JP2581346Y2 - エアフィルタ - Google Patents

エアフィルタ

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JP2581346Y2
JP2581346Y2 JP7093193U JP7093193U JP2581346Y2 JP 2581346 Y2 JP2581346 Y2 JP 2581346Y2 JP 7093193 U JP7093193 U JP 7093193U JP 7093193 U JP7093193 U JP 7093193U JP 2581346 Y2 JP2581346 Y2 JP 2581346Y2
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JP
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air filter
rib
piece
frame
filter
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JPH0733713U (ja
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勝雄 浜田
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Bosch Corp
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Bosch Corp
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば車両用空調装
置のエバポレータ等を収納するエバポレータケースに、
簡易に着脱できるエアフィルタの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のように作業空間が制限さ
れている狭い場所でも、エバポレータケースに装着でき
るエアフィルタとしては、例えば実開平4−76512
号公報に示す様に、一のエアフィルタを3分割して小さ
くし、これらの小さくしたエアフィルタを1枚づつ3枚
積み重ねて装着することにより、元のエアフィルタの大
きさを再現するものが既に公知になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
引例の構成では、一のエアフィルタを3分割するため、
各々の小さくしたエアフィルタ毎に装着しなければなら
ないので、エアフィルタの着脱作業工程が多くなり、ま
た部品点数の増加により部品管理の煩雑化を招くおそれ
もあった。
【0004】他方で、一枚型のエアフィルタが採用され
る場合、そのエアフィルタの剛性を向上するために、図
9に示す様なエアフィルタの構造となっている。即ち、
エアフィルタ1は、不織布で図面上横方向に折り目を形
成するジャバラ状のフィルタ部材2の周囲に枠体3が形
成され、この枠体の上片3aと下片3bとの間にリブ4
を設けて、エアフィルタ1の剛性の強化を図っている。
【0005】しかし、車体の安全性の強化のために横方
向にレインフォースなる部材が設けられているので、車
両に空調装置を組付けた後に交換のためにエアフィルタ
を取り外す際には、該レインフォースが干渉し、取り外
し難い。そのことは、リブ等でエアフィルタ1の全体の
形状が変化しなので、エアフィルタの着脱の不便さを生
じていた。
【0006】そこで、本願に係る考案においては、上記
問題点に鑑み、リブが設けられたエアフィルタであって
も容易に着脱でき、しかも少ない部品点数で構成され
て、着脱の作業工数が少なくて済むエアフィルタを提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして、請求項1に記
載のエアフィルタは、フィルタ部材と、該フィルタ部材
を囲む少なくとも上片、下片及び取付片を有する枠体
と、前記枠体の取付片の縦方向への縮小を許容する縮小
手段と、前記フィルタ部材内で前記枠体の上片又は下片
に一方端が接触し、他方端が無接触に形成された1又は
2以上のリブを備えたことにある。
【0008】また、請求項2に記載のエアフィルタは、
取付片には、切欠きにより分けられた上下部分を一体化
する一体化手段を持つことにある。
【0009】
【作用】従って、請求項1に記載の考案によれば、枠体
からフィルタ部材に突出したリブによりエアフィルタの
剛性の向上が図れると共に、縦方向から圧縮すること
で、枠体の取付片が縮小手段により縮小すると共に、リ
ブが渡っていない部分のフィルタ部材が変形して、エア
フィルタの縦幅が小さくなる。
【0010】また、請求項1に記載の考案によれば、上
下部分に分けられた取付片は、一体化手段にて一体化さ
れ、取付け後に縦方向から加えられる圧力によっても縮
小しない。
【0011】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
【0012】図1乃至図4において、この考案に係るエ
アフィルタ1の第1の実施例が示されている。
【0013】かかるエアフィルタ1は、例えば車両の空
調装置を構成するエバポレータユニット(図示せず)に
側孔から装着されるもので、その大部分が不織布(但し
不織布以外の素材であっても良い)から成る図面上横方
向に折り目を形成するジャバラ状のフィルタ部材2で構
成されている。このエアフィルタ部材2の四方は、枠体
3により囲まれ且つ装着されている。
【0014】枠体3は、上片3a、下片3b、取付片3
c及び側片3dにより成っており、この枠体3は、例え
ばプラスチック等の素材により矩状に形成され、特に上
片3a、下片3b及び側片3dは、自由に湾曲、屈曲す
ることができると共に、原形に復帰可能となっている。
また、枠体3の取付片3cは、他の3片(3a,3b,
3d)と異なり、幅を有しており、比較的剛性が高く、
このため下記する様に縦方向への縮小を許容する縮小手
段が設けられている。
【0015】枠体3の取付片3cは、その中程に切欠き
10が形成され、該切欠き10にて取付片3cは、2つ
の上下部分3c’,3c’’とに分けられる。そして、
当然ながら、それぞれの上下部分3c’,3c’’のみ
が、フィルタ部材2に装着され、切欠き10の部分はフ
ィルタ部材2が露出している。かかる切欠き10の反フ
ィルタ部材2側には、略直方体形状の連結プレート11
が架設されていて、該連結プレート11は、一方端が薄
い折曲部12を取付片3の上部3c’に一体に形成され
ていると共に、他方端は突起部13が形成されて、取付
片3cの下部3c’’に形成の係合溝8に係合可能とな
り、この連結プレート11にて取付片3cの上下部分3
c’,3c’’とが一体化されたり、又は2つに分離さ
れる。即ち、連結プレート11が外されて、取付片3c
に縦方向から力が加えられると、切欠き10が狭まって
該取付片3cは、縦方向に縮小することになる。尚、こ
の切欠き10に代えて、その部分の取付片を薄くすれ
ば、縦方向の力にて縮小させることができる。14,1
4は、取付片3cに取付けられた取手で、図示しないが
蓋に係合する作用を行う。
【0016】リブ4は、前記フィルタ部材2に前記取付
片3cと並列に設けられ、第1及び第2のリブ4a,4
bは、前記枠体3の上片3aに一端を接触し、他端を下
方へ延出させているが、中程で終わり、下片3bには接
触していない。尚、第1のリブ4aの方が第2のリブ4
bよりも短い。第3及び第4のリブ4c,dは、前記前
記枠体3の下片3cに一端を接触し、他端を上方に延出
させているが、中程で終わり、上片3aに接触していな
い。尚、第3のリブ4cの方が第4のリブ4dより長い
ものである。
【0017】しかるに、上記構成によれば、図3に示す
様に、連結プレート11を係合溝8から取り外した後、
図4に示す様に、枠体3の上片3aから圧迫した場合に
は、上部分3c’と下部分3c’’との間のフィルタ部
材2が収縮するので、切欠き10が縮み、枠体3の取付
片cの寸法が収縮すると共に、第1のリブ4aと第3の
リブ4cとの間に位置するフイルタ部材2と、第2のリ
ブ4bと第4のリブ4dとの間に位置するフイルタ部材
2とが、収縮変形する。そして、更に反対側の側部3d
が内側に向けて湾曲する。
【0018】これによって、エアフィルタ1の縦幅を小
さくできるので、例えば、エアフィルタ1の着脱時に、
レインフォース52により干渉される場合でも、縦幅が
小さくなって、容易にエバポレータの側孔に着脱するこ
とが可能となる。
【0019】尚、リブ4の構成は、前述したものに限定
されず、例えば図5に示す第2の実施例の様に、枠体3
の上片3aの略中央からフィルタ部材2側の中程に延出
する第5のリブ4eと、枠体3の下片3bの略中央から
前記第5のリブ4eに対向して延出する第6のリブ4f
とで構成し、この第5のリブ4eと第6のリブ4fとの
間には、例えば枠体3の切欠き10の幅と同様の間隔と
なっている。
【0020】これにより、同じくエアフィルタ1へ加わ
る縦方向からの力によって、第5のリブ4eと第6のリ
ブ4fとの間に存するフィルタ部材2が変形可能とな
る。
【0021】そして、図6に示す第3の実施例の様に、
枠体3の上片3aからフィルタ部材2の中程に同じ寸法
の第7のリブ4gと第8のリブ4hとを平行に延出させ
ると共に、枠体3の下片3bからフィルタ部材2の中程
に同じ寸法の第9のリブ4iと第10のリブ4jとを、
前記第7のリブ4gと第8のリブ4hとに各々対向して
延出させるものであっても良い。
【0022】これにより、同じくエアフィルタ1へ加わ
る縦方向からの力によって、第7のリブ4gと第9のリ
ブ4iとの間、及び第8のリブ4hと第10のリブ4j
との間に存するフィルタ部材2が変形可能となる。
【0023】また、図7に示す第4の実施例の様に、枠
体3の上片3aの略中央からフィルタ部材2の下側位ま
で第11のリブ4kを突出させても良い。
【0024】これにより、同じくエアフィルタ1へ加わ
る縦方向からの力によって、第11のリブ4kと枠体3
の下片3bとの間に存するフィルタ部材2が変形可能と
なる。
【0025】更には、図8に示す第5の実施例の様に、
枠体3の上片3aから下方まで延出する第12のリブ4
mと、例えば枠体3の下片3bから上方まで延出する第
13のリブ4nとが互い違いに突出するようにしても良
い。
【0026】これにより、同じくエアフィルタ1へ加わ
る縦方向からの力によって、第12のリブ4mと枠体3
の下片3bとの間に存するフィルタ部材2及び第13の
リブ4nと枠体3の上片3aとの間に存するフィルタ部
材2が変形可能となる。
【0027】
【考案の効果】以上のように、請求項1に記載の考案に
よれば、フィルタ部材に延出したリブによりエアフィル
タの剛性の向上が図れ、且つ縦方向から加わる力により
リブが渡っていない部分のフィルタ部材が縮小変形する
と共に、枠体の取付片の縦方向が縮小するので、エアフ
ィルタの縦幅が小さくなる。これにより、狭い作業空間
でも容易にエアフィルタの着脱作業を行うことができ
る。また、フィルタ取付用の挿入口がエアフィルタの縦
方向の寸法よりも短くても挿入ができる利点を有するも
のである。
【0028】また、同じく請求項1に記載の考案によれ
ば、部品点数を抑制し、エアフィルタの着脱作業を簡易
化できるので、着脱作業工数の減少が図られ、また部品
管理の煩雑化を防止できる。
【0029】更にまた、請求項2に記載の考案によれ
ば、一体化手段にて取付片は一体化され、縦方向に力が
加えられても縮小しなくなり、取付後に縦方向の強度を
向上させる。このために、車両用空調装置内に装着され
た後に、振動等で縦方向寸法が変動しない利点を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るエアフィルタの第1の実施例の
全体構成図である。
【図2】同上のエアフィルタの枠体のうち、切欠き及び
連結プレートの有る部分の拡大図である。
【図3】同上の連結プレートの一端を取り外した状態を
示す拡大図である。
【図4】同上のエアフィルタを縦方向から圧縮した状態
を示す説明図である。
【図5】この考案に係るエアフィルタの第2の実施例の
全体構成図である。
【図6】この考案に係るエアフィルタの第3の実施例の
全体構成図である。
【図7】この考案に係るエアフィルタの第4の実施例の
全体構成図である。
【図8】この考案に係るエアフィルタの第5の実施例の
全体構成図である。
【図9】従来のリブを有するエアフィルタの全体構成図
である。
【符号の説明】
1 エアフィルタ 2 フィルタ部材 3 枠体 3a 上片 3b 下片 3c 取付片 4 リブ 10 切欠き 11 連結プレート 12 折曲部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタ部材と、 該フィルタ部材を囲む少なくとも上片、下片及び取付片
    を有する枠体と、 前記枠体の取付片の縦方向への縮小を許容する縮小手段
    と、 前記フィルタ部材内で前記枠体の上片又は下片に一方端
    が接触し、他方端が無接触に形成された1又は2以上の
    リブを備えたことを特徴とするエアフィルタ。
  2. 【請求項2】 取付片には、切欠きにより分けられた上
    下部分を一体化する一体化手段を持つことを特徴とする
    請求項1に記載のエアフィルタ。
JP7093193U 1993-12-02 1993-12-02 エアフィルタ Expired - Lifetime JP2581346Y2 (ja)

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