JP4801851B2 - プラスチック段ボール製梱包容器、電子材料の梱包方法、梱包容器の回収方法及び梱包シート - Google Patents

プラスチック段ボール製梱包容器、電子材料の梱包方法、梱包容器の回収方法及び梱包シート Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、物品の保管、搬送に用いられるプラスチック段ボール製の梱包容器、電子材料の梱包方法、梱包容器の回収方法及び梱包シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
物品の保管、運搬に用いられる組み立て及び展開可能な梱包容器としては、紙製の段ボール箱が広く用いられている。しかし、紙製の段ボール箱は、一度使用すると損傷や吸湿などで強度が低下して再使用不可能となり、段ボールゴミとなる。また、紙性の段ボール箱は、組み立て時や展開時に紙粉が発生し、異物の混入による影響の大きい物品、特に電子材料等の物品の保管、運搬には不適である。一方、プラスチック成形容器や金属製の容器は、紙粉等の異物の発生がなく、耐久性、耐湿性にも優れ繰り返し使用は可能ではあるが、重く、また、折り曲げ自在な折り目の形成が困難で、不使用時の減容率が極めて低い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、組み立て及び展開可能な梱包容器であって、耐久性に優れ、繰り返し使用可能であり、また、廃棄する場合にはマテリアルリサイクル性に優れる環境対応型の梱包容器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、プラスチック段ボールの軽量性、耐衝撃性、折り目加工の容易性、廃棄後の再シート化、再資源化の容易性、及び組み立て、展開時に粉塵を発生しないことに着目した。その結果、本発明者らは、プラスチック段ボール材から、箱形状を形成する複数の面が折り目を介して接合されてなる1枚のシートを形成し、このシートを折り目で折って箱状に組み立てることにより、軽量で耐衝撃性に優れ、吸湿による劣化もなく、組み立て、展開を繰り返す繰り返し使用に耐えうる耐久性に優れる梱包容器が得られることを見出した。また、プラスチック段ボールは、落下衝撃吸収が大きく、内容品の破損の抑止力も大きいということも見出した。これらの知見に基づき、本発明者らは本発明を完成するに至った。
【0005】
本発明は、方形の底板、底板の一対の対辺から各々直立する方形の前壁及び方形の後壁、及び、底板の他の一対の対辺から各々直立する方形の右壁及び方形の左壁からなる4つの壁、並びに、後壁の上辺から曲折して延出して前壁の上辺に至る方形の天板からなる梱包容器であって、内側に90°まで折曲可能な複数の折り目を有するプラスチック段ボール製の1枚の梱包シートを各折り目で内側に折り曲げることにより組み立て可能で、かつ該梱包シートに展開可能な梱包容器を提供するものである。
【0006】
また、本発明は、本発明の梱包容器を電子材料を梱包容器内に収容して組み立てることからなる電子材料の梱包方法を提供する。
また、本発明は、本発明の一態様の梱包容器、すなわち、梱包シートの折り目の少なくとも1つが背面に180°まで折曲可能である梱包容器を梱包シートに展開し、少なくとも1本の背面に180°まで曲折可能な折り目で梱包シートを背面に折り畳み、梱包シートの互いに当接する部分を面ファスナーで接合させて折り畳み状態を保持した状態で梱包容器を回収する梱包容器の回収方法を提供する。
【0007】
また、本発明は、本発明の一態様の梱包容器、すなわち、前壁及び後壁が底板の一対の対辺から曲折して延出しており、右壁及び左壁が底板の他の一対の対辺から曲折して延出しており、天板の前端辺から曲折して延出して前壁外面に当接する前面フラップ、並びに、天板の前端辺に隣接する2辺から各々曲折して延出してそれぞれ右壁の外面及び左壁の外面に当接する右フラップ及び左フラップを有し、前面フラップと前壁とを前面フラップ内面及び前壁外面に接着した1対の面ファスナーで接合し、右フラップと右壁とを右フラップ内面及び右壁外面に接着した1対の面ファスナーで接合し、左フラップと左壁とを左フラップ内面及び左壁外面に接着した1対の面ファスナーで接合するものであり、天板から前面フラップが曲折して延出している折り目、及び、底板から後壁が曲折して延出している折り目が、背面に180°まで曲折可能な折り目である梱包容器を回収する方法を提供する。この方法は、上記梱包容器を梱包シートに展開し、天板と前フラップとの間の折り目、及び、底板と後壁との間の折り目を背面に180°曲折させて折り畳み、前フラップに接着した前記面ファスナーと前壁に接着した前記面ファスナーとを接合させて折り畳み状態を保持した状態で梱包容器を回収することからなる。
【0008】
また、本発明は、本発明の好ましい態様の梱包容器の組み立てに好適に用いられる梱包シートを提供するものである。すなわち、本発明は、方形の底板、底板の一対の対辺から各々直立する方形の前壁及び方形の後壁、及び、底板の他の一対の対辺から各々直立する方形の右壁及び方形の左壁からなる4つの壁、対向する2つの壁の各直立辺から各々曲折して延出し、隣接する壁の内面に当接する4つの内部フラップ、後壁の上辺から曲折して延出して前壁の上辺に至る方形の天板、天板の前端辺から垂下して前壁外面に当接する前面フラップ、並びに、天板の前端辺に隣接する2辺から各々垂下してそれぞれ右壁の外面及び左壁の外面に当接する右フラップ及び左フラップからなる梱包容器に組み立て可能であり、かつ、梱包容器からシート状に展開可能なプラスチック段ボール製の梱包シートであって、下記の面が内側に90°まで折曲可能な折り目を介して一体に連接されている梱包シートを提供する:
(A)底板となる方形の底板面;
(B)一辺Bが折り目Xを介して底板面の一辺Aと接合しており、前壁となる方形の前壁面;
(C)一辺Cが折り目Xを介して底板面の辺Aの対辺Aと接合しており、後壁となる方形の後壁面;
(D)一辺Dが折り目Xを介して底板面の辺Aの隣接辺Aと接合しており、右壁となる方形の右壁面;
(E)一辺Eが折り目Xを介して底板面の辺Aの他の隣接辺Aと接合しており、左壁となる方形の左壁面;
(Fa、Fb、Fc、Fd)前壁面及び後壁面の各々の、又は、右壁面及び左壁面の各々の、底板面の辺と接合していない一対の対辺から、それぞれ折り目を介して延出しており、それぞれが内部フラップとなる4つの内部フラップ面;
(G)一辺Gが折り目Xを介して後壁面の辺Cの対辺Cと接合しており、天板となる方形の天板面;
(H)一辺Hが折り目Xを介して天板面の辺Gの対辺Gと接合しており、前面フラップとなる前面フラップ面;
(I)一辺Iが折り目Xを介して天板面の辺Gの隣接辺Gと接合しており、右フラップとなる右フラップ面;及び
(J)一辺Jが折り目Xを介して天板面の辺Gの他の隣接辺Gと接合しており、左フラップとなる左フラップ面。
【0009】
【発明の実施の態様】
本発明において、梱包シートの折り目の少なくとも1つを、背面に180°まで曲折可能とすると、梱包容器を梱包シートに展開した後、梱包シートを折り畳んだ状態とすることができ、薄く減容化し搬送に便利である。
【0010】
内側に90°曲折可能な折り目は、例えば、プラスチック段ボール製の梱包シートに90°に開いたV字断面を有する溝を形成することにより、形成することができる。このような溝を折り目として曲折することにより、安定した90°までの曲折が可能となる。溝は、切削により形成することもできるが、梱包シートに加熱刃を押し当て溶融成形することにより、繰り返しの曲折に耐える折り目を形成することができる。図1に示す本発明の梱包シートの一態様における折り目X及びXの形成方法の例を、説明する。図6は、図1のW−Wの拡大断面図であり、2枚のライナー51a、51bの間に複数の中芯51cで仕切られた空隙51dを多数連接したプラスチック段ボール製の梱包シートの上面に、頂角が90°のV字先端を有する加熱刃52を押し当てることにより、プラスチック段ボールが溶融して90°に開いたV字断面を有する溝が形成され、90°内側に曲折可能な折り目Xを構成している。この場合、溝は下面のライナー51bに達してないため、折り目Xは内側には90°曲折可能であるが、裏面側には曲折しにくく、展開した梱包シートをこの折り目部分では平坦に保たれやすい。図7は、図1のZ−Zの拡大断面図であり、梱包シートの上面に加熱刃52を下面のライナー51bに達するまで押し当てることにより、深い折れ目Xが形成されている。このようにすることにより、深い折れ目Xは内側に90°まで曲折可能であり(図8(a))、裏面にも180°曲折可能となる(図8(b))。溝の右壁と下面のライナー51bとの角度、及び、溝の左壁と下面のライナー51bとの角度は、いずれも45°であることが好ましい。
【0011】
底板の内面には、底板に当接した状態から90°まで曲折可能な折り目を介して90°の角度まで折り立て可能で、折り立てた状態から底板に当接した状態に折り畳み可能な中仕切り強化板を設けることが好ましい。中仕切り強化板は、折り立てた状態の高さが壁の高さと同じ高さとなる方形であることが好ましく、また、分別せずにリサイクル可能なように、プラスチック段ボール製であることが好ましい。梱包容器内で中仕切り強化板を折り立てることにより、天板と底板間にかかる荷重に対する強度が向上する。また、中仕切り強化板の幅を、対向する2つの壁に達する幅とすることにより、2つの壁間にかかる応力に対する強度を向上させることもできる。梱包容器や内容物のサイズに応じ、複数の中仕切り板を設けてもよい。
【0012】
本発明の梱包容器は、対向する2つの壁の各直立辺から各々曲折して延出し、隣接する壁の内面に当接する4つの内部フラップを有することが好ましい。また、内部フラップは、対向する2つの壁の各直立辺から、90°まで曲折可能な折り目を介して曲折して延出していることが好ましい。このような内部フラップを壁の内面に当接させることにより、荷重に対する強度が更に向上する。内部フラップの延出長さには特に制限はないが、対向する2つの壁の全面に内部フラップが当接するようにすると、他の対向する2つの壁間にかかる荷重に対する強度も向上させることができ、好ましい。
【0013】
梱包容器の組み立ての容易性の観点から、前壁及び後壁底板の一対の対辺から曲折して延出しており、右壁及び左壁が底板の他の一対の対辺から曲折して延出していることが好ましい。
【0014】
また、本発明の梱包容器は、天板の前端辺から曲折して延出して前壁外面に当接する前面フラップ、並びに、天板の前端辺に隣接する2辺から各々曲折して延出してそれぞれ右壁の外面及び左壁の外面に当接する右フラップ及び左フラップを有することが好ましい。これらのフラップを設けることにより、様々な方向からの荷重に対する強度が更に向上する。荷重に対する強度の向上の観点からは、これらフラップの延出長さは、各々が当接する壁の外面の高さと同じ長さとすることが好ましい。
【0015】
本発明の梱包容器は、ひもやテープなどの包装用の副資材を用いて容器形状を固定してもよいが、互いに当接する壁とフラップ面とを、壁及びフラップ面に接着した面ファスナー、例えば、片面に複数のフックを有するテープと片面に複数のループを有するテープからなるマジックテープ(R)で接合することにより固定することが好ましい。面ファスナーを用いることにより、組み立て時に余分な包装用資材を必要とすることがなく、また、展開時にそれらの副資材をごみとして廃棄する必要もなくなる。また、プラスチック製の面ファスナーを用いることにより、梱包容器の廃棄、リサイクル処理時に、材料を分別することなく、一括してリサイクル処理することが可能となる。
【0016】
例えば、前面フラップと前壁とを前面フラップ内面及び前壁外面に接着した1対の面ファスナーで接合し、右フラップと右壁とを右フラップ内面及び右壁外面に接着した1対の面ファスナーで接合し、左フラップと左壁とを左フラップ内面及び左壁外面に接着した1対の面ファスナーで接合する。また、更に、互いに当接する内部フラップと壁とを面ファスナーで接合すると、梱包容器の組み立てが容易となる。ここで、面ファスナーを用いて接合を行なう場合、接合される面同士は、面ファスナーを介して当接することになる。
面ファスナー以外の固定方法としては、ホック接合、粘着テープ接合、嵌合部材接合、ホッチキス接合、ボタンかけなどが挙げられる。
【0017】
本発明の梱包容器を回収する場合、梱包容器を梱包シートに展開し、少なくとも1本の背面に180°まで曲折可能な折り目で梱包シートを背面に折り畳み、梱包シートの互いに当接する部分を面ファスナーで接合させて折り畳み状態を保持した状態で梱包容器を回収すると、減容された状態を固定した状態で搬送することができ、好ましい。梱包容器の容器形状の固定のために接着されている面ファスナーを、折り畳み状態を固定するための面ファスナーとして用いることもできる。例えば、上記の面ファスナーの梱包容器形状を固定する態様の梱包容器においては、天板から前面フラップが曲折して延出している折り目、及び、底板から後壁が曲折して延出している折り目の少なくとも2本の折り目を、背面に180°まで曲折可能な折り目とすることにより、梱包シートに展開し、折り畳んで回収することが容易となり、好ましい。すなわち、このような梱包容器は、梱包シートに展開し、展開した梱包容器を天板と前フラップとの間の折り目で180°まで背面に折り畳み、底板と後壁との間の折り目で背面に180°近くまで折り畳み、前フラップに接着した前記面ファスナーと前壁に接着した前記面ファスナーとを接合させることにより、ヒモ等を用いずに折り畳み状態を保持した状態で回収することができる。
【0018】
梱包容器の持ち運びを容易にするために、右壁及び左壁各々の外面に、凸部と、凸部に隣接する凹部からなる把手部を設け、右フラップ及び左フラップに把手部を露出させる窓をあけることが好ましい。この場合、把手部の凸部の突出長さを、凸部先端が各フラップの窓から突出しない長さとすることにより、梱包容器の右側面及び左側面をフラットに保つことができ、表面に凹凸のないすべりのよい容器とすることができる。リサイクルを容易にするためには、凸部と凸部に隣接する凹部を有する薄板状プラスチック成形部材を右及び左フラップに取り付けて把手部とすることが好ましい。
【0019】
本発明の梱包容器は、種々の物品の梱包、運搬に用いられ、収容物に特に制限はない。しかし、紙粉等の粉塵を発生せず、吸湿性が極めて低く、耐衝撃性にも優れることから、特に電子材料、中でも、感光性フィルム、液晶下地用フィルム、銀フィルム、接着フィルム、異方導電性フィルム等の電子材両用フィルムのロール上物の梱包に好適に用いられる。
【0020】
本発明の梱包シートは、本発明の梱包容器の組み立てに好適に用いられる。
図3は、本発明の梱包シートの1態様を示す上面図である。底板となる方形の底板面(A)の一辺Aに、前壁となる方形の前壁面(B)の一辺Bが折り目Xを介して底板面と接合している。底板面(A)の辺Aの対辺Aには、後壁となる方形の後壁面(C)の一辺Cが折り目Xを介して接合している。底板面(A)の辺Aの隣接辺Aには、右壁となる方形の右壁面(D)の一辺Dが折り目Xを介して接合している。底板面(A)の辺Aの他の隣接辺Aには、左壁となる方形の左壁面(E)の一辺Eが折り目Xを介して接合している。前壁面(B)の辺B及びB並びに後壁面(C)の辺C及びCから、各々折り目X、X10、X11及びX12を介して、内部フラップとなる4つの内部フラップ面(Fa)、(Fb)、(Fc)及び(Fd)が延出している。後壁面(C)の辺Cの対辺Cには、天板となる方形の天板面(G)の一辺Gが折り目Xを介して接合している。天板面(G)の辺Gの対辺Gには、前面フラップとなる前面フラップ面(H)の一辺Hが折り目Xを介して接合している。天板面(G)の辺Gの隣接辺Gには、右フラップとなる右フラップ面(I)の一辺Iが折り目Xを介して接合している。天板面(G)の辺Gの他の隣接辺Gには、左フラップとなる左フラップ面(J)の一辺Jが折り目Xを介して接合している。
【0021】
本発明の梱包シートは、底板面に、底板面に当接した状態から90°まで曲折可能な折り目を介して90°の角度まで折り立て可能で、折り立てた状態から底板面に当接した状態に折り畳み可能なプラスチック段ボール製の中仕切り強化板を有することが好ましい。
梱包シートに形成されている各折り目は、梱包シートに加熱刃を押し当てることにより溶融成形されたV字断面を有する溝であることが好ましい。また、少なくとも1本の折り目が背面に180°曲折可能であることが好ましい。
【0022】
各内部フラップ面は、方形であることが好ましい。
右壁面及び左壁面には、それぞれの裏面に、凸部と、凸部に隣接する凹部からなる把手部が設けられていることが好ましい。
右フラップ面の辺Iとその対辺との間の幅は、梱包シートを梱包容器に組み立てたときに右フラップの下辺が右壁の外面下辺に達するような幅であることが好ましく、また、左フラップ面の辺Jとその対辺との間の幅は、梱包シートを梱包容器に組み立てたときに左フラップの下辺が左壁の外面下辺に達するような幅であることが好ましい。
【0023】
右壁面及び左壁面に把手部を設けた場合、右フラップ面及び左フラップ面のそれぞれに、梱包シートを梱包容器に組み立てた状態で、右壁外面の把手部及び左壁外面の把手部を露出させる窓をあけておく。右及び左フラップ面裏面からの把手部の凸部の突出幅を梱包シートの厚み以下とすることにより、把手部が窓から突出することがなく、表面が平坦でかつ滑りのよい側面を有する梱包容器を形成することができる。
【0024】
前面フラップ面上面及び前壁面裏面に前面フラップと前壁とを接合するための1対の面ファスナーが接着されており、右フラップ面上面及び右壁面裏面に右フラップと右壁とを接合するための1対の面ファスナーが接着されており、左フラップ面上面及び左壁面裏面に左フラップと左壁とを接合するための1対の面ファスナーが接着されていることが好ましい。また、各内部フラップ面裏面と、梱包容器に組み立てた状態で各内部フラップ面裏面が当接することになる壁面上面とに、各々一対の面ファスナーを接着することが好ましい。
【0025】
【実施例】
実施例1
図2は、本実施例の梱包容器1の斜視図であり、図3は、図2の梱包容器1の天板を、全面フラップ、右フラップ及び左フラップとともに開いた状態を示す斜視図である。方形の底板(図示せず)の一対の対辺から、方形の前壁2及び方形の後壁3が直立しており、底板の他の一対の対辺から、方形の右壁4及び方形の左壁5が直立している。
前壁2の2つの直立片から、2枚の方形の内部フラップ7、8が曲折して延出し、それぞれ、隣接する右壁4及び左壁5の内面に当接している。後壁3の2つの直立片からも、2枚の方形の内部フラップ9、10が曲折して延出し、それぞれ、隣接する右壁4及び左壁5の内面に当接している。底板中央からは、前壁2及び後壁3に平行な方形の中仕切り強化板16が底板から90°の角度まで折り立てられており、各壁の上辺の高さまで延びている。後壁3の上辺からは、前壁2の上辺に至る方形の天板6が曲折して延出している。天板6の前端辺から、方形の前面フラップ21が垂下して、前壁2の外面に当接している。前面フラップ21と前壁2とは、前面フラップ21の内面に貼付けられたマジックテープ(R)(図示せず)と前壁2の外面に貼付けられた(R)31bとにより接合される。天板6の前端辺に隣接する2辺から、方形の右フラップ22及び方形の左フラップ23が各々垂下して、それぞれ右壁4の外面及び左壁5の外面に当接している。右フラップ22の下辺は、右壁4の外面の下辺まで延びており、右壁4の下部で、右壁4に接着されたマジックテープ(R)(図示せず)と右フラップ22の内面に接着されたマジックテープ(R)32aとで接合されている。同様に、左フラップ23の下辺は、左壁5の外面の下辺まで延びており、左壁5の下部で、左壁5に接着されたマジックテープ(R)33bと左フラップ23の内面に接着されたマジックテープ(R)(図示せず)とで接合されている。左壁5の外面中央には、凸部43と凸部43の下に隣接する凹部42を有するプラスチック製の把手部41が取り付けられている。把手部41は、左壁5に当接する左フラップ23中央の窓62から露出しているが、凸部42は、窓62から突出していない。右壁4中央にも、同様の把手部(図示せず)が取り付けられており、右フラップ22の窓61から露出している。
【0026】
図4に、本実施例の梱包容器1の組み立てに用いられるプラスチック段ボール製の梱包シートの展開上面図を示す。この梱包シートは、図1に示した梱包シートに1枚の中仕切り強化板、2つの把手部、2つの窓及び12枚のマジックテープ(R)を取り付けたものである。底板面(A)に、底板面(A)に当接した状態から90°まで曲折可能な折り目X11を介して90°まで折り立て可能で、折り立てた状態から底板面(A)に当接した状態に折り畳み可能な、上記のプラスチック段ボール製の中仕切り強化板16が取り付けられている。左フラップ面(E)には、裏面に凸部と凸部に隣接する凹部を有する薄板上の把手部41が取り付けられており、右フラップ面Dの中央にも、同様の把手部44が取り付けられている。右壁面(D)、左壁面(E)、前面フラップ面(H)、右フラップ面(I)及び左フラップ面(J)の上面には、それぞれ、マジックテープ(R)34a、35a、31a、32a及び33aが貼付けられている。前壁面(B)の裏面には、前面フラップ(H)上のマジックテープ(R)31aと対をなす31bが貼付けられている。内部フラップ面(Fa1)及び内部フラップ面(Fc)の裏面には、それぞれ、右壁面(D)上のマジックテープ(R)34aと対をなすマジックテープ(R)34b及び34cが貼付けられている。内部フラップ面(Fb)及び内部フラップ面(Fd)の裏面には、それぞれ、左壁面(E)上のマジックテープ(R)35aと対をなすマジックテープ(R)35b及び35cが貼付けられている。右壁面(D)の裏面には、右フラップ面(I)上のマジックテープ(R)32aと対をなすマジックテープ(R)32bが貼付けられており、左壁面(E)の裏面には、左フラップ面(J)上のマジックテープ(R)33aと対をなすマジックテープ(R)33bが貼付けられている。
【0027】
この梱包シートにおいて、折り目X、X、X、X、X、X10、X11及びX12は、図6に示すV字断面を有する溝であり、内側に90°まで曲折可能である。折り目X、X、X、X及びX13は、図7に示すV字断面を有する溝であり、内側に90°まで曲折可能であり、かつ裏側にも180°まで曲折可能である。例えば、梱包容器を梱包シートに展開した後、図9に示すように梱包シートを折り目Xで背面に180°まで折り畳み、Xで背面に約180°折り畳むことにより、折り畳み時の面積が展開時の半分程度までに低減することができ、また、マジックテープ(R)31aとマジックテープ(R)31bとで前面フラップ面(H)と前壁(B)とを接合することができ、折り畳み状態で運搬することが容易になる。
【0028】
図4の梱包シートから図2の梱包容器への組み立ては、以下のようにして行なう。折り目Xで底板面(A)から前壁面(B)を90°起立させ、前壁2を形成する。折り目Xで前壁2から内部フラップ面(Fa)を内側に90°折り込み、内部フラップ7とし、折り目X10で前壁2から内部フラップ面(Fb)を内側に90°折り込み、内部フラップ8とする。折り目Xで底板面(A)から後壁面(C)を90°起立させ、後壁3を形成する。折り目X11で後壁3から内部フラップ面(Fc)を内側に90°折り込み、内部フラップ9とし、折り目X12で後壁3から内部フラップ面(Fd)を内側に90°折り込み、内部フラップ10とする。折り目Xで底板面(A)から右壁面(D)を90°起立させ、右壁4を形成する。右壁4の内面と内部フラップ7及び9の外面とが当接し、マジックテープ(R)34aとマジックテープ(R)34b及び34cとにより接合される。同様に、折り目Xで底板面(A)から左壁面(E)を90°起立させ、左壁5を形成する。左壁5の内面と内部フラップ8及び10の外面とが当接し、マジックテープ(R)35aとマジックテープ(R)35b及び35cとにより接合される。折り目X13で底板面(A)から中仕切り強化板16を90°起立させ、内容物を壁で囲われた空間内に収容する。折り目Xで後壁3から天板面(G)を90°内側に倒し、天板6とする。折り目X、X及びXで、天板6から前面フラップ面(H)、右フラップ面(I)及び左フラップ面(J)をそれぞれ下方に90°倒し、前面フラップ21、右フラップ22及び左フラップ23とする。前面フラップ21の内面は前壁2の外面に当接し、マジックテープ(R)31aとマジックテープ(R)31bにより接合され、右フラップ22の内面は右壁4の外面に当接し、マジックテープ(R)32aとマジックテープ(R)32bにより接合され、左フラップ23の内面は左壁5の外面に当接し、マジックテープ(R)33aとマジックテープ(R)33bにより接合される。把手部41及び44は、右フラップ22及び左フラップ23の窓61及び62から露出する。これで梱包容器の組み立てが完了する。
【0029】
実施例2
図5は、本実施例の梱包シートの展開上面図である。実施例1の梱包シートとは、内部フラップ面の位置が異なっている。この梱包シートでは、右壁面(D)の辺D及びD並びに左壁面(E)の辺E及びEから、各々折り目X14、X15、X16及びX17を介して、内部フラップとなる4つの内部フラップ面(Fa)、(Fb)、(Fc)及び(Fd)が延出している。マジックテープ(R)の位置も一部異なる。この梱包シートでは、右壁面(D)及び左壁面(E)の上面ではなく、後壁面(C)及び毎壁面(B)の上面に、それぞれ、マジックテープ(R)36a及び37aが貼付けられている内面フラップ面(Fa)及び内面フラップ面(Fc)の裏面には、それぞれ、後壁面(C)上のマジックテープ(R)36aと対をなすマジックテープ(R)36b及び36cが貼付けられている。内面フラップ面(Fb)及び内面フラップ面(Fd)の裏面には、それぞれ、前壁面(B)上のマジックテープ(R)37aと対をなすマジックテープ(R)37b及び37cが貼付けられている。
【0030】
この梱包シートにおいては、折り目X、X、X、X、X14、X15、X16及びX17は、図6に示すV字断面を有する溝であり、内側に90°まで曲折可能である。折り目X、X、X、Xは、図7に示すV字断面を有する溝であり、内側に90°まで曲折可能であり、かつ裏側にも180°まで曲折可能である。。例えば、梱包容器を梱包シートに展開した後、折り目Xで背面に180°まで折り畳み、X、X14及びX16で背面に約180°折り畳むことにより、折り畳み時の面積が展開時の半分程度までに低減することができ、また、マジックテープ(R)31aとマジックテープ(R)31bとで前面フラップ面(H)と前壁(B)とを接合することがでる。
【0031】
本実施例の図5の梱包シートから梱包容器(図示せず)への組み立ては、以下のようにして行なう。折り目Xで底板面(A)から右壁面(D)を90°起立させ、右壁を形成する。折り目X14で右壁から内部フラップ面(Fa)を内側に90°折り込み、内部フラップaとし、折り目X15で右壁から内部フラップ面(Fb)を内側に90°折り込み、内部フラップbとする。折り目Xで底板面(A)から左壁面(E)を90°起立させ、左壁を形成する。折り目X16で左壁から内部フラップ面(Fc)を内側に90°折り込み、内部フラップcとし、折り目X17で左壁から内部フラップ面(Fd)を内側に90°折り込み、内部フラップdとする。折り目Xで底板面(A)から後壁面(C)を90°起立させ、後壁を形成する。後壁の内面と内部フラップa及びbの外面とが当接し、マジックテープ(R)36aとマジックテープ(R)36b及び36cとにより接合される。同様に、折り目Xで底板面(A)から前壁面(B)を90°起立させ、前壁を形成する。前壁の内面と内部フラップc及びdの外面とが当接し、マジックテープ(R)37aとマジックテープ(R)37b及び37cとにより接合される。以下の組み立て手順は、実施例1と同様である。
【0032】
【発明の効果】
本発明の梱包容器は、1枚のプラスチック段ボール製の梱包シートからの組み立て及び梱包シートへの展開が容易であり、また、従来のプラスチック製容器と比較して、不使用時の減容性に極めて優れる。また、本発明の梱包容器は、またプラスチック段ボール製であることから、組み立て、展開時に紙粉等の粉塵を発生せず、また、耐久性に優れ、多数回繰り返し使用することが可能であり、使用後の廃棄ごみの発生を著しく減少させることができる。また、耐荷重性にも優れ、落下衝撃強度も高く、内容物の破損を効果的に防ぐことができる。更に、プラスチック段ボールは、溶融再成形が可能であることから、本発明の梱包容器及び梱包シートは、マテリアルリサイクル性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一態様の梱包シートの上面図である。
【図2】本発明の一態様の梱包容器の斜視図である。
【図3】図2の梱包容器の天板を開けた状態を示す斜視図である。
【図4】図2の梱包容器の組み立てに用いられる本発明の一態様の梱包シートの上面図である。
【図5】本発明の更に他の態様の梱包シートの上面図である。
【図6】図1の梱包シートの折り目の断面を示す線W−Wに沿った拡大部分断面図である。
【図7】図1の梱包シートの他の折り目の断面を示す線Z−Zに沿った拡大部分断面図である。
【図8】図7の折り目でプラスチック段ボールを折り曲げた状態を示す断面図である。
【図9】図2の梱包容器を図4の梱包シートに展開した後、折り畳んだ状態を示す上面図である。
【符号の説明】
1 梱包容器
2 前壁
3 後壁
4 右壁
5 左壁
6 天板
7、8、9、10 内部フラップ
16 中仕切り強化板
21 前面フラップ
22 右フラップ
23 左フラップ
41、44 把手部
61、62 窓
A 底板面
B 前壁面
C 後壁面
D 右壁面
E 左壁面
Fa、Fb、Fc、Fd、Fa、Fb、Fc、Fd 内部フラップ面
G 天板面
H 前面フラップ面
I 右フラップ面
J 左フラップ面
〜X17 折り目
〜A 底板面の辺
〜B 前壁面の辺
〜C 後壁面の辺
〜D 右壁面の辺
〜D 後壁面の辺
〜G 天板面の辺
前フラップ面の辺
右フラップ面の辺
左フラップ面の辺

Claims (26)

  1. 方形の底板、底板の一対の対辺から各々直立する方形の前壁及び方形の後壁、及び、底板の他の一対の対辺から各々直立する方形の右壁及び方形の左壁からなる4つの壁、並びに、後壁の上辺から曲折して延出して前壁の上辺に至る方形の天板からなる梱包容器であって、底板の内面に、底板に当接した状態から90°まで曲折可能な折り目を介して90°の角度まで折り立て可能で、折り立てた状態から底板に当接した状態に折り畳み可能なプラスチック段ボール製の中仕切り強化板が設けられており、内側に90°まで折曲可能な複数の折り目を有するプラスチック段ボール製の1枚の梱包シートを各折り目で内側に折り曲げることにより組み立て可能で、かつ該梱包シートに展開可能な梱包容器。
  2. 梱包シートの折り目の少なくとも1つが背面に180°まで折曲可能である請求項記載の梱包容器。
  3. 対向する2つの壁の各直立辺から各々曲折して延出し、隣接する壁の内面に当接する4つの内部フラップを有する請求項1又は2に記載の梱包容器。
  4. 前壁及び後壁が底板の一対の対辺から曲折して延出しており、右壁及び左壁が底板の他の一対の対辺から曲折して延出している請求項1〜いずれかに記載の梱包容器。
  5. 天板の前端辺から曲折して延出して前壁外面に当接する前面フラップ、並びに、天板の前端辺に隣接する2辺から各々曲折して延出してそれぞれ右壁の外面及び左壁の外面に当接する右フラップ及び左フラップを有する請求項記載の梱包容器。
  6. 前面フラップと前壁とを前面フラップ内面及び前壁外面に接着した1対の面ファスナーで接合し、右フラップと右壁とを右フラップ内面及び右壁外面に接着した1対の面ファスナーで接合し、左フラップと左壁とを左フラップ内面及び左壁外面に接着した1対の面ファスナーで接合する請求項記載の梱包容器。
  7. 右壁及び左壁が、それぞれの外面に、凸部と、凸部に隣接する凹部からなる把手部を有し、右フラップ及び左フラップが把手部を露出させる窓を有する請求項記載の梱包容器。
  8. 天板から前面フラップが曲折して延出している折り目、及び、底板から後壁が曲折して延出している折り目が、背面に180°まで曲折可能な折り目である請求項6又は7記載の梱包容器。
  9. 方形の底板、底板の一対の対辺から各々直立する方形の前壁及び方形の後壁、及び、底板の他の一対の対辺から各々直立する方形の右壁及び方形の左壁からなる4つの壁、並びに、後壁の上辺から曲折して延出して前壁の上辺に至る方形の天板を有し、内側に90°まで折曲可能な複数の折り目を有するプラスチック段ボール製の1枚の梱包シートを各折り目で内側に折り曲げることにより組み立て可能で、かつ該梱包シートに展開可能な梱包容器であって、
    前壁及び後壁が底板の一対の対辺から曲折して延出しており、右壁及び左壁が底板の他の一対の対辺から曲折して延出しており、
    天板の前端辺から曲折して延出して前壁外面に当接する前面フラップ、並びに、天板の前端辺に隣接する2辺から各々曲折して延出してそれぞれ右壁の外面及び左壁の外面に当接する右フラップ及び左フラップを有し、
    前面フラップと前壁とを前面フラップ内面及び前壁外面に接着した1対の面ファスナーで接合し、右フラップと右壁とを右フラップ内面及び右壁外面に接着した1対の面ファスナーで接合し、左フラップと左壁とを左フラップ内面及び左壁外面に接着した1対の面ファスナーで接合するものであり、
    右壁及び左壁が、それぞれの外面に、凸部と、凸部に隣接する凹部からなる把手部を有し、右フラップ及び左フラップが把手部を露出させる窓を有する
    梱包容器
  10. 梱包シートの折り目の少なくとも1つが背面に180°まで折曲可能である請求項9記載の梱包容器。
  11. 対向する2つの壁の各直立辺から各々曲折して延出し、隣接する壁の内面に当接する4つの内部フラップを有する請求項9又は10記載の梱包容器。
  12. 天板から前面フラップが曲折して延出している折り目、及び、底板から後壁が曲折して延出している折り目が、背面に180°まで曲折可能な折り目である請求項9〜11いずれかに記載の梱包容器。
  13. 各折り目が、プラスチック段ボール製の梱包シートに加熱刃を押し当てることにより溶融成形されたV字断面を有する溝である請求項1〜12いずれかに記載の梱包容器。
  14. 請求項1〜13いずれかに記載の梱包容器を電子材料を梱包容器内に収容して組み立てることからなる電子材料の梱包方法。
  15. 請求項2又は10記載の梱包容器を梱包シートに展開し、少なくとも1本の背面に180°まで曲折可能な折り目で梱包シートを背面に折り畳み、梱包シートの互いに当接する部分を面ファスナーで接合させて折り畳み状態を保持した状態で梱包容器を回収する梱包容器の回収方法。
  16. 請求項記載の梱包容器を梱包シートに展開し、展開した梱包シートを天板と前フラップとの間の折り目で背面に180°まで折り畳み、底板と後壁との間の折り目で背面に180°近くまで折り畳み、前フラップに接着した前記面ファスナーと前壁に接着した前記面ファスナーとを接合させて折り畳み状態を保持した状態で梱包容器を回収する梱包容器の回収方法。
  17. 方形の底板、底板の一対の対辺から各々直立する方形の前壁及び方形の後壁、及び、底板の他の一対の対辺から各々直立する方形の右壁及び方形の左壁からなる4つの壁、並びに、後壁の上辺から曲折して延出して前壁の上辺に至る方形の天板を有し、内側に90°まで折曲可能な複数の折り目を有するプラスチック段ボール製の1枚の梱包シートを各折り目で内側に折り曲げることにより組み立て可能で、かつ該梱包シートに展開可能な梱包容器であって、
    前壁及び後壁が底板の一対の対辺から曲折して延出しており、右壁及び左壁が底板の他の一対の対辺から曲折して延出しており、
    天板の前端辺から曲折して延出して前壁外面に当接する前面フラップ、並びに、天板の前端辺に隣接する2辺から各々曲折して延出してそれぞれ右壁の外面及び左壁の外面に当接する右フラップ及び左フラップを有し、
    前面フラップと前壁とを前面フラップ内面及び前壁外面に接着した1対の面ファスナーで接合し、右フラップと右壁とを右フラップ内面及び右壁外面に接着した1対の面ファスナーで接合し、左フラップと左壁とを左フラップ内面及び左壁外面に接着した1対の面ファスナーで接合するものであり、
    天板から前面フラップが曲折して延出している折り目、及び、底板から後壁が曲折して延出している折り目が、背面に180°まで曲折可能な折り目である梱包容器を、
    梱包シートに展開し、展開した梱包シートを天板と前面フラップとの間の折り目で背面に180°まで折り畳み、底板と後壁との間の折り目で背面に180°近くまで折り畳み、前面フラップに接着した前記面ファスナーと前壁に接着した前記面ファスナーとを接合させて折り畳み状態を保持した状態で梱包容器を回収する梱包容器の回収方法。
  18. 梱包容器が、対向する2つの壁の各直立辺から各々曲折して延出し、隣接する壁の内面に当接する4つの内部フラップを有し、右壁及び左壁が、それぞれの外面に、凸部と、凸部に隣接する凹部からなる把手部を有し、右フラップ及び左フラップが把手部を露出させる窓を有する請求項17記載の梱包容器の回収方法。
  19. 方形の底板、底板の一対の対辺から各々直立する方形の前壁及び方形の後壁、及び、底板の他の一対の対辺から各々直立する方形の右壁及び方形の左壁からなる4つの壁、対向する2つの壁の各直立辺から各々曲折して延出し、隣接する壁の内面に当接する4つの内部フラップ、後壁の上辺から曲折して延出して前壁の上辺に至る方形の天板、天板の前端辺から垂下して前壁外面に当接する前面フラップ、並びに、天板の前端辺に隣接する2辺から各々垂下してそれぞれ右壁の外面及び左壁の外面に当接する右フラップ及び左フラップからなる梱包容器に組み立て可能であり、かつ、梱包容器からシート状に展開可能なプラスチック段ボール製の梱包シートであって、下記の面が内側に90°まで折曲可能な折り目を介して一体に連接されている梱包シート:
    (A)底板となる方形の底板面であって、底板面上に、底板面に当接した状態から90°まで曲折可能な折り目を介して90°の角度まで折り立て可能で、折り立てた状態から底板面に当接した状態に折り畳み可能なプラスチック段ボール製の中仕切り強化板が設けられている底板面
    (B)一辺Bが折り目Xを介して底板面の一辺Aと接合しており、前壁となる方形の前壁面;
    (C)一辺Cが折り目Xを介して底板面の辺Aの対辺Aと接合しており、後壁となる方形の後壁面;
    (D)一辺Dが折り目Xを介して底板面の辺Aの隣接辺Aと接合しており、右壁となる方形の右壁面;
    (E)一辺Eが折り目Xを介して底板面の辺Aの他の隣接辺Aと接合しており、左壁となる方形の壁面;
    (Fa、Fb、Fc、Fd)前壁面及び後壁面の各々の、又は、右壁面及び左壁面の各々の、底板面の辺と接合していない一対の対辺から、それぞれ折り目を介して延出しており、それぞれが内部フラップとなる4つの内部フラップ面;
    (G)一辺Gが折り目Xを介して後壁面の辺Cの対辺Cと接合しており、天板となる方形の天板面;
    (H)一辺Hが折り目Xを介して天板面の辺Gの対辺Gと接合しており、前面フラップとなる前面フラップ面;
    (I)一辺Iが折り目Xを介して天板面の辺Gの隣接辺Gと接合しており、右フラップとなる右フラップ面;及び
    (J)一辺Jが折り目Xを介して天板面の辺Gの他の隣接辺Gと接合しており、左フラップとなる左フラップ面。
  20. 右壁面及び左壁面が、それぞれの裏面に、凸部と、凸部に隣接する凹部からなる把手部を有し、右フラップ面及び左フラップ面のそれぞれが、梱包シートを梱包容器に組み立てた状態で、右壁外面の把手部及び左壁外面の把手部を露出させる窓を有する請求項19記載の梱包シート。
  21. 方形の底板、底板の一対の対辺から各々直立する方形の前壁及び方形の後壁、及び、底板の他の一対の対辺から各々直立する方形の右壁及び方形の左壁からなる4つの壁、対向する2つの壁の各直立辺から各々曲折して延出し、隣接する壁の内面に当接する4つの内部フラップ、後壁の上辺から曲折して延出して前壁の上辺に至る方形の天板、天板の前端辺から垂下して前壁外面に当接する前面フラップ、並びに、天板の前端辺に隣接する2辺から各々垂下してそれぞれ右壁の外面及び左壁の外面に当接する右フラップ及び左フラップからなる梱包容器に組み立て可能であり、かつ、梱包容器からシート状に展開可能なプラスチック段ボール製の梱包シートであって、下記の面が内側に90°まで折曲可能な折り目を介して一体に連接されている梱包シート:
    (A)底板となる方形の底板面;
    (B)一辺B が折り目X を介して底板面の一辺A と接合しており、前壁となる方形の前壁面;
    (C)一辺C が折り目X を介して底板面の辺A の対辺A と接合しており、後壁となる方形の後壁面;
    (D)一辺D が折り目X を介して底板面の辺A の隣接辺A と接合しており、右壁となる方形の右壁面であって、裏面に、凸部と、凸部に隣接する凹部からなる把手部を有する右壁面;
    (E)一辺E が折り目X を介して底板面の辺A の他の隣接辺A と接合しており、左壁となる方形の左壁面であって、裏面に、凸部と、凸部に隣接する凹部からなる把手部を有する左壁面;
    (Fa、Fb、Fc、Fd)前壁面及び後壁面の各々の、又は、右壁面及び左壁面の各々の、底板面の辺と接合していない一対の対辺から、それぞれ折り目を介して延出しており、それぞれが内部フラップとなる4つの内部フラップ面;
    (G)一辺G が折り目X を介して後壁面の辺C の対辺C と接合しており、天板となる方形の天板面;
    (H)一辺H が折り目X を介して天板面の辺G の対辺G と接合しており、前面フラップとなる前面フラップ面;
    (I)一辺I が折り目X を介して天板面の辺G の隣接辺G と接合しており、右フラップとなる右フラップ面であって、梱包シートを梱包容器に組み立てた状態で、右壁外面の把手部を露出させる窓を有する右フラップ面;及び
    (J)一辺J が折り目X を介して天板面の辺G の他の隣接辺G と接合しており、左フラップとなる左フラップ面であって、梱包シートを梱包容器に組み立てた状態で、左壁外面の把手部を露出させる窓を有する左フラップ面。
  22. 各折り目が、プラスチック段ボール製の梱包シート上面に加熱刃を押し当てることにより溶融成形されたV字断面を有する溝である請求項19〜21いずれかに記載の梱包シート。
  23. 梱包シートに設けられた少なくとも1本の折り目が背面に180°曲折可能である請求項19〜22いずれかに記載の梱包シート。
  24. 各内部フラップ面が方形である請求項19〜23いずれかに記載の梱包シート。
  25. 右フラップ面の辺I とその対辺との間の幅が、梱包シートを梱包容器に組み立てたときに右フラップの下辺が右壁の外面下辺に達するような幅であり、左フラップ面の辺J とその対辺との間の幅が、梱包シートを梱包容器に組み立てたときに左フラップの下辺が左壁の外面下辺に達するような幅である請求項19〜24いずれかに記載の梱包シート。
  26. 前面フラップ面上面及び前壁面裏面に前面フラップと前壁とを接合するための1対の面ファスナーが接着されており、右フラップ面上面及び右壁面裏面に右フラップと右壁とを接合するための1対の面ファスナーが接着されており、左フラップ面上面及び左壁面裏面に左フラップと左壁とを接合するための1対の面ファスナーが接着されている請求項19〜25いずれかに記載の梱包シート。
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