JP2560584Y2 - 取っ手 - Google Patents

取っ手

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JP2560584Y2
JP2560584Y2 JP1992054887U JP5488792U JP2560584Y2 JP 2560584 Y2 JP2560584 Y2 JP 2560584Y2 JP 1992054887 U JP1992054887 U JP 1992054887U JP 5488792 U JP5488792 U JP 5488792U JP 2560584 Y2 JP2560584 Y2 JP 2560584Y2
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靖克 大沼
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Tomy Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として組立て式コン
テナなどの包装容器に用いられる取っ手に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の取っ手として、例えば、
実公平1−29808 号公報に開示されたものが知られてい
る。図9に示すように、この取っ手51は、中空胴部の
開口周囲につば部52を有し、その中空胴部の上面53
の外側に突起54を設けるとともに、下面55の外側に
弾性係止爪56を設けて構成されている。このような構
成により、この取っ手51は、まず、突起54を被取付
け体57の孔58に挿入して、その裏面に係止させ、次
いで、弾性係止爪56を、その弾性を利用して上方にた
わませながら孔58に挿入して、つば部52、突起54
および弾性係止爪56によって被取付け体57を挟み込
むことにより、被取付け体57に取り付けられる(図1
0参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この従来の取
っ手51は、弾性係止爪56が、中空胴部の奥行方向に
延びるように配置されているため、その分だけ下面55
の奥行を確保しなければならず、被取付け体57内への
取っ手51の突出量が大きくなってしまういう欠点が
ある。また、弾性係止爪56は、下面55を切り欠くよ
うにして形成され、下面55を基端としてそこから一体
的に連続しているため、本来的にたわみにくい。このた
め、被取付け体57の孔58に挿入するのに、工具を用
いて大きな力を加える必要があり、取っ手51の取付け
に手間がかかるという問題もある。同じ理由から、この
問題は、取っ手51の取外しについても同様に生じ得る
ものである。
【0004】本考案は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、工具を用いることなく、取付
けおよび取外しをワンタッチで極めて容易に行うことが
でき、しかも被取付け体内への突出量が小さいコンパク
トな取っ手を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の取っ手は、被取付体の側板に設けた取っ手
孔に一部が嵌入されて取付けられ表面側に開口が形成さ
れた筒状の中空胴部と、中空胴部外周の開口近傍位置に
全周にわたって突設されたつば部と、前記中空胴部外周
のつば部奥側位置に部分的に形成され前記つば部との間
で前記側板を挟持可能な係止突起と、前記中空胴部外周
のつば部奥側位置で、かつ前記係止突起の反対側位置に
設けられ前記つば部との間で前記側板を挟持可能な弾性
係止帯とを備え、前記弾性係止帯は、前記中空胴部を前
記取っ手孔に嵌入する際には嵌入の邪魔とならないよう
に、該中空胴部中心側へ人が力を加えることによって
退させることができるように構成されているものであ
る。
【0006】
【作用】この請求項1に記載の取っ手によれば、例え
ば、係止突起とつば部は、中空胴部の上部を被取付け体
の取っ手孔に斜め上方に挿入したときに、被取付け体の
側板を挟み込み、前記係止突起の反対側位置に設けられ
た弾性係止帯は、中空胴部の下部を取っ手孔に挿入する
ときに、嵌入の邪魔とならないように、該中空胴部中心
側へ人が力を加えることによって縮退、つまり、指で圧
縮させることができ、挿入後に指を離すことにより、そ
の弾性によって元の状態に復帰し、その張り出した頂部
付近の側部とつば部との間に被取付け体の側板を挟み込
み支持する。また、結果的に、弾性係止帯が中空胴部の
奥行方向とほぼ直交する方向に延びることになり、中空
胴部の奥行は短くてもよくなる。
【0007】また、請求項2に記載の取手によれば、断
面が減少された中空胴部の部分から弾性係止帯が延びて
いることにより、断面が減少されていない部分では取っ
手の奥行が大きく確保できる一方、断面が減少された部
分の残りの空間を利用して、弾性係止帯を大きく張り出
させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案を、図面を参照しながら、実施
例に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1〜図6は、本考案の第1実施例に係る
取っ手を示している。この取っ手1は、例えば、一体成
形されたプラスチックで作られており、組立て式コンテ
ナ21の取っ手孔22、22に一部が挿入される中空胴
部2を有している。図2および図3に示すように、中空
胴部2は、一端(前記組立て式コンテナ21の表面側)
に開口4を有し、その周壁3は、開口4側では断面がほ
ぼ楕円形であるのに対し、開口4と反対側では下側約1
/3がカットされて平坦壁7となっており、断面がほぼ
半楕円形である。このため、開口4から他端までの中空
胴部2の長さ、すなわち取っ手1の奥行は、上側約2/
3の部分では大きく、下側約1/3の部分では小さくな
っている。周壁3の他端は、いずれも平坦な上壁5およ
び下壁6によって閉塞されている。
【0010】中空胴部2の周壁3には、開口4に隣接し
て、つば部8が外周全体にわたって形成されている。ま
た、周壁3の上面には、つば部8との間に所定の間隔を
隔てて、係止突起9が設けられている。更に、中空胴部
2の平坦壁7には、弾性係止帯10が形成されている。
この弾性係止帯10は、両端が平坦壁7の下面の幅方向
の端部に支持され、下壁6の側面との間に間隔を隔て
て、下方に弓状に延びており、そのループの頂部におい
て、つば部8と対向している。また、前記弾性係止帯1
0は、例えば、その頂部を、該中空胴部2中心側へ人が
力を加えることによって縮退させることができるもので
ある。
【0011】以上のように構成された取っ手1は、次の
ようにして、組立て式コンテナ21の一対の取っ手孔2
2、22の各々に挿入され、取り付けられる。まず、取
っ手1を若干斜めにしながら、中空胴部2の上部を取っ
手孔22に斜め上方に挿入し、係止突起9とつば部8で
コンテナ21の側板を挟み込むようにし、次に、弾性係
止帯10を人が力を加えることによって前記中空胴部中
心側へ縮退させながら、つまり指で上方に圧縮しながら
取っ手1を起こし、中空胴部2の下部を取っ手孔22に
挿入する。次いで、弾性係止帯10から指を離すと、圧
縮されていた弾性係止帯10は、その弾性によって元の
状態に復帰し、その張り出した頂部付近の側部とつば部
8との間にコンテナ21の側板を挟み込む。以上によ
り、コンテナ21への取っ手1の取付けが完了される。
【0012】また、取っ手1の取外しは、上述した取付
けと逆の手順で行うことができ、すなわち、弾性係止帯
10を指で上方に圧縮しながら、中空胴部2の下部を取
っ手孔22から外し、次に中空胴部2の上部を取っ手孔
22から斜め下方に引き出せばよい。
【0013】このように、弾性係止帯10は、取っ手1
の取付けおよび取外しの際、その張り出した頂部付近に
おいて、それが延びる方向と直角の方向に圧縮される。
このため、この圧縮を小さな力で行うことができ、した
がって、工具を用いることなく、指だけの作業で、取っ
手1をワンタッチで極めて容易に取り付けおよび取り外
すことができる。このように、本考案の取っ手は、ワン
タッチで容易に着脱できるので、組立てと分解を繰り返
し行われる組立て式コンテナに適用したときに、特に有
用である。このような観点から、組立て式コンテナ21
は、図1に示すように、コーナーフレーム23や中間フ
レーム24を差し込みまたは引き抜くだけで、組立てま
たは分解を容易に行えるタイプのものが好ましい。
【0014】また、弾性係止帯10が、中空胴部2の奥
行方向とほぼ直角方向に延びるように配置されているの
で、周壁3の奥行が短くてすむことにより、コンテナ2
1内への取っ手1の突出量を小さくすることができる。
特に、実施例では、周壁の断面を一部減少させて平坦壁
7とし、この平坦壁7の下側の空間に弾性係止帯10が
配置されているので、取っ手1の上部の奥行を大きくし
て、指を差し入れる空間を確保できる一方で、弾性係止
帯10を大きく張り出させて、よりたわみやすいものに
することができる。なお、弾性係止帯10の形状は、前
述した弓状以外のものでもよく、例えば、図8の(a)
に示す半円形、(b)の矩形、(c)の三角形および
(d)の波形のものなどが考えられる。
【0015】図7は、本考案の第2実施例を示すもので
ある。この取っ手41は、上述した第1実施例の取っ手
1が袋取っ手であるのに対し、この取っ手1の上壁5を
削除して貫通取っ手とした点だけが第1実施例と異な
り、他の構成はまったく同様である。したがって、第1
実施例と同様の効果を得ることができる。
【0016】なお、本考案は、上述した実施例に限られ
ることなく、種々の態様で実施することができる。例え
ば、実施例では、取っ手を組立て式コンテナに取り付け
る場合について説明したが、本考案の取っ手は、他の形
式の包装容器その他、任意の被取付け体に取り付けるこ
とができる。また、実施例では、係止突起を取っ手の上
部に、弾性係止帯を取っ手の下部にそれぞれ設けている
が、これらを取っ手に上下逆に設けてもよいし、あるい
は取っ手の左右に設けてもよいことは勿論である。
【0017】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の取っ手に
よれば、工具を用いることなく、取付けおよび取外しを
ワンタッチで極めて容易に行えるとともに、被取付け体
内への突出量を小さくしてコンパクトに構成することが
できるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例による取っ手を、これを取
り付ける組立て式コンテナとともに示す斜視図である。
【図2】取っ手と組立て式コンテナの一部を詳細に示す
斜視図である。
【図3】取っ手を後ろから見た斜視図である。
【図4】取付け中の取っ手および組立て式コンテナの背
面図である。
【図5】取付け後の、図4と同様の背面図である。
【図6】図5の線VI−VIに沿う断面図である。
【図7】本考案の第2実施例を示す、図6と同様の断面
図である。
【図8】弾性係止帯の形状の他の例を示す平面図であ
る。
【図9】従来の取っ手を、被取付け体とともに示す斜視
図である。
【図10】図9の取っ手を取り付けた状態で示す断面図
である。
【符号の説明】
1 取っ手 2 中空胴部 4 開口 7 平坦壁 8 つば部 9 係止突起 10 弾性係止帯

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付体の側板に設けた取っ手孔に一部
    が嵌入されて取付けられ表面側に開口が形成された筒状
    の中空胴部と、 中空胴部外周の開口近傍位置に全周にわたって突設され
    たつば部と、 前記中空胴部外周のつば部奥側位置に部分的に形成され
    前記つば部との間で前記側板を挟持可能な係止突起と、 前記中空胴部外周のつば部奥側位置で、かつ前記係止突
    起の反対側位置に設けられ前記つば部との間で前記側板
    を挟持可能な弾性係止帯とを備え、 前記弾性係止帯は、前記中空胴部を前記取っ手孔に嵌入
    する際には嵌入の邪魔とならないように、該中空胴部中
    心側へ人が力を加えることによって縮退させることがで
    きるように構成されていることを特徴とする取っ手。
  2. 【請求項2】 前記中空胴部は、前記係止突起と反対側
    の部分において断面が減少されており、この断面が減少
    された部分から前記弾性係止帯が延びていることを特徴
    とする、請求項1に記載の取っ手。
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JP2008013194A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Sanko Co Ltd 運搬用容器

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