態も解除さ
れて、前記カバー部材90が前記本体ケース70から取
り外すことができる。
【0008】また、上記とは逆に、前記可動側ヒンジ片
部97と固定側ヒンジ片部77とを係合させた状態で前
記係止爪95を押し下げながら前記コ字状掛止部75内
に通して前記カバー部材90を前記本体ケース70側に
回動させることにより、前記カバー部材90が前記本体
ケース70に取着される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た如くの、係止爪95を押し下げてカバー部材90を本
体ケース70に対して着脱するようにされた従来のエア
ークリーナ60においては、カバー部材90の脱着時に
は、例えば人指し指で係止爪95を押し下げる操作を行
いつつ他の指又は他方の手でカバー部材90(の両側面
の上部)を外側から挟むように押圧しながら引っ張る操
作、つまり、複合操作が必要となり、カバー部材を本体
ケースにボルト類を使用して取り付けたものに比して着
脱操作が容易に行えるものの、いまだ充分ではなく、上
記のような複合操作ではなく、カバー部材を本体ケース
に対して片手でワンタッチで簡単容易に着脱できるよう
にしたエアークリーナが望まれている。
【0010】また、前記従来のエアークリーナ60にお
いては、カバー部材90に大きな振動、衝撃等が加えら
れたとき、特にその係止爪95に外側から何らかの外力
を加えられた場合、あるいは、前記係止爪95の係止突
起95aが摩耗して小さくなった場合等に、係止爪95
がコ字状掛止部75から抜けやすくなって、不意にカバ
ー部材90が外れてしまうおそれがあり、この点でも改
善が望まれていた。本発明は、前記点に鑑みてなされた
ものであって、その目的とするところは、カバー部材を
本体ケースに対して片手でワンタッチで簡単容易に着脱
できるとともに、振動、衝撃等が加えられた場合でもカ
バー部材が外れにくくされたエアークリーナを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係るエアークリーナは、基本的には、フィ
ルタエレメントが装着されるクリーナ室及びこのクリー
ナ室の周壁部分から突出する係止爪を有する本体ケース
と、この本体ケースを覆い得る大きさの蓋室を有し、こ
の蓋室から前記係止爪が突出する方向に、係合面部と一
対の押圧面部とからなり断面コ字状に連なる延長面部が
延設されてなるカバー部材と、を備えている。
【0012】そして、該カバー部材の前記係合面部に前
記係止爪の係合端面が当接せしめられる係止開口が形成
されていて、前記一対の押圧面部をそれらの外側から挟
むように押圧することにより、前記係合面部の前記係止
開口部分が前記係止爪の前記係合端面から離脱する方向
に湾曲するようにされていることを特徴としている。本
発明のエアークリーナの好ましい具体的な態様では、前
記係止爪及び前記係止開口は、それぞれ前記本体ケース
及び前記カバー部材の幅方向中央部に設けられる。ま
た、他の好ましい態様では、前記係止爪は側面視が概略
「L」字ないし「7」字状とされている。
【0013】また、他の別の好ましい態様では、前記本
体ケースの前記係止爪を有する周壁部分とは反対側の周
壁部分に、前記カバー部材に設けられた可動側ヒンジ片
部が掛止される固定側ヒンジ片部が設けられ、前記カバ
ー部材はそれらのヒンジ片部の係合点を支点にして回動
せしめられることにより、前記本体ケースに対して着脱
される。さらに、別の好ましい態様では、前記係止爪
は、その基端部から前記係止開口側へ斜め上方に伸びて
いる。
【0014】このような構成とされた本発明に係るエア
ークリーナの好ましい態様においては、カバー部材の一
対の押圧面部をそれらの外側から挟むように押圧するこ
とにより、係合面部が弾性的に撓曲してその左右方向中
央部分が外方に張り出すように湾曲し、係合面部の係止
開口部分が係止爪の係合端面から離脱する。これによ
り、係止爪と係止開口との係合状態が解かれて、この状
態で前記カバー部材を本体ケースから離れる方向に引け
ば、該カバー部材は可動側ヒンジ片部と固定側ヒンジ片
部との係合点を支点にして回動せしめられて、前記本体
ケースから取り外される。
【0015】また、上記とは逆に、可動側ヒンジ片部と
固定側ヒンジ片部とを係合させた状態で前記カバー部材
を前記本体ケース側に回動させることにより、前記係止
爪が前記カバー部材の係合面部の裏面側で撓められた状
態で前記係止開口位置まで摺動せしめられ、そこで手に
よる押圧を解除すると元の状態に復帰し、その係合端面
が前記係止開口に係合せしめられ、これにより、前記カ
バー部材が前記本体ケースに取着される。このため、従
来のもののようにボルト類を使用することなく、また、
前記した図5、図6に示されるもののように複合操作を
要することなく、カバー部材を本体ケースに対して片手
でワンタッチで簡単容易に着脱できる。
【0016】また、前記係止爪の係合端面は前記係止開
口に対接係合しているだけであるが、前記係止爪の係合
端面、前記ヒンジ片部の係合点、前記係止開口部の対接
係合面等の相互位置関係により、前記カバー部材が着脱
されるときにおける前記ヒンジ片部の係合点を支点にし
た前記係止開口の対接係合面の回動軌跡が前記係止爪の
係合端面に交差するようにされ、かつ、前記前記係止爪
はその基端部から前記係止開口側へ斜め上方に伸びてい
る関係上、前記係止開口の対接係合面に対して、前記係
止爪が外部から押圧されたときにおける前記基端部を支
点にした前記係合端面の撓曲回動軌跡も交差するので、
前記係止爪に外部から何らかの押圧力が加えられた場合
や、前記カバー部材に大きな振動、衝撃等が加えられた
場合でも、それらの外力は、前記係止爪の係合端面と前
記係止開口の対接係合面との係合力を増加させる方向の
力に変換される。
【0017】このため、前記係止爪の係合端面と前記係
止開口の対接係合面は、前記のように係合面部の係止開
口付近が両側からの押圧により意図的に湾曲せしめられ
たとき以外は、その係合状態が解かれにくくされ、その
結果、カバー部材は、振動、衝撃等が加えられた場合で
も本体ケースから外れず、さらに、前記前記係止爪の係
合端面と前記係止開口の対接係合面とが多少摩耗した
り、あるいは、前記係止爪と前記係止開口との間等に多
少のガタがあっても充分に吸収されて、不意にカバー部
材が外れるような事態が生じにくくされる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して本発明
の実施形態を詳細に説明する。図1及び図2は、本発明
に係るエアークリーナの一実施形態を示している。図示
実施形態のエアークリーナ10は、例えば刈払機等の携
帯型動力作業機に搭載される小型空冷2サイクルガソリ
ンエンジン(図示せず)の吸気系に配備されるもので、
ダイヤフラム式気化器C等の吸気系部品に取付固定され
る本体ケース20と、これを覆うように取着されるカバ
ー部材40と、を備えている。
【0019】前記本体ケース20は、エアー浄化用の例
えば多孔質でかつ軟質の合成樹脂フォーム材料等からな
る角丸矩形環状のフィルタエレメント15が装着される
クリーナ室22及びこのクリーナ室22の一端側(上
側)の周壁部分22aの左右(幅)方向中央部から後方
斜め上に突出する側面視「7」字状の、適度の弾発性を
備えた係止爪30を有している(後に詳述)。
【0020】前記本体ケース20の前記クリーナ室22
には、前記環状のフィルタエレメント15の内周面が当
接せしめられる所定数の立上片24、24、…が適宜の
間隔をあけて突設せしめられ、前記フィルタエレメント
15は、前記クリーナ室22の周壁(22a、22b、
…)と前記立上片24、24、…との間で、前記クリー
ナ室22の底壁22Aと、後述する前記カバー部材40
の蓋室42の底壁42Aとで挟圧保持されている。
【0021】また、前記クリーナ室22の下部には、図
3及び図4を参照すればよくわかるように、四つに仕切
られた細長形のエアー流入口28が設けられるととも
に、その中央部より若干上側に浄化エアー流出口29が
設けられ、さらに、前記本体ケース20の前記係止爪3
0とは反対側(下側)の前記クリーナー室22の周壁部
分22b中央に、前記カバー部材40の下端中央部に設
けられた側面視L字状の可動側ヒンジ片部52が掛止さ
れるコ字状の固定側ヒンジ片部32が設けられている。
なお、前記本体ケース20の前記クリーナ室22の底壁
22Aには、それを前記気化器C等の吸気系部品に取付
固定するためのねじ類を通す穴26、26(図4)等が
設けられている。
【0022】一方、前記カバー部材40は、前記本体ケ
ース20を覆い得る大きさの蓋室42を有し、この蓋室
42から前記係止爪30が突出する方向に、断面概略コ
字状に連なる係合面部44aと左右一対の押圧面部44
b、44c(図3、図4)とからなる延長面部44が延
設されている。なお前記一方の押圧面部44bには空気
取り入れ用の所定本のスリット状の窓45、45、…が
横並びに形成されている。
【0023】前記カバー部材40の左右(幅)方向中央
部で、前記係合面部44aから前記蓋室42の上面部4
2aにかけて、前記係止爪30の突出端の係合端面30
aが当接せしめられる矩形の係止開口50が形成されて
おり、後述するように、前記左右一対の押圧面部44
b、44cをそれらの外側から手Hで挟むように押圧す
ることにより、前記係合面部44aの前記係止開口50
を含む左右(幅)方向中央部分が、前記係止爪30の前
記係合端面30aから離脱する方向に(上方に張り出す
ように)湾曲する。
【0024】ここで、前記係止爪30は、図3を参照す
ればよくわかるよう、その基端部Qから前記カバー部材
40の係合面部44aに向けて斜め上方に伸びており、
その先端面とされる前記係合端面30aが、前記カバー
部材40の前記係止開口50の対接係合面50aに対接
せしめられており、これによって、前記カバー部材40
は、その下端側においてそれに設けられた前記可動側ヒ
ンジ片部52が前記本体ケース20の前記固定側ヒンジ
片部32に係止点Pで係止されるとともに、その上端側
において前記係止開口50の前記対接係合面50aが、
前記本体ケース20の前記係止爪30の前記係合端面3
0aに係止されて、前記本体ケース20に取着保持され
ていることになる。
【0025】このような構成とされた本実施形態のエア
ークリーナ10においては、カバー部材40の左右一対
の押圧面部44b、44cを図2において仮想線で示さ
れる如くに、手Hでそれらの外側から挟むように押圧す
ることにより、図3及び図4において仮想線で示される
如くに、係合面部44aが弾性的に撓曲してその左右
(幅)方向中央部分が外方に張り出すように湾曲し、係
合面部44aの係止開口50部分が係止爪30の係合端
面30aから上方へ離脱する。これにより、係止爪30
と係止開口50との係合状態が解かれて、この状態でカ
バー部材40を本体ケース20から離れる方向(図3の
矢印F)に引けば、カバー部材40は可動側ヒンジ片部
52と固定側ヒンジ片部32との係合点Pを支点にして
回動せしめられて、本体ケース20から取り外される。
【0026】また、上記とは逆に、可動側ヒンジ片部5
2と固定側ヒンジ片部32とを係合させた状態で前記カ
バー部材40を本体ケース20側に回動させることによ
り、係止爪30がカバー部材40の係合面部44aの裏
面側で撓められた状態で係止開口50位置まで相対摺動
してそこで元の状態に復帰し、その係合端面30aが係
止開口50の対接係合面50aに係合せしめられ、これ
により、カバー部材40が本体ケース20にワンタッチ
で取着される。このため、従来のもののようにボルト類
を使用することなく、また、前記した図5、図6に示さ
れる従来のもののように複合操作を要することなく、カ
バー部材40を本体ケース20に対して片手でワンタッ
チで簡単容易に着脱できる。
【0027】また、前記係止爪30の前記係合端面30
aは前記係止開口50の前記対接係合面50aに対接し
ているだけであるが、前記係止爪30の前記係合端面3
0a、前記ヒンジ片部52、32の前記係合点P、前記
係止開口50の前記対接係合面50a等の相互位置関係
により、前記カバー部材20が着脱されるときにおける
前記ヒンジ片部52、32の前記係合点Pを支点にした
前記係止開口50の前記対接係合面50aの回動軌跡
(図3の矢印Ka)が前記係止爪30の前記係止端面3
0aに交差するようにされ、かつ、前記係止爪30はそ
の基端部Qから前記係止開口50側へ斜め上方に伸びて
いる、つまり、図3に示される如くに、前記係止端面3
0a及び前記対接開口面50aに直交する平面に対して
所定角度Sで上方へ傾斜している関係上、前記係止開口
50の前記対接係合面50aに対して、前記係止爪30
が外部から押圧されたときにおける前記基端部Qを支点
にした前記係止端面30aの撓曲回動軌跡(図3の矢印
Kb)も交差するので、前記係止爪30に外部から何ら
かの押圧力が加えられた場合や、前記カバー部材40に
大きな振動、衝撃等が加えられた場合でも、それらの外
力は、前記係止爪30の前記係合端面30aと前記係止
開口50の前記対接係合面50aとの係合力を増加させ
る方向の力に変換される。
【0028】このため、前記係止爪30の前記係合端面
30aと前記係止開口50の前記対接係合面50aは、
前記のように前記係合面部44aの前記係止開口50付
近が意図的に上方へ湾曲せしめられたとき以外は、その
係合状態が解かれにくくされ、その結果、前記カバー部
材40は、振動、衝撃等が加えられた場合でも前記本体
ケース20から外れず、さらに、前記係止爪30の前記
係合端面30aと前記係止開口50の前記対接係合面5
0aとが多少摩耗したり、あるいは、前記係止爪30と
前記係止開口50との間等に多少のガタがあっても充分
に吸収されて、不意に前記カバー部材40が外れるよう
な事態が生じにくくされる。また、前記係止爪30の突
出端は、側面視「7」字状とされていて、前記係合端面
30aに作用する変形力を適宜吸収するので、折損事故
等も防止できる。以上、本発明の一実施形態について説
明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載されている発明の精神を逸
脱しない範囲で、設計において適宜変更できるものであ
る。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係るエアークリーナは、比較的簡素な構成でありな
ら、カバー部材を本体ケースに対して片手でワンタッチ
で簡単容易に着脱できるとともに、振動、衝撃等が加え
られた場合でもカバー部材が外れにくくできるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアークリーナの一実施形態を示
す分解斜視図。
【図2】図1に示されるエアークリーナの組み付け状態
の斜視図。
【図3】図2に示されるエアークリーナの左右(幅)方
向中央断面図。
【図4】図3のIV−IV矢視断面図。
【図5】従来のエアークリーナの組み付け状態の斜視
図。
【図6】図5に示される従来のエアークリーナの左右
(幅)方向中央断面図。
【符号の説明】
10 エアークリーナ 15 フィルタエレメント 20 本体ケース 22 クリーナ室 22a、22b 周壁部分 30 係止爪 30a 係合端面 32 固定側ヒンジ片部 40 カバー部材 42 蓋室 44 延長面部 44a 係合面部 44b、44c 押圧面部 50 係止開口 52 可動側ヒンジ片部 P 係合点 Q 基端部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタエレメント(15)が装着され
    るクリーナ室(22)及びこのクリーナ室(22)の周
    壁部分(22a)から突出する係止爪(30)を有する
    本体ケース(20)と、この本体ケース(20)を覆い
    得る大きさの蓋室(42)を有し、この蓋室(42)か
    ら前記係止爪(30)が突出する方向に、係合面部(4
    4a)と一対の押圧面部(44b、44c)とからなり
    断面概略コ字状に連なる延長面部(44)が延設されて
    なるカバー部材(40)と、を備え、該カバー部材(4
    0)の前記係合面部(44a)に前記係止爪(30)の
    係合端面(30a)が当接せしめられる係止開口(5
    0)が形成されていて、前記一対の押圧面部(44b、
    44c)をそれらの外側から挟むように押圧することに
    より、前記係合面部(44a)の前記係止開口(50)
    部分が前記係止爪(30)の前記係合端面(30a)か
    ら離脱する方向に湾曲するようにされていることを特徴
    とするエアークリーナ。
  2. 【請求項2】 前記係止爪(30)及び前記係止開口
    (50)は、それぞれ前記本体ケース(20)及び前記
    カバー部材(40)の幅方向中央部に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のエアークリーナ。
  3. 【請求項3】 前記係止爪(30)は側面視が概略
    「L」字ないし「7」字状とされていることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のエアークリーナ。
  4. 【請求項4】 前記本体ケース(20)の前記係止爪
    (30)を有する周壁部分(22a)とは反対側の周壁
    部分(22b)に、前記カバー部材(40)に設けられ
    た可動側ヒンジ片部(52)が掛止される固定側ヒンジ
    片部(32)が設けられ、前記カバー部材(40)はそ
    れらのヒンジ片部(52、32)の係合点(P)を支点
    にして回動せしめられることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載のエアークリーナ。
  5. 【請求項5】 前記係止爪(30)は、その基端部
    (Q)から前記係止開口(50)側へ斜め上方に伸びて
    いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    のエアークリーナ。
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